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レディ・ガンナーと宝石泥棒
著者 |
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茅田砂胡 |
絵師 |
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草河遊也 |
ISBN |
: |
4-04-423104-4 |
page |
: |
298p |
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MIYA
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破天荒なお嬢様―キャサリンと、動物の姿に変身できる人々―異種人類が織り成すアクション・ファンタジー第3弾。 (作者様が作者様なので、もしかしたら他のシリーズとつながってるのかなと思わなくもないですが……リィの養父が異種人類とか(爆)) 差別意識の根深さと難しさ、種族の違いと個々人の違い、正義とそれを振りかざすことで起こる弊害。 それらを踏まえた上で、まっすぐに物事に当たっていくキャサリンと、そんな彼女を快く受け入れる異種人類の面々のやりとりが気持ちよく、大好きなシリーズです。 決して、種類という分類で見るのではなく、その中にもいい人悪い人がいて、それを見極めるのが重要なんだよ、と語るスタンスも好きなところです。(この巻は特にそれが色濃く表れているかもしれません) 痛快で、かつ、色々と考えさせてくれるシリーズだと思います。
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ぎをらむ
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この第4巻の出来は正直申し上げるとあまり良くないのですが、シリーズとして好きなので投票します。 はっきり言って地味です。茅田砂胡さんの作品では最も地味でしょう。でも、こじんまりとまとまった世界観と控えめなストーリー、メリハリのあるキャラクターは、この作者さんのメッセージをよく引き出していると思います。 強烈なキャラや流行ものを追求される方にはあまりお薦めできませんが、物語をじっくり楽しみたい方はお試しあれ。 |
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眠り猫
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とにかく、主人公キャサリンお嬢の、一本筋が通った性格が痛快です。 シリーズ前2作と異なり、犯罪をおかしたのが異種人類(アナザーレイス)側だったというところに、少し意表をつかれましたが、作者が全編通して言っている、「家柄や種族で人を判断すべきではない。問題にすべきは、その人物の人柄である」という主張(かなり乱暴に要約しましたが)が表れている話だと思います。
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