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いつか僕にもすてきなお姫様が……
まずはその幻想をぶち殺す!
むかっ! じゃあその幻想をぶち殺すというその幻想をぶち殺す!

[image:bk1] タイトル そらのこども
シリーズ
著者 萩原麻里
イラストレーター 岩崎美奈子
レーベル ヒヨコ舎
書籍コード ISBN4-434-05235-7
発行年月日 2004-11-00
備考 発売:星雲社
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
CAX 「霧練り(むねり)」。
それは神から与えられた力。空に浮かぶ雲を引き寄せ、それで新たなものを作り上げる力である。
神はこの与えられし力の象徴として、大陸の各地に四つの塔を創った。「霧練り」の力を持つ持つ者だけが立ち入ることを許されたものであり、故に長らくここを訪れる者がなくなった時、または破壊行為によって四つの塔が完全に失われし時こそ、人々は滅びの時を迎えるだろう。

これは「霧練り」の力の意味を知る物語であり、「霧練り」の力を持つ少年達の成長物語である。




この小説は「ヒヨコ舎」というレーベルから出されている本ですが、ライトノベル読者の猛者が集まるこのサイトでも、そのレーベルを知っている、もしくはそのレーベルの本を読んだことがあると問われれば、少数派となるかと思われるぐらいマイナーなレーベルだと思います(最初、データ登録されていなかったし(笑))。
ただ、マイナーだから紹介したいわけではない。マイナーだが、良質な作品だからこそ、知って欲しくて、読んで欲しくて、同じように感動して欲しくて、紹介するのだ。そう思わせる魅力のある作品だからこそのご紹介。

少年達は「迷い」「悩み」「考え」ます。だからこそ「成長」するのです。
「正統派」「ジュブナイル」「ファンタジー」「王道」。これらの言葉にピンときたのなら、是非読んで欲しい作品です。そして一緒に「続編希望!」と叫びましょう!
各務桜花 図書館で偶然出会うまで、レーベルの存在すら知りませんでした。でも出会って良かった。
霧練りという、色々な形をつくる雲で何か違うものを生み出す、神が与えたとされる力に悩まされつつ、それでも夢に向かって頑張る子供を描いた話。雰囲気的にはファンタジーと児童書の中間くらい。説教くさくなく、自然ともうちょっと頑張ってみようかな、と思えるところがいいと思います。
頑張る、でも壁にぶつかる。時にはどうしようもないこともあるけれど、そうやって大人になっていくんだなあ。
応援メッセージ・イラスト部門
dahlia 実は本文中にイラストは一枚もありません。
表紙イラスト一枚で、とてもうまくキャラクターと物語の空気感を表現していると思います。