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『 書評者 : 紙様 』 という条件で検索したよ!
13 件見つかりましたわ。そのうちの 1 〜 10 ( 表示数=10冊 ) 件を表示しますわ。
高校生になると銃が持てるのか
そういう誤った認識は一部のマスコミを喜ばせるだけですの!

[image:bk1] タイトル アプラクサスの夢
シリーズ A/Bエクストリーム
著者 高橋弥七郎
イラストレーター 凪良
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2700-4
発行年月日 2004-06-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
紙様 登録第1号のメッセージはこの作品に送りたいと思います。
この作品は「灼眼のシャナ」でお馴染みの高橋弥七郎先生のデビュー作「A/Bエクストリーム」の第3弾に当たります。
さて、「A/B」は燃える男のアクションです。キーワードは「爆発」「破壊」「銃火器」。
自分たちのやりたいように生きる自由気ままな7人の物語です。
決して正義の味方ではない。けれども自分の内なる声に従い自由かつ飄々と生きる7人の生き様は見ていて清々しいものがあります。
「燃え」と「萌え」の両立で僕らのハートをがっちりキャッチし続ける高橋弥七郎先生。その先生の原点である「A/B」、シャナとは一味違ったドラマはファンならば必読です。
toshi-ko 僕が、世界の中心で、続刊を叫びたい作品の一つ。
もう一つは、{{「神々の砂漠 風の白猿神」}}・・・。orz

これぞまさに、弥七郎の夢<ドリーム>。

弥七郎さんの夢が、愛が、浪漫がいっぱい詰め込まれた一冊。

2年の歳月を経て、ついにシリーズ復活!?

激しい銃撃戦に、手に汗握る空中戦に、漢の浪漫に、友情に、熱くなれ!?

復活だよね?続刊だよね?
続刊でいいんだよね・・・?
半々's 「さあ皆さん、ラズルタズルの始まりです」
が本当である事を祈りたい。

それにしても、これはひどく渋い。 渋すぎるきらいすらある。
全員で祝杯を挙げるような盛況さとはまったく裏の、ただ一人で上げる祝杯の寂寥感が読後にじんわり残る一品。 幾分に渋すぎる。
kaiei 重厚な設定のSFアクション大作……いや、痛快娯楽アクション小説がA/Bエクストリームです。
このシリーズのファンとしては久々の復活が嬉しい限りです。
アンディとボギーは素晴らしいコンビだし、ディビジョンは飄々としてるし、
ヴァンプはひょうきんだし、と相変わらずです。
ファントム相手に繰り広げられる、ディビジョン商会の面々の戦いっぷりをお楽しみください。

どうかこのシリーズがもっともっと続きますように(笑)
ひさ 「A/Bエクストリーム」の続編。続き出た事が奇跡と言うべきかどうか。専門分野の
プロフェッショナル達が織り成す痛快アクションストーリー。でも完璧ではなく、
むしろ些細な失敗から危機に陥ったりする辺りに愛嬌を感じさせてくれるキャラクター
達が、この物語の大きな魅力なのではないかと思う。果たして二度目の奇跡はあるのか?
ベリル A/Bエクストリームシリーズは痛快娯楽アクション小説である。
激しい銃撃戦と軽快な会話がこの小説の魅力の一つであると思う。
それに今回はハードボイルド的なかっこよさが最高だ。
ストーリーはスマートで、登場人物たちは格好良い。
シャナのシリーズとは毛色の違う面白さだ。

っていうか、続刊バンザイ!
応援メッセージ・イラスト部門
toshi-ko 一度、死にかけたシリーズに、再び命を吹き込んだ、数々のメカデザインに感激!?
そして、3DCGによるブラックゴーストに圧巻!!

やっぱり、ハードなSFには、メカニックデザインが不可欠です。

先生、ありがとう!!

[image:amz] タイトル 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 2
シリーズ 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
著者 千葉智宏 , 矢立肇 , 富野由悠季
イラストレーター 緒方剛志
レーベル 角川スニーカー文庫
書籍コード ISBN4-04-429703-7
発行年月日 2004-07-00
備考 原作:矢立肇/富野由悠季
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
紙様 色々と物議を醸し出した「ガンダムSEED」の外伝ストーリー、その小説サイド第2巻です。

さて、ガンダムの名を冠してしまったせいかSEEDは賛否様々な意見が吹き荒れています。
その「否」の意見の中でも僕は「キャラが何を考えてるのかわからない」「生き生きとしていない」などが最たるものではないかと思います。
外伝である「ASTRAY」が本編に比べて好評価を得ているのは本編で達成できなかったキャラクターの描写、掘り下げがきちんとできていたからではないかと思います。
どのキャラクターにもきちんとしたバックボーンがあり、それに則った「意思」のある行動をしている、それが本編との最大の相違点ではないかと思います。「なぜそのキャラがそういう考えを持つのか、そう行動したのか」というのがきちんと語られているからです。
この第2巻、イライジャが花畑を守る依頼に失敗して悔しさを全力で吐き出したシーンはそんな意味でも屈指の名シーンだと思います。

っていうかミナ様オーブを治めて下さいよ〜(笑)。いや、あの猪指導者よりも何万倍もまともに見えるし。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル 灼眼のシャナ VII
シリーズ 灼眼のシャナ
著者 高橋弥七郎
イラストレーター いとうのいぢ
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2725-X
発行年月日 2004-07-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
紙様 連作なのでVI,VIIと評価したいですけど、こっちに書きます。
非常にエンターテイメントらしいエンターテイメント(馬鹿な日本語w)
恋も破壊も爆発も笑いも全部つまった一冊なのです。
ロケットパンチと秘密基地に燃えるべし。
っていうか『教授』とドミノおいしすぎ。
toshi-ko テーマは、浴衣。

注目の一戦は、浴衣を振り乱して戦うシャナ対、浴衣で猛アタックを仕掛ける吉田さん。

もう、破れたり、はだけたり、毛虫が入ったり、メガネを落っことしたり大変です。
メガネ?

それに対して、悠二はどういった反応を見せるかが注目です。

浴衣に、毒虫入れてやりたい。
煉紅 戦闘、恋愛、浴衣などエンターテイメント要素がふんだんに含まれていて
読んでいて実に楽しい一冊です。
練馬 浴衣も良いけどマッドサイエンティストもね(若い人はモトネタ知らなさそーだな…)
恋愛模様と戦闘、ようは萌えと燃えが両方入ったこのシリーズ、今回はもう色々と爆発です。
つうか、やはりイカス敵キャラというのはいいものです。マッドサイエンティスト万歳。
ひさ 敵キャラである教授とドミノの強烈にイッちゃってる存在感に負けない程、
どうしようもないくらい際立っていた吉田さん一人の想いに惹き込まれて
しまった巻。VIと合わせての前後編エピソードなのですが、吉田さんの事と
アクションシーンなども含めて、後編の盛り上がりがとにかく凄かったので。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル まおうとゆびきり
シリーズ まおうとゆびきり
著者 六甲月千春
イラストレーター 椎名麻子
レーベル 富士見ファンタジア文庫
書籍コード ISBN4-8291-1641-2
発行年月日 2004-09-00
備考 第16回ファンタジア長編小説大賞審査員特別賞受賞作
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
紙様 キャラが多いとか戦闘がたるいとかいろいろ問題がありますけど、僕はこの作品が大好きです。
正確にはこの作品の雰囲気というものでしょうか?小ネタだらけでわかる人しかわからないようなギャグがあって、それでも作風がとてもほのぼのしてて、それが好きなんですよね。
世界やら魔界やらが大ピンチでもおバカにじゃれあう三人娘を眺めるのはすごく楽しいですし。

……まおがいないほうが楽しいんじゃないかとか思えてきた(マテ)
魔王14歳 小説の魅力にもストーリーが秀逸とかオチがとんでもないとか色々な基準がありますけど、この作品の場合はとにかく「読んでいると面白い」ということに尽きます。

キャラクター同士の掛け合いや、それに突っ込みを入れる地の分がとにかく楽しいです。気が利いているのか、それとも一言余計なのか判断のつかない言い回し。さらにジョジョやガンダムやRPG、さらには海外の古典文学作品に至るまで、どこから持ってきたのか分からないような小ネタにも溢れています。章の切れ目で窓にでも視線を向けてやると、いつのまにか顔がニヤついてしまっている自分に気がつくかもしれません。
本屋さんでこの小説を見かけたら、ひとまず手にとって数ページほどぱらぱらと読んでみてください。そこにある文章が肌に合ったなら、この本のどこを読んでも楽しむことが出来るでしょう。
煉紅 ただ「面白い」という言葉で十分な作品です。キャラの掛け合いや地の文、そこかしこにちりばめられている小ネタなど読んでいて笑いがこみ上げてきます。
例え小ネタの元ネタが分からなくても笑えます。
笑いたいと思ったら是非どうぞ
応援メッセージ・イラスト部門

[image:bk1] タイトル とある魔術の禁書目録 3
シリーズ とある魔術の禁書目録
著者 鎌池和馬
イラストレーター 灰村キヨタカ
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2785-3
発行年月日 2004-09-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
F2@Death March中 思いっきり少年マンガの王道を行くかのようなストーリーが続くシリーズの第3巻。作者の御坂美琴への愛が満載な1冊でもある。てゆーか、巻を追うごとにインデックスの存在感が薄くなっているのが間違いないこのシリーズだが、そんなことはお構いなしにノリで読めてしまうのがいいところ。
{{
それはさておき、これを書きたいがためにこの巻をイチオシした台詞を抜粋。

「お願い、起きて。無理を言ってるのは分かってる、自分がどれだけひどい事を言ってるのかも分かってる。だけど一度で良いから起きて!」
「アンタにやって欲しい事があるの。ううん、アンタにしかできない事があるの!」
誰一人欠ける事なく、なにひとつ失うものなく。
みんなで笑って、みんなで帰るためには。
「たった一つで良い。私の願いを聞いて! 私にはきっと、みんなを守れない。どれだけあがいてどれだけもがいても、絶対に守れない! だから、お願いだから!」
誰もが笑って、誰もが望む。
そんな、最高に幸せな結末に辿り着くためには。
「お願いだから、アンタの力であいつの夢を守ってあげて!」
}}
紙様 え〜、ヒロインが真のヒロインに交代した話(オイ)

2巻でスルー伝説を打ち立てた人気キャラ御坂美琴を中心に据えた物語です。
話の展開的にはいつもの少年漫画のそれと同じノリ。文章のアクの強さも同様。
それでもこの3巻に引き込まれるのはやはりヒロインが美琴だからということに尽きます。
助けてほしいけど、巻き込みたくない。けれど……といった美琴の葛藤にグッときました。
あと狙ったようにやってきた膝枕のイラスト。もう白旗ッス(笑)

……そこ、「ビリビリ出てればどーでもいいんだろう」とか言うな。事実だから(マテ)
練馬 もう理屈そっちのけで感情で読むべき話。「don't think,feel」です。
納得できないけど、でもどうしようもなさそうなことに「そんなのは嫌だ」と大声で叫び(作中で実際にそう叫ぶわけではありません)、そして、出来る出来ないの問題そっちのけで「自分の納得行く方法で」見事にことを成し遂げる主人公の姿はまさに少年漫画のヒーローさながら。
とてつもなく熱い作品です。
toshi-ko あらゆる超常現象を打消す腕を持つ主人公が、自販機で再開した御坂美琴のシスターズを助ける為に、超能力者との争いに巻込まれる、熱血アクションストーリー。

「誰だって、何時だって、ヒーローになれるチャンスを求めているんだ。」

少年向け週刊誌の王道もビックリな、ヒロイン変更のウルトラCに魅せられ感激です。
t-snow いくら相手側に事情があろうとも、そこで人の心が踏みにじられているのならば、どんなに無謀でも「そんなん許せるか」と立ち向かう主人公の言動の熱さにしびれるのがこのシリーズ。
その中でも、真のヒロインであるレールガンっ娘の御坂美琴をヒロインに据えた三巻は、他の巻よりも一枚も二枚も抜きんでた熱さを持っています。
最近ツンデレが世に溢れていますが、ツンだけだったりデレだけだったり、紛い物なのにツンデレ認定されているキャラも多いのが現状。そんな中、美琴は意地の張り方もそれが崩れた時のしおらしさも素晴らしい、とてもよいツンデレキャラです。やはりツンデレはこうでなくては。
ひさ なんか個人的な好みで待望のビリビリ小娘こと御坂美琴が目立っていて、や
っとキターと小躍りしてたのばかり印象に残ってるのですが〜。実際当麻と
絡ませると現時点のインデックスより美味しい存在なのは間違いないし。
もっとも推す理由はそれだけじゃなくて、一方通行のバトルやら御坂妹達の
秘密やらが物語中で面白く噛み合っていたからこそ。
高空昴 少年漫画的熱血ストーリー第三弾。
「やっぱ主人公はこうじゃないとな!!」そう思わされるシリーズであります。
考えるな、感じろ──かの名優ブルース・リーの名言を形にしたような感覚派アクション小説。
第三巻は特にお気に入りです。

正直、シリーズ全体の完成度は決して高くありません。
文章は「一流」と呼ばれる作家さんに比べれば荒削りだし、設定面にも「アラ」があるでしょう。けれど、それらを押し流して「面白い」と結論させる勢いに満ちています。新人作家の作品というのはきっとこうあるべきなのではないでしょうか。
「とにかく熱い話が読みたいぜ!!」という方は是非一読を。
面白いですよ。


「まずはその幻想からぶち殺す」
主人公に決め台詞があるのもとってもグッドですw
只一人 シリーズで最高傑作と思える第三巻です。
全体を通していえることですが、このシリーズの主人公の行動は、所々矛盾している節があり、理屈を付ければいくらでも突っ込みどころがあります。
しかし、この主人公は、数多のライトノベルの登場人物の中で、飛びぬけた「熱さ」を持っています。
理屈がいらないほどに真っ直ぐな主人公の信念。
それが上手く描写されていて、なおかつ「お約束」を使いこなしている……それが「とある魔術の禁書目録」の味ではないでしょうか。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:bk1] タイトル Alice
シリーズ
著者 川崎康宏
イラストレーター エナミカツミ
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2838-8
発行年月日 2004-10-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
紙様 『熊』

この一言でこの作品のキモは語れる(笑)
それくらいボー・ボーのインパクトが凄まじかった。
とりあえずボー・ボーを考え付いた川崎先生の一人勝ちというかなんと言うか……まあ「熊」ってこと。
一歩 くま。
っくまーーっっ。

いや、お話自身どうやねん、とか応援するほど好きなのか、と言われると、
えーとー

とにかくクマ。
半々's 全作品に漂う「知っているのに知らん振り感」でその名も高い所には高き、作家川崎康宏、地味魂の一冊。
全編にあふれる狂おしいまでのB級ボンクラアクションにして、クレーターの中心で資源の大切さを諭す変な意味で感動大作、そしてクマを、この一冊にすっとぼけつつ入れていく様は素直に脱帽です。 正直、グリズリーが一番印象的ってどういう本なんだろうと、思わなくも無いですけどね!
まるお 「侮るなかれ和の心」と、カナダ出身の熊が説くような小説です。
"それでもいい"或いは"それはいい"と思えるような方にオススメ。
いわし 皆さん仰ってますが「クマ」凄い印象的ですね。
「これしかない」って位見事なイラストと相まって凄い存在感を発揮してます。
…も、もちろんそれ以外のキャラクターも素敵ですよ?
漂うB級っぽさと、完璧過ぎないキャラクター達は魅力です。
…あれ?人間的に一番出来ているのはボー・ボーな気が…
麻由 熊。
くま。
クマ。

とにかくクマーな作品。タイトルは『Alice』なのに、という気はしますが。
サムライな熊が全身サイボーグと戦う話です。アリスも可愛いですがとにかくクマー。
松葉蕗 エコロジーと脱力系お笑いが、全編を貫きます!
クマのマジなのかボケなのか、悩むネタに大笑い★
爆雷王のフリーダムポテトのネタに「そうなのか!?」と勉強になりました。
こんな日本は素敵です。
目茶んこなんですけど、違和感が無いんですっ
R・B 熊です

この作品の主役は誰がなんと言おうと熊です。譲れません。

熊だけでここまで熱くなれる作品は今後二度と現れることはないでしょう。
カルチャーショックを受けたい方にお勧め……か?
ひさ く、くまー。熊超最高。探偵事務所連中のすっとぼけた絡み合いが笑えて面白い。
強い女の子から恋する女の子に変わる時のアリスが可愛い。続編希望。激しく希望。
黒雨 川崎康宏センスがめっちゃ光ってますね。

『銃と魔戮・藺疹・僂錣辰討い討癲∪瀋蠅倭衒僂錣蕕裟邵蟾・┐了・張屮薀奪・罅璽皀△・鐔蠅帽 * ・辰討い董△修涼罎悩郤圓里△離札鵐糠 * ・靴織疋織丱新燹・箸いΔ・惱討繁睨 戮茲蠅發世い嵜焚修靴討泙垢茲諭
やべーやべー。もう何も言葉が出てこねーくらい打ち震えた。

設定も過激ならドタバタ劇も過激。過激に感激するしかないない。
柚熊猫 もちろん二足歩行の熊、ボーボーは素敵。
主人公アリスのほのかな恋愛模様(ひたすら間が悪く、ひたすら気の毒な彼…)、
けっこうちゃんとした友情模様も良い感じです。
探偵事務所のもう一人のメンバーも個性的。
アクション満載(そして最大の見せ場担当は熊)の娯楽作。
極楽トンボ 川崎康宏テイストがあふれた作品。
アメリカンジョークっぽいちょっとひねった表現はニヤリとするか、あるいは人によってはおもしろくもなんともないであろう事は確実。
ものすごく人を選ぶけど、病みつきになるそれが川崎作品です。
こんなのゼッタイ他の人には書けねー。

さて。
今作の場合は……
クマです。クマ。
主人公は一応Aliceですが、真の主人公はクマです。
疑うなら中をお読みください。誰もが納得することでしょう。
TD 川崎康宏B級アクション娯楽超大作。
そしてクマ
応援メッセージ・イラスト部門
いわし エナミカツミ先生の絵は好きなので他のキャラも素晴らしいとは思うのですが…
あのグリズリーをあれほど見事に描けるイラストレーターさんは少ない気がします(あくまでも主観)。
小説の方の応援メッセージと同じで「要はクマ」みたいになっちゃってますが、
このイラストが妙にデフォルメされていたりしたらボー・ボーの魅力は活かしきれなかったんじゃないかなぁ、と。
松葉蕗 表紙を捲って最初の扉絵を見て、度肝を抜かれましたね!
皆さん、「クマ」ってらっしゃいますが猫も可愛いですよ!
アリスの中身は大変な女の子なんだけど、恥らってるイラストとかも良い味です。
爆雷王もスゴイっす。

[image:amz] タイトル 乱破GOGOGO! 僕と彼女と彼女の忍法帖
シリーズ 乱破GOGOGO!
著者 八街歩
イラストレーター てくてく
レーベル 富士見ファンタジア文庫
書籍コード ISBN4-8291-1664-1
発行年月日 2004-11-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
紙様 実にバカである。本気でバカである。
こういう「真面目にバカ」ってのは大好きですね、ええ。
口絵3枚目のような逝っちゃったノリで全編走り続けるのでツボにはまれば脱出不可能。これぞ忍術(違)
怪しげな忍術や変な人々がたくさん登場するので理屈抜きに笑いたい人にお勧め。

あ、あとバトルロイヤルにて連載中の短編もアホ満載でおもろいのでそちらもどーぞ。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet
シリーズ
著者 桜庭一樹
イラストレーター むー
レーベル 富士見ミステリー文庫
書籍コード ISBN4-8291-6276-7
発行年月日 2004-11-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
有里 ふわふわしたイラスト付き小説の中身は毒入りの飴玉。
なにしろプロローグが少女のバラバラ死体を同級生が見つける新聞記事なのだから。
いや、毒入りっているよりハバネロまぶしというべきか。痛くてひりひりして、人によっては受け付けない、人によっては癖になる。

名台詞。私は「大人」なので、「空気の読めない担任教師」のこの台詞を採ります。
「俺は大人になって、教師になって、スーパーマンになったつもりだったから。(中略)ヒーローは必ず危機に間にあう。そういうふうになってる。だけどちがった。」(p.197)
でもって、「大人」は--「大人になりきれない大人」でも曲がりなりにも「大人」なんだから--祈るだけじゃなくてなんかしなくちゃなと思ったりしますけど。
白翁 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないは、幼児虐待とひきこもりをメインにおいた幸せ探しの御伽噺です。最後に哀しい結末が待っていることは避けられませんが、たぶんだからこそそこまでの経過を大事に感じることが出来るような、そういう小説です。まあ、ハッピーエンドだといえばハッピーエンドなわけだから、それでもいいのかもしれませんけど。


桜庭さんの小説はまだ三冊しか読んだことが無いのだけど、彼女の小説は物事をリアルに描こうだとか、なにかしらかの問題を打破しようだとか、そういう類の主張はまったく持っていません。存在する問題のすべてをただ茫洋と受け止め甘受して、その雰囲気に流されるために存在している作品群のような、そんな気がします。


この小説だって題材は題材ですが、ただ甘受するだけ。洋菓子屋の目の前を通ったときに感じるような、バターと砂糖のにおい。そうした甘ったるい雰囲気が全編に漂っていて、良いことも悪いことも、大事なこともどうでも良いことも、すべてそのにおいの中で包み込んでしまいます。もちろん幼児虐待だって、もちろんひきこもりだって。そのことの是非はさておくとして、このやわらかな雰囲気を味わうことは、けっこう気持ちいいことのような。


個人的にはすごくお勧め。最近こういう小説でないと自分の心の琴線に触れないような、そんな病を発症してしまっているような気もしますが、まあ気にしない。とにかくお勧めです。
リッパー 答えは最初からわかっている…。

それでも、手が届いたと思った瞬間に、指の間から零れ落ちていく
藻屑の儚さに、ぼくたちは、一体何を思ったのだろう。
紙様 (とりあえず)
本書は冒頭にいきなりショッキングな事が書かれていて、それを追う形で物語が進む。
もし本書に対して興味を持たれた場合、立ち読みせずにすぐ買ってじっくり読むことをオススメする。
ライトノベルにおいて冒頭や口絵、折り返し(あと表紙w)を見て作品を選ぶことは重要だけど、この作品には当てはまらないことを覚えておいてほしい。
この作品ほど「冒頭立ち読み」がやばい作品も珍しい。


正直これを人に対して「イチオシ」として宣伝するのはどうかと思ったけれど、読んでもらいたいという気持ちもあるので敢えて選出しました。

この物語はやさしくありません。救いもありません。不快かもしれません。
でも仕方がないのです。「実弾」が無けりゃ世の中は動かせないのだから。
こどもは「実弾」がないから現状を甘んじて受け入れるしかない。そして「実弾」を求めて足掻く。それまでは無力な「砂糖菓子の弾丸」でがんばるしかない。
でもそれすらできない場合だってある。「実弾」を手に入れた「大人」によって道を塞がれたり、最悪命を奪われる事だってあるかもしれない。
でも仕方がない。それが現実なのだから。

そしてそれは間違いなく創作でも何でもなく「現実」の問題なのだ。それもライトノベルが本来メインターゲットにしている中高生の世代に直面する問題だ。そして未だにライトノベルを引き摺ってるいい年こいた人々(他人事じゃないよネ……)にとっても、そうどんな人にとってもこれは「現実」なのだ。
それでも身近でこういうことが無いから、実際体験しないからどうしても実感できないという人が大部分だろう。
それでもいいと思う。実感する必要は無い。というより実感する事態(つまりこういう事が起きること)そのものが本来はあってはいけないのだけど。
ただ、自分が「実弾」を求めていた頃を、そして今「実弾」を手にした自分が誰かの命を奪ってしまうかもしれないということを忘れないようにしなければならないと思った。

(余談)
これと「推定少女」(同じく桜庭一樹先生の作品(ファミ通文庫))を就職活動開始直後に読んでかなり凹みました。
受験生とかが読むとかなり大変かもしんない。
mikazuki 私の頃の卒業といえば尾崎豊だったけど、今の子たちは尾崎とかやっぱり聞かないのかな。

切なくやるせない、そして読み手に強烈なインパクトを与えるトリガーでもある。
読み終わったあとはしばらく思考が凍り付き、そしていろんなことが頭の中をよぎることでしょう。
この砂糖菓子の弾丸は読み手の心に風穴を開けていく。
生きることに必死だったあのころの想い、それを忘れることで大人になったつもりでいた自分。生き残れなかったあのひと・・・

私は桜庭一樹さんのファンで作品はずっと追っていたのですが、これはそのなかでも最もシャープで最も熱い、傑作だと思います。
「きっと僕も、一生忘れない」とは帯の冲方丁さんの言葉ですが、きっとこの本はあなたに忘れがたい豊かな読書体験を提供してくれると思います。(って書いててなんですが、うさんくさい言葉だなあ)
たしかに暗く悲しい話ですが、同時にとてもやさしい話でもあります。
できれば敬遠しないで読んでほしいと思うのです。
第弐齋藤 『推定少女』と対になってる。

桜庭一樹はライトノベルの土俵でブンガクやってる人なんじゃねえかと思う。
「格斗する少女たち」が登場する一連の作品を読むと特にね。

『君の歌は僕の歌 Girl"s guard』

『赤×ピンク』

『推定少女』

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet』
麻由 痛くて憂鬱になる『現実』を少女の甘くも切ない感傷でコーティングした小説。『砂糖菓子の弾丸』やら『人魚』やら『嵐』やら、ファンタジックな言葉がふわふわととらえどころのない雰囲気を醸し出しているけど、それがなかったらこの物語はどうしようもないくらいに重苦しい。バランスは取れていたと思います。

ラスト3ページで語られるなぎさのモノローグは非常に鮮やかで秀逸。何度も読み返したらその新鮮さが失われそうだ、と思ったのは初めてでした。
toshi-ko 「推定少女」がSFなら、こちらはミステリーをモチーフに、社会を風刺した問題作。

子供たちは、こんな砂糖菓子の弾丸をポコポコと放ち、必死に必死に、社会という戦場を生き残らなくちゃいけないんです。

これは、そんな少女たちの不安定な感情と、社会の中で成長して行く様を描いた作品です。
天戸 司郎 多忙により全然応援メッセージを登録できていません。もうすぐ締め切りです。
差し迫った状況なのでとにかく推しておきたい一冊としてこの作品を応援します。

まじめな話は格好わるいですか?話すのも照れ臭いですが、聞くのも恥ずかしくないですか?
正直に言えば、今はそういう風潮が強いと感じています。でも、伝えておきたい大切な事もあったりするんです。

現代に近い構造、不慣れな厳しさを和らげる甘さ、この作品は直接語るのがちょっと照れ臭い、でも、一度であっても感じて欲しい大切な事を、「今」の読者たちの心の中に運んでくれる作品です。
かなり痛いかもしれません。あるいは苦しいかもしれません。それでも私は多くの人に読んでもらいたいと思っています。
ぎをらむ とにかくストーリーが見事です。とても綺麗に、コンパクトにまとまっていて、ハートを実弾でストレートに撃ち抜かれてしまいました。改めて「桜庭一樹さんはただものではないぞ」と思いました。
子供のあやうい心理を渾身の技術で描いた、後々まで語り継がれて欲しい作品です。
ゐんど 一言で言えば「暗黒リリカル」(意味不明)。
「推定少女」をより暗黒方向に先鋭化した感じで、結構読み手を選ぶと思う。が、かちりと嵌まった人には忘れられない一冊となる事だろう。きっと私も忘れない。
最初に呈示される絶望的な結末。そこに向かって、まるで緩やかな坂を転がり落ちていくボールのように突き進む展開に、「いや、きっと違う」と大逆転のハッピーエンドを信じてページを繰る、独特の読書感。そして待っているのは…
でも、読後感は、決して悪くない。
自信を持ってお勧めする。ただ、読むならば覚悟を持って。
こま ぜひ多くの人に読んでもらいたい。特に大人に読んで欲しいような。
読後はなんとも言えない気分に浸れますが、きっと得るものがあります。
kaiei 冒頭に示される結末に向かって一直線に進む、青春暗黒ファンタジー。
はっきり言って暗いです。
でも、ただ暗いだけではありません。
中性的な少女の視点で語られる絶望の物語は、読者の心に何かをきっと残すはずです。
本の薄さを感じさせない内容で、実におすすめです。
タイトルも秀逸だと思います。ぜひ、一度読んでみて下さい。

---あなたは砂糖菓子の弾丸を撃ったことがありますか?
もりやん 痛い。痛い痛い痛い。勘弁してくれ。なんで金払って時間かけてこんな痛い思いをせにゃならんのだ。俺か、俺が悪いのか。砂糖菓子の弾丸しか持ち得なかった俺が悪かったんか。砂糖菓子の弾丸しか持とうとしていない俺が悪いんか。実弾を持ったら砂糖菓子のマシンガンでゲリラやってる連中のことを忘れるだろう俺が悪いんか。だから実弾なんか持ちたくないんだよ。それすら悪いんか。でも海野藻屑のことなんて、誰が悪いことにすれば贖えるんだ?
とりあえず、実弾でテロやるのだけは絶対にすまいと思った。

防御を打ち砕こうとする攻撃に関しては人は身構えることができる。しかし、守りのないところを責められたら人はなすすべもなく身悶えるしかない。ある種の読者にとってはこれはそういう作品だ。心当たりのある方は覚悟して読むべし。弾丸が貫通しないで体内に残るのはとても危険なのだ。
ひさ 物語の結末は一番最初に提示されていました。それに反抗するように違った結末を求めて
頁を捲って行きました。そして結局決定付けられた結末は覆りませんでした。しかし、
この物語のどうしようもなく抗い難い魅力に捕えられてしまったのもまた事実。他人には
極めて薦め辛いが個人的には物凄い勢いで推したい作品。進むか戻るかは読み手次第。
まよねえずごはん 青い青い。黒い黒い。痛い痛い。

まず冒頭で明かされる凄惨な結末。物語はそれに向かって突き進む。その結末が覆されるかどうかは、どうぞ読んで確かめてください。

読んでいてとにかく痛々しい。締めつけられるような、切りつけられるような痛みを伴う。それは若さ故の割り切れなさや矛盾であったり、過剰な自意識である部分であったりするんだが、同時に、自分が批判される大人であることを痛感させられる。

思春期にも大人にもお奨め。ただし、劇物注意。
煉紅 まず読み終わったあと、「これ、ライトノベルですか?」と思いました。
冒頭の衝撃。内容の深さ。最後の締め方。どれをとってもへたな現代文学よりも自分たちに訴えかける力がある作品です。
虐待と引きこもり、現代が抱える問題を見事に風刺した作品です。
読んでいて痛々しく、切なく、今すぐ読むのをやめたいと思っても決してやめられない。
ここでやめたら後悔するぞと思わせる力があります。
砂糖菓子の弾丸で必死に現実と戦う藻屑の姿と現実と戦うために必死に実弾をこめよう
とするなぎさの姿の対比が実に印象的です。
ぜひとも多くの人に読んでもらいたい作品です。
まるお 今期ベストワン。
(ハンドルを捨てて、今は名無し) 疾走する悲劇、感性と技巧の奇蹟的な融合。
薄倖の人魚姫、海野藻屑は海に還ることすら許されず、殺され、山に捨てられました。
海に藻屑があるように山の内には荒野があります。
山野内荒野(『荒野の恋』の主人公)は海野藻屑の生まれ変わりなのかもしれません。
石野休日 青春は

(our lolipops were)

こんなにも

(something)

美しい!

(pure!)
極楽トンボ 本作は同作家の「推定少女」とワンセットで読むことをおすすめします。
書かれている時期がほぼ同時期であることを考えても、表裏一体をなす小説だと思ってまちがいないかと。

いきなり冒頭で救いのない結末は提示されています。
痛い。辛い。
でも目を離すことは出来ない。
コモリケイ 衝撃。呆然。
ライトノベルっていうのは「砂糖菓子の弾丸」みたいなモノだって思ってた人間としては、まさしくやられました。フワフワした砂糖作りの少女達の世界に突きつけられる、救いようの無いリアルがどこまでも痛い。生きるために日常を闘い続ける、そんな当たり前のうちに埋没してるとようなことが、あまりにエグイ形で突きつけられます。
繊細で透明で、それでいてこの切れ味の鋭さ。言葉が心に突き刺さります。
TD 周りの方々が何度も言っていますが、
『推定少女』の対になると思われる作品。
ポジとネガ、空想と現実、希望と絶望、砂糖と塩、
そんな感じに対照的。
2冊ワンセットで読んでみることを推奨しますです、はい。
応援メッセージ・イラスト部門
まよねえずごはん イラストが当初はミスマッチだと感じていたが、今となってはこれでぴったりと思える。さびしげで空虚な瞳にひきつけられる。
煉紅 綺麗で繊細で儚げな印象な感じがするこのイラストが
この作品の暗さ、深さをより浮き彫りにします。
また、このイラストがあるからこそ物語の深さに押しつぶされずに
最後まで読んでいけるのだと思います。

[image:amz] タイトル バッカーノ! 1933 下 THE SLASH 〜チノアメハ、ハレ〜
シリーズ バッカーノ!
著者 成田良悟
イラストレーター エナミカツミ
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2850-7
発行年月日 2004-11-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
かげつ ものすごくわかりやすい。
このシリーズを読むたびに思う感想です。
人物の内面が浅いわけでもなく、話の筋が先に読めるというわけでももちろんなく、ジェットコースターのような怒濤の展開なのに、
それぞれの思考と感情がすとんと落ちてくる気がするんです。奇人変人大集合なのに。
あと、毎回溢れんばかりのラブにもやられてます。
{{特に面の皮がタイヤゴムでできてるかのようなラブラブ垂れ流しの世界最強の殺し屋には、ついうっかりどこまでもついていきたくなってしまいます。}}
麻由 膨大な登場人物に錯綜しまくるストーリー。ともすればしっちゃかめっちゃかになりそうな展開を、分かりやすく面白く仕立て上げられるのは成田良悟ならでは。もう職人芸ですね、ここまでくると。
ということで(良い意味で)相変わらずのバッカーノ!です。カップル多数成立ににやにやしました。ここまで多種多様な登場人物がいるのに嫌いな奴がほとんどいないのも珍しいことだなぁ。
いわし 今回も大勢のキャラクターが相変わらずのバッカーノ(イタリア語で"馬鹿騒ぎ")です。
1930年代編もいよいよ大きく話が動いてきましたね。
自分は第1巻以来フィーロのファンなので、やっと話に絡んでくれたことが嬉しくもあり、
その活躍の少なさが少し悲しくもありました。
予想もつかない展開と、そのスピード感、脇役愛。どれをとっても自分のツボです。
しかし{{ダラスさん、ひどい目に遭い続けてる}}なぁ…自業自得とも言えるけど。

シリーズ全体通してオススメです。
未読の方はとりあえず第三巻くらいまで読んでみてはいかがでしょう!騙されたと思って。
紙様 キレた連中のバカ騒ぎ、「バッカーノ!」の醍醐味がギュッと詰まった一冊。
大勢のキャラ(ほとんどが変人)が所狭しと動き回るし、舞台も場面も二転三転するのに不思議とすんなり追っていける。成田作品特有の「多視点による物語の構成」という観点で見てもかなり高いレベルで仕上がっているのではなかろうか?

{{あとクレア(フェリックス)の暴れっぷりがサイコー。奴なら何やっても許せそうなのが不思議}}
極楽トンボ よくもまあこれだけ大勢の登場人物が動き回れるものだ、と。
しかもそろいもそろって癖だらけ!
すごいの一言。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル BLACK BLOOD BROTHERS2 -ブラック・ブラッド・ブラザーズ特区鳴動-
シリーズ BLACK BLOOD BROTHERS
著者 あざの耕平
イラストレーター 草河遊也
レーベル 富士見ファンタジア文庫
書籍コード ISBN4-8291-1671-4
発行年月日 2004-12-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
紙様 いや、ホンマなら3巻含めて語りたいんですけどね〜。
「Dクラッカーズ」のあざの耕平先生が描く赤と黒の血の物語、「BLCK BLOOD BROTHERS」その2巻です。
短編ではアホな事件が舞い込むことも多々あるのでジロー、というか吸血鬼というものの人外魔境っぷりがイマイチ掴みにくかったのですが、この2,3巻連作を通して彼らの超越っぷりをたっぷりと堪能させてもらいました。
戦闘に関しては3巻で語られる要素の方が多いので割愛しますが、特区におけるパワーバランスの妙は十分に味わえます。絶妙です。
そして人と吸血鬼の壁とその間の葛藤。3巻への繋げ方が非常に上手いと感じました。その分待ってる間は苦しかったですが(笑)
興味を持たれた方は1〜3巻まとめて読むことをオススメしますよ〜。

(関係無いこと)
本作の第1巻を読んだあとで「ROOM NO.1301」(新井輝先生 富士見ミステリー)のあとがきを読むと笑えます。オススメです。
極楽トンボ 吸血鬼ものです。
あざのさんの作品の場合、すでに完結した富士見ミステリー文庫の「Dクラッカーズ」にも同じことが言えるのですが、スロースターターなところがあり、1巻だと私の場合はイマイチ乗りきれない部分がありました。
それが2巻、3巻と進むうちにテンションが上がり、各キャラクターが実にイキイキと動き出します。もし1巻だけを読んで、続きをどうするか迷っている方がいたらぜひとも2巻以降をお読みください。

・・・しかし私のいつもの悪癖なんですが、全然本編の説明してませんねこれ(汗
しょーと 一巻だけだと「あれ?普通の吸血鬼バトル物?」と思いましたが
さすがあざのさん!そんな事は無い。
二巻からはエンジン全開です。

{{ああ、あんなかっこいいアパートに俺もなりたい。}}
toshi-ko 特区へ入ったジローとコタロウは、ミミコの案内で、住む場所を捜す、第2巻。

やっぱり、浮き市や、スラムといった、風景描写が特区ただのビジネス街に終わらせない所が凄いです。

しかしメインは、特区を支配するトップたちの思惑や、主人公たちの葛藤という、人間ドラマに注目すべきでしょう。

伝説の『銀刀』であるが故に、トップから受入れてもらえず、チンピラには絡まれるという現実問題の中で、どことなく腐るジロー。

そんな現実を見せられながらも、何とかしようと頑張るミミコ。

そんなギクシャクするジローとミミコを、なだめるかのように、純粋に真っすぐに笑顔を向けるコタロウ。

何だかんだ言って、特区が震撼するような事件に巻き込まれながらも、この三人ならうまくやって行けるんじゃないのかなというそんな感じのする2巻です。
ひさ 3巻と合わせて前後編エピソードなので、一気に読むのが良いと思う。
1巻と比べると特区に入った今回は大分視野が広がったような印象で、徐々に
徐々に激しく面白くなって行きそうな予感をひしひしと感じました。激化する
のは次巻なので今回は前哨戦と言ったとこでしょうか。それでも充分楽しめる。
kaiei 吸血鬼たちの楽園、水上都市<特区>で繰り広げられる吸血鬼兄弟と一人の少女の物語--
Dクラッカーズの鬼才、あざの耕平が送る黒い血と赤の血のロンド。
新世紀の吸血鬼モノの定番はこれだ!

というノリノリの文を考えてしまうくらい好きです。
1〜2巻で貯め込んだいろいろなものが3巻で爆発します。
決して読んで損はしないシリーズだと思いますので、ぜひ手にとってみてください。
応援メッセージ・イラスト部門
ぎをらむ 黒の使い方が超絶に上手いんですよねぇ・・・・。宵闇を描く黒、哀しみや絶望を描く黒、この巻の表紙のように構図を引き締める黒。それぞれ感情に訴えてくる黒であります。私の中では草河遊也さん=黒のイラストレーターとイメージ象ができ上がっています。