楽園の魔女たち ミストルテインの矢
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魔術師に入門した個性たっぷりの四人の少女が、困難やトラブルに遭遇しつつ成長していく様を綴ったコメディ7割シリアス3割のファンタジー。この巻はあまり話は進んでいないのですが、大笑いさせてもらいました。お話単体だけ取り出してもなかなかなのですが、なによりもキャラクターありきの作品で、読むのが非常に楽しいです。 |
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鏡のお城のミミ さまよう恋のメヌエット
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甘々の少女小説。元気で真っ直ぐな少女ミミと不器用な王子様エリックのなかなか進まない関係にやきもきしながらも、それを見るのが非常に楽しい。お約束な展開も多いのですが、それをうまく調理してます。ミミとエリック双方の視点から物語が進むのも、すれ違いなどがしっかり分かって好感触。シリーズ全体の根底に優しい雰囲気が流れているので、下手にドロドロしたりしないのも◎。 今巻は、後半のミミの揺れる心の描写が非常に素晴らしく、まんねりになりがちなこの手のお話にしっかりアクセントを加えていて読者を飽きさせません。文句なしの秀作。 |
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バッカーノ!1931 鈍行編 The grand punk railroad
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かなり多数のキャラクターを出していながら、一人一人の個性がきっちりと出ており、場面転換の多さにも関わらず読者を混乱させることなく話を収束させる構成力は見事という他ないです。 特急編で謎を綺麗に回収していく様も非常に爽快だったのですが、しっかり一つの物語を終わらせつつ、うまく色々な謎を残して特急編を待ち遠しくさせた鈍行編の方が印象に残ったのでこちらに一票。 |
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Dクラッカーズ7−1 王国−the limited world−
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これを読むために投票遅らせていたのですが、それだけの価値はあった作品。1巻はいまいちですが、それ以降はぐんぐんと物語に引きずり込まれました。現代を舞台にした中高生向けの話としては、今まで読んだ中でも一位を争えるくらい。 この巻は千絵のための巻。切り離された彼女が孤軍奮闘する様はひたすらに熱い。台詞がビシビシと心に響きます。最初嫌いだったキャラをここまで好きになったのははじめてかもしれない。その点でもすごい作品。 |
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金色の明日 2 瑠璃色の夜、金の朝
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最後は少しマイナーなものを。対象期間発売の中で、一番お気に入りなのがこれ。 貧しい少女が騎士と出会い、すれ違いつつも最後は幸せになるという、王道を地で行く物語。王道を面白く書くというのはかなり力量がいることだと思うのですが、キャラを下手に増やさずにミオーニの一途な想いをひたすらに丁寧につづったのが正解、素晴らしい少女小説に仕上がってます。行き着いた先のハッピーエンドは間違いなく祝福したくなるもので、読後感も最高でした。 |
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バウワウ! Two dog night
(イラスト評)
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ヤスダスズヒトさんの絵は、ラストビジョンの時にもかなり気にいったのですが、本作でさらに好きになりました。現代が舞台の作品でかっこいい男キャラを書かせたらトップクラス。 |
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ウィザーズ・ブレイン IV 世界樹の街<下>
(イラスト評)
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はじめて本を表紙買いしたのがこれの1巻。 以来、本編・イラスト両方のファンになりました。 今ではこの話にはこの絵しかないと思えるように。HPにあるデフォルメの絵もとっても素敵。 本編にも票入れたかったのですが、2巻3巻に比べちょっとパワーダウンしてたのもあり断念。 |
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