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おなかすいたね
そうだね

[image:amz] タイトル カエルと殿下と森の魔女 緑竜亭繁盛記
シリーズ
著者 橘柑子
イラストレーター 堤利一郎
レーベル ファミ通文庫
書籍コード ISBN4-7577-2130-7
発行年月日 2005-01-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
まつもとかなめ 原初の樹海「闇の森」のほとりにあって、人間のみならず人外も客として訪れる旅籠兼酒場「緑竜亭」。そこの一人娘で、「戦う看板娘」の二つ名を持つ少女リュンにより語られる、「緑竜亭」の騒動の物語です。無口で料理にしか興味がない父に代わって、「緑竜亭」を切り盛りするリュンの悩みの一つが、何かにつけて喧嘩して店の者を壊す常連客、不死人アンバーと狼人の少年ブラック。今日もまた、喧嘩を始めたこの二人を抑えようとリュンが奮闘しているところに、美形の騎士が一夜の宿を求めてやってきますが、彼は一匹のヒキガエルと山ほどの厄介事を引き連れてきたのでした。

ネタばれ大立ち回りを演じるリュンの姿はまさに「戦う看板娘」。この二つ名を本人は嫌がってますが、ネタばれリュンが、ただの少女でいられるはずもありません(笑)。彼女の「友達」もただものではないですし。何はともあれ、リュンの勢いのよさと啖呵が心地よい話です。
極楽トンボ 樹海「闇の森」のほとりにたつ酒場・緑竜亭。人間も人外も訪れるいつもにぎやかな酒場で起こる騒動の数々が実にテンポよく愉快に、そして魅力的に書かれるファンタジー小説です。
ノリとしてはTRPGなんかに出てくる酒場のノリをものすごーくよくした感じかな。ボケツッコミの軽快なこと!
主人公である酒場の看板娘・リュンがすごい魅力的。

とにかく一度読み始めたらあっという間に最後までたどり着くテンポのよさが素晴らしいです。
ひさ 読み手の気持ちでは多分知りたいと思う部分、外したら物足りなくなる描写、それをあえて
カットしてでも主人公リュンの視点のみに徹底している所が個人的には凄く良かった。物語の
テンポも軽快だし、キャラ同士の掛け合いも面白いし、何よりリュンの存在が忘れられない程
印象に残る。彼女の魅力を最大限に引き出ている一人称文章の描写はなかなかお見事。
t-snow この作品の魅力はなんといっても主人公のリュンにあります。
「スレイヤーズ」のリナインバースを常識人にしてちょっと可愛げをつけた「戦う看板娘」リュン。そんな快活な彼女の一人称で綴られる文章はとにかくテンポがよくて、もう文章読んでいるだけでも幸せ。
獣人や不死者といった脇を固めるキャラクターも、リュンの印象で霞むことのない我を持っていて、リュンとの掛け合いで楽しませてくれます。
ここ1年の新人さんの作品の中では最もイチオシです。
応援メッセージ・イラスト部門