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『 シリーズ : デュラララ!! 』 『 ソート順 : タイトル 』 という条件で検索したよ!
1 件見つかりましたわ。そのうちの 1 〜 1 ( 表示数=1冊 ) 件を表示しますわ。

[image:bk1] タイトル デュラララ!!
シリーズ デュラララ!!
著者 成田良悟
イラストレーター ヤスダスズヒト
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2646-6
発行年月日 2004-04-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
おむらよしえ 東京は池袋に集まる若者たち。ある者は普通も高校生、ある者は情報屋、あるものは人身売買しているチンピラ、そしてあるものは……頭のない「化物」。
「バッカーノ!」シリーズでアメリカの若者たちの群像劇を描いた作者が書いた、単発もののまたしても群像もの。上手い!この人は群像ものがとても合っていると思います。いろいろなキャラクターの一部をぽっと見せて次にいく、という書き方がものごとに深入りしないこの世代の雰囲気をよく出しています。今回は池袋が舞台で、少しごたごたした感じが街の雰囲気に合っていると思います。たまに入るチャットのシーンが重要。
有里 現代の池袋を舞台にした、「頭のない存在」の物語。石田衣良作品に似ているのは舞台だけ。もっとブチきれてます。なにしろ「ヒロイン」が海外から渡ってきたデュラハン(妖精)で首のないライダーという設定。なんだよ、そりゃ。
でも作者が描きたかったのは、もうひとつの「頭のない存在」だったんじゃないかと思いますが。

ネットでチャットや掲示板に入り浸っている人じゃないと理解しにくいかもしれませんが、ネットをやっている人には結構リアルな話なんじゃないかと思います。ネットの実態をリアルに描いた作品として評価。
いわし 成田良悟先生が打ち出した3つ目のシリーズ。
ストーリー面は他の方が語られているので省略しますが、
やはりいつも通り、今までに無いキャラクター(奇人変人多し)の連発です。
このシリーズは成田先生の他の作品と比べても結構遊びが入っていますね。
電撃文庫の他作品の名前が平気で出てきたり、どこかで見た事のある名前のキャラが…
成田先生は後書きで叩かれる事も覚悟の上、とおっしゃってますが、
自分は全然アリだと思いますよ。
俺たちに出来ない事を平然とやってのける遊馬崎さんにシビれて憧れます。
waka 登場人物ひとりひとりに魅力があり、素直に「格好良い」と思うことができた作品。
また、あの集結の仕方、あの歪んだ恋には見事だと思わざるを得なかった。
永山祐介 弟に歪んだ愛情を注ぐ姉、「あるもの」に対して応えのない愛情を注ぐ弟。その弟を付回す、電波なストーカー娘。首なしライダーと闇医者の奇妙な、微妙な関係。日常からの逸脱に憧れる高校生の、日常と非日常。「人間が大好き」と公言するどこか論理のずれた情報屋。みなどこか狂っていますね。
でも、そんな狂った連中が織り成すラブストーリーだったりします。
黒雨 『バッカーノ!』のシリーズ一巻目しか読んでいなかったのですが、ずっと注目してたんですよ、成田良悟には。

というのも受賞したときの誰だったかのコメントがひどかったのです。大賞をとってもいい出来だったと思うのに。なんで大賞を取れなかったのかというと、審査員の一人のコメント「禁酒法時代を舞台にってのは……」とか言ってるのが凄くダメだなと思っていました。待てと。電撃文庫の包容力に禁酒法時代は含まれないのかと。すごくやりやすい素材じゃないかと。中高生向けということを考慮したとしても、禁酒法という存在というのはラノベとってとても面白い題材だろうが、と。そう憤慨して成田良悟を応援しようと思った、第何回目かの電撃ゲーム大賞の事だったのです。

いつのまにか、成田良悟は冊数こなして、ほどほどに人気が。応援とか以前に読むのが追いつかなくなりました。でも注目はし続けてました。

というわけで、成田良悟なんです。買ったんです。大学の文学部生協に置いてあったから。誰だよ、あそこに入れた奴。と思わなくもないですが。

内容に関しては、池袋を舞台としたドタバタなんですが、成田良悟は一見関係なさそうに思えるそれぞれの登場人物のストーリーを、一つの物語として収束させるのはすごく長けています。ライトノベル読んでる昂揚感感じます。
TD 物語としては『池袋ウエストゲートパーク』成田良悟風味、という感じで、現代の池袋を舞台にしたおかしな連中の話です。
この現代の、ってのがクセもので。この話ではケータイやインターネットが重要なファクターとして活用されています。そのため3年後や5年後、あるいは10年後に読み返すと、技術的な面でまた違った感慨が抱けるかもしれません。

ネタばれ
極楽トンボ 細かい部分は他の方のオススメにおまかせして、と。
作品内でのネットの描写のされ方が上手く、実際にあってもおかしくないような感じでした。臨場感も出てましたね。
奇人変人のオンパレードです。だーれも普通の人がいません。
それもまたよし。
只一人 この本の著者、成田さんの凄いところは「複数のキャラクターの書き分け」が異常に上手いところです。
どんな脇役でもちゃんとキャラが立っています。
一人一人が印象に残り、もう出てこないと思ったら、ひょんなところで出てくる面白さ。
ストーリーもきちんと完結していて、最高です。
麻由 まさか、まさか首から上のないヒロインに萌える日が来るとは………!
池袋、という現実にある都市を舞台にしながら、世界の雰囲気は成田作品の中でも最高にイっちゃってます。歪んで狂って、でも一途に誰かを愛する登場人物達は激ツボ。
作品の仕掛けも遊び心十分でもう本当に最高。
あれはリアルタイムで読んでいる人向けの楽しみだけど。ともあれ既に2巻も出ております故、オススメでございます。
応援メッセージ・イラスト部門