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辰巳鱗太郎 《nasubida@pep.ne.jp》

▼プロフィール
年齢不詳、男性。
「たつみ りんたろう」と読みます。
ぼちぼち生きてます。
最近はラノベはあまり読まなくなってきたのですがどうなんでしょう。むむ。

URL : http://cute.cd/rinta/

推薦図書
・ 撲殺天使ドクロちゃん
・ イリヤの空、UFOの夏 その4
・ ワーズ・ワースの放課後
・ ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹


イラスト評




撲殺天使ドクロちゃん
  なんかもうやばいですよねコレ。

電撃hp誌上ではじめて読んだ時は、
「こ、これはキタんじゃねぇのかッ!?」
と思わず叫んだほどです。
文章3行目あたりからもうはっちゃけまくってますよね。

何気にイラストもかなりレベル高いです。萌えます。
最近のラノベにありがちだった、
「2巻目以降はちょっと…」ということもないと思うので、
安心してお勧めできる一冊だと思います。
(この作品の書評を見る)



イリヤの空、UFOの夏 その4
  なんか妥当どころばかり書いてる気がするなぁ。まぁいいんですけど。
全4作シリーズの完結編。


「6月24日は全世界的にUFOの日」
新聞部部長・水前寺邦博の発言から浅羽直之の「UFOの夏」は始まった。
当然のように夏休みはUFOが出るという裏山での張り込みに消費され、
その、最後の夜浅羽はせめてもの想い出に学校のプールに忍び込んだ。
驚いたことにプールは先客がいて、手首に金属の球体を埋め込んだ
その少女は「伊里野可奈」と名乗った……。


―――以上、第一巻のあらすじ文丸写し。
ヤバいです。全ては秋山瑞人の文章力にひれ伏すばかり。
話にぐいぐい引き込まれる。どのキャラクターもいい味出してる。
主人公の浅羽が、普通の日常から謎の陰謀に巻き込まれていく展開も見事。
「情景が目に浮かぶよう」とはまさにこのことだと思いました。
こつえー氏のイラストもかなりヤバいですし。
ていうかそれ以前にこの作品、実際絵で売ってないってのが凄い。

ラストについては……あぁ、まぁ流れからして、こういう展開に
なることは分かってたんだけど、でもー!みたいな感じ。
どの巻がお勧めかと聞かれたら2巻あたりなんですけどね。


とりあえず、普通にマジでお勧めです。やっほーい。
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ワーズ・ワースの放課後
  「頭蓋骨のホーリーグレイル」の杉原智則の、人呼んで
“ツインワールド・ファンタジー”です。

主人公の「ぼく」こと新藤誠は、ある日、ファンタジー世界で
王子となっている自分の夢を見ます。話が進むにつれ、その夢の
見る頻度はだんだんと増えはじめ、さらに現実世界との
奇妙な一致なども現れていき、どちらが夢でどちらが現実なのか、
その境界線がだんだん曖昧になっていきます。
その描写も見事のひとことです。

というか杉原さんその人がそもそも文章が巧いので、
話にぐいぐいと引き込まれていった気がします。
個人的に一人称視点の小説が好きなのもありますけど。

なんか話のプロットだけ読むと、パッと見、
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」っぽいですが、
それとはまた別ベクトルな気がします。一番近いのは「マトリックス」あたりかも。

後半、というか「下巻」になるとだんだんダレてくる感があるので、
読む時は上下巻まとめて買ってから読む事をお勧めします。
いや、でもそれを抜きにしても断然面白かったんですけど。
瑚澄遊智さんのイラストもいい味出してます。とにかくお勧めの一作。

「頭蓋骨〜」の方はまだ未読ですが、今度読んでみようかなぁとか。うむむ。
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ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹
  戯言シリーズの第5作……かな?
「サイコロジカル」の下巻を5作目だと考えると6作目です。

「ぼく」こと“戯言遣い”のいーちゃんは、大学のバイトのため
木賀峰助教授の研究所を訪れ、そこでいーちゃん一行は
凄絶な事件に巻き込まれていく……。みたいな感じのストーリー(よく分からん

というか、これは戯言シリーズ自体に対しての評と言うことで。
ていうかなんかもう「クビツリハイスクール」のあたりからの
なんかJOJOっぽい話の雰囲気は、思わず「西尾氏はもしかして
ミステリじゃなくてライトノベルを書きたいんじゃないか?」みたいな
変な気を起こさせます……いや、全然OKなんですけど。

だって、登場人物が超人だったらトリックもクソもないじゃないですか!(笑)

とりあえずシリーズで一番好きなのは「クビシメロマンチスト」です。
むしろ戦闘とかなくていいからもっとドロドロして欲しいです。個人的に。

でも、なんだかんだでこのシリーズ名作っぽいです。
マジでお勧めっすー。買いですぞー。



……でも、実際こういうレビューっぽいのって、基本的に
「その作品に興味のある人」しか見ないんですよね。
まったく作品を知らない人にこそ宣伝したいのに、それができないのが辛いです。むむむ。
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