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練馬 《nisinippori@hotmail.com》

▼プロフィール
20歳、男性。


推薦図書
・ 銀盤カレイドスコープ vol.1 ショート・プログラム:Road to dream
・ バッカーノ! 2001 The children of bottle
・ カラミティナイト 3
・ 第六大陸 1
・ 第六大陸 2


イラスト評
・ イリヤの空、UFOの夏 その4
・ AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 2<上>
・ 塩の街 Wish on my precious
・ BLOODLINK 夜光
・ 涼宮ハルヒの退屈




銀盤カレイドスコープ vol.1 ショート・プログラム:Road to dream
  圧巻のスケート描写、主人公の強烈な性格など、様々なセールスポイントがあるこの小説ですが、個人的には、「競技者としての主人公のストイックさ」が最も気に入りました。

ただ純粋にオリンピックを目指し、勝つためにはいかなる努力も惜しまず、周りの助けも借りつつ絶大なプレッシャーの中、ベストを尽くすその姿。スケートに限らず、勝負事に通ずる人間の心理を非常によく表していると思いました。
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バッカーノ! 2001 The children of bottle
  バッカーノと言えば、複数のキャラの視点から物語を同時進行させて、読み手をその錯綜した状況に叩き込む手腕で有名です。
ですが、バッカーノの魅力は、それだけではなく、各キャラが実に立ってます。立ちまくってます。端的に言うと、どいつもこいつも良くも悪くもクレイジーです。バカップルしかり、エルマーしかりです。
そんな訳で、どの巻に入れるか散々悩みましたが、あえて、視点変更を殆ど使っていないこの巻に入れてみました。正直どの巻も大好きで選出基準を作りきれなかったのでこんな選び方をしてみました。
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カラミティナイト 3
  この小説はとてもすごいです。何がすごいかって、すごく胃にキます。
私は元来、小説とかでも、修羅場とかを見るのがあまり得意ではないタチなので、数度の休憩を挟まないことにはとてもじゃないけど読めませんでした。

ですが、この小説はただ痛々しいだけではありません。かの名作「キン肉マン」をも上回る素晴らしい友情を見せてくれます。
最も、この巻では、その友情ゆえに痛々しい事になるのもまた事実なんですが……。

文庫にしてはやや割高な値段設定ですが、読み終わった頃にはそんなチンケな事は気にならなくなっていることだけは保証できる一品です。
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第六大陸 1
  月面に有人基地を民間企業が作るなどという、荒唐無稽な計画を、これ以上ないリアルさで描き切った名作。

上下巻構成の上巻にあたるこの巻では、計画に関する致命的な障害はまだ出ず、各キャラが、実に精力的に計画を推し進めて行く様は痛快の一言。

なお、個人的に、この巻でもっとも心に残ったのは、八重並社長の「よそに真似をされたって、一歩も二歩も先を行けるさ。そうやって月にでも火星にでも木星にでも、一番乗りしてやるんだ。NASAやロシア航空局を尻目に、民間人の俺達がだ。こんなに愉快なことってないじゃないか!」という言葉。
もう想像しただけで最高に「愉快」じゃないですか?
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第六大陸 2
  順調に進んでいた下巻に比べて、問題山積みのこの下巻。
政治的問題に、人的損害に関する世間の感情的批判。そして、計画に伴って発生するスペースデブリの処理。正直、よく作中で全て解決できたなと思うほどの難題が次から次へと降りかかってきます。

ですが、この巻での目玉は「ヒロインの親子問題」これにつきます。
生い立ちや、頭の良さのせいで人より少し冷めてひねくれたようなものの見方をしていたヒロインが、不器用極まりない父親と、壮大な舞台での親子喧嘩を繰り広げての和解。それによって、論理から人情に目覚めるヒロイン。これです。

なお、二巻では、NASAの方々が、一巻の八重波社長並にカッコイイです。「私たちこそが人類の目、私たちこそが星をつかむ腕だ。政治的な力など借りる必要は、どこにもないのだ」といった演説等は、多少なりともあった作中のNASAへの悪印象を補ってあまりある物でした。

まぁ、なんだかんだ書いてますが、この小説を読んで一番強く思ったことは、「自分も宇宙に行ってみたい」です。
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イリヤの空、UFOの夏 その4 (イラスト評)
  電撃文庫にしては珍しく、各章の扉にしか挿絵がありませんが、その数少ない上に、ストーリーとは直接に絡んでこない絵だけでも、見事に各キャラの画像を印象付けられるこつえーさんの腕に脱帽です。

後、何と言っても映画ポスター風の目次紹介。
はじめて秋山さんのなも知らず、イリヤを手に取った時、私に購入を決定させたのは、「正しい原チャリの盗み方」のポスターでした。
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AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 2<上> (イラスト評)
  同じ会社と言うこともあるのか、ばっちり息の合ったコンビネーションで、常に電撃文庫の限界に挑み続けるこの二人。最近では「まロい」と言う素晴らしい造語も作り出し、その表現力にますます磨きがかかってきてます。

さて川上さんが作り出したこの「まロい」という造語は今やあまりに有名となりましたが、皆さん、元々この言葉が何に対して使われたか覚えてますか? そう、新庄の尻なんですよ!
そんな訳で、「し、尻だね新庄君!」な挿絵があると言うことで、ある意味この巻こそ、まロさの極みなのです(阿呆な主張)。

まロさ云々抜きにして、さとやすさんの絵はかなり好きなんですが、この際もう「まロい」ということにのみついて考えて選んでみました。
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塩の街 Wish on my precious (イラスト評)
  ラストの見開きでの挿絵。入れ方といい、あれには参りました。
正直、あの一枚で投票を決めました。
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BLOODLINK 夜光 (イラスト評)
  私の作品に対するイメージと、絵が完璧なまでに一致してます。もうHACCANさん以外のBLOODLINKは考えられません。
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涼宮ハルヒの退屈 (イラスト評)
  長門あっての「ハルヒ」シリーズです。そして、そんな長門さんにとって眼鏡なんて飾りです。お偉いさんにはそれがわからんのですよ。

と言う訳で、シリーズ三冊どれにしようか悩みましたが、長門が表紙のこれにしてみました。
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