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ふ〜せん 《fu-sen@graces.dricas.com》

▼プロフィール
27歳、男性。
―――――体は空気で出来ている。

  血潮は水で 心は空虚。
 幾たびの読破を超えて購入。
  ただの一度も金銭はなく、
  ただの一度も恋愛はない。
彼の者は常に一人 未読の山にて妄想に酔う。

   故に、生涯に意味はなく。
 その体は、きっと空気で出来ていた。

推薦図書
・ 灼眼のシャナ 3
・ 七姫物語 第2章 世界のかたち
・ Dクラッカーズ7−2 王国−a boy & a girl−
・ シェアード・ワールド・ノベルズ 百鬼夜翔(11) 昏い霧に眠る街
・ ARIEL 20


イラスト評
・ AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 2<上>




灼眼のシャナ 3
  ――己が眩しいと思う少女と共に戦いたいか。

ならば手に取れ。レジへと走れ。
己が力は微力でも、己が既に滅んでいても。
輝く者と共に歩む道を、憧れる者との勝利を。
――学生時代にも大多数が経験できないちょっとベタな展開すらもこの物語は内包していたりするのだ……!!。


単なる『萌え』小説と思って手を出さない、それは『燃え』に憧れる諸君らにとっての損失であると断言する。
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七姫物語 第2章 世界のかたち
  漫画には「命台詞で魅せる」ものと「名場面」で魅せるモノがある。
この小説がどちらの分類に入るかと言うと、後者を体現した小説と言えましょう。

文を読み、に魅せられ、土の匂いと祭りの囃子とほろ苦い世界を。
優しくて暖かく、それでいて無常なる世界。

人が人と触れ合い、別れ、また出会う。
この本を読んだ貴方が世界に酔えることを祈る。

そうであるならばこの本は貴方にとっての故郷になり、同郷の者が増えることになるのだから……。
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Dクラッカーズ7−2 王国−a boy & a girl−
  まずは、物語の輪が巧みに閉じられたことに一読者として感謝を。

そう、これを読んでDクラッカーズに興味を持ってくれるかも知れない方々へ。
あいにくながら私の紹介するこの巻は最終巻です。今すぐ本屋に駆け込んで、貯蓄を崩してでも第一巻に手を出すことをお勧めします。

「一巻?買ったけど未読の山に埋まってるよ」というそこの貴方。

新装版が出ています。この際一巻から買い直しましょう、きっとすっきりしますから。
最終巻を買うかどうかで悩んでいる方……いませんよね?
私の使役する悪魔『文車妖姫』差し向けますよ?(悪魔じゃなくて妖怪だしそれ)
全体の話としてはこの作品の副題のように『−a boy & a girl−』の精神で一貫された作品となっています。
ドラッグとか悪魔とかバトルとか……勿論それはこの作品の重要なファクターではありますが、それはDクラッカーズという作品において主軸ではありません。
悩み、登場人物それぞれが自分の道を見つけていく作品だと私は解釈しています。
損はしない、読んで幸せになれる作品です。



……ああ、女王様うちで引き取りたいなぁ。
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シェアード・ワールド・ノベルズ 百鬼夜翔(11) 昏い霧に眠る街
  ちょっと我々が進んでいる道とは違う「この世界」平行世界と言い換えてもいいかもしれません。

人の善意や悪意、敬いや畏れの『想い』から。
現代の世界にも妖怪は生まれて来るのです……。

人では到達できない『力』を生まれた瞬間から持ちつつ、されどその心は人間から継いでいる。
そんな彼らや彼らに係わる人間達の物語は、やはり人の業が生み出し、育て乗り越えていくものです。

これは、現代の民話であり、出来うることならば『百鬼夜翔』の前身である『妖魔夜行』から読んで頂きたい。

この作品群は複数の作者が一つの世界を設定にして色々な物語を語るシェアード・ワールドという形式をしています。
貴方の琴線に触れる作品もきっとあるはずですから。
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ARIEL 20
  SF読みにとっての一つの円環が閉じました。
この作品には色々知識を授けていただきました。

ARIELは長い作品ですから、とても全てを伝え切れません。
青春と共にあり、また人生と共にあったような作品でしたから。

これからこの作品を読み始めよう、という人には20巻の厚みは手が出し辛いかと思いますし、本屋で探すのも困難でしょう。
しかし。

最初は図書館ででも目にしたら「あ、こんな作品どっかの誰かが、なんか語ってたな」とでも思い出して貰えれば幸いです。
そして、そんなちょっとした出会いを大事にして、手にとって読んでみてください。
20巻の、銀河帝国と人類との戦争の終結。
作中での結論は、まさに日本で読者をやっていて良かったと思わせるに足ります。

某超大国ではここに至るのは不可能と確信しておりますので(笑)

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AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 2<上> (イラスト評)
  『小説本体が秀逸である場合が前提となって、初めてイラストは評価の対象になっているのが現状である』
これが自分ことふ〜せんの現在の見解です。

故に私がお勧めするのは本作のみとさせて頂きましょう。

都市シリーズでもそうだったのですが著者の川上稔氏と絵師のさとやす(TENKY)氏の見事なコンビネーションによってお互いがお互いを惹きたてている。そんな作品は稀であると思っているし、素直にそうだと思えるのが彼らのベアによる作品群だと思えるからです。

自身の未熟な筆と、審査対象がイラストであるが故に魅力は到底語ることは出来ません。

まずは一作読んで欲しい。
そして皆で叫ぼう、『うむ、実にまロいっ!』と!!
(この作品のイラスト評を見る。)