時海結以さん、くぼひできさん。
お二人によってライトノベルと児童文学の間にある何か、について、白熱した議論が繰り広げられたことを知っている人もいるでしょう。
場所は、久美沙織さんの「創世記」スレッド。
「ライトノベルと児童文学の関係とは？」
その興味深い対話に、当初から「掲示板のログにしておくにはもったいない、ぜひコラム化を」との声がのぼっておりました。しかし、誰よりも先がけて声をあげ、そしてもっとも切実にそれを望んでいたのが、他でもない、久美沙織さんであったことはここに記しておくべきと思います。
くぼさんと時海さんの「対話」ですが、別枠たてて、「コラム」の一種として残しませんか？ 現状認識と問題提起がしっかりあるコレ、このへんに興味あるひとが検索かけた時、ちゃんと「パッとみつかる」位置にあってほしいです。……
スレッドでの対話を加筆修正のうえ再録し、さらに、その後このテーマを熱く語りつくした往復書簡を完全掲載いたしました。
ライトノベルを語るにしろ、児童文学を語るにしろ、この対談は、無視できない情報と知識と思考に満ちたものになったのではと思います。
今後もずっと残され、参照され続けていくコラムがここに生まれたと強く自負いたします。
文責 草三井
いくつかの児童文学短編や童話の公募賞に入賞を経て
2002年
「第２回富士見ヤングミステリー大賞」（カテゴリーは少年系ライトノベル）準入選
「第１回ジュニア冒険小説大賞」（カテゴリーはエンターテインメント寄りの児童文学）優秀賞
既刊：「業多姫」シリーズ （04年6月現在で５巻・短編集１点）
所属：日本児童文学者協会・日本民話の会・創作集団プロミネンス
広島在住。アマチュア児童文学作家
児童文学掌篇・短篇において、いくつかの公募賞に入賞。現在、出版に向けての活動中