アンダー・ラグ・ロッキング
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少年少女が、否応もなく戦場に送り込まれるという設定の小説では、高瀬彼方の『ディバイデッド・フロント』もありますが、 今回はこちらを選びました。どちらに投票するか悩みましたが、飛行船砲に乗る狙撃手という設定の妙、そして主人公雪生のウジウジし性格に微妙に共感した点などでこちらに決めました。 また、中途半端なところで切れているのも、この話を魅力的にしているように思います。あの場面で切ることによって、「淡々とした話」が「だらだらした話」になる前に終わるとともに、切なさが強調され、余韻が残るように思えます。 いくつか読んだ感想では、終わり方に不満が集中していましたが、どうでしょうか。 |
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AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 2<下>
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AHEADシリーズは、個人的に一番ライトノベルらしいと思っている小説です。 テンポのよさ、ギャグ、ガジェット、萌えと燃え、自分が何者かと模索するキャラクターたち。 これに、佐山の変態攻撃と新庄タンの萌えが加われば最強でしょう。 |
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Dクラッカーズ7−1 王国−the limited world−
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Dクラッカーズ全体に投票したいところですが、各巻ごとの集計なので、この巻を推します。 主人公たちが悶々と悩みつづける前半、そこから、千絵の再登場、景との接触、放送局の戦いと一気に盛り上がる後半。 作者の術中にはまったと思いつつも、非常に楽しい読書体験でした。 ドラゴンマガジンやファンタジア・バトルロイヤルに掲載された短編の先を待ち、単行本の発売に狂喜した私にとって、待った甲斐があったというものです。 また、美少女探偵こと海野千絵の活躍も印象に残るものでした。初登場のときには、富士見お得意のユーモア路線ですかと思ったものでしたが、その千絵がこの巻では物語の鍵を握るキャラクターにまで成長していたのはうれしい驚きでした。
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カオス レギオン02 魔天行進篇
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昨年の冲方丁作品のなかでは『マルドゥック・スクランブル』が支持を集めるでしょう。私も2巻のカジノ・シーンには痺れました。 しかし、こっちもいいぞということで私はあえて『カオスレギオン』シリーズを推薦します。 特に本書はシリーズ中、最高の出来ではないでしょうか。 この巻のテーマは、後書きにもあるように、「行進」です。破壊された都市から新たな故郷へと向かう人々を、主人公のジークが守ります。 数多の(主に人為的な)苦難が人々を襲うなかで、主人公たちは各々が負う責任の重さに苦悩しながら旅を続けます。 圧巻は、旅の途上で土地の領主の軍隊に妨害され、「我々はただ歩いているだけだ!我々には何の武器もない!」(p310)と叫びながら通る場面でしょう。読みながらゾクゾクしました。 現在の社会情勢を見ると人間の救いようのなさというものをまざまざと見せ付けられますが、このような形で希望を表現できるのはファンタジーならではと思います。。 |
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君の嘘、伝説の君
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ノスタルジックな雰囲気が非常にいい作家さんです。 ググッてみるとエロゲーのノベライズが上位に来る状況ですが、もっとオリジナルで評価されて然るべき作家だとおもいます。
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銀盤カレイドスコープ vol.1 ショート・プログラム:Road to dream
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1巻の折込の絵がいいです。スケート靴を履いてウェイトレス・コスってのに参りました。 |
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マテリアルナイト 少女は巨人と踊る
(イラスト評)
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完全にジャケ買いの本です。昨年は椋本さん挿絵の本が多かったようですが、これがピカイチかと。 (アンジュ・ガルディアンやレベリオン以来の椋本ファンなんです) |
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スピリチュアル 働かざるモノ喰うべからず
(イラスト評)
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ジャケ買いの本です。注目していた同人作家さんの挿絵デビュー作。応援しています。 |
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吹け、南の風 3 開戦への序曲
(イラスト評)
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ジルーネお嬢様の入浴シーンだけで、投票する価値ありでしょう! ハイル・ミス・ハイネス!ハイル・ミス・ハイネス!ハイル・ミス・ハイネス!(壊れかけ) |
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