SF大会 SFファンにより開催されるSF祭で、全国からプロ・アマが集結する。1962年から毎年各地持ち回りで行われている。2004年第43回愛称「G‐con」は岐阜県にて8月21〜22日に開催される。 公式:第43回日本SF大会G-con |
SF大会というものをあなたは知っているだろうか? |
『たったひとつの冴えたやりかた』 著 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア →bk1 →ama →楽天 『シャンブロウ』 著 C・L・ムーア ハヤカワ文庫SF「大宇宙の魔女」に収録。現在は絶版。 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 著 フィリップ・K・ディック →bk1 →ama →楽天 『竜の卵』 著 ロバート・L・フォワード →ama →楽天 クェーサー... 「竜の卵」は「クェーサー(準恒星状天体)」じゃなくて「中性子星」ではなかったかと……(汗) (文責:はせがわみやび様) すみません、おっしゃるとおりです(涙) (文責:久美沙織) |
サベツとは、自己とはなんらかがあきらかに違っている他者のありかたやものの考えかたを、頭から拒絶することである。
わたしが好きで好きでたまらないロバート・L・フォワード博士(作家であると同時に重力物理学者でもある)の『竜の卵』に出てくる、アワビ型宇宙人チーラもそうだ。 |
対偶... 「双方にインテリジェンスがあれば、必ず理解し合える」の対偶は「どちらかにインテリジェンスがない場合には、理解し合えない」ではなくて「理解し合えない場合、どちらかにインテリジェンスがない」だと思います。「双方にインテリジェンスがある」ことは「理解し合う」ための必要条件ではなく、十分条件だと思いますので。 (文責:通りすがり様) すみません、おっしゃるとおりです(涙) (文責:久美沙織) |
「インテリジェンスを持っていない」相手とは、たとえ、同じ人類でも、民族でも、同年代でも、同時代人でも、同性でも境遇が似てても同級生でも隣の住人でも、じつは「コンタクトはできてもコミュニケートできない」。 |
インテリジェンス、なんつーことを言い出すと、やっぱNOVAに通わなきゃとか、東大にはいれるひとはいいなぁとかそういうふうにお考えになるかもしれませんが、いんやいんや、そんなこた申しておりません。 |
「蒲生邸事件」 著 宮部みゆき →bk1 →ama →楽天 |
一例。
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タイムスリップして過去にとんだ男のひとは、やがて現代にもどらなければならなくなり、過去の世界で好きになっちゃった女性と、ウン年後に浅草の雷門の下で会おうと約束しました。約束の日がきます。そこにあらわれたのは……なんと、過去の時代で見た彼女とそっくりの美少女! 彼女がいうには、ほんとうはおばあちゃんがくるはずだった。でも死んでしまったので、孫の彼女にかわりにいってくれと頼んだというのです。そうだったのか……もう死んじゃったのか。ちょっとがっかりする彼。でもなにしろみてくれは、タイムスリップ中に好きだった相手に「どそっくり」でしかも若い孫。かわいい。その後の展開についてはあくまでニオワセルだけで、ふたりがそれからどーなったとかはたしかかいてなかったと思うけども……ハッピーエンドの雰囲気を漂わせて、小説は終わります。 |
(反転おわり)
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「安達が原」 著 手塚治虫 画像は作品が収録されている「ライオンブックス」第一巻のもの。現在は楽天ダウンロードでも読める。 →bk1 →ama →楽天 (反転部分の註)
すみません、おっしゃるとおりです(涙) (文責:久美沙織) |
手塚治虫先生の『安達が原』って短編がまさにそれをやってます。
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(反転おわり)
お能と、SFは、そうしてひとつになった。 原稿受取日 2004.4.4
公開日 2004.5.15 |