ブラック・キャット 4 チェックメイト 後編
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完結編。完結したんです、年月を間に挟み。 そして世界はブラックキャットから星へ行く船へ、連綿と続いて行く……もう感無量です。 |
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ソード・ワールド短編集(19) 踊れ!へっぽこ大祭典
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執筆陣が五人中三人女性という特異な編成故に、執筆陣の一人である秋田みやび氏が「怨念こもってそう」と発言したのも頷けるような、どろどろとした重さが良いです。 TRPGであるソード・ワールド・リプレイという面からでも、かなり特殊な傾向や方向性を持っているキャラクター達であるが故に、重い何かを内側に持っているという事なのだろうと思います。 |
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第六大陸 2
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地上から宇宙へ。揺籃からの雄飛と黎明の訪れ。 同様の主題で描かれた作品としては谷甲州氏の軌道傭兵や航空宇宙軍史などもありますが、それらの作品が現実の延長線上として宇宙開発の――其れに携わるのは必ずしも軍人ではなく、科学者や技術者であるにしろ――軍事的側面を強く感じさせるのに対して、この作品では宇宙を地上の様々な争いの影響を受けつつも、それを断ち切ろうとする理想を体現するための場として描こうとしている点で独特であり、強く推したいと思います。 |
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シェアード・ワールド・ノベルズ 百鬼夜翔(11) 昏い霧に眠る街
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格好良いおじさんに弱いので、収録第二編「わが古き名にかけて」での寺尾さんに。 |
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ライトジーンの遺産
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冒頭から言い訳というのも何なのですが、この作品は再刊であるものの、神林長平氏の新刊は初版発行日2003年2月と2004年3月と、対象期間となる12ヶ月の間に刊行されておらず、かといってこれだけ『大量に』刊行されているにも関わらず、神林長平氏の作品に入れないというのも心苦しかったので、代表としてこの作品に投票します。 我々が無条件で自分自身の一部として見なしている機構が、本質的には自分自身の一部ではないのではないか、という問いかけは処女作である「狐と踊れ」にも見られ、その意味で神林長平氏の作品世界を象徴する作品という意味も込めています。
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