アリソン 2 真昼の夜の夢
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それほど重いわけじゃないのに、一人の視点に重なって、おもわずにこにこと、わくわくと読んでしまう小説。キャラクターがすごく生き生きしていて、そして、その上で動く動く。 タイトルのアリソンとは、ヒロインの名前なんだけれど、やっぱり彼女がメインと言える。キャラクターがどんなことをしでかすか。それを楽しみながら。アリソンと、ヴィルの会話を楽しみながら。 |
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撲殺天使ドクロちゃん
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初めて出会ったのは、電撃hpに掲載されたときでした。 謎の「撲殺天使」の文字。迫り来る撲殺の罠。にこりと笑う、頭にリングを冠した少女、手にはとげとげのエスカリボルグ。
あのときの衝撃は忘れられません。
とりあえず「なんだこりゃあ!」と思えばすでにあなたはドクロちゃんの罠にはまっている。そして、読み進めるのです。中毒になる。そしてどんどん型破りに。シュールに。ぴぴるぴ。
大爆笑、じゃなくって「おいおぃ」と突っ込みつつ、にやり、と笑う。自分はそういう読み方をします。 |
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イリヤの空、UFOの夏 その4
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圧倒的な、頭の中の記憶を引っ張り出されるような、鮮やかで、生々しい描写。夏。
最後は、なんかまともにトラウマになりそうな終わり方でした。そして、たくさんの人がいろいろなことを書いていたけれど、やっぱり読んでみてほしい。そう思うので投票します。
夏の終わり。ひどい男。すべては謎のままで、結局ひどい男の手の上で踊らされていただけなのか? |
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護くんに女神の祝福を!
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「年上のお姉さまから告白」という衝撃的な始まり方をして、ひたすら、らぶらぶ〜。あまあま〜。うはぁ〜。 ヒロインの鷹栖絢子さんが、こう、なんてかわいいんだろう。 深い設定がありそうなのに、それを大きく動かさずに、じっくり、じっくりとキャラクター、というか二人を描写。その描写の比率が二人だけの世界をあえてさらに強調しているようで、やっぱりらぶらぶ。それがいいのです。萌え小説。私はこういうの大好きです。 |
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第六大陸 2
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宇宙開発の夜明けを描いた物語。
「科学の命題」「宇宙の謎を解く」などということではなく、日本の極地でさまざまな実績を誇る建設会社が、レジャーランドを経営する企業をスポンサーに、月に「結婚式場」を作るという。 何かの特別な組織ではなく、リアルで現実で、すぐそこにあるただの民間の「建設会社」という存在が、自分たちの仕事と、誇りと、能力を用いて、今人類が到達しうる一番の極地へと挑む。
物語の中では、チューブの中に車が走ることは無いし、みんなが当たり前に反重力とかを使っているわけではない。しかし、エコロジーな素材ができて、自然エネルギーが日常にあり、人々は深海と言う世界を手に。そのような、現実に感じられるすばらしい未来像がある。そしてそこで宇宙へ。
自分が読んだ中では、期間年度ベストSFです。 |
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我が家のお稲荷さま。
(イラスト評)
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美しく美麗なイラストで、表紙を見ると妖狐空幻……というか、クーちゃんが微笑んでいるんですが、これと本文とのギャップが、まずうまい! と思いました。 また、登場する登場人物たちも、生き生きとしっかり書かれていて、そして、あの神秘的な瞳がいい。美しい色使いと、コントラストがはっきりした絵。そして、微妙に影がある。良いです。 私は、限定枠のほうで作品本文、小説のほうにも評を入れさせていただきましたが、こちらでも、イラストに評を入れます。 |
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天使時間
(イラスト評)
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これは、今まで、原作付きの小説を手がけてきた紺野たくみ氏が、「こころ図書館」の高木信孝氏とタッグを組んで出しているシリーズの二巻。 比較的ライトノベル系レーベルとされるレーベルでも、硬派なイメージのデュアル文庫の中で少々資質な存在ですが、それだけ、イラストの鮮やかさが違う。
というか、浴衣ですよ!浴衣に花火に綿あめですよ!?
私も思いっきりイラスト買いでした。買ってから「どきどき☆リトル・ウィッチーズ」の続編だと気付いたくらいでして。 |
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ぺとぺとさん
(イラスト評)
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イラストの融合度が高い、……というレベルではなく、どちらかというと「本文の融合度が高い」とでも言ってしまいたいほど、イラストが主体では?とも思えるような本。 本文の中の挿絵の数は、多めと言う程度でそれほど特別なわけじゃないです。 だけど、読んでいく上での比重が、イラストと、本文のほぼ半々くらいで読める。互いに影響を与え合っている。 イラストなら、これははずせません。 |
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君の嘘、伝説の君
(イラスト評)
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背景まで書かれているのに、全体的に不思議な雰囲気をかもし出す。 最近主流の塗り方ではないし、鮮やかな色使いではない。どちらかと言うとくすんだ色。そして、ありのままに書き込んで、妙に記号化したりしていない線。それらがすごくきれいで、美しいと感じます。
個性の強い、どのようなイラストをつけても、すべて合わないと感じるであろう物語に、ここまでしっくりと合う。本文と、分かれるでもない、そして、完全にくっついてしまうわけでもない。 映画の中に、劇の中に入り込んで、自分の視点が主人公の視点にかぶさってみているとき、イラストが現れて、それを程よくほぐしてくれる。 自分は、限定枠の方で、この本に一票を投じさせていただきましたが、この本には、このイラスト。これ以外ありえないと思えます。よって、こちらのイラストの方でも票を投じます。
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神様家族 4 シャボン玉ホリデー
(イラスト評)
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イラストのヤスダスズヒト氏は、デザイナーとしてもご活躍。この本でもイラストと共に全体のデザインも手がけています。それゆえか、イラストからデザインまで、統一された、特徴のあるすっきりとしたセンスのよさが漂ってきます。 イラストもすばらしいですが、デザインもすばらしい。 |
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