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応援メッセージ検索結果

『 イラストレーター : 水野英多 』 という条件で検索したよ!
1 件見つかりましたわ。そのうちの 1 〜 1 ( 表示数=1冊 ) 件を表示しますわ。
モノグラフというライトノベル系ニュースサイトはおすすめです
URLはこちらですの。http://monogragh.fc2web.com/

[image:amz] タイトル 小説スパイラル〜推理の絆〜 4 幸福の終わり、終わりの幸福
シリーズ
著者 城平京
イラストレーター 水野英多
レーベル スクウェア・エニックス
書籍コード ISBN4-7575-1181-7
発行年月日 2004-04-00
備考 レーベル:Comic novels
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
みどりや 自分の感性にあった作品は…命ほど価値がありましょう
7日7晩かかっても「スパイラル〜推理の絆〜」の魅力のすべては語れません

などとパロって(http://maijar.org/word/serifu/sa-3.htm#spiral)いても始まらないので、
(1)漫画:スパイラル
(2)原作者:城平京
(3)小説:スパイラル
という感じで語ってみましょうか。

●漫画:スパイラル
やはり、「スパイラル〜推理の絆〜」といえば、漫画がメインで、小説版はおまけといった印象があります。
漫画「スパイラル〜推理の絆〜」は現在13巻まで出ています。11、12巻で多少だれた感じは在りましたが、13巻でまた、スピード感覚がよみがえり、後は、クライマックスに向け一直線といった感じです。
最初、「スパイラル〜推理の絆〜」は、「Q.E.D.証明終了(http://www.bk1.co.jp/product/1883007)」と同様の推理をメインとした作品かと思っていましたが違っていました。
ドラマの「スパイ大作戦」にも通じるものがあると思いますが、ある種の「勝利条件」が与えられ、それを実現するための武器に論理を使用します。
この論理の切れ味がすばらしい。そして、底流にある主人公鳴海歩の成長のストーリー。
とにかく、漫画「スパイラル〜推理の絆〜」は、3巻までは読んで欲しい。
3巻ラストの一杯のコップの水を飲むシーン。思わず身震いがした。このシーンは必見です。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
--あらためて
思いしらされたんだ

自分の
知恵も勇気も
無力なんだって

信じるものだけが
いつも幸福で
いられるんだって
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
4巻pp61-62より


●原作者:城平京
この人は、漫画「ヴァンパイア十字界」(http://www.bk1.co.jp/product/2479889)の原作者でもある。
その3巻の原作者あとがきで次のようなことを書いている。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
「だまし絵」というものがあります。
壷の絵かと思ったら向かい合った人の絵にみえたり、ウサギかと思ったらアヒルに見えたり、若い女性かと思えば老婆だったり、(省略)
英国の推理作家にクリスチアナ・ブランドという方がいます。(省略)
『ジョゼベルの死』では容疑者全員が次つぎ自分が犯人だと告白し始めたりします(それもラスト七十ページを切った段階で、ほんの十数ページの間に。当然真犯人はひとり)。
同じ手がかり、同じ証拠でもほんの少し見方を変えてやる、同じ内容の証言でもほんの少し視点を変えてみる、ただそれだけで事件の様相がぐるぐる変化することもあるとブランドの作品は教えてくれます。
(省略)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
そして城平京氏は、この手法を自家薬籠中の物としている。

●小説:スパイラル
さて、ライトノベルファンパーティーの応援メッセージなのでここをまじめに書かんとあかんな(笑)
小説版の「スパイラル〜推理の絆〜」はこの4巻目で閉幕ということだ。残念である。
全てオリジナルの別ストーリー。漫画のストーリーの小説化ではありません。

1〜3巻目までは、漫画スパイラルと同時期の本筋とは無関係な鳴海歩の活躍(謎解き)が本編として収録され、それにプラス外伝として歩の兄鳴海清隆の警視庁時代(歩は当時、小学生)のエピソード(短編推理)がついている。

3作とも、「ほんの少し視点を変えてみる、ただそれだけで事件の様相がぐるぐる変化する」というサプライズ付き。
圧巻は、2巻「鋼鉄番町の密室」における事件の真相を依頼人に伝える際の鳴海歩の次の台詞。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
俺はあんたに三つの解決を提示してやる。さっきも言ったが、どれを真実とするかはあんた次第だ
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

この話を読了した後、私の頭のなかでは先にあげた漫画スパイラルの台詞がリフレインしていた。

自分の 知恵も勇気も 無力なんだって
信じるものだけが いつも幸福で いられるんだって

本編3作は、本当に気楽に楽しめる。ひよのタンファンなら、読むべし。ロマンを求めるなら缶スープ「さばおり」を堪能しろ(笑)。

4巻は、外伝シリーズの完結ということで少し趣が異なる。
今回は、小学生の鳴海歩が直接、事件にかかわり、過去の歩の兄清隆、義姉まどか刑事との係わり合いも描かれる。
外伝は、漫画スパイラルの背景を知る上で、ファン必読の書と言えよう。

アンニュイな溜息の似合う小学生 鳴海歩に乾杯!!!
石野休日 名探偵は存在してはならない。
たとえフィクションの中であったとしても。



そんな絶望。
(ハンドルを捨てて、今は名無し) 合理的志向も度を過ぎると狂気となるというおはなし。
狂気のトリックに対抗できるのは狂気のロジックのみ。
かくして近年稀に見る頭脳戦が展開されることになります。
「ミステリ界に居場所のないミステリ作家」がノベライズの形で放つ最後の刺客。
応援メッセージ・イラスト部門
みどりや ネコ耳の 結崎ひよのタン、 萌え!!!

(漫画:スパイラルを読め!)
http://www.bk1.co.jp/author.asp?authorid=110003687020000
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757501757