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敢えて投票しなくても、それなりに上位に来るだろうとは思いますが 昨年度のライトの中では何度も読み返した小説です。
マリみてシリーズでこの「真夏の1ページ」が群を抜いてすごい、 というわけではありませんが、シリーズに一票のつもりで投票です。 舞台であるリリアン女学園の設定の完成度が高く、いつまででも続けられそうなストーリーです。 (主人公の卒業か、主人公の姉の卒業で終わると思いますが)
このシリーズの面白さって、日常性にあるんじゃないのかなと感じています。 事件に巻き込まれるわけでもないし、イベント続発というわけでもない。 本当に普通の女子校(?)での生活を描いているだけ。 しかし深く引き込まれ、感情を揺さぶられる箇所も多い。 気持ちよく感情移入が出来るところも面白さでしょうか?
マリみてシリーズは「百合小説」とか言われますが、私にとっては全然そんな気がしないんですよね。 そのあたりに抵抗を感じて手を伸ばしていない方は非常にもったいないな、と思います。
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