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皓月 《kougetu_408@hotmail.com》

▼プロフィール
20歳、男性。
 ……最近はライトノベルから離れ気味で対象作品の中では十冊くらいしか読んでねいや。こんなんで参加するのもどうかとは思うけれど。

 対象外で好きな本を紹介。『暗いところで待ち合わせ』(乙一著、幻冬社)『GOTH』(乙一著、角川書店)、『クビシメロマンチスト』(西尾維新著、講談社ノベルス)、『12月のベロニカ』(貴子潤一郎著、富士見ファンタジア)、『<卵王子>カイルロッドの苦難』シリーズ(冴木忍著、富士見ファンタジア)、『道士リジィオ』シリーズ(冴木忍著、富士見ファンタジア)、『夢界異邦人』シリーズ(水落晴美著、電撃文庫)

推薦図書
・ イリヤの空、UFOの夏 その4
・ 失はれる物語


イラスト評




イリヤの空、UFOの夏 その4
   イリヤというシリーズ。物語がすごい、のではない。確かにライトノベルとしてきつすぎるこの展開はすごいと言うしかないのかもしれない。それでも、この作品より感動できる物語は数多くあるだろう。「こうやって終わるのかもしれない」ラストを読む前から僕は、予想、でないにしろ予感としてそれを知っていたから=そういう意味で王道すぎる締め方/非難するわけではないけれど。

 「懐かしさ」=僕をしてこのシリーズがすごいんだ、と言わしめるに足る真の理由。それ=自分が特別であると信じてる/くだらない矜持/楽しく馬鹿やってる現実/甘酸っぱい恋愛/夏=いつまでも続くと思っていた平穏な日常。ゆるやかに残酷に流れる時。
 子供の夢想。一歩進めば手に入るかもしれない現実。一歩進めないから手に入らない現実。どうしようもないほど馬鹿すぎた僕ら、どうしようもないほど汚かったから/綺麗だったから、終れない幼さ。

 学校=終ってしまった場所/過ぎ去ってしまった場所。限られ鍵られた僕たちの場所。

 この本はきっと、おもいで、でした。
 だから、すごい。
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失はれる物語
   乙一という作家がライトノベル作家であるかどうかは知らない。しかし、そうであると認められてここにいるのならば、この短編集を勧めざるをえない。

 ココロ打つこの空気/イメージ

 触れあいたくて触れあえなくて
 それでも僕は満ち足りているから
 君を、知っているから
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