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『 書評者 : みづき 』 という条件で検索したよ!
3 件見つかりましたわ。そのうちの 1 〜 3 ( 表示数=3冊 ) 件を表示しますわ。
べるのー、ぼくたちいつまで働いてればいいわけ?
24時間戦えますか? つまり休憩はなしですの……労働基準法違反ですの(怒)
うーくそ、そのうちスト起こしてやるー

[image:amz] タイトル 銃姫 2 The Lead in My Heart
シリーズ 銃姫
著者 高殿円
イラストレーター エナミカツミ
レーベル MF文庫J
書籍コード ISBN4-8401-1126-X
発行年月日 2004-07-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
みづき 「消したい『言葉』を唱えて引き金を下ろせば、その『言葉』は世界から消え去る」

そんな力を持つという「銃姫」を盗んだ「キメラのオリヴァント」という男を追う3人の少年少女の冒険を描いたファンタジー世界を舞台にした物語。

2005年4月現在最新刊の3巻は上下巻の「上」でまだ完成していないというのもありますが、とりあえず現時点での「銃姫」シリーズにおけるもっとも完成して面白いと言えるのがこの2巻の「世界で一番偉い人」。

突然魔法を使えなくなった主人公セドリックは、その原因を探すために一人都会へ降りて己の実力を上げようとします。そんなセドリックの対比として登場する、田舎から都会へ単身降りてきて、成り上がった新進の政治家マカロックの物語がもう泣かせます。

セドリックとの形とは全く違うけれど「ありえる未来」として登場するマカロック。
心の重荷。大切だけれど、それ故にうざったい、捨てたいけれど捨てられない、心の鉛。
そして、世界で一番偉い人。

シリーズ展開するうえで、敵か味方かとなるサブキャラクターも一気に充実。眼鏡3兄弟が次男、詰襟軍服ギース・バシリスにスーパーマッチョの気の良いお兄ちゃんバロット。女の子じゃないなんて文句は言うな!これが萌えだ!

MFJ文庫の中では飛びぬけて分厚いこの「銃姫」シリーズ。話のシリアスさと泣かせっぷりに反してあとがきと折込の作者紹介がぶっ飛んでいます。

嗚呼、素晴らしきかな眼鏡っ子!!

[image:bk1] タイトル 天槍の下のバシレイス 1 まれびとの棺 上
シリーズ 天槍の下のバシレイス
著者 伊都工平
イラストレーター 瑚澄遊智
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2839-6
発行年月日 2004-10-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
みづき 著者である伊都公平氏のデビュー作、第61魔法分隊シリーズは第1巻では「イナカの町で繰り広げられる国家間レベルの陰謀、戦い、何より愉快な警備隊の日常」というものでしたた。
2巻以降はタイトルである「第61魔法分隊」自体が全く活躍、というより機能しません。メンバー一人一人がそれぞれ単独で動き回り、群像劇になってしまった。まあそれはそれで面白かったのですが。

そんなこんなでなんとか終止符を打ったデビュー作「第61魔法分隊」に続いて放たれたのがこの「天槍の下のバシレイス」。元の連載時のタイトルは「西方世界剣魔攻防録」という第61魔法分隊と同様のセンスが前面に出まくった誤解をあえて招くようなファンタジック溢れるタイトルでしたが編集の賢明な判断で改題。ちなみに僕は前タイトルが好きでした。ロゴもカッコイイし。いや本当に編集の判断は皮肉もなしで賢明だとは思いますが。

話がズレましたが、本作「バシレイス」は「魔法分隊」1巻での「イナカ町で繰り広げられる愉快な警備隊の日常」をやり直したものだと僕は思っています。
また、その「やり直し」はファンタジー世界から現実世界へと舞台を変えることにより、より読者に親密感と感情移入を促しやすくし、ただのやり直しで済ませていません。

とりあえず話は変わりますが主人公、川中島敦樹嬢は名前も男らしく性格も男らしく表紙でセーラー服、口絵に半裸絵まで描かれているというのに性別がよく間違われますが立派な現役女子高校生です。

電撃文庫の主人公キャラクターの中でも抜きん出て男というより漢らしいと思いますが……。

[image:amz] タイトル 天槍の下のバシレイス 2 まれびとの棺 下
シリーズ 天槍の下のバシレイス
著者 伊都工平
イラストレーター 瑚澄遊智
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2847-7
発行年月日 2004-11-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
みづき 世界各地に突如現れた「塔」と同時に現れた「剛粧」という生物によって東西を分断された日本を舞台に繰り広げられる、学生たちを主人公とした防衛戦の物語。

上巻では世界観設定に様々な疑問が生じましたが、この下巻ではそれらを解消し、同時に主人公、川中島敦樹にとって昔の仲間の仇である「幽霊剛粧」との決着がつけられます。

冷静で生真面目な敦樹と、幽霊剛粧との戦闘が最大の見せ場ですが。

軍神大回転!咲き乱れる百合の花畑!

となんだか別の意味でぶっ飛んでます。というか会って1年程度なのに何あの夫婦っぷり。

作者が意識しているのかそれとも天然なのか判別がつきませんが、妙に多い女子キャラクター。文体さえ変わればプロット同じ、セリフ同じでも完全に萌え作品になるんだろーなー……。