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『 書籍コード : ISBN4-8291-1663-3 』 という条件で検索したよ!
1 件見つかりましたわ。そのうちの 1 〜 1 ( 表示数=1冊 ) 件を表示しますわ。
ISBNが今度13桁になるって知ってた?
はいはい。またそういう嘘を
いやほんとだって!

[image:amz] タイトル 眠り姫
シリーズ 眠り姫
著者 貴子潤一郎
イラストレーター ともぞ
レーベル 富士見ファンタジア文庫
書籍コード ISBN4-8291-1663-3
発行年月日 2004-10-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
toshi-ko ラブストーリーあり、ホラーあり、SFありと、著者の懐の深さ及び、技量の高さには驚かされました。
いや、珠玉の短編って言う言葉がぴったり当てはまるだけの出来映えです。

個人的に好きなのは、「眠り姫」、「さよなら、アーカイブ」、「探偵真木」シリーズって所ですね。
とにかく、短編なのに妙に内容にボリュームがあるというか、読み応えがあるというか個人的に気に入った作品以外でも、おもしろくなかったと言うような作品が全くなく、クオリティの高さには驚かせられるばかりです。
「眠り姫」
表題の短編で、12月のベロニカ外伝。「濃縮小説<<コンデンスド・ノベル>>」という手法を使っているので、やたらと長いように思うのに、一番短いというおかしな話。

「さよならアーカイブ」
美人司書のいる、図書室に私も行きたい!!

「探偵真木1〜3」
今までが、恋愛とか、SFとか、ホラーだったのに、いきなりヤクザと探偵の変なお話に変わってしまうギャップが笑えてしまいます。
とにかく、映画とか音楽とかのうんちくを語りながら、妙な言い回しの探偵と、変な映画の好きなヤクザの会話がおもしろいというかおかしいというか、そのくせしっかり探偵小説をやってる所がなかなか。
是非このシリーズの続刊を期待したいのですが・・・。
リッパー 続々刊行されていく長期シリーズを追いかけていくのも楽しいけれど、
短い中に物語をギュッと詰め込んだ短編小説を読むのも、また幸せなもの。
その魅力がつまりにつまりまくった短編集。それがこの「眠り姫」でありますよーう。

本好き図書館好きな人なら、こんな司書さんに出遭いたかった!と思わず胸をときめかせてしまうかもしれない松田さんが素敵な「さよなら、アーカイブ」
眠りの病におかされていく少女を見守る表題作「眠り姫」
崩壊した近未来世界。身勝手なエゴイズムが支配する「水たちがあばれる」
超越者の力によって現実がずらされていく過程を目の当たりにする「汝、信心深き者なれば」
探偵とヤクザの世界を描いた軽ハードボイルド「探偵真木」

珠玉の短編があなたを待ってます。
汝、読み逃すことなかれ!
みどりや 「わたし、シェイクスピアは嫌いなの。あの人は主人公が破滅するエンディングでしか傑作を書けなかったんですもの。わたしが好きなのはハッピー・エンドの物語だけよ」

http://maijar.org/word/serifu/na-4.htm#nemuri
「まいじゃー推進委員会!」の極楽トンボさんも、しっかり押さえているこの台詞、カッコイイです。

世間的に、シェイクスピアの評価の高いことは知っているし、それを尊重することに異論は在りませんが、だけど、自分の好き嫌いがそんなものに左右される必要は微塵も無い。
私は「格好つけたがり」が、やせ我慢しつつ活躍する物語が好きだ。
中年だろうが、小学生だろうが、素敵な女の子の出てくる話が好きだ。
そしてハッピー・エンドの物語が好きだ。
そんな意味では、書き下ろしの「探偵真木」シリーズ3:孤独のRunawayは、まさにつぼでした。
シリーズ1作目と3作目のとても同一人物とは信じがたいキャラのギャップも素敵です(笑)

ところで、「貴子潤一郎」というのは、本当にひとりの作家なのだろうか?ひょっとしたら、「貴子さんと潤一郎くん」からなる2人のユニットに対して付けたペンネームではないだろうか?
などといった妄想をもてあそぶのもまた楽しい。
独立した短編4、連作3の計7編よりなる、とても素敵な短編集でした。
練馬 前作「12月のベロニカ」を読んだ時も思ったのですが、この人の小説は、なんというか、作りが美しいと思います。
スレイヤーズに代表されるようなポップなノリは殆ど無く、一般層を相手にしても問題の無い作品です。
かといってそういうノリに慣れきった層にとって面白くないかといえば全くそんな事はありません。
最近、電撃文庫さんがハードカバーの出版で一般層にも売り出そうとしてるみたいですが、この人にも是非そういうのを一本書いてみてもらいたいです。
いわし 素晴らしいですね。これぞ正に短編集中の短編集です!(何だそりゃ)
ジャンルも舞台も幅が広すぎです。片思いあり、復讐あり、憧れあり、溺愛あり。
それでいて、自分の読み込みが浅くてこの文章の真の面白さが味わえていなかったら
どうしよう、と思うくらい1つ1つが深い…気がします。

個人的には「探偵真木」シリーズが最高でした。
ホントにシリーズ化して文庫にして欲しいくらいです。でも今の感じが丁度いいのかな。よく分かりません。
「さよなら、アーカイブ」は…こんな事ホントはあまり言いたくありませんが確かに松田さんが素敵過ぎる。
誰か実行しないかな、あの悪戯。
千秋 この短編集の中には、自分がライトノベルにはまるきっかけとなった作品が収録されています。表題作でもある『眠り姫』です。
初出は2003年のドラマガ3月号。それから2年間、ことあるごとに『眠り姫』を読み直してきました。あのとき自分はどう読んでいたか--それを思い出し、確かめながら何度も読み返してきました。
2年経った今では、正直、この作品から受ける衝撃は少なくなってきてます。だがもしかしたら、この作品に触れて自分と同じように衝撃を覚える人もいるかもしれない。そして、そんな人たちがいて欲しいと思う。そういう気持ちが今でも心の中から離れません。

と、延々にくだらないことを書いてしまいましたが、勿論こんな個人的な感傷とは別に、この作品は素晴らしいです。自分が受けた衝撃までは約束できませんが、十分満足の出来る作品であることは約束します。是非ご一読を。
石野休日 かわいい女の子に萌えられるのなら、

美しい構成にも萌えられるはず。

2004年最高の構成萌えライトノベルです。
雨空陽明 まったく短編で泣かされるとは思っても見なかった。「眠り姫」はすごい小説だ。

そしてもちろん「探偵真木」のシリーズ化は激しく希望。
極楽トンボ これも既に多くの方がオススメしているので補足だけ。

長編を書ける作家さんはいくらでもいますが、短編をきっちり書けるライトノベル作家さん(正直、境界線上にいる方だとは思いますが)はたいへんに貴重です。
応援しまくっていい作品をこれからもいろいろ読ませてもらいたいです。
ゐんど ライトノベルでは希有なる、キレのある短編集。
短編ならではの「力」をあなたも味わってみて欲しい。
応援メッセージ・イラスト部門
石野休日 きみのひたいの傷がまぶしい。