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もうかりまっか?
ぼちぼちでんなあ……って何を言わせますの

[image:bk1] タイトル 悪魔のミカタ 13 It/MLN
シリーズ 悪魔のミカタ
著者 うえお久光
イラストレーター 藤田香
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2704-7
発行年月日 2004-07-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
しゅぺるたー It編に入ってから正直「これの主人公って誰だっけ?」と思わないでもないでしたが
悪魔のミカタらしさが残っているからこれはこれで!

第1巻「魔法カメラ」が2002/02に出てからシリーズ最新刊であるこのIt/MLNまで2年半で13冊のハイペースのうえお先生でしたが、ここ数ヶ月は沈黙を続けており、ファンの間では【うえお死んだ説】【うえおは小説止めたよ説】が囁かれておりました。
だがついに沈黙を破り、7月10日にハードカバーではあるものの先生の新作が発売されます。
さすがに悪魔のミカタとのリンクは無いとは思いますが、このハードカバー『シフト -世界はクリアを待っている-』に超期待。

これからも目を離せない作家の一人です。
rokugomarunisai 熱気と言おうか、あるいは熱意と言おうか。それが作品に滲み出る作家だ。
端的に分厚い巻が面白いことからも、それがお分かりいただけると思う。
本作はザ・ワンと呼ばれる吸血鬼と堂島コウとの対決を描く、『It』編の完結作となっている。その前哨戦とも言うべき、異様な盛り上がりを見せた『It/ザ・ワン』(十一巻)、出世作という言葉から大きくはみ出す『グレイテスト・オリオン』(五巻)。この巻も、それらに負けない、どころか今までで最高の厚さとなっている。
これ以上は、『It』編の締めに相応しい物語となった、とだけ言っておこう。
なお、本作をきっかけに『旧約聖書 ヨブ記』を読んでも、裏切られないだろう事を付け加えておく。
第弐齋藤 吸血鬼モノとして秀逸。超燃える。

悪魔のミカタシリーズ10巻からこの13巻It/MLNまでは独立した一個の吸血鬼モノとして楽しめる。 読むなら10巻から読もう。 知らない登場人物なんて気にするな。

悪魔のミカタ〈10〉It スタンドバイ

悪魔のミカタ〈11〉It ザ・ワン

悪魔のミカタ〈12〉It ストラグル

悪魔のミカタ〈13〉It/MLN
peach ここ最近読んだ本の中で、群を抜いて面白かったのがこの本です。登場人物一人一人の想いが熱く、燃えます。敵の吸血鬼ザ・ワンの設定は深くまで作りこまれていて、それが私の知らない吸血鬼像だったので、とても新鮮でした。
10巻から続いたザ・ワンとの戦いの終結には予想外の展開に驚き、最後まで読み終え、しばらく呆然としていました。そのくらい、この物語には驚かされます。とてもお勧めです。
ぎをらむ このシリーズの魅力は、魂をめぐる理性と情熱のせめぎ合いです。とにかく熱いです。本も厚いし。
群像劇なので誰が主役という訳ではありませんが、私は鴨音木エレナ、神名木唯、山本美里、舞原サクラの壮絶な死闘に熱狂しました。終盤の堂島コウとザ・ワンの問答も意味深です。
イラストが耽美でちょっと恥ずかしい。(笑)
ひさ 10巻からの吸血鬼「ザ・ワン」編(正確には8巻から続いていたIt編)のラスト。
吸血鬼対人間の文字通り生き残りを賭けた熱い戦い、その中にある重く圧し掛かり
深く複雑に絡み合う感情の数々、それら全てを非常に濃い密度で描いた内容に読了
して暫し呆然。その後徐々に染み込んで来る満足感。本当に素晴らしかったです。
主人公のコウ不在でも、結局最後にはやっぱりコウ以外に主人公は有り得ないと思い
知らされました。これ以降未だに続刊予定が無いのですが、待ち遠しくて仕方がない。
まよねえずごはん シリーズで支持します。

It編における吸血鬼の設定はどこでも見たことがなかった。{{吸血鬼とはネットワークである}}、なんてよくも考え付くものだと思う。
そして、登場人物たちの魂のぶつかり合いが非常に熱い。それはこの巻に限らず、シリーズ通してもだ。

圧倒的な執筆スピードをもってしても13巻でやっと一学期編終了。完結まで付き合います。ていうか、完結まで書いてくれますよね?

余談:某作家インタビューばっかり載った本で、みんなノリノリで写真に写って、バンバン顔出ししていた中、後頭部からの写真しかなかったうえお久光に、萌え。
練馬 13冊も出ると追いかけるのが面倒だなぁ、と思ってるそこのあなた。
まずは5巻まで読みましょう。5巻で一気にオモシロさが加速しますから。
だからとりあえず無理せず5巻まで。そこまでいけばあなたはきっとうえお久光のトリコです。

10巻の短編集で取っ掛かりを作って、11巻・12巻と続いた対吸血鬼抗争の完結編。
11巻・12巻も相当なものでしたがそのラストを締めくくるに相応しい傑作。
とにかく面白すぎるこの作品について、私は語る言葉を持ちません。
応援メッセージ・イラスト部門