天空の剣
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「酸の海」に飲み込まれ滅びようとしている古代ローマ風の世界で、ぶっきらぼうな女傭兵としゃべることの出来ない青年剣士(実は小国の王子様)と変な魔法使いと色々と微妙な琴弾きが織りなすファンタジー。 個人的に女傭兵でファンタジーというのは好みの設定で読んでみたのですが(とは言っても買ったのは妹)、そんな自分の好みも忘れるほど面白かった。特に魔法使いのダークロアはおいしいキャラだったなぁ。 同じ作者で、同じ世界観の『西風の皇子」もおすすめです。 |
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少年陰陽師 真紅の空を翔けあがれ
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妹にすすめられて読んだのが運の尽き…どっぷりはまってしまったシリーズの最新刊(04年四月現在)。 物語は稀代の陰陽師安部晴明の孫(というと怒る)昌浩となんか白くて愛嬌がある物の怪のもっくん(というと怒る。実は晴明の式神十二神将凶将騰蛇、晴明が付けた名は紅蓮、の仮の姿)のコンビが平安京または出雲を舞台に、異邦の妖怪や謎の女術師や変な宮司と戦ったり、怪事件を解決する話。 そして、読んでいるほうが痛くなるほど、いつもボロボロに傷つく…。 特にこの巻に向けて、前々巻から激しくて悲しくて、悲壮感漂っている。敵に「奪われた」紅蓮、紅蓮を殺さなければ黄泉の軍勢がなだれ込んでくる、でも昌浩は…。そして昌浩が選択したのは…。その直後からこの巻が始まる。この巻は前巻までのエピローグのようであり、間奏のようであり、次巻へのプロローグのような話で、主人公は心身ともにボロボロで、陰陽師に必要な見鬼の力を失って妖を見ることが出来なくなっているし、もっくんは記憶を失っていて…。前の事件が一段落したのに、もっくんの記憶に自分がいない昌浩がつらそうで、読んでいるこっちも心が痛くなる。 でもそれだけに感動的で、マイペースな昌浩の兄もいい感じだし、ある意味の良い結末と、新たな敵?も出てきて、次巻が待ち遠しい、すごいライトノベルだと思います。
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砂漠の花 III 夢幻泡影
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大陸を統べるカナルサリの新しい女王カリュンフェイが主人公のシリーズ第三巻。 この作品は女性向けライトノベルの神髄とも言える主人公少女カリュンの揺れる心情と、もう一つ女王カリュンフェイを中心とする政治劇や戦い、その二つがうまく合わさってドラマチックで壮大な物語として展開しています。 また尊大だけど潔く強いけど普通の少女の弱さもある主人公がかっこよく、主人公の幼なじみで補佐官で密かにカリュンのこと慕っているレンソールをはじめ、周りの登場人物たちもとても魅力的です。 この巻の見所は海戦とその前後、それにレンソールが・・・。これ以上はネタバレになりますね。それ以外にも名シーンは多く、素晴らしい作品です。 男性にも自信をもっておすすめできる女性向けライトノベルだと思います。 |
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マリア様がみてる バラエティギフト
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ただのコバルト掲載分の短編集と思いきや、その間にはさまる小話付き!良い意味で裏切られたなぁ。 やはり仏像マニアとドリルとジャンボの一年生トリオに注目。 |
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我が家のお稲荷さま。
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戦いはあるけど、まったりのんびり。日常の中の非日常というか、日常が非日常というか。いやいや、この作品の場合は非日常が日常に馴染んじゃった、と言うべきか。そんな作品。 注目は恵比寿が・・・。 |
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少年陰陽師 うつつの夢に鎮めの歌を
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主人公の昌浩をはじめ、十二神将の面々、彰子なども良いのですが、やはりもっくんでしょう。このデザインは・・・正直可愛すぎます。 またこの巻だと、様々な雑鬼たちに注目です。 |
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西風の皇子
(イラスト評)
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やはり宮城とおこさんの絵はきれいです。ファンタジー、特にこの作品にぴったりです。 |
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砂漠の花 III 夢幻泡影
(イラスト評)
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おそらく珠黎皐夕先生の絵は人によって好き嫌いが分かれる良くも悪くも癖の強い画風だと思います。しかし、この作品ではそれが作品のオリエンタルな世界観にとても合って、美麗で烈しい小説の世界をより凄いもの仕上がっています。 |
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我が家のお稲荷さま。
(イラスト評)
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この作品にあっている落ち着いているけどかわいい素敵な絵柄だと思う。 |
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ホーリィの手記5 エスタルの神聖騎士
(イラスト評)
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作品の良さもそうなのですが、桜瀬琥姫先生の美麗な挿し絵がすてきです。特に主人公のホーリィが可愛く、傭兵ボルカンがかっこいい。 |
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