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ライトノベル・イラストの傾向

by
一歩, 白翁さん, ぎをらむさん, 有里さん
ラノパの皆さん

Abstract

ライトノベルの表紙イラストを見て、その中に男女何名が居るか、どんな服装をしてるか、等をチェックし、その結果を統計っぽくまとめてみたものです。
主人公は要らない、恋人は必要(それも複数が望ましい)、顔から膝までが見えないといけない、ぐらいの傾向が得られました。
また、男性レーベルではとりあえずふとももが見えてる、女性レーベルでは男女カップルか男性カップルかを問わず、とにかく二人が表紙を飾る、といった特徴も判りました。
詳しくは各レーベル毎の検討2004年度内での比較で述べています。

Introduction

ライトノベル全体の傾向を語る事は難しい。
何故ならば、毎年1000冊前後が発行されており、
なにかしらの「全体」を語ろうとすれば、最小でも100冊、最大だと10000冊の読書と分析が必要になるからだ。
だが、読書を伴なわくても分析でき、かつ、ライトノベルにおいて重要とされる点がある。

イラストである。

絵と文が不可分、とされるライトノベルにおいて、表紙イラストは重要な点の一つだ、という事に異論は無いだろう。
そしてこれは、読まなくても「見る」だけでなんとかなる。
……まあ、見るだけでも大変なんだけど。

また、イラストについて本当に調べていきたいと思えば、表紙イラストだけでなく中表紙イラスト(表紙をめくってすぐ、本文の前に置かれたカラーイラスト)についてや、本文中のイラスト(挿絵)についても検討していく必要があるだろう。
だが、それらのデータの収集は困難である。
近年、各出版社のサイトや、オンライン書店の充実によって、僅かに表紙イラストのみは、比較的簡便に「見る」事ができるようになった。
……まあ、それでもまだ抜けは結構ある訳だが。

今回は、入手できた表紙イラスト群に対して、何人かの協力者を得て、幾つかの要素についてのデータ収集を試みた。

まず、得たデータを提示する。
データには多くのミスが含まれている事を先に断っておく。また、それらの修正についての示唆は歓迎する。
データの項目そのものの適切性についての指摘もあるだろう。そうした示唆も歓迎する。
また、これらのデータを分析し、なんらかの結論を、各自独自の視点から導き出して頂ければ、データを用意した多くの協力者にとってこれに勝る喜びはない。是非お願いしたい。

次に、私が得た「データからの結論」を提示する。
我田引水な点は多々ある。それらについての指摘もまた歓迎する。
だが、データという名の数値を背景に、今までなんとなく思っていた事に裏付けが、あるいは反証が得られる快感を、皆さんと共有できれば嬉しい。

最後に。
データ集めに協力してくれた多くの強者達に感謝を。


前置きが長くなった。口をつぐもう。
では、データと結論を見て欲しい。

Method and Definition

対象書籍

「ライトノベル・ファンパーティー」で用意された
「2004年度発行」(2004.3〜2005.2)の
・電撃文庫
・コバルト文庫
を底とする。
それぞれAmazonもしくはbk1からひいてきた表紙イラストがあるので、それに基づく。

電撃文庫&電撃hpデータベース(ぎをらむさん)にあった
・電撃文庫
・MF文庫J
・富士見ミステリー文庫
コバルト文庫全点目録(有里さん)にあった
・コバルト文庫
を底とする。
MF文庫Jは、概ねはMF文庫Jの公式頁にて表紙イラストを確認し、それに基づく。
また、公式頁に存在した中表紙イラスト(PIN-UP)についても検討した。

データ項目の定義等

データの定義や問題点等、詳細は長くなる為、別頁に分ける。
こちらを参照

Result

データ

  • 電撃文庫 (1993.6)〜2005.8 ( 1 2 3 4 ) ( tsv ) (打込途中:画像のみ用意)
  • コバルト文庫 (1978.10)〜2005.5 ( 1 2 3 4 5 6 ) ( tsv ) (打込途中:画像のみ用意)
(他・募集中)

集計

Discussion

一歩の考察

2004年度についてレーベル別で
各レーベル毎、発行時期毎に

2004年度:
・男性レーベルの表紙は女性が飾り、女性レーベルの表紙は男性が飾る。
・男性レーベル内の極北はMF文庫J、継いで集英社スーパーダッシュで文庫、女性カップルとかサービス衣装とかが多い。
・女性レーベル内の極北はパレット文庫がぶっちぎりで、男性カップルしかない。ちょっと離れてからホワイトハートで、これは男性レーベルの極北を逆写像したぐらいの位置にある。
・男性レーベルでは女性が居てふとももを見せててミニスカ学生服のパターンが多い。
・女性レーベルではカップル率が高い。
・男性レーベルでは全身像を、女性レーベルでは腰から上だけを描く場合が多い。
・ジャンプJブックス、富士見ミステリー文庫には、微妙に女性レーベルっぽい特徴がある。
・ファミ通文庫には、男男女と男女女の両方の三角関係が等率である。
・男性レーベルでも女性レーベルでも極北に現れるのは新進レーベル。過激さで売るのが後発の常套手段なのか、今の世相をより順当に反映してこうなっているのか?

電撃文庫:
・主人公の絵は要らないけどヒロインの絵は絶対必要。
・もてもてハーレム話でなきゃやだ。
・メイドだったりエロだったりするのは3割、健全に学生服(ミニスカだけどな)なのが3割、普段着が3割の三国状態。まあそこまで不健全でもないのでは。

コバルト文庫:
・主人公の絵は要らないけどヒーローの絵は必要。
・カップルでなきゃやだ。男x男でいいから。
・色気は腹筋で。あと抱く/抱かれる事で。

MF文庫J:
・電撃文庫と同傾向だが、より過激にエロい。(どの項目も1割増量)
・衣装フェチが無視できなくなってきた。
・学生率が4割、ミニスカ率は6割。

MF文庫Jピンナップ:
・MF文庫J(表紙)より更に過激に。女性は二人。
・「ピンナップ」とはこういう事さ。嬉し恥ずかし綴じ込み付録。
・新進レーベルの通常戦略?

MF文庫J表紙+ピンナップ:
・女性は必ず居て、ほぼ必ずサービスしている。
・3冊に2冊はモテモテ三角ないしハーレム話。
・主人公(男性)の存在は5割に持ち直し、学生率は5割に上昇。

電撃文庫 初期:
・主人公は居た。
・ヒロインは居たけどサービス率は1割下がってた。
・主人公と恋人、主人公と敵。主人公と恋人と敵。という構図。並置する友は居ない。

コバルト文庫 初期:
・主人公が8割に居た。
・4割は自分のみ、2割は恋人のみの表紙イラスト。
・男2人組は居なかった。
・全身4割、顔だけ3割のイラスト。

富士見ミステリー文庫:
・男女カップル率が5割。
・サービスは5割。
・始まってのこの5年、方針変換は無かった。
・時代物が多い。

他の人の考察

(募集中)

Conclusion

ライトノベルの表紙イラストについて、基礎的項目を計数し、従来「なんとなく」で言われてた各種傾向が明らかに、あるいは、誤解であった事が判明したと思われる。

以後は、データを、レーベル範囲、時系列共に広げていき、より広範に検討する事が今後の課題である。
また、データ項目についても、より効果的な軸、より注目の軸での検討を行う為に、更に増加、あるいは変更していく必要がある。
逐次広げていった分はここに追加していきたい。

ところで、
従来研究として、類似のものがあったはずなのだが、探しても見つからない。
おかしいなあ。夢で見ただけだったのかなあ。

Acknowledgement

データ集めしてくれた人、
データ項目決定してくれた人、
に感謝。

Reference

  • ライトノベルカラー口絵調査(東雲長閑さん)
    http://www.geocities.jp/shinonomenod/lanocolor.html
  • 「挿絵頁数/本文頁数」を集めた分析頁があったと思ったんだけど?
  • 同じような検討している頁があったと思ったんだけどなあ……見つからない。

Reference・他

Reference・データ

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