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![]() | ![]() | プリズマティカリゼーションっていいよね、まいじゃーでさ | ![]() | ![]() | ![]() |
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タイトル | 銃姫 1 Gun Princess The Majesty |
シリーズ | 銃姫 | |
著者 | 高殿円 | |
イラストレーター | エナミカツミ | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1070-0 | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | これって、魔弾丸か!?、「○○の大冒険」かよって思うような設定に、思わずツッコミを入れたくなるシリーズの第一巻。 ちょっと頼りない主人公セドリックと、その姉で、毒電波シスターのエルウィング、貧乳小娘アンブローシアの3人が奪われた「銃姫」を求め旅をすると言う内容。 今回は短編が3編という内容な分けですが、それ以降ページ数がどんどん増していく、編集者泣かせのシリーズです。 だが、そこがイイ!! 内容としましては、父を殺された復讐とか、祖国を滅ぼされた人々が国を再興する為に、テロリストとなったりといった、人間ドラマが実に良く表現されおり、個人的にぐっと来る作品です。 |
極楽トンボ | かつては自由自在に魔法を操った人間。しかしその力で争いばかり繰り返すことが神の怒りに触れ、以来魔法は銃という媒介を通してしか発動できなくなってしまった・・・そんな設定の世界が舞台のファンタジーです。 単純なパワーゲームにとどまらず、相手の一手先を読んで魔法を繰り出す魔法戦が熱い! 不器用な(いわゆるツンデレな)恋愛模様にも目が離せないところです。 それと「... 心よ。 届け、弾丸のように--」など魂を揺さぶられる台詞がいっぱい。 |
煉紅 | どのキャラクターも魅力的です。特にアンブローシアの不器用な心の動きが 丁寧に描かれており目が離せなくなります。 魔法戦など熱いシーンなど魅力的なシーンも多いです。 個人的に好きなシーンはネタばれシーン です。 |
かげつ | 人間の愚かしさから、銃を使わなければ魔法が発動しなくなった世界。 主人公達3人は、それぞれの事情を抱えながら「銃姫」を求めて旅しています。 高殿さんの描くキャラクターは「人間」です。 記号的な薄っぺらな天然なだけのキャラは存在しません。 それぞれの中で渦巻くものに、共感したり反発したりしながら読み進めていってください。 |
ミル兄さん | 色々と思い入れがあるので、何を書いておけばよいか迷ってしまいますが・・・ とりあえずは思春期の男女と弟離れのできない姉の3名がそれぞれ目的を持って旅を続けていく話、ですっけ? 特筆すべきはエルウィングの毒電波シスターぶりでしょうか。 特にネタばれって一体なんなんでしょう?? それだけでなく、物語の中に人間が確かに息づいている実感、スケールの大きさや共感できるストーリーなどとても良い作品ですよ。 続きがとても楽しみです。 |
茶柱 | 一見普通の勧善懲悪なファンタジーかと思いきや、実はこっちが善or悪だと決め付けていたものが、実は真逆なものになってしまうことがしょっちゅうあるので、読んでいてギャフン! な気分になってしまうなんとも痛快な小説です。 作者様のこれからのさらなる飛躍が楽しみです…。 |
練馬 | 銃弾に魔法(念)を込めて魔法を使うと言う設定を実にうまく使ってると思います。 250ページ前後のアンプローシアとセドリックのやりとりと決着のつけ方は本当に美しいです。 旅先でやりきれない事件にあったりもしますが、それを乗り越えて前向いて生きていく人らが描かれてます。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
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タイトル | デュラララ!! |
シリーズ | デュラララ!! | |
著者 | 成田良悟 | |
イラストレーター | ヤスダスズヒト | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2646-6 | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
おむらよしえ | 東京は池袋に集まる若者たち。ある者は普通も高校生、ある者は情報屋、あるものは人身売買しているチンピラ、そしてあるものは……頭のない「化物」。 「バッカーノ!」シリーズでアメリカの若者たちの群像劇を描いた作者が書いた、単発もののまたしても群像もの。上手い!この人は群像ものがとても合っていると思います。いろいろなキャラクターの一部をぽっと見せて次にいく、という書き方がものごとに深入りしないこの世代の雰囲気をよく出しています。今回は池袋が舞台で、少しごたごたした感じが街の雰囲気に合っていると思います。たまに入るチャットのシーンが重要。 |
有里 | 現代の池袋を舞台にした、「頭のない存在」の物語。石田衣良作品に似ているのは舞台だけ。もっとブチきれてます。なにしろ「ヒロイン」が海外から渡ってきたデュラハン(妖精)で首のないライダーという設定。なんだよ、そりゃ。 でも作者が描きたかったのは、もうひとつの「頭のない存在」だったんじゃないかと思いますが。 ネットでチャットや掲示板に入り浸っている人じゃないと理解しにくいかもしれませんが、ネットをやっている人には結構リアルな話なんじゃないかと思います。ネットの実態をリアルに描いた作品として評価。 |
いわし | 成田良悟先生が打ち出した3つ目のシリーズ。 ストーリー面は他の方が語られているので省略しますが、 やはりいつも通り、今までに無いキャラクター(奇人変人多し)の連発です。 このシリーズは成田先生の他の作品と比べても結構遊びが入っていますね。 電撃文庫の他作品の名前が平気で出てきたり、どこかで見た事のある名前のキャラが… 成田先生は後書きで叩かれる事も覚悟の上、とおっしゃってますが、 自分は全然アリだと思いますよ。 俺たちに出来ない事を平然とやってのける遊馬崎さんにシビれて憧れます。 |
waka | 登場人物ひとりひとりに魅力があり、素直に「格好良い」と思うことができた作品。 また、あの集結の仕方、あの歪んだ恋には見事だと思わざるを得なかった。 |
永山祐介 | 弟に歪んだ愛情を注ぐ姉、「あるもの」に対して応えのない愛情を注ぐ弟。その弟を付回す、電波なストーカー娘。首なしライダーと闇医者の奇妙な、微妙な関係。日常からの逸脱に憧れる高校生の、日常と非日常。「人間が大好き」と公言するどこか論理のずれた情報屋。みなどこか狂っていますね。 でも、そんな狂った連中が織り成すラブストーリーだったりします。 |
黒雨 | 『バッカーノ!』のシリーズ一巻目しか読んでいなかったのですが、ずっと注目してたんですよ、成田良悟には。 というのも受賞したときの誰だったかのコメントがひどかったのです。大賞をとってもいい出来だったと思うのに。なんで大賞を取れなかったのかというと、審査員の一人のコメント「禁酒法時代を舞台にってのは……」とか言ってるのが凄くダメだなと思っていました。待てと。電撃文庫の包容力に禁酒法時代は含まれないのかと。すごくやりやすい素材じゃないかと。中高生向けということを考慮したとしても、禁酒法という存在というのはラノベとってとても面白い題材だろうが、と。そう憤慨して成田良悟を応援しようと思った、第何回目かの電撃ゲーム大賞の事だったのです。 いつのまにか、成田良悟は冊数こなして、ほどほどに人気が。応援とか以前に読むのが追いつかなくなりました。でも注目はし続けてました。 というわけで、成田良悟なんです。買ったんです。大学の文学部生協に置いてあったから。誰だよ、あそこに入れた奴。と思わなくもないですが。 内容に関しては、池袋を舞台としたドタバタなんですが、成田良悟は一見関係なさそうに思えるそれぞれの登場人物のストーリーを、一つの物語として収束させるのはすごく長けています。ライトノベル読んでる昂揚感感じます。 |
TD | 物語としては『池袋ウエストゲートパーク』成田良悟風味、という感じで、現代の池袋を舞台にしたおかしな連中の話です。 この現代の、ってのがクセもので。この話ではケータイやインターネットが重要なファクターとして活用されています。そのため3年後や5年後、あるいは10年後に読み返すと、技術的な面でまた違った感慨が抱けるかもしれません。 ネタばれ |
極楽トンボ | 細かい部分は他の方のオススメにおまかせして、と。 作品内でのネットの描写のされ方が上手く、実際にあってもおかしくないような感じでした。臨場感も出てましたね。 奇人変人のオンパレードです。だーれも普通の人がいません。 それもまたよし。 |
只一人 | この本の著者、成田さんの凄いところは「複数のキャラクターの書き分け」が異常に上手いところです。 どんな脇役でもちゃんとキャラが立っています。 一人一人が印象に残り、もう出てこないと思ったら、ひょんなところで出てくる面白さ。 ストーリーもきちんと完結していて、最高です。 |
麻由 | まさか、まさか首から上のないヒロインに萌える日が来るとは………! 池袋、という現実にある都市を舞台にしながら、世界の雰囲気は成田作品の中でも最高にイっちゃってます。歪んで狂って、でも一途に誰かを愛する登場人物達は激ツボ。 作品の仕掛けも遊び心十分でもう本当に最高。 あれはリアルタイムで読んでいる人向けの楽しみだけど。ともあれ既に2巻も出ております故、オススメでございます。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
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タイトル | 埋葬惑星 The Funeral Planet |
シリーズ | 埋葬惑星 | |
著者 | 山科千晶 | |
イラストレーター | 昭次 | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2653-9 | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
九乃 | この作品に出てくるAI達は純粋で、だからこそ「設定」の下に存在する感情であってもそれは「本物」なんだ、と。 外から来た現実の象徴と、童話の世界の中で生きるAIのコンビが、なんともでこぼこでいい感じです。 |
極楽トンボ | AIが出てきます。 そしてなんだか優しいお話です。SFです。 AI好きにはこれで買う判断材料としては充分でしょう? |
応援メッセージ・イラスト部門 |
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タイトル | 第61魔法分隊 5 |
シリーズ | 第61魔法分隊 | |
著者 | 伊都工平 | |
イラストレーター | 水上カオリ | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2655-5 | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | 魔法の設定がとにかく魅力的なシリーズでした。 中途半端に工業の発達した魔法が日常化した世界です。 特殊な杖から魔法攻撃をするシーンは未だ印象に残ってます。 個人戦ではなく、魔法による団体戦が描写されているってじつはかなり貴重で、そういう意味でも興味深い作品ですね。 なんか最後の締め方はやや収まりが悪かったけれども、それもひっくるめてよかった。 デリエルラブ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
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タイトル | とある魔術の禁書目録 |
シリーズ | とある魔術の禁書目録 | |
著者 | 鎌池和馬 | |
イラストレーター | 灰村キヨタカ | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2658-X | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
ハサン | とにかく真っ直ぐな感じがイイ! |
SETO | 文章全体に勢いがあり一気に読めるスグレモノ |
toshi-ko | あらゆる超常現象を打消す腕を持つ主人公が、ベランダに引っかかっていたシスターを助けた為に、魔術師たちとの争いに巻込まれる、熱血アクションストーリー。 「誰だって、何時だって、ヒーローになれるチャンスを求めているんだ。」 を、絵に描いたような主人公の熱血っぷりには、少年向け週刊誌の王道を彷彿させられ感激です。 |
煉紅 | 熱血少年漫画を小説にしたような勢いで一気に読み進められます。 巻が進むにつれ影が薄くなっていくヒロインではあるがさすがに一巻では影は濃い。 しかし一巻の時点でも御坂の印象は絶大です。 |
R・B | 清々しいくらい王道な少年漫画的小説。 小難しいものを読んだ後だと特に清々しく感じられます。 ハッピーエンドしか認めないという主人公の叫びに共感できる方、この本を手に取るべきです。 |
こま | ある意味王道なシリーズでとても大好きですw テンポがいいというかノリがいいというか。 読んでいて気持ちいいです。おすすめですよん |
かげつ | なんか、ベタな感じに始まったな〜というのが読み始めの感想でしたが・・・実に熱かったです。 少年漫画的、と皆さんが言うのが良くわかります。 さらに、すこーし変化球なラストがいい感じで、まさか続編を出すとは思わなかったというのが個人的感想。 (びっくりしたという意味で) |
極楽トンボ | ど直球な、少年漫画をそのまま小説にしてみましたというノリのひたすら展開と台詞の熱い物語。 主人公も熱血です。 この直球ぶりがすばらしい。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
煉紅 | 少年漫画的勢いのある作風に良く合っていて、よいアクセントになっていると思います キャラとしては月詠小萌先生があれが先生かと笑えます。 |
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タイトル | ディバイデッド・フロント 2 僕らが戦う、その理由 |
シリーズ | ディバイデッド・フロント | |
著者 | 高瀬彼方 | |
イラストレーター | 山田秀樹 | |
レーベル | 角川スニーカー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-04-429302-3 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
ハサン | 終わらない戦い。諦めない人々。感動した! |
おむらよしえ | 高瀬彼方さんは、最近「いたい」描写で有名になったかと思いますが、彼の場合は「いたい」だけではなく、それを乗り越えるようなつよさが見受けられるが、私の好きな理由だと思います。 打ち負かされても、それだけではないところが必ずある。そして、この作品はそれがよく出た作品だと思います。 救いのない戦いに理不尽に放り込まれた。そんな中で、自分だったらどう生きるか。登場人物たちの絶望と希望を味わってみませんか? 最終巻が最近出版されました。これも含めてよかったです。 |
かげつ | 憑魔に取り付かれるという天災にも似た不幸により、老若男女関係なしに隔離戦区へ閉じ込められて戦闘を強いられるという絶望的状況。 そんな中でラブバトルやらドつき漫才やらを繰り広げつつ、強くなりたい、大切な人を守りたい、と悩みながら足掻く彼らの姿に惹きつけられます。 |
mikazuki | 世界中に忽然と出現した憑魔と呼ばれる怪物たち。 大量破壊兵器等をもって一度に大量に殺すと、その反動で出現範囲が広まってしまう。 そのために人類がとった対抗手段とは、隔離戦区と呼ばれる一定の範囲内に憑魔を隔離し、増えすぎないよう、殺しすぎないよう、その中だけで戦うこと。 主人公たちは人体に寄生する共生憑魔を体内に持つため隔離戦区に送り込まれ、そこで明日の見えない戦いを続けている。 決して勝利の見えない戦い。 それでも生きることをあきらめずに。 絶望的な状況の中でもくじけず、明るく強くせつなくそして儚く生き続ける彼らの姿は胸を打ちます。 榊ガンパレ小説にならぶ少年少女戦場もの。 息を飲む戦闘シーンや若者たちらしい青春真っ盛りのやりとりもいいですが、各登場人物の心理描写に非常にページを割いているのもこの作品の特徴です。 |
BAW WAO | シリーズで支持します。全3巻です。 絶望的な状況下で、無理矢理戦わされる少年少女達の物語。 心理描写が上手い作家さんなのでキャラクター達の絶望・葛藤・逃避・克服が 鮮明に、これでもかと読者に痛く迫ります。 題材はダークですが、明るく、タフに、前向きに進もうとする話ですので爽快感と燃えもあります。 上記キーワードが、引っ掛かった方は、是非お手に取ってみて下さい。 |
練馬 | 「北関東隔離戦区」の中で、化け物相手に絶望的な戦いを繰り広げる少年少女のお話。複数のキャラの一人称視点から成り立っています。 設定が設定なので、高瀬さん御得意の悩んだり凹んだりといったややネガティブな心理描写が炸裂します。戦闘時などは、もうどうしようもなく怯えきってる状態にもなったりしますが、それを真っ向からねじ伏せて戦いに赴く様などは、まさに鬼才と呼ぶに相応しい名シーンです。 とにかく戦闘時にしろ、恋愛などの日常時にせよ、この人の心理描写は凄いです。 |
ぎをらむ | 多分、私が今まで読んだスニーカー文庫の中で最も重く、熱く、迫力のある作品です。 現実は本当につらく厳しくて、容赦なくて、救いようがありません。それでも人間は生きていけるのだ、生きていかなければならないのだ、という高瀬彼方さんの強烈なメッセージが込められています。 絶望的な状況の中でも人として最後まで手放してはいけないものは何だろうか?、一番大事なものとは何だろうか?それを自分は持っているだろうか?と考えさせられます。 |
千秋 | 2004年度のライトノベルで最も面白かった作品は何か? と聞かれたら、私は『BLACK BLOOD BROTHERS』とで少し悩んだ末に『ディバイデッド・フロント』シリーズと答えるでしょう。それくらい面白かった。 生きるとはどういうことか。そんなことはよくわかりませんが、この作品を読めば明日から少しだけ頑張って生きていけるような気がします。 作中の登場人物たちが立ち向かうのは、どうもしようもないくらいの絶望的な状況。そんな状況が本当に私たちに訪れることは決してありませんが、代わりに私たちの周りには理不尽で納得できないことがいっぱいあります。 私たちはそういうものたちと戦って、日々生きています。だけど、ときには疲れてしまいます。 この作品はそんなときに読んで欲しい。この作品の中で登場人物たちは疲れたり、諦めそうになっても戦いつづけます。そういう姿を見れば、何か励まされるものがあるはず。 3巻のあとがきに書いてありましたが、この作品は私たち読者に向けられた戦歌(バトル・ソング)だと思います。是非ご一読を。 |
ひさ | 期間対象外で完結巻の3巻は入ってませんが、是非全3巻まとめて読んで欲しい。 隔離戦区の下で決して終わる事の無い化物との激戦を繰り広げ、一日一日を 精一杯生き抜く少年少女達の物語。とにかく主要登場人物一人一人の感情描写 が半端でなく濃密。ここまでキャラクターの心に深く深く踏み込んでいる物語は 他に見た事が無い。当然気持ちの伝わり方や感情移入度の高さも半端じゃないです。 |
極楽トンボ | 特殊な事情から北関東隔離戦区という戦場に押し込められ、未来の見えない戦いを強要された少年・少女達の戦いの記録。全3巻です。投稿期間には入ってませんが完結。 絶望感に打ち負かされ、挫折を味わい、後ろ向きになったりしながらもやがて立ち上がる登場人物達の内面が圧倒的な筆致を持って書かれています。 ほんとーに鬼気迫るかのような内面描写に関しては、すごい!の一言です。 とにかく一読の価値あり!! 寡作なこともあっていまひとつ知名度に書けるものの、その実力は一級品。 ぜひご一読あれ。 |
高空昴 | 「頑張ろう」 そういう気持ちを呼び覚ましてくれる作品です。 立ち向かうという行為を力強く描いた作品です。 絶望があります。悪夢があります。恐怖と苦痛なんか在り来たりです。そんな世界観と、そこで生きる登場人物たちが見せるものは、ただ一つの事柄。 不屈。 屈しないということ。 最終巻を含めて、胸の底から熱くなりました。 「明日の自分は今日の自分より確実に強い」 主人公・英次の言葉のような生き方ができればいいなあ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
ぎをらむ | この巻の248ページの挿絵には衝撃を受けました。普通、挿絵は見開きか左側のページにあって、右側のページにあることは珍しいという程ではないですがあまりありません。ですが248ページの挿絵は本当に効果的に右側に配置されていて、キャラに感情移入することができました。私がこの1年読んだ中でベストの挿絵だと思います。 |
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タイトル | そのとき鋼は砕かれた |
シリーズ | そのとき | |
著者 | 高殿円 | |
イラストレーター | 小田切ほたる | |
レーベル | ビーンズ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-04-445009-9 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | そのときシリーズ2巻目。 ジェットコースター人生を送る、でもものすごく前向きな女の子が主人公のお話。 しかもその主人公フランチェスカは、ネタばれ とにかくフランチェスカの男勝りのかっこよさ、これに尽きます。 不幸なんて吹き飛ばして、前に突き進むあの行動力を見ているだけで元気が出てくる物語です。 「たったひとつでもいい、心に鋼より固いものを持っているか」くー、なんという萌える台詞なんでしょう。こういう台詞が作品内にはてんこ盛り。 |
練馬 | 確実に一巻目より面白い二巻目。 私自身そうなんですが、MF文庫の銃姫読んでこっちの方にも手を伸ばしてみてる方は必ずこの巻まで読んでほしいです。 流血女神伝に通ずるようなジェットコースター人生がウリですが、その他にも、主人公らが背負った運命ゆえの哀しい人生の書き方が上手いです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
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タイトル | よくわかる現代魔法 ガーベージコレクター |
シリーズ | よくわかる現代魔法 | |
著者 | 桜坂洋 | |
イラストレーター | 宮下未紀 | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630184-9 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
有里 | このシリーズは、まずこの2冊目の『よくわかる現代魔法 ガーベージコレクター』から読むことをお勧めする。 渋谷を舞台にした現代魔法合戦。複数の登場人物が交錯する様子が、ゲーム『街』を思い起こさせる。あのゲームが好きだった人は読むといいと思う。雰囲気はSF寄りの石田衣良か伊坂幸太郎かという感じ。 脇役の大人たちがいい味を出している。 |
おむらよしえ | 森下こよみは童顔で身体が小さく、何をやってもうまくいかないので自信がない。家で見つけた「魔法」を教えてくれる学校に興味を引かれていってみたが……。 「現代魔法」の設定は、ファンタジー好きとしてまだまだだと思いますが、話自体は楽しく読めました。こよみは結局「ひとつの魔法」しか使えないおちこぼれなのですが、それはそれなりに役に立つという、一風変わった立ち位置だし、なんといっても姉原弟とのいちゃいちゃがたのしい(笑)。自分にできること、自分のやりたいことを見据えて生きていこうという話になっています。 |
極楽トンボ | 1巻目を読んだときには、設定としてはおもしろいけど正直ちょっと微妙かなあ? という感想を持ってました。それがこの2巻で目の離せないシリーズ、という認識に。 そう言う意味でシリーズの中でもとても大事な位置づけの巻です。 有里さんのおっしゃるようにこのシリーズは2巻から読むか、もしくは鉄の意志で2巻までは一気に読み進めるのが吉。 独特な魔法に関わる設定と、そこに関わるエピソードがかみ合ってきた感じです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
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タイトル | 茜のフライト・ログ |
シリーズ | ||
著者 | 夏見正隆 | |
イラストレーター | 鬼頭莫宏 | |
レーベル | Tokuma Novels | |
書籍コード | ISBN4-19-850635-3 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
みどりや | 一言いわせて。 どこが、『「長編航空サスペンス」小説。』なんじゃ!!(怒) いえ、もちろんサスペンスという言葉から、 「空飛ぶ密室の中で正体不明の犯人によって、乗客、乗員が、一人また一人と殺されていく」とか 「客室乗務員(CA)訓練生の茜。担当のお客様が突然倒れる。そのお客様の正体が実は…。ひょんなことから国際な謀略に巻き込まれた茜の空の旅の行き着く先は?」なんて展開を期待した私がお馬鹿だったのは事実なのですけどね(汗)。 私の脳内分類ではこれは、スポ根小説です(きっぱり)。 競技場は航空機内。プレーヤーのポジションはキャビンアテンダント(CA:昔はスチュワーデスと呼ばれた)。 競うのは、客の安全と快適なサービスの提供。 次々に襲い掛かるトラブルを上手に裁き、時間内に何でも片をつけることを要求される。 だって 「使用機材が遅れて着くのはしょっちゅうだし、それを定刻に出すわけでしょう」 「仕事が遅くて、目的地に着いてからジュースをだしてもしょうがないでしょう」 あとがきに、『今回のシリーズのネタ元は、実はうちの家内(元CA)である。』との記述があった。 ふーむ。スチュワーデスさんと仲良くなるには、作家になって航空小説を書くという手があったのか(笑) まいじゃー推進委員会!(http://maijar.org/) にて、夏見さんのファンページが紹介されていました。 Fan page of Masataka Natsumi 夏見正隆ファンページ (http://studioddtonline.web.infoseek.co.jp/plan/natsumi/natsumi.html) 『夏見正隆氏を地味に応援するページです。』とのことです。 ネタばれ |
練馬 | 夏見正隆さんの芸風でキャビンアテンダント(スチュワーデス)物、といえば作者さんのファンの方々には大体わかってもらえるような気がします。つまり女性主人公が仕事を通じてとても苦労します。 厳しい条件下での相次ぐトラブル(一挙に起こるかはともかく一つ一つは充分に起こりうる事態)を描くことにより、CAの仕事の厳しさを分かりやすく表現しています。 奥さんが元CAということもあり、仕事内容もリアルです。 後、完璧に続き物です。消化し切れてない設定とかが満載です。 なお、別名義でだした「彼女のつばさ」という作品と色々リンクしてます。こちらは入社〜訓練校時代を描いたものですが、十年以上前に打ち切られた作品なので、探してみても、見つけるのはかなり難しいでしょう。 |
極楽トンボ | 他の方がスポ根小説だと表現されていたけど、言い得て妙だと思いました。 新人フライト・アテンダント(要はスチュワーデスです)の主人公が、トラブル続きのフライトにめげずがんばる話です。 むろん他の夏見作品の例に漏れず、社会風刺というか様々な問題定義もちりばめられてますのでその辺も楽しみつつ読むのが吉です。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
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タイトル | 三月、七日。 |
シリーズ | 三月、七日。 | |
著者 | 森橋ビンゴ | |
イラストレーター | 世良シンヤ | |
レーベル | ファミ通文庫 | |
書籍コード | ISBN4-7577-1835-7 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
おむらよしえ | 家族を失ったまま生きる少女、七日。母親や他人から認められることを望んで「よいこ」であろうと無理を続けている少年、三月。二人は出会ったとき、お互いに「なにか」を感じる。それは恋なのか。そして、それは始まりでしかなかった。 昔の少女マンガのような展開ですが、そこからの運びがとても新鮮でした。お互いにさびしい少年と少女である三月と七日が、お互いに何かを見いだし、そしてつながっていくときの喜び、知った哀しみ、そこから知る感情。青春ものとして素晴らしいできだと思います。面白かった。青春ものが好きな方におすすめです。 |
浅木原忍 | 森橋ビンゴの丁寧な、丁寧な心理描写がゆっくりと紡ぐ、極上の青春小説。なかなか出会いすらしない2人の想いの積み重ねが、物語の骨格をきっちりと整えていく。それだけに後半の展開が駆け足だったのが惜しいが、青春ものが好きな人は必読の一冊。 |
極楽トンボ | 二人の少年と少女の痛みを伴う恋愛模様。 これ以上はないくらいの良質な青春小説です。 他の人が既に細かい部分については言及してくださっているので、あらすじについてはここでは取り上げませんが、ままならぬ想いにもがきなにかを掴んでいくまでの描写が実に丁寧に描写されています。 かなりのおすすめです。 |
永山祐介 | 寂しい女の子と、無理をしてる男の子が出会って、そして「幸せ」を見つける物語。 |
練馬 | 青春小説の定義はさておいて青春小説です。 家庭環境などに若干の悩みを抱えて、コンプレックスに悩みながら虚無的に日々を生きる少年少女のお話。 コンプレックスも解決し、全てうまく行くと思ったら・・・・。 切ないと言うか儚いと言うかそんなお話。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
練馬 | この作品には、アニメ塗りとかよりも、こういう素朴な感じのイラストがあっていると思います。 |
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