楽園の魔女たち 楽園の食卓 前編
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長編シリーズ最後の一話の始まりです。 個性が豊かすぎる4人娘の活躍と成長を、一話完結で描いたコメディですが、たまに、それぞれが背負っているしがらみとか過去とか悲しい思い出とかが顔を覗かせます。 この作品が、他の多くの長編物と違うな、と思うのは、シリーズを通して4人娘が着実に成長していっているところです。ちゃんと、作品として到達すべき目標地点があって、主人公たちはそこに向かって進んでいます。 もちろん、なにもかもが変化しているわけじゃなくて、決して変わらないものもあって、それは4人の心の中で揺るがずに輝きを放っています。そして、この最終話では、それぞれの立場で自分の歩むべき道を進み始めようしています。
現時点では、完結していないので、こう言ってしまっていいかわかりませんが、シリーズ全体としてお勧めしたい作品です。 |
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レディ・ガンナーと宝石泥棒
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とにかく、主人公キャサリンお嬢の、一本筋が通った性格が痛快です。 シリーズ前2作と異なり、犯罪をおかしたのが異種人類(アナザーレイス)側だったというところに、少し意表をつかれましたが、作者が全編通して言っている、「家柄や種族で人を判断すべきではない。問題にすべきは、その人物の人柄である」という主張(かなり乱暴に要約しましたが)が表れている話だと思います。
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ランブルフィッシュ7 亡霊殲滅編(下)
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近未来、人型兵器にかかわる人材を育てる専門学校が舞台で、とにかく登場人物と謎が多いですが、この巻では、徐々に謎が明らかにされてきています。 世界の裏側で展開されているらしい組織の動きと、模擬戦闘に臨む学生たちの、学祭的ノリな奮闘の対比がおもしろいです。もちろん腐っても兵器なわけですから、不真面目ではないんですが。 なお、この作品に対して言いたいことはただひとつ。 もっと、主人公2人、沙樹と瞳子のからみを増やしてくれ!ということだけ・・・ |
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少年陰陽師 うつつの夢に鎮めの歌を
(イラスト評)
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物の怪のもっくんは、「全身真っ白な毛におおわれた、大きな猫か小さな犬くらいの大きさの生き物」ですが、彼が長い爪の生えた前足で、雑巾をぎゅっと絞っているイラストがかわいすぎます。 あと、ちょこんとお座りして、後ろ足であごのあたりを「わしゃわしゃ」しているイラストとか。 動物orケモノ好きなかたは、ぜひ一度ご覧ください。 |
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七姫物語 第2章 世界のかたち
(イラスト評)
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小説自体、非常に透明感があって綺麗な作品ですが、イラストがさらにそれを盛り上げていると思います。 透明で優しくて儚い。作品世界とイラストがかみ合ってると、読んでてとても気持ちがいいです。 |
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