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作品評  /  イラストへの評を見る。
イリヤの空、UFOの夏 その4

著者 : 秋山瑞人
絵師 : 駒都えーじ
ISBN : 4-8402-2431-5
page : 333p


加持リョータ /
   浅羽とイリヤの逃避行の果て、そして夏の終わり。
 切なくも美しい一夏の思い出でした。
( 加持リョータさんの紹介ページへ )


みゃ〜 /
  全4巻に対しての投票になります。

シリアスとギャグが見事に融合していながらも世界の歪みをそこここにのぞかせていた1−2巻、
表面を覆っていた砂糖菓子のような飾りが落ちて非情な現実があらわになる3巻、そして現実の
苛酷さに翻弄される4巻と見事な流れです。
3巻の後半から4巻にかけての強烈なリアリティを考えると最後はきれいにまとめすぎているように
感じますが、といって他のまとめ方も思いつきません。
昨年に読んだ本(ラノベだけではなく)を語る時には避けて通れない秀作です。

圧倒的存在感の水前寺が4巻では蚊帳の外におかれてしまったのが残念。
( みゃ〜さんの紹介ページへ )


新月 /
  ……いよいよ出た最終巻だと思って気軽に読んでましたけどページを捲る度にどんどん気が重くなっていって読み終わったときには呆然と天井を見上げていました。
一言で言うとかなり自分には痛かったです。
だけど一番最後……あとがきも過ぎて、カバーの作者紹介のところにあったあの言葉が少し軽くしてくれました。
『誰にとってのハッピーエンドなのか……』
口足らず感想ですが、読んでない人は是非読んでください。
( 新月さんの紹介ページへ )


foz /
  読み終えた後の余韻は果てしないものがありました
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炎尾燃 /
  なんていうか、とにかく衝撃をうけた。
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浬玖 /
   好き嫌いがでるこの四巻、このシリーズはこれで終わりですが、僕はかなり好きでした。一巻から四巻に進むにつれて、最初の頃はとてもおかしく、三巻あたりからシリアスになり感動できる。
 お気に入りのキャラは浅羽直之です。このイリヤの空、UFOの夏の主人公……水前寺も好きですが(もちろん他のキャラも)浅羽直之のあの名台詞が頭から離れません。自分ができることを精一杯しようとする、自分は力がないことを知っている……この四巻で浅羽直之は二回イリヤに向かって叫ぶ、どちらもその時の正直な気持ちだと思う。四巻を読みどころは浅羽直之の行動!
 最後に秋山さんの作品で持っている物は全部お気に入りです。
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まがん /
  ライトノベルにおける一つの達成。読み終わってしまうのが悲しくてなりませんでした。もう、ありがとうとしか言いようがありません。ライトノベルだってバカにすんな、「イリヤ」があるんだぞ、と言ってしまえる。傑作中の傑作。金字塔。
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高森太郎 /
   圧倒的な、頭の中の記憶を引っ張り出されるような、鮮やかで、生々しい描写。夏。

 最後は、なんかまともにトラウマになりそうな終わり方でした。そして、たくさんの人がいろいろなことを書いていたけれど、やっぱり読んでみてほしい。そう思うので投票します。

 夏の終わり。ひどい男。すべては謎のままで、結局ひどい男の手の上で踊らされていただけなのか?
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エヴァーラスティングライ /
  正直なところ途中から読むのが辛くなりました。浅羽の辛さも伊里野の辛さも胸にズンとくるものがあってとにかくいろんな意味で感動しました
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高空 昴 /
   秋山瑞人氏の作品について語る際、まず口にしてしまう点が「文章の疾走感」についてだ。
 秋山作品は文章が「速い」。これは表現が簡素であるとか、改行が多いとか、展開があっさりしているという意味ではない。秋山作品はむしろ表現は濃厚であり、改行は適度で、展開も緩急に富んでいる。
 では「文章が速い」とはどういう意味なのか。
 それは「読者の感覚を加速させる」文章であるという事だ。氏の物語は、読者を掴んだが最後、圧倒的な牽引力で一気にラストまで引っ張ってくれる力に満ちている。
 氏の著作品である「E.G.コンバット」しかり、「鉄コミュニケイション」しかり、「猫の地球儀」しかり。全ての作品に言えることだが、その形態はジェットコースターに似ている。
 クライマックスまで持ち上げて持ち上げて、後は最高速度で叩き落す。この落下にも似た読書感に抵抗は出来ない。そこにはスリルと爽快感が宿るのみだ。
 さて「イリヤ」である。
 この四巻は、そんな「落下」の巻である。三巻かけて上昇を続け、溜め込んだエネルギーを一気に吐き出した、急転直下のクライマックスの本だ。
 速い。
 とてつもなく「速い」。
 止まれない物語を読みたい方は、ぜひ、一巻から読んで欲しい。読み終えた時、抱く感想は「面白かった」の一言である事を保証しよう。
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koumei /
   この作品はイリヤの空、UFOの夏の最終巻となるもので、その1、2、3とほのぼのとした笑いと感動を与えてくれていた物語が一気に急展開を迎えたところがやはり、ああ、また秋山さんにしてやられちゃったなという感じです。そのため、この巻だけについてのコメントというよりシリーズを通してのコメントになってしまいますが、ご了承ください。
 正直ストーリー自体は漫画最終兵器彼女とかなりかぶっていて、その上ヒロインである伊里野のキャラクターも読み始めのうちはどうしてもエヴァの綾波レイと同じ印象が拭えませんでした。けれども、それらを補う数々の心温まる名場面、その4でいえば浅羽が伊里野の髪を切ってあげるシーンなどがそんな些細な第一印象を消し去ってくれました。今でも、実際には見ていないはずなのにそれらの情景が頭に浮かんでくるほどです。これは秋山さんにしかできない独特のテンポを持った文章のなせる技だと思います。
 そしてなによりもこの作品を魅力的にしているのは、登場人物がみな人間くさいことでしょう。誰もがそれぞれ悩みを抱えていて、汚いエゴを隠している。主人公である浅羽があらゆる意味で傷付いた伊里野に対し、なぐさめるどころか辛辣な言葉をぶつけてしまったのも、彼が単なる定まったストーリーをなぞるだけのキャラではなく、疲れたり、悲しんだり、怒ったり、形容しようがない感情に襲われたりする一人の人間だからでしょう。だからこそ宇宙人と戦争をしているようなまるっきりの作り話に僕は感情移入してしまったのです。
 最後になりますが、たしかにその4では目を背きたくなるような残酷な場面が多くありました。しかしそれでも、改めて振り返ってみるとそのほのぼのとしたいつも温かな空気は色褪せないどころか、逆になお温かみを増した気がしてなりません。
 以上、イリヤの空、UFOの夏へのコメントでした。 
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tanimach /
  救いのなさが極まって完結したところが良かった。
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巽うり /
  中学生の青春でございます。鮮やかに、そして微笑ましく綴られる青春小説。
秋山節は「泣き」と「興奮」が一気に押し寄せてくるのが快感なんですが、
その舞台が「ボーイ・ミーツ・ガール」であり「夏休み」である! オマケに謎のSF満載。
こりゃもう秋山信者としては、伏し拝んでありがたくページをマッハ繰りするばかりです。
読まないわけにはいかないのです。そして期待以上に感動させてくれるのです。
というわけで文句なしの傑作、読め! 読め読め!
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ポパイ /
  この作品はシリーズ全部が好きです。
前の巻まではギャグの部分(主に水前寺)が特に好きだったのですが、この巻は別格でした。
台詞にもありましたが、決定的な悪が存在しないことがこんなに辛いとは思いませんでした。
一番印象に残っている場面は、やはり「好きな人ができたから。」のところですね。
読んでるこっちも走り出したくなりました。
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しょーと /
  すごく悲しいような、すごくすっきりしたような、言葉にしにくい感じの作品ですな。
浅羽もイリヤもがんばったねと言ってあげたい。
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トドドド /
  あのラストがどうしても悲しいだけのラストとは思えないので・・・
ああ、もうちょっと若いうちに恋の一つでもするべきだったなあ。
とても鮮やかで狂おしい青春物語でした。
BGMはスピッツの「アカネ」で。
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-kizuna- /
  猫の地球儀で秋山さんの書いた作品にはまりました。
今回のシリーズは、先の展開はなんとなく読めるのだけど、それ以上にはまってしまって一気に読んでしまいました。最後の締め方が凄くすきです。
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crosis /
 
「すごい作品です」

秋山瑞人が贈る、ボーイ・ミーツ・ガール
・・・という風な広告でしたが
読んでみると、もう鬼才としか言いようがありません。
とにかく、すごい。

主人公の浅羽直之は、UFOの夏を経験します。
それは新聞部の部長、水前寺邦博の超常現象マニアな趣向が季節ごとにコロコロ変わり、そしてこの夏は「UFO」と相成ったから。
そして、伊里野に出会ったから。

秋山瑞人氏の作風として、「ほのぼのとしているのにあるとき突然、急激な物語の変容」と、感じられるものがあります。
この作品ではそれが顕著に現れている。
浅羽とイリヤが「日常」を過ごしているときに突然現れる「非日常」。
その急激さは「怖い」と感じてしまうほどです。

そして、主人公浅羽の葛藤の描写。
これはもう鬼才秋山瑞人でしか描けないだろう、すごさ。
凶悪的な勢いを持って読者に鬼気迫ります。

また個人的に、こういう「日常」と「非日常」が混じり合っている作品というのは、とても読むのがつらい。
そして読み終わったあとは一週間は頭を離れなかったし
いまでも「トラウマ」として心に残っているところがあります。
だが、この「トラウマ」は享受できるものであるし
心に作品が残るということでは、一番深く刻み込まれました。
この作品を読めたことは、本当に幸せなことだったと思います。

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紫苑 /
  自分も主人公たちの世代と近かったのだが、秋山氏の書く中学生の心理描写がずば抜けてリアルで、どんどんと引き込まれた。
ただの中学生に視点から巨大なSF的要素を絡めていっても違和感が全くない。ここはプロの業だろうか。
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天宮・総一郎 /
  大抵のライトノベルが描く「ハッピーエンド」、「バッドエンド」
のどちらとも違うような作品。

ほのぼのとしていた日常が急に壊れていく様がいつか本当に
ありそうで・・・正直怖かった。

浅羽の「夏」の終わりがあまりにも暗くて切なくて・・・。
正直本を読んで始めて泣きました。
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freebird /
   深く深く感動した。もう言うまでも無いだろう。最高の作品だ。読み終わった後に残滓として残る感情も言葉にならない。何度も読み返したがその度にその感動は甦ってきた。
 まず、描写が凄まじい。癖のある描写ではあるが、人物の感情、主観というものを大切にした描写であり、気が付けば感情移入をしており、世界にのめりこんでいる自分がいる。主人公・浅羽の弱くだが強い心の葛藤。その周りにいる人々の、様々な想い。あらゆる要素が複雑に絡み合い、もはや私はその世界から抜け出すことなどできはしなかった。
 一度読んでしまったら消して離すことはできないだろう。気分転換に再読して気付いたら一時間経っていたなんてことが何度あったことか。
 この4巻において。私はあの海岸で浅羽が泣いていたシーン。あそこが印象的だった。彼は充分頑張ってきた。けれど、ついにあの場面で彼は叫んだ。今思い出しても涙腺を緩ます。あのシーンの描写がまた、衝撃を与える。海岸に打ち棄てられた様々な夏の忘れ物。それら一つ一つを描写して描き出す秋山瑞人という著者には、大いなる尊敬の感を抱く。
 その他に印象に残ったものが、榎本の言葉だ。『UFOというのは、通販の健康器具のようなものだ』(うろ覚え)という言葉。私には、この言葉が凄く共感を抱くことの出来る言葉だった。
 ラストはやはり、最高に感動した。ネタバレは出来るだけ避けたほうがいいのかもしれないので詳しくは書かないが、やはりどうしてもあのシーンは……切なすぎる。彼女とのやり取りだけではない。勿論彼女とのやり取りにおける告白、浅羽の告白。あのシーンも勿論最高だ。まさしく文字通り、胸を強く打つシーンだった。だがそれだけではなく、甲板の上での浅羽と榎本との、やり取り。『浅羽は表情を失った』その言葉から始まる一連のシーン。『イリヤ』における物語の一つを凝縮したシーン。言葉などは要らない。読んでいない者は是非とも読んで欲しい。必ず、読み終わった後に深く心に残るものがあるから……。
 物語全体を通してもその構成は素晴らしいといえる。最初はギャグ。笑わないことなどできなかった。素晴らしい。そう、それだけでも十分素晴らしかったのだ。それが『イリヤ』の評価だったはずなのだ。だがどういうことだ? 3巻からの急展開。あれはまさしく、良い意味での裏切り。衝撃的すぎた。トイレでの浅羽の決心。彼の成長は、物語全体おける重要なテーマだった。中学生。思春期の真っ只中を歩む少年少女たちが、戦争が生活に溶け込んでいるというあまりにもおかしな世界で繰り広げる、あまりにもありえなく、あまりにも身近な、あまりにもスケールが大きくて、あまりにも小さな、物語。感動の物語。心に残る物語。強いテーマを描いた物語。是非読んで欲しい。決して損はしない。最高の物語だ。私もこれから先、忘れる事は無いだろう。
 最後に戯言を。私個人としては、この物語の後、浅羽と秋穂には是非幸せになってもらいたい。彼女はまだ浅羽を想っているのだろうか? そうであってほしい。そして二人は、これからも幸せになって欲しい。いりやのことを考えるとそれはあまり良い終わり方ではないのかもしれないが、私としてはそれを強く望んでいる。壮大で不思議で、そして悲しい物語の後には……どうか、小さくても優しく、幸せな……かけがえのない、日常を。
 でわでわ、freebirdでした。
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東雲長閑 /
  何と言っても描写が圧倒的だ。細部のリアリティが抜群なので、読んでいてあの夏の陽射しまでが伝わってくるかのようだ。リアルなのは内面描写も同様で、通常のライトノベルでは回避するであろう、イリヤのことをうっとうしいと思ってしまった気持ちまで生々しく描写しているがために、クライマックスの、そしてラストシーンの浅羽の決意が胸を打つ。
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NBF /
  浅羽が絶対正義を持たずスーパーマンにならなかったことが彼の強さを表していたのかも知れない。信じるとは何か?願うとは何か?守るとは?守られるとは?
後悔と懺悔の中で傷つきボロボロになる彼らを見ながら、幸せを願わずにはいられなかった。どんな言葉を持ってしてもこの作品は語れないきがする。同様に秋山さんも。鬼才と呼ばれるに相応しい。1度読んだら忘れられないでしょう。
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ぷらとー /
   バッドエンドが、ハッピーエンドにすり替わる。そんな「結末のための小説」も、私としては十分に意義を認められると思う。

#そういえば、登録のときに間違えたような気もするのですが、コメント等すべて公開OKということでお願いします。あと性別は男性です。
( ぷらとーさんの紹介ページへ )


Show-ichi /
  なんだかんだといって、これは外せないでしょう。名にしおう秋山節ですら、あざとさを覆い隠すには至っていませんが、あの告白シーンの衝撃はこの作品を白眉とするに余りあると思います。
( Show-ichiさんの紹介ページへ )


コポ /
  この作品で鬱になった人も多いでしょう。
しかし、水前寺の圧倒的個性。序盤の怪しい雰囲気。この、現実感が無いのに、リアリティの在る不思議な小説の魅力が良い!
秋山瑞人先生はすごいと実感。
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辰巳鱗太郎 /
  なんか妥当どころばかり書いてる気がするなぁ。まぁいいんですけど。
全4作シリーズの完結編。


「6月24日は全世界的にUFOの日」
新聞部部長・水前寺邦博の発言から浅羽直之の「UFOの夏」は始まった。
当然のように夏休みはUFOが出るという裏山での張り込みに消費され、
その、最後の夜浅羽はせめてもの想い出に学校のプールに忍び込んだ。
驚いたことにプールは先客がいて、手首に金属の球体を埋め込んだ
その少女は「伊里野可奈」と名乗った……。


―――以上、第一巻のあらすじ文丸写し。
ヤバいです。全ては秋山瑞人の文章力にひれ伏すばかり。
話にぐいぐい引き込まれる。どのキャラクターもいい味出してる。
主人公の浅羽が、普通の日常から謎の陰謀に巻き込まれていく展開も見事。
「情景が目に浮かぶよう」とはまさにこのことだと思いました。
こつえー氏のイラストもかなりヤバいですし。
ていうかそれ以前にこの作品、実際絵で売ってないってのが凄い。

ラストについては……あぁ、まぁ流れからして、こういう展開に
なることは分かってたんだけど、でもー!みたいな感じ。
どの巻がお勧めかと聞かれたら2巻あたりなんですけどね。


とりあえず、普通にマジでお勧めです。やっほーい。
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フリハタ /
  最初から最後まで、本当に素晴らしかった。3巻途中までの平和な学園もの調と、後半からクライマックスまでのギャップがすごかった。4巻は読んでいて辛い部分もあったが、「最後の道」へ収束して行くさまは見事だと思う。「南の島」と「エピローグ」については賛否両論あるだろうけれど、私は、全部肯定したい。未読の方は、ぜひ読んでもらいたい。ライトノベルの最高傑作だと思う。
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Mustapha /
  グッジョブ、秋山。
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hiroto /
  現実にはありえないシチュエーションだけれど、登場人物の一人一人は痛々しいまでにリアリティを持っています。本心を押し隠して行動する大人、結果は分かっているのに、それでも意地を張り通そうとする少年。まっすぐ自分の想いを告げる少女。あのラストは、ハッピーエンドだと信じたい。日常の温さと、非日常の冷酷さの対比が際だつ作品です。
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フジモリ@三軒茶屋 /
  ライトノベルという枠でおさまりきらない傑作。
全編を通しての感想になりますが、最初はボーイ・ミーツ・ガールのほんわかラブコメにSF要素をややまぜる、というぐらいだったのですが、次第に重い展開になっていきます。
浅羽とイリヤの逃避行のくだりは痛すぎて読むのを止めたくなるぐらいでした。
そしてラスト。
夏の終わりと、自分の中で失われたなにかを思い出ださせる、ずっしりと重い余韻が残りました。
最後についてはいろいろと意見があるようですが、フジモリはハッピーエンドだと思っています。
イリアは、幸せな気持ちで旅立っていったのですから。
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宇乃字 /
  一夏のボーイミーツガール。
日常と非日常が交差する展開の中、浅羽はどうしようもなく普通の中学生で、伊里野は悲しいくらい素直に与えられたものを喜んで、受け入れて、榎本達大人は正しくてずるくて、地団駄を踏みそうになりつつ、ラストに涙。

( 宇乃字さんの紹介ページへ )


高橋誠 /
  滅びることを定められていた少女が空に消えていくまでを描く。日常(といっても鉄人定食など非日常的ではあるが)のエピソードの積み重ねがかえって恐い。
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ST /
  やはりイリヤは最高に面白かった。
1巻からこの最後まですべて良かった。
ともかく文句のつけようがない。
俺の好きな水前寺をもっと出して欲しかったというのはあるが(笑)
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うさぎや /
  シリーズ最終巻。「電撃hp」を読んでいなかったので、最終巻を待ちわびていました。
最後まで通して読むとなんとも言えない感じになります。
これで良かったのか、悪かったのか。
そもそも何が良くて、何が悪かったのか。
そんなことを考えてしまいます。
( うさぎやさんの紹介ページへ )


こくぼ /
  「すごい」この一言に尽きる。
( こくぼさんの紹介ページへ )


皓月 /
   イリヤというシリーズ。物語がすごい、のではない。確かにライトノベルとしてきつすぎるこの展開はすごいと言うしかないのかもしれない。それでも、この作品より感動できる物語は数多くあるだろう。「こうやって終わるのかもしれない」ラストを読む前から僕は、予想、でないにしろ予感としてそれを知っていたから=そういう意味で王道すぎる締め方/非難するわけではないけれど。

 「懐かしさ」=僕をしてこのシリーズがすごいんだ、と言わしめるに足る真の理由。それ=自分が特別であると信じてる/くだらない矜持/楽しく馬鹿やってる現実/甘酸っぱい恋愛/夏=いつまでも続くと思っていた平穏な日常。ゆるやかに残酷に流れる時。
 子供の夢想。一歩進めば手に入るかもしれない現実。一歩進めないから手に入らない現実。どうしようもないほど馬鹿すぎた僕ら、どうしようもないほど汚かったから/綺麗だったから、終れない幼さ。

 学校=終ってしまった場所/過ぎ去ってしまった場所。限られ鍵られた僕たちの場所。

 この本はきっと、おもいで、でした。
 だから、すごい。
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KAL /
  かなり衝撃のラスト。ライトノベル的でないこのラストを評価して1票。
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からぜん /
  シリーズ最終巻。

…終わってしまった。個人的に予想してたようにハッピーエンドではありませんでしたが、これ以上の終わり方はありえないとおもいます。

ここでもし、ハッピーエンドだったとしても、よかったなとは思うかもしれませんが、なんとなく納得がいかないと思うし、このように面白い作品が終わってしまったとき特有の喪失感のようなものは味わえなかったと思います。
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domino /
  ライトノベルを読む習慣が、ついこの間までなかったんだけど、その頃から気になっていた作品であり、ライトノベルってすげー、とつくづく知らされた作品です。
年寄りめいた事を言うと、今の中高生はこの作品を読んで大人になるのだとしたら頼もしい事だと思ったり。
本屋勤めなんで、この作品を多くの人に読んでもらうべく力を入れていく所存です。
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森山雅文 /
   やめてくれ!そんなに楽しそうな姿を見せないでくれ!
 秋山瑞人の鬱系SFボーイミーツガールの最終巻は、後の地獄の苦しみを確信させる、あまりに幸福すぎる始まりを見せました。そして予想に違わず、次々に襲い来る絶望と後悔の嵐。もう勘弁してください。しかし、迎えた最後はハッピーエンドと言うべきだろう。最後の最後に、カッコいいところを見せてあげられたのだから。
 本主人公である浅羽と、裏主人公ともいうべき榎本の対立の物語としても読めるだろう。どこまでも子供だった浅羽と、悪い大人に徹しようとした榎本。きっとどちらもが正義だったのだろう。それだけにやりきれないともいえるのだが。
( 森山雅文さんの紹介ページへ )


NOH /
  何かがはじまったと期待させた第1巻、ひたすら走りまくった2巻、急転直下の3巻,そして4巻の読後は放心状態になるほど切なかった。
明らかに結末はバッドエンド。だけどエピローグには「イリヤはあの夏の日に確かに生きていた」というハッピーエンド的な錯覚さえ与えてくれる。
この小説を一度読み終わった後、もう一度はじめから読んでみると、大暴走と思えた主人公とヒロインの一つ一つの行動にさえ泣けてくる。
一生のうち何度でも読み返すことになるであろう作品であるのは間違いないでしょう。
・・・主人公と同じ年代の時に読んだ方は、是非とも5年、10年後に再び読んで欲しい。その時どんな感想を持つのだろう・・・。
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椅子 /
  浅羽の焦燥、不安、苛立ちが見事に書かれていたと思います。
ラストはやっぱり秋山さんだと思いました。
猫に続きしばらく余韻に浸らせていただきました。
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T.L /
  よく考えたら本当に一夏の出来事だったんですね。喪失の恐怖を味わいながら読みましたが、エピローグで、これ以上なく終わっちゃったんだと思わされました。かなり心動かされた作品です。
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ふぉっけ /
  ホント切ない終わり方だったなあ・・・。
でもほかの終わり方だったら納得いかなかったと思います。
水前寺とか、学園祭の雰囲気とか「ホントに中学生か?」とか思ったけど、それでも浅羽のとった行動は「大人になれない、でも子供ではない」あのころの男の子のもので、自分にもこんな頃があったのかなあ、思い出してみたり。
これから毎年夏の終わり、うだるような残暑の日が来ると思い出したように読み出す、そんな本になりそうです。

お気に入り:須藤晶穂
( ふぉっけさんの紹介ページへ )


本月 /
  こっちよめ。
( 本月さんの紹介ページへ )


sleepyRE /
  コメントしてる人は多いですが、やはり。
『猫の地球儀』で秋月作品を知って、『イリヤ』に。

友人は綾波レイとかぶりすぎ、と一巻以降に進まなかったけど、
二、三巻はよかったな〜。

最終の四巻もよかったです。
ひと夏の物語、なんだなって。
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燃える前から燃え尽き症候群 /
   今さら何を言うか、な感じがしますが推薦せずにはいられません。このボーイミーツガールはすごい。
 イラストだけ見て敬遠するのはものすごく損です。私は最初、内容を誤解してました(苦笑)
( 燃える前から燃え尽き症候群さんの紹介ページへ )


いさご /
  暑い。湿度が高い。それは今まで輝いていた生命の化けの皮の剥がれる、物が腐りやすい季節。
日向にも、影にも曖昧さの無い季節。

幸せになるべき、という思いにもその季節は容赦がない。
決して誤魔化しはしない。
誤魔化さないと決めたから、夏はやってきた。



( いさごさんの紹介ページへ )


しゅぺるたー /
  ガール・ミーツ・ボーイ
少年は少女と出会い強くなれた。
それ以上に少女は少年を知って変わることが出来た。

めでたしめでたし
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raiboux_IAL /
  『イリヤの空、UFOの夏 その4』に一票。

4巻単体というより、シリーズ全体への投票です。

中学生浅羽の、何も無かった夏休みの最終日の真夜中、
誰もいないはずのプールで浅羽は謎の少女伊里谷と出会います。
まさに9回裏の突然の出会い、
そして謎の少女伊里谷を巡った長い長い夏休みの延長戦が始まりました。

秋山瑞人独特の、すこし遠まわしでありながら艶のある文体と、
それで描かれた青春と鳥肌の立つシーンの数々が
容赦無く心を揺さぶります。

とにかく読みましょうw

ライトノベルの最高傑作です。
( raiboux_IALさんの紹介ページへ )