AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 1<上>
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記念すべきAHEADシリーズの1作目。 正直、最初は都市シリーズのイメージが強くて(主に世界観)、「全竜交渉?なんだ、もう戦争終わってるのか。アクションものじゃあないのか?」などと思いページをめくっていたのですが、いやあ軽率でした。 『概念』を使った不思議世界。本来ならいまいちわかりずらいものであるにも関わらず、読者に納得させさらに先を読ませたいと思わせる構想力はさすがだと思います。 所々にあるギャグをいれるタイミングがよく、ほかのシーンとの構成がよいので厚めの単行本なのに読了までの時間はわずかでした。 これから何冊続くシリーズかわかりませんが、きっと随所に伏線を大量に張っておいて、最後にはでっかいどんでん返しがあるんだろうなぁと思いつつ、最後まで期待を(良い意味で)裏切り続けて欲しい作品です。 |
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