彩雲国物語 はじまりの風は紅く
|
|
今回は、新人さんの一作目もしくは二作目という基準をきめてあげてみました。私の、昨年の新人賞は、この方です。 彩雲国という中国風の国のろくでなし王をたたきなおすためにとりあえず妃にされた家柄だけはお嬢様のしっかりものの娘の奮闘記。2巻まで刊行。 現実を見てしっかりと地に足ついてはいるのに、見上げる先は天の上という、清々しい物語になっています。やたら見栄えいい男がたくさん出てきますが、そんなのよりだんぜん秀麗が男前でかっこいい!(笑)全体的にはコメディタッチで楽しく読めました。 べたべたしていないので、男性にもおすすめできると思います。文章もしっかりしていてよみやすいです。 |
(この作品の書評を見る)
|
桜色BUMP シンメトリーの獣
|
|
デビュー作。 可愛いのにけっこう暴力的で基本的に他人にかまわない桜子。ちょっと気に入っていたあやしい店、「不思議屋」の主人が獣のよなものに殺された。それと時を同じくして、クラスメイトの一人の様子が変わった。相関関係はあるのか?街の奇談のような話を集めたシリーズです。「桜色BUMP」シリーズ3巻目まで刊行。 電撃の新人さんはレベル高いですが、この人はもう文章読んでてひっかかるところがなくてすらっと読めました。全体の構成としては冗長かなというところもありますが、桜子が可愛くて反応が面白くて楽しめました。 |
(この作品の書評を見る)
|
先輩とぼく
|
|
デビュー作。 綺麗で大好きだけど、男気あふるる言葉と宇宙人とか妙なものが好きな先輩に憧れていたぼく。なかなかうまくいっていたはずなのに、宇宙人に誘拐されて、先輩と脳みそ入れ換えられちゃった!先輩は妙に順応してこのまま生きるしかないって開き直っちゃうし、先輩のかわいい身体に入ったぼくはみょうにもてもてになるしで……という話。 電波系らぶこめなのでしょうが、主人公が妙に生真面目なのがまたおかしいのと、きのどくでにやついてしまうおかしさでした。文章も上手いし、良心的なキャラクターだし、ちゃんと話もまとめてくれていたので、今後を期待してます。 |
(この作品の書評を見る)
|
ぺとぺとさん
|
|
デビュー作。 妖怪がクラスに3人くらいはいる世界の話。ちょっと好きと思うと触ったいきものに「ぺとっ」てしまうぺと子。ふにゃ〜としたぺと子にめろめろなもてもてシンゴの日常生活は、妖怪あふるるものだった。 まあ男の子がもてもてではあるのですが、けっこー冷静な視点から描いてあるのが好感持てました。表紙下のこぬりちゃんのデザインが秀逸です。 |
(この作品の書評を見る)
|
君の嘘、伝説の君
|
|
神鳥智奈は、美少女だかなんかヘンな子。しかし興味を押さえられない浅井操が彼女の家を訪れると、次々と変なことをさせられる。 演劇をもともとやっているという作者が、街を劇場として描く物語、のように感じられました。イラストとよく合った物語で、現実に接していつつも浮遊しているかのような感覚がよく描けていました。 なかなか味わえる感覚ではないので、ぜひ読んでほしい作品です。読むのでしたらオリジナルのデビュー作「嘘つきは妹にしておく」からをおすすめします。 |
(この作品の書評を見る)
|
空ノ鐘の響く惑星で
(イラスト評)
|
|
やっとやっと、まともな人と組めたなあと……思います。 |
(この作品のイラスト評を見る。)
|
ぺとぺとさん
(イラスト評)
|
|
ほや〜としたぺと子となんといってもこぬりちゃんがすばらしいです。 |
(この作品のイラスト評を見る。)
|
君の嘘、伝説の君
(イラスト評)
|
|
色づかいと背景も描くところが、本編に合っていて相乗効果があると思います。 |
(この作品のイラスト評を見る。)
|
三千世界の鴉を殺し
(イラスト評)
|
|
これでイラストレーターが変わってしまうなんて……惜しいです。 |
(この作品のイラスト評を見る。)
|