撲殺天使ドクロちゃん
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なんかもうやばいですよねコレ。
電撃hp誌上ではじめて読んだ時は、 「こ、これはキタんじゃねぇのかッ!?」 と思わず叫んだほどです。 文章3行目あたりからもうはっちゃけまくってますよね。
何気にイラストもかなりレベル高いです。萌えます。 最近のラノベにありがちだった、 「2巻目以降はちょっと…」ということもないと思うので、 安心してお勧めできる一冊だと思います。 |
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イリヤの空、UFOの夏 その4
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なんか妥当どころばかり書いてる気がするなぁ。まぁいいんですけど。 全4作シリーズの完結編。
「6月24日は全世界的にUFOの日」 新聞部部長・水前寺邦博の発言から浅羽直之の「UFOの夏」は始まった。 当然のように夏休みはUFOが出るという裏山での張り込みに消費され、 その、最後の夜浅羽はせめてもの想い出に学校のプールに忍び込んだ。 驚いたことにプールは先客がいて、手首に金属の球体を埋め込んだ その少女は「伊里野可奈」と名乗った……。
―――以上、第一巻のあらすじ文丸写し。 ヤバいです。全ては秋山瑞人の文章力にひれ伏すばかり。 話にぐいぐい引き込まれる。どのキャラクターもいい味出してる。 主人公の浅羽が、普通の日常から謎の陰謀に巻き込まれていく展開も見事。 「情景が目に浮かぶよう」とはまさにこのことだと思いました。 こつえー氏のイラストもかなりヤバいですし。 ていうかそれ以前にこの作品、実際絵で売ってないってのが凄い。
ラストについては……あぁ、まぁ流れからして、こういう展開に なることは分かってたんだけど、でもー!みたいな感じ。 どの巻がお勧めかと聞かれたら2巻あたりなんですけどね。
とりあえず、普通にマジでお勧めです。やっほーい。 |
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ワーズ・ワースの放課後
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「頭蓋骨のホーリーグレイル」の杉原智則の、人呼んで “ツインワールド・ファンタジー”です。
主人公の「ぼく」こと新藤誠は、ある日、ファンタジー世界で 王子となっている自分の夢を見ます。話が進むにつれ、その夢の 見る頻度はだんだんと増えはじめ、さらに現実世界との 奇妙な一致なども現れていき、どちらが夢でどちらが現実なのか、 その境界線がだんだん曖昧になっていきます。 その描写も見事のひとことです。
というか杉原さんその人がそもそも文章が巧いので、 話にぐいぐいと引き込まれていった気がします。 個人的に一人称視点の小説が好きなのもありますけど。
なんか話のプロットだけ読むと、パッと見、 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」っぽいですが、 それとはまた別ベクトルな気がします。一番近いのは「マトリックス」あたりかも。
後半、というか「下巻」になるとだんだんダレてくる感があるので、 読む時は上下巻まとめて買ってから読む事をお勧めします。 いや、でもそれを抜きにしても断然面白かったんですけど。 瑚澄遊智さんのイラストもいい味出してます。とにかくお勧めの一作。
「頭蓋骨〜」の方はまだ未読ですが、今度読んでみようかなぁとか。うむむ。 |
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ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹
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戯言シリーズの第5作……かな? 「サイコロジカル」の下巻を5作目だと考えると6作目です。
「ぼく」こと“戯言遣い”のいーちゃんは、大学のバイトのため 木賀峰助教授の研究所を訪れ、そこでいーちゃん一行は 凄絶な事件に巻き込まれていく……。みたいな感じのストーリー(よく分からん
というか、これは戯言シリーズ自体に対しての評と言うことで。 ていうかなんかもう「クビツリハイスクール」のあたりからの なんかJOJOっぽい話の雰囲気は、思わず「西尾氏はもしかして ミステリじゃなくてライトノベルを書きたいんじゃないか?」みたいな 変な気を起こさせます……いや、全然OKなんですけど。
だって、登場人物が超人だったらトリックもクソもないじゃないですか!(笑)
とりあえずシリーズで一番好きなのは「クビシメロマンチスト」です。 むしろ戦闘とかなくていいからもっとドロドロして欲しいです。個人的に。
でも、なんだかんだでこのシリーズ名作っぽいです。 マジでお勧めっすー。買いですぞー。
……でも、実際こういうレビューっぽいのって、基本的に 「その作品に興味のある人」しか見ないんですよね。 まったく作品を知らない人にこそ宣伝したいのに、それができないのが辛いです。むむむ。 |
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