|
|
スター・ハンドラー 3 ゲートキーパー 下
著者 |
: |
草上仁 |
絵師 |
: |
鈴木雅久 |
ISBN |
: |
4-25-777002-3 |
page |
: |
435p |
|
御子屋 龍
/
|
|
正統派のSF要素を持ちながらこれほど笑えたシリーズを他に知らない。 第一巻では“ヤアプ”という生物の特殊な習性を追い、第二巻では“生きている”の馴致に挑み、そして第三巻においては更にスケールアップして“生きている電波”との邂逅を描いている本作シリーズ。 テーマから既にヤられてしまった私だが、読み始めるとその巧みなストーリー以上にキャラクターの魅力の虜になった。逐一の台詞の応酬がウィットに富んで、いやぶっ飛んでいるのがたまらない。これほどライトなノリでハードSFを読めるとは、一種革命的ですらあるだろう。 当シリーズは3巻で終了してしまったが、もっと続いて欲しかったシリーズだけに、これからの草上仁氏の働きにもより期待をかけつつ票を投じたい。と私は言った。 |
(
御子屋 龍さんの紹介ページへ
)
|