『 書評者 : からり 』 『 逆ソート順 : 更新時間 』 という条件で検索したよ! | |||||
5 件見つかりましたわ。そのうちの 1 〜 5 ( 表示数=5冊 ) 件を表示しますわ。 | |||||
|
タイトル | ポストガール 3 | |
シリーズ | ポストガール | |
著者 | 増子二郎 | |
イラストレーター | GASHIN | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2689-X | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
からり | 戦争で人口が激減した世界で、人の変わりに手紙を配達するメリクリウス(ロボットみたいなの)のシルキー。バグとして生まれた自意識とモノとしての行動プログラムの間で苦悩する。そんな彼女が仕事を通じて自分探しの旅をする物語。 シルキーは1巻に比べるとかなり人間らしくなっているんですけれど、それが1巻、2巻、3巻(そして4巻での完結)の流れの中でとても自然に描かれているんですね。弟が成長しているのは普段意識していないけれど、昔のこと思い出すと「あ〜やっぱり変わっているなぁ〜」と思ったりする感じ。(分かりにくい例えですねぇ・・・)なにか徹底的な出来事があって変化が起こるのは書きやすいと思うのですけれど、こういう書き方が出来るのはすごいと思います。 この巻で一番好きだった話は「シリウス」。シルキーが子供達のヒーローに手紙を届けに行く話。(そしてシルキーが悪役に^-^)傷ついたヒーロー、優しい仲間たち、そして子ども。シルキーがそのことに気が付いていないから緩和されているけれど、実はこの作品の世界はかなり残酷です。そんな世界での、何かを与えるつもりが与えられていたという関係。こういう話に私は弱いです。 そして閣下がとても格好よかったです。(格好良いお姉さんは大好きなので。) 全4巻。どの巻もハズレなしの良作です。 |
タイトル | 天高く、雲は流れ 15 | |
シリーズ | 天高く、雲は流れ | |
著者 | 冴木忍 | |
イラストレーター | 森山大輔 | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1649-8 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
からり | 魔族という「差別されるもの」が存在する世界の物語。完結。主人公が子持ちという、ライトノベルじゃ結構珍しいかもしれないファンタジーです。泣けるシリーズとして有名な「〈卵王子〉カイルロッドの苦難」シリーズや、いろんな意味ですごい結末を迎える「星の大地」シリーズを書いた冴木忍さんの一番長いシリーズとなりました。 正直、欠点は沢山あるシリーズだと思います。刊行ペースが遅くて緊迫感が薄れた部分はあったし、登場人物にしても何巻にも渡って引っ張ってきた割には決着の付け方があっさりしすぎていたり。主要メンバーの一人の恋愛が唐突だったり。(探せばもっとあるかも) でも、私はとても好きなシリーズでした。 世界はえげつなくて人間も愚かで、哀しいことが沢山あるけれど、決してそれだけじゃなくて。甘いと言われようと、私はそういう深いところで優しい感じがする話が大好きなのです。 そして、派手ではないけれどじわーっと魅力的な登場人物達。(しかも沢山^^)それぞれの人達にはそれぞれの背景があり人生がある。例えば当初はただのお調子者の便利キャラのように見えたシズマ(スキンヘッドの神官)が、あの結論に至ったように。何の力もない料理人が一番揺るぎ無く立っていたように。 ちなみに私はその超脇役で何の力もない料理人、エイカ(しかもカマキリ顔)が一番好きだったりします。最終巻にちゃんと出番があって嬉しかったです。 今なら最大の欠点かもしれない刊行ペースは問題にすることなく読めます。 最初の方の巻は古本屋にもかなり出回っています。ぜひ読んでみてください。 |
タイトル | 楽園の魔女たち 楽園の食卓後編 | |
シリーズ | 楽園の魔女たち | |
著者 | 樹川さとみ | |
イラストレーター | むっちりむうにい | |
レーベル | コバルト文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-600454-2 | |
発行年月日 | 2004-07-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
からり | 終わってしまった・・・。というのが最初の感想です。もっと続きが読みたかったなぁと素直に残念な気持ちが強いです。 ストーリーとしては、思っていた以上にダナティアが強かったです。その強さはシリーズの最初からは考えられないもので、だからこそ最終巻にふさわしいと思います。 それはこの巻のサラや前巻のファリスにも言えることですが。(マリアは最初から結構完成されていた気がするので除外(笑)) 全ての謎は明かされているようで、はっきりわからずと、なんだか不思議な感じ。でもそれでいいのかもしれません。なによりこのシリーズがすごいのは、いくらでもシリアスに転がっていける展開のなかであくまでコメディーとして突き進んだことですからね。 最後ですが、支部長さんの「へっぽこー!」が聞けなく(読めなく?)なるのが残念でなりません(笑) |
タイトル | 空ノ鐘の響く惑星で 6 | |
シリーズ | 空ノ鐘の響く惑星で | |
著者 | 渡瀬草一郎 | |
イラストレーター | 岩崎美奈子 | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2938-4 | |
発行年月日 | 2005-02-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
からり | 1巻から面白かったですが、最近特に面白いシリーズです。少しSF風味の入ったファンタジー。良作です。主人公は国の第4王子フェリオ。権力から離れた場所に生きる王子でしたが、紆余曲折あって今は忙しいです。(端折りすぎな説明^^) この巻では派手なアクションはないのですが、政治的判断とか、駆け引きに緊迫感があります。戦いを始めないための戦いという感じ。各陣営や個人の描写も丁寧です。 SF的な世界の謎が少しだけ明らかにされていろいろ納得しました。は〜、なるほど・・・。とても面白い設定なのですが、ヒロインの一人リセリアには気の毒なことになりそうです。もう一人のヒロインであるウルクも最近災難続きですし、ヒロインは大変です。 最後の方ではいろいろと大変なことになっています。主人公達には危機ですが、敵対している勢力との関係には変化が起こるかも?どちらにせよ、まだまだ物語はこれから。先がとても楽しみです。 ちなみに私は何故か商人のロセッティさんがお気に入り。表紙にならなかったのが非常に残念です(笑)(著者さんのHP参照)もちろんウィスタル(表紙の右の人)も渋くて格好良いですよ! |
タイトル | 復活の地 2 | |
シリーズ | 復活の地 | |
著者 | 小川一水 | |
イラストレーター | 前嶋重機 | |
レーベル | ハヤカワ文庫JA | |
書籍コード | ISBN4-15-030766-0 | |
発行年月日 | 2004-08-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
からり | 大震災に立ち向かう人々を描いたSF。なんと主人公は官僚です。 この話がライトノベルかどうかは正直微妙だと思うのですけれど、やっぱり好きなので。 大迫力で始動した1巻も、思わぬ方向へ進みながら綺麗にまとめ上げた3巻も良かったんですけれどね。主人公の追い詰められ具合が圧巻だった2巻をイチオシに。 前に進もうと頑張りすぎるあまり周りが見えていないセイオと、摂政になったことで周りを見ようとし始めたスミル。最も無力なはずの立場でありながら、むしろ最も物語の主題に近いところにいるようなネリ。 様々な立場の人々を描きながら物語は進んでいきます。 突っ走って追い詰められていくセイオに、「あ〜、ヤバイって!違うって!」とハラハラし、世間知らずのお姫様だったスミルの成長にワクワクし、そして2人に訪れる変化にドキドキし、とっっても読み応えがある巻でした。 昨年度で、先を一番楽しみにしたシリーズです。(3巻の発売日が延びたことも知らず、探し回ったりもしました)興味がある人はぜひ読んでみてください。 |
|