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hokuto 《canon@whi.m-net.ne.jp》

▼プロフィール
25歳、男性。
わかりやすい話が好みらしい。
島本和彦が心の師匠らしい。

でも最近のお気に入りキャラは
ノワールのクロエさんだったりする人。

推薦図書
・ 銀盤カレイドスコープ vol.2 フリー・プログラム:Winner takes all?
・ バッカーノ! 1931 The grand punk railroad 特急編
・ Dクラッカーズ7−1 王国−the limited world−
・ A君(17)の戦争6 すべてはふるさとのために
・ ムシウタ 01 夢みる蛍


イラスト評
・ イリヤの空、UFOの夏 その4
・ シンフォニアグリーン 千年樹の町
・ 護くんに女神の祝福を!
・ 七姫物語 第2章 世界のかたち
・ Bad!Daddy 1 パパに内緒で正義の味方




銀盤カレイドスコープ vol.2 フリー・プログラム:Winner takes all?
  フィギュアスケート!

時期的にも盛り上がってますし、
(最近の日本女子のレベルはすごいですねー)
入門編としてもちょうど良いのでは。

最近ライトノベルではあまり見かけないスポ根ものであるし、
題材としてなかなか見られないフィギュアスケートを
扱ってる時点でポイントは高かったり(フィギュア好きなので)

もちろん内容も○です。マスコミの扱いや、練習風景も
キチンと描いているのが良いですね。
主人公の性格にも説得力持たせてあるし。

ただ、3巻については評価を落とさざるを得ない内容だったので
(展開・受ける印象が1〜2巻とほとんど同じ)
その意味でも今後が非常に気になる作家さんです。

1〜2巻は文句なく面白いです。フィギュアの演目に酔え!
(この作品の書評を見る)



バッカーノ! 1931 The grand punk railroad 特急編
  エンターテインメントとして非常に面白い作品。

同じ「面白い」小説でも、感動したり・悲劇に涙したり・
ラブラブでムズムズしたり・主人公の思考に鬱になったり
などなど様々な読後感が得られますが、
成田さんのは問答無用で「楽しめる」作品ですね。

誤字脱字さえ気にしなければ(大事)、いっちゃったキャラや
視点切り替え・ミスリードなどで最後まで飽きさせる事なく
楽しめる事でしょう。

本人も謳っている通り、まさにB級映画なノリですね(笑)

この特急編は、シリーズを順番に読んでいるのが前提なら
イチオシの作品です。何はなくともレイルトレーサー。

単体でならバッカーノ1巻かバウワウでしょうか・・・
(この作品の書評を見る)



Dクラッカーズ7−1 王国−the limited world−
  適度な巻数で完結した名作の最終巻前編。
最初はわりと地味な印象だったのに、3巻あたりから
盛り上がってきて、今ではもうイチオシなシリーズです。

話を盛り上げる手段というのもいろいろありますが
私の場合、絶望のどん底からの這い上がり→逆襲
というのはかなり燃えるシチュエーションです。

この巻はまさにそれで、そこに至る心理描写から
次巻へのヒキまでぬかりがありません。

ドラッグに拒絶反応さえ起こさないなら
自信をもって薦められる巻(シリーズ)ですね。

テーマのわりに犠牲者がむやみに出ないのも
ポイント高かったり(笑)
(この作品の書評を見る)



A君(17)の戦争6 すべてはふるさとのために
  戦争モノ!

文体がとても軽く、それでは内容も軽いのでは?
と思わせておきながら、
実はしっかりと重厚な構成を用意している作品。

オタク要素が鼻につく人もいるかもしれませんが、
それだけでこの作品を敬遠するのはもったいないです。
「戦争とどんなものか?」の一つの答えを
手軽に知る事ができる良作だと思います。

これは偏見かもしれませんが、小説をよく読む人なら
主人公に共感できる部分も多いのでは。
(ちなみに私はかなりそうでした)

逆に戦争ものにイマイチ手を出しにくい人も、
「主人公が周りの女の娘にモテモテ〜しかもみんな美少女」
といった萌え要素もキチンとあるので(笑)
それを取っ掛かりにするのも良いかも。

テーマがテーマなので、今後の展開が
非常に気になる作品であります(特にラスト)
(この作品の書評を見る)



ムシウタ 01 夢みる蛍
  個人的にはとても期待している作家さん。

設定的には「Dクラッカーズ」とか「ジョジョ」では
あるのですが、ちゃんと内容で差別化を図っているので
問題なし!

それぞれの組織の相対図・考え方や戦闘描写、
思春期な恋愛など、どこをとっても及第点はクリアーしてますし

何はなくとも利菜です。彼女の心理描写が光っています。
中盤から終盤にかけてはもう目が離せません。感涙です。
メインヒロインは詩歌なのでしょうが、とにかく利菜です(オイ

あとはキャラを使い捨てに過ぎるクセさえなんとかなれば
文句ナシでオススメできるんですが・・・
(この作品の書評を見る)





イリヤの空、UFOの夏 その4 (イラスト評)
  今をときめく(?)駒津えーじ氏がイラスト担当なので
それだけで手にした方も多いのでは。

自分の中ではラノベ作家不動のナンバー1である秋山氏の作品です。
個人的には「鉄コミュニケイション」の方が評価は高いのですが、
期間内という事でこちらの作品に。

この「イリヤの空」(特に3〜4巻)でも、秋山氏の特長である
心理描写が凄まじいです。もう震えがくるくらいに。

1・2巻は学園小説として非常に良質な作品として仕上がっていますが、
3巻の中途からは全く別物な展開を見せてきます。
この展開も秋山氏の真骨頂。主人公が別段何の力もない一般的な
男子中学生というあたりも読者には共感しやすいのでは。

どの作品も手ごろな巻数でまとまっている(E・G・コンバットは
未完ですが・・・)秋山作品の中でも、この「イリヤの空」は
イラストでも内容でも入門編としてオススメです。

未読の方はここから入って、ぜひとも「E・G・コンバット完結編」の
発刊に1票を!(切実)
(この作品のイラスト評を見る。)



シンフォニアグリーン 千年樹の町 (イラスト評)
  なかなか個性的な絵ですよねー。
作品とほんわかした雰囲気がよくマッチしています。
大人ががあまり大人に見えないのが難点ですが・・・

タイトルの「グリーン」が示す通り、この作品世界では
木がとても大きなウェイトを占めています。
木がすべての生活に根ざしており、木を魔法のように扱う職業があるなど
他の作品ではなかなか見られない世界観です。

作者があとがきで語っている通り(1巻の方だったかな)
この世界観に惚れられるかどうかが大きなポイントで、
わたしなんかはぐいぐい惹きこまれて一気に読んでしまいました。
「シンフォニアグリーン」てタイトルもセンスいいですよねー。

内容としては、大きな戦争やバトルが起こるわけでもなく
(戦闘自体はありますが)穏やかな雰囲気で進んでいきます。

癒し系を好む方に特にオススメですよー。

続編も読みたいので、ぜひみんなで応援しましょう!(切実)
(この作品のイラスト評を見る。)



護くんに女神の祝福を! (イラスト評)
  ラブラブですね(笑)

この佐藤さん、「灰色のアイリス」の頃から岩田作品のイラストを
多く務めてますが、一見ロリ絵描きかと思わせて
実は幅広い年齢を描き分けられる人だったりします。
この作品でもしっかりキャラを魅力的に描かれていますね。

最近はヒロインが嫉妬でヒステリー起こすのが流行りのような
風もありますが、この絢子さんのような
初々しい反応もやっぱり心の琴線が揺さぶられるのですよ。

挿絵に選択されているシーンが秀逸なのも特長。
やっぱ「あ〜ん」ですよね(笑)
悪人が登場しないのも最近では珍しいかも。・・・マリみてくらい?

主人公が小学生にしか見えないのがたまにキズ・・・
(この作品のイラスト評を見る。)



七姫物語 第2章 世界のかたち (イラスト評)
  とてもキレイな感じの表紙ですよね。
作品の評価としてよく表される「透明感のある」雰囲気を
よく再現していると思います。

挿絵の構成も変わっていて、1ページ丸ごと使っているのも
ほとんどなく、章の終わりなどに付け足すような形で
挿入されているのが新鮮な感じがします。

内容の方も、戦記ものという体裁はとっていますが
主人公カラスミの一人称で描かれているため
陰惨の雰囲気はあまり感じさせず、ほんわかした気分になれますよ☆
(もちろんヤマ場もありますが)

挿絵と内容がリンクしたなかなかの良作だと思いますので
癒されたい方はぜひ手に取ってみてください。

・・・いえね、刊行ペースがちょっとばかり遅いので
なるたけ大勢でフォローし続けられるといいなーと・・・
(この作品のイラスト評を見る。)



Bad!Daddy 1 パパに内緒で正義の味方 (イラスト評)
  変身ヒーロー(ヒロイン)!

表紙というかオビ文句が秀逸ですよね(笑)
内容を的確に表していると思います。
ヒロインたちも可愛らしく描かれているし、イラストに惹かれて
手を出しても地雷にはならないのでは。

内容の方も、手軽に読めて・笑えて・時には感動もできる
なかなかに秀逸なものです。
基本的にコメディなので肩肘張らないで読みたい人にオススメ。

ただ大もとの土台に戦隊モノや魔法少女モノの要素が
多分にあるのでその手のものに拒否反応を示す人にはツラいかもしれません。

一番の見所はオビ文句にもある通り、
パパさんの親バカっぷりなのですが・・・

文庫違いですが、テーマは「L・O・V・E!」って事で(笑)
(この作品のイラスト評を見る。)