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作品評
武官弁護士エル・ウィン(9) やりきれない破滅への序章

著者 : 鏡貴也
絵師 : 義仲翔子
ISBN : 4-8291-1592-0
page : 254p


巽うり /
  国内トップクラスの権威と力を持つ武官弁護士。その中でも異端な位置にいるエル・ウィンと、
彼に拾われて秘書になった美少女オトメ・ミアの繰り広げる、ラブラブファンタジー
……だったのです、シリーズ当初は。
強いヒーローが難事件を解決、ヒロインが「キャー結婚してウィン!」というノリだったのです。
それが! ここへきて、驚天動地の展開をみせました。
ストーリー展開のすごさにあんまり驚いたので、一票入れさせていただきます。
徐々に明らかになる武官弁護士の謎、武官弁護士を束ねる組織・司法庁への不信。
エル・ウィンとは何者なのか? 今司法庁では何が起こっているのか?
この流れだけでは驚かないんですが、ここに今までノーマークだった恋する乙女・ミアが絡んでくるのです。
ミアの生い立ちについては時々触れられてきたんですが、今作でドカーンと爆発しております。
シリーズ全体のイメージすら破壊するこの展開、今後に大注目です。
( 巽うりさんの紹介ページへ )


しょーと /
  ミアに対するこの展開、かなり好みだ。
我ながら悪趣味?
( しょーとさんの紹介ページへ )