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天高く、雲は流れ14
著者 |
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冴木忍 |
絵師 |
: |
森山大輔 |
ISBN |
: |
4-8291-1550-5 |
page |
: |
257p |
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KKK
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自分は冴木先生のファンです。この先生の作品は大好きなものが多いのですが、短い話が多く、長編が好きな自分としては少々残念でもありました。そんな作品等の中、このシリーズは14巻まで続き現在の冴木先生の作品の中で最長のものとなっていて、個人的にはうれしい限りです。 この作品は・・・、説明が難しいですが中華風ファンタジーとでも言えばいいのでしょうか(ただし仙人は今のところ出てきていません)。主人公一行が「大暗黒」と呼ばれる災害を防ぐため各地で起こる事件を解決しながら旅をする、というストーリです。こう書いてしまうとありきたりな話になってしまいますが、この先生独特の雰囲気がどこにでもありそうな話を面白く読ませてしまいます。このように書くと失礼かも知れませんが、地味で面白いというのがこの先生の作品の特徴だと思っていますので。多少中だるみしているところもありますが、それを差し引いても十分なほど面白い作品です。
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ぎをらむ
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もし5年後も10年後も同じ本、同じ作者を読んでいたいとおっしゃるのであれば冴木忍をお薦め致します。 大丈夫。私は10年前からこの作者を読んでいますが、刊行ペースが落ちたこと以外は何も変わりません。 流行を追っているうちに流行に呑まれてしまった方、自分は何が読みたかったのか思い出せなくなってしまった方は手にとって見て下さい。 いつもやさしく切ないハートフルファンタジーが、自分が存在するただそれだけのことを受け入れてくれる世界がここにあります。 |
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