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応援メッセージ検索結果

『 書評者 : 雨空陽明 』 という条件で検索したよ!
10 件見つかりましたわ。そのうちの 1 〜 10 ( 表示数=10冊 ) 件を表示しますわ。

[image:amz] タイトル 赤い砂のリグリア
シリーズ アグラファ
著者 三浦真奈美
イラストレーター 那知上陽子
レーベル C・NOVELS
書籍コード ISBN4-12-500843-4
発行年月日 2004-03-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
雨空陽明 最終巻ですのでシリーズ全体への投票ということで。
地中海をモデルにした架空世界の戦記モノ。
巻の終わりになるとまたすぐに次の巻が読みたくなる、読ませる文章が魅力的でした。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル 孤狼と月 フェンネル大陸偽王伝
シリーズ フェンネル大陸偽王伝
著者 高里椎奈
イラストレーター ミギー
レーベル 講談社ノベルス
書籍コード ISBN4-06-182371-X
発行年月日 2004-05-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
雨空陽明 高里椎奈さんの小説は初めて読んだのですが、なんでこれ講談社ノベルスでやってるんだというようなファンタジー小説でした。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル ラキスにおまかせ3 森とエルフのすれ違い
シリーズ ラキスにおまかせ
著者 桑田淳
イラストレーター 秕帷苓
レーベル 富士見ファンタジア文庫
書籍コード ISBN4-8291-1612-9
発行年月日 2004-05-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
雨空陽明 実は富士見で一番剣と魔法のファンタジーをしてるんじゃないだろうか。
文体も読みやすかった。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル そして、楽園はあまりに永く されど罪人は竜と踊る 5
シリーズ されど罪人は竜と踊る
著者 浅井ラボ
イラストレーター 宮城
レーベル 角川スニーカー文庫
書籍コード ISBN4-04-428905-0
発行年月日 2004-08-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
おむらよしえ 記憶喪失の少女、アナピヤを拾った二人組みの咒術士は、彼女のふるさとへ旅立った。しかし、そこに隠された真実はあまりに過酷だった……。
絶望系コメディ。と言いたくなるほど過酷な事実ががんがん出てくる。でもどこか面白い。
しゅぺるたー 科学的に考えられた「呪式」が織り成す戦闘と独特の調子で飛ばすシリーズ5冊目。
記憶喪失の少女アナピヤの記憶を探す旅も終わりとなる。
これでもかと迫り来る世界の悪意。
そこに待つのは希望か絶望か。
麻由 毎回主人公達が散々な目に遭うシリーズですが、今回はその極み。
叩いて叩いて叩き潰しても一つおまけに叩きのめす、残酷で救いのない展開が続きます。終盤のアナピヤの言葉一つ一つが重くて痛い。結局救われなかった彼女。そしてただひたすら虚しくなるラスト。
それでも面白いと思えるのは、ひとえに作者の力なんだろうなぁ。
東雲長閑 本作で浅井さんはエロゲーを中心とするおたく文化をめった斬りにしている。
他者が作ったものを読んだりするのは、コミュニケーションの一種だと思うが、
おたく同士が閉じた共通認識に従って、縮小再生産を繰り返しているという批判として読むと、耳が痛い。
作者の主張に同意するにしろ反論するにしろ、おたくが如何に生きるべきか考えるとっかかりとして読んで欲しい。
奈望梨義仁 すごい、です。ライトノベルの常識を鼻歌交じりで超越したシリーズです。グロイ、エロイ、ヒドイ。ヒロインがネタばれライトノベルなど他に存在しないでしょう。さらにそういったグロイエロイシーンを丁寧に描写しているところなど尋常ではないと思います。ある高校の図書館では閲覧禁止処分にしています。その尋常でなさが、このシリーズの魅力でしょう。
さらに、登場人物が交わす会話のテンポの良さと、面白さ。よくもまあこんな台詞が思いつくと感心するばかりです。地の文は一人称形式のため、これが会話同様に面白い。心穢れた主人公のアホ思考は爆笑物です。
正義は勝てず、主人公は挫折を繰り返し、最後に嘲うのは策謀家。脇役に与えられた使命は死、ハッピーエンドは概念的に消失し、理論と科学が主体。道徳は極めて現実的に踏みにじられ、ヒーローヒロインとて、命の保障は一切無い。そんな本です。
極楽トンボ ものすごく独特な描写がウリの戦闘アクション。化学式が飛び交う戦闘はそうそうないと思われます。

ですが、今作に関してはキーワードは「鬱」これに尽きます。
うわー救われない……この救われなさはシリーズ全てに通じる持ち味ですが、今作では特に際だってますね。
ギギナとガユスによる漫才的な皮肉の応酬があってすらこの読後感。いやはや。
練馬 シリーズ通してダークな雰囲気が漂ってますが、この巻はもう極めつけ。読んだら「鬱」一直線です。
ここまで凄い描写をしたライトノベルは多分はじめてでしょうしこれからも当分出ないと思います。読んでる最中に一体何処までいくのか底が見えません。あまりのキツさに読んでる分量を錯覚しそうになります。
特徴的なテクノマジックの描写など、人によってはとっつきにくい面もあるかもしれませんが、是非一度読んでみて欲しい作品です。もう「凄い」ですから。
ひさ 大よそ全てが凶悪。アナピヤの仕掛けも凶悪ならば、幾度も希望とか可能性を
ちらつかせておいて、その直後に幾度も絶望のどん底に叩き落す容赦の無さも
凶悪。答えは分かり切っているのに、それでも「面白い!」と言わせられる程に
惹かれてしまう。そういうハマったら抜けられない中毒性も凶悪なのかな?
永山祐介 あまりにも救われない話。それでも途中で読むのを止められない。
最後のシーンも寂寥感が増すばかり。続き、非常に楽しみですが、非常に恐ろしくもあり。
浅木原忍 あまりに過酷。あまりに悲惨。あまりに残酷。あまりに鬱。読み終えたあと本気で死にたくなる逸品。
作者自身の心配すらしたくなりそうな代物。実際これ以降長編出てないしなぁ……
雨空陽明 この小説の魅力は三つある。
化学系魔法を多用した濃厚な戦闘描写。
喧嘩と冗談の境界線上をいく主人公と相棒の罵り合い。
そして幸せな描写で安心している読者を叩き落す鬱展開だ。しかも一瞬希望を見せておきながらそれを握り潰すという作者の手腕には恐れ入った。
次の長編でもこれと同等かそれ以上の鬱展開を期待したい。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル 約束の柱、落日の女王
シリーズ 約束の柱、落日の女王
著者 いわなぎ一葉
イラストレーター AKIRA
レーベル 富士見ファンタジア文庫
書籍コード ISBN4-8291-1643-9
発行年月日 2004-09-00
備考 第16回ファンタジア長編小説大賞準入選受賞作
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
平和 富士見ファンタジア長編小説大賞の第16回準入選作品。
判りやすく言うと「ツンデレお姫様萌え」

・・・ちゃんと書きます。ごめんなさい。
始めに言うと、表紙のイメージどおり恋愛物語です。
ファンタジーとしては良くある題材を扱っていますが、ついつい登場人物に感情移入してしまいました。
常々私は、[構成]と[文章]が作品を面白くする要素だと思っていますが、この作品は[文章]が特に良かったタイプではないでしょうか。きっとそれは作者の筆力によるものなのでしょう。
お姫様の求める「強さ」
姫に仕える戦士のした「約束」
どんな結末を迎えたのか、まだ読んでない方にも知ってほしいと思います。
いちせ 生意気な女王さまとのラブですよっ、ラブっっ!! うきゅ〜〜、クリム、たまらない〜〜っ!!
しょーと ツンデレ萌、そしてカルロ燃え、カルロお前は漢だよ、いやマジで。
ぴすかす 文武に長けた主人公カルロが、二千年前に召喚され、当時、孤立を深めていた
シュトラス王国女王クリムエラを助けて王国を建て直してゆく話です。
王国を、そしてクリムを守ろうと奮闘するカルロに声援を送りながら
一気読みしてしまいました。
時空超えラブストーリー好きなら読んで損はないです。
それでもリーファンが好きな私は少数派?
sai1970 時空を越えた恋、時の流れに引き裂かれる恋人達…こんなキャッチフレーズが好きな人向けの小説。
甘甘な恋愛話も良いが、やはり悲恋ものは良いです。
極楽トンボ 時空を越えた恋愛もの。
要素としてはいろいろあるのですが、あえてそう言い切っておくことにします。
泣ける、んじゃない、かな? つまりハマれたということですええ。
ひさ 過去に召喚された主人公と、過去の時代に生きる若き女王との、時空を越えた恋愛
ストーリー。戦争に関係する事はなるべく簡潔に、その分カルロとクリムの惹かれ
合う姿、触れ合う想い、重なり合う心……という感情面が深い描写で盛り込まれて
いる。一番書きたい事を素直に書いているなと感じられた点も凄く良かった。
雨空陽明 恋愛モノで泣いたのは久しぶりだ。
カルロの心の変化とクリムの一途さがぐっとくる。

去年の新人の中では一番の将来性を感じさせる文章だった。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル タクティカル・ジャッジメント 5 湯けむりのデスティニー!
シリーズ タクティカル・ジャッジメント
著者 師走トオル
イラストレーター 緋呂河とも
レーベル 富士見ミステリー文庫
書籍コード ISBN4-8291-6271-6
発行年月日 2004-09-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
雨空陽明 巻を経ても面白さが減らないことはいいことだ。
が、このシリーズには重大な欠点がある。
そう、 あの 富士見ミステリー文庫にありながら「LOVE」が少ないのだ。
特にこの巻では温泉にまで来ておきながら主人公とヒロインの関係が何も進展しないとはけしからん。
その辺を作者はもっと考えてほしいと思った。

……と書いてみたものの、恋愛要素などなくてもこのシリーズは十分面白いので、変に恋愛を絡めるよりもこのままでいいやと思っている自分もいたりする。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル 眠り姫
シリーズ 眠り姫
著者 貴子潤一郎
イラストレーター ともぞ
レーベル 富士見ファンタジア文庫
書籍コード ISBN4-8291-1663-3
発行年月日 2004-10-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
toshi-ko ラブストーリーあり、ホラーあり、SFありと、著者の懐の深さ及び、技量の高さには驚かされました。
いや、珠玉の短編って言う言葉がぴったり当てはまるだけの出来映えです。

個人的に好きなのは、「眠り姫」、「さよなら、アーカイブ」、「探偵真木」シリーズって所ですね。
とにかく、短編なのに妙に内容にボリュームがあるというか、読み応えがあるというか個人的に気に入った作品以外でも、おもしろくなかったと言うような作品が全くなく、クオリティの高さには驚かせられるばかりです。
「眠り姫」
表題の短編で、12月のベロニカ外伝。「濃縮小説<<コンデンスド・ノベル>>」という手法を使っているので、やたらと長いように思うのに、一番短いというおかしな話。

「さよならアーカイブ」
美人司書のいる、図書室に私も行きたい!!

「探偵真木1〜3」
今までが、恋愛とか、SFとか、ホラーだったのに、いきなりヤクザと探偵の変なお話に変わってしまうギャップが笑えてしまいます。
とにかく、映画とか音楽とかのうんちくを語りながら、妙な言い回しの探偵と、変な映画の好きなヤクザの会話がおもしろいというかおかしいというか、そのくせしっかり探偵小説をやってる所がなかなか。
是非このシリーズの続刊を期待したいのですが・・・。
リッパー 続々刊行されていく長期シリーズを追いかけていくのも楽しいけれど、
短い中に物語をギュッと詰め込んだ短編小説を読むのも、また幸せなもの。
その魅力がつまりにつまりまくった短編集。それがこの「眠り姫」でありますよーう。

本好き図書館好きな人なら、こんな司書さんに出遭いたかった!と思わず胸をときめかせてしまうかもしれない松田さんが素敵な「さよなら、アーカイブ」
眠りの病におかされていく少女を見守る表題作「眠り姫」
崩壊した近未来世界。身勝手なエゴイズムが支配する「水たちがあばれる」
超越者の力によって現実がずらされていく過程を目の当たりにする「汝、信心深き者なれば」
探偵とヤクザの世界を描いた軽ハードボイルド「探偵真木」

珠玉の短編があなたを待ってます。
汝、読み逃すことなかれ!
みどりや 「わたし、シェイクスピアは嫌いなの。あの人は主人公が破滅するエンディングでしか傑作を書けなかったんですもの。わたしが好きなのはハッピー・エンドの物語だけよ」

http://maijar.org/word/serifu/na-4.htm#nemuri
「まいじゃー推進委員会!」の極楽トンボさんも、しっかり押さえているこの台詞、カッコイイです。

世間的に、シェイクスピアの評価の高いことは知っているし、それを尊重することに異論は在りませんが、だけど、自分の好き嫌いがそんなものに左右される必要は微塵も無い。
私は「格好つけたがり」が、やせ我慢しつつ活躍する物語が好きだ。
中年だろうが、小学生だろうが、素敵な女の子の出てくる話が好きだ。
そしてハッピー・エンドの物語が好きだ。
そんな意味では、書き下ろしの「探偵真木」シリーズ3:孤独のRunawayは、まさにつぼでした。
シリーズ1作目と3作目のとても同一人物とは信じがたいキャラのギャップも素敵です(笑)

ところで、「貴子潤一郎」というのは、本当にひとりの作家なのだろうか?ひょっとしたら、「貴子さんと潤一郎くん」からなる2人のユニットに対して付けたペンネームではないだろうか?
などといった妄想をもてあそぶのもまた楽しい。
独立した短編4、連作3の計7編よりなる、とても素敵な短編集でした。
練馬 前作「12月のベロニカ」を読んだ時も思ったのですが、この人の小説は、なんというか、作りが美しいと思います。
スレイヤーズに代表されるようなポップなノリは殆ど無く、一般層を相手にしても問題の無い作品です。
かといってそういうノリに慣れきった層にとって面白くないかといえば全くそんな事はありません。
最近、電撃文庫さんがハードカバーの出版で一般層にも売り出そうとしてるみたいですが、この人にも是非そういうのを一本書いてみてもらいたいです。
いわし 素晴らしいですね。これぞ正に短編集中の短編集です!(何だそりゃ)
ジャンルも舞台も幅が広すぎです。片思いあり、復讐あり、憧れあり、溺愛あり。
それでいて、自分の読み込みが浅くてこの文章の真の面白さが味わえていなかったら
どうしよう、と思うくらい1つ1つが深い…気がします。

個人的には「探偵真木」シリーズが最高でした。
ホントにシリーズ化して文庫にして欲しいくらいです。でも今の感じが丁度いいのかな。よく分かりません。
「さよなら、アーカイブ」は…こんな事ホントはあまり言いたくありませんが確かに松田さんが素敵過ぎる。
誰か実行しないかな、あの悪戯。
千秋 この短編集の中には、自分がライトノベルにはまるきっかけとなった作品が収録されています。表題作でもある『眠り姫』です。
初出は2003年のドラマガ3月号。それから2年間、ことあるごとに『眠り姫』を読み直してきました。あのとき自分はどう読んでいたか--それを思い出し、確かめながら何度も読み返してきました。
2年経った今では、正直、この作品から受ける衝撃は少なくなってきてます。だがもしかしたら、この作品に触れて自分と同じように衝撃を覚える人もいるかもしれない。そして、そんな人たちがいて欲しいと思う。そういう気持ちが今でも心の中から離れません。

と、延々にくだらないことを書いてしまいましたが、勿論こんな個人的な感傷とは別に、この作品は素晴らしいです。自分が受けた衝撃までは約束できませんが、十分満足の出来る作品であることは約束します。是非ご一読を。
石野休日 かわいい女の子に萌えられるのなら、

美しい構成にも萌えられるはず。

2004年最高の構成萌えライトノベルです。
雨空陽明 まったく短編で泣かされるとは思っても見なかった。「眠り姫」はすごい小説だ。

そしてもちろん「探偵真木」のシリーズ化は激しく希望。
極楽トンボ これも既に多くの方がオススメしているので補足だけ。

長編を書ける作家さんはいくらでもいますが、短編をきっちり書けるライトノベル作家さん(正直、境界線上にいる方だとは思いますが)はたいへんに貴重です。
応援しまくっていい作品をこれからもいろいろ読ませてもらいたいです。
ゐんど ライトノベルでは希有なる、キレのある短編集。
短編ならではの「力」をあなたも味わってみて欲しい。
応援メッセージ・イラスト部門
石野休日 きみのひたいの傷がまぶしい。

[image:amz] タイトル All You Need Is Kill
シリーズ
著者 桜坂洋
イラストレーター 安倍吉俊
レーベル 集英社スーパーダッシュ文庫
書籍コード ISBN4-08-630219-5
発行年月日 2004-12-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
まるお ゲームオーバーになったから、TVゲームをリセットしてセーブしたポイントからやりなおす。
幼少のころから繰り返したその行動にこんな切り口があったなんて、考えもしなかった。
だからこそ敢えて言いたい。ネタばれと(笑)。
一歩 エイリアンが攻めて来た。コミュニケーションは不可。基本的には肉弾戦の陣取り合戦で、人類はじわじわとジリ貧。戦闘は機動歩兵で頑張るオンリー。
戦闘中に瀕死になった新兵は、偶然の一撃からネタばれにはまり込む……

各所では「すごい」「斬新」みたいな意見をちょいちょい聞くが、
むしろ私的にはスタンダードな、定番のネタを沢山うまく詰め込んだ楽しい話。というのは、ちょっと古いめのSF読みだからなのだろうか。今これを初に手に取る人にとってはこれこそが初体験なのだろうか。

機動歩兵、ループ、問答無用型敵エイリアン。なんてえのは、ハインラインを読んでると「宇宙の戦士」「時の門」「人形つかい」と固有名詞が出てくるし、ハインラインじゃなくても"ごろごろ"という感触だろう。

で、それにボーイ・ミーツ・ガールであるとか萌え(これを萌えと表現していいのか? 微妙だなあ)とかの要素を入れて、なるほど美味しいぜ、美味しいかもだ、というところ。
SFとしてはエイリアン設定をもっと深く色々見せてくれると楽しかったのに、というところか。

結論:
一昔前の海外SFちっくで大好き。
と言えばいいのかな。
で、それを期待して同作者の「よくわかる現代魔法」シリーズを読んで「これは全然違う!」って思ったり。
http://lanopa.sakura.ne.jp/cgi/review/search.cgi?author=%BA%F9%BA%E4%CD%CE;flag_author=on
toshi-ko コンタクト不能の未知の生物ギタイとの戦闘中、突然同じ日の繰返しに巻き込まれた主人公のまだ見ぬ明日へ脱出を描いた、SFアクション。

コイン一個入て、無数の弾幕を避け続ける、弾幕シューティングゲームや、エンディングまで、無数の敵を屠る、アクションゲームの様な感じ、何度も何度も繰り返して得る物が、知識とテクニックという経験のみなところが、RPGとは一味違う。

特に、思考が完全にルーチンワーク化し、キリング・マシーンと化した時の心理描写のリアルさは圧巻。

これって、デスマーチの時の心理描写そのままやないですか?
しかも、なぜか偏頭痛が残るとこまで一緒かよ。

この辺は、SE時代の経験がものすごく影響してそうですね、著者の怨嗟が聞こえて来そうです。こんな風に・・・。

儲からない仕事を取ってきた営業に。ファック!
無茶な事ばかり要求する顧客に。ファック!
穴だらけの仕様を作ったSEに。ファック!
バグだらけのPGを残したあの野郎に。ファック!

いつ終わるとも分からない無限ループの中で、戦うために、研ぎ澄まされ、キリング・マシーンとなって行く主人公と、(デスマーチ行進中の)自分が妙に重なり何とも言えない複雑な心境になりました。

主人公が、何かと妙な、選択肢を選びがちなように思えるのですが、デスマーチを戦い抜くと決めた人なら、彼の気持ちが分かるでしょう。

デスマーチ経験者は読む価値ありです。

ああっ、もう、何もかもぶっ壊してーーーー!!!!!!
極楽トンボ 無理矢理雰囲気を簡単に言うと、海外SFテイスト+に萌え要素を組んだらこんな漢字になる、というところでしょうか。

荒廃した世界で未知のエイリアンと戦いを続ける近未来の人類。その一兵士を主役とした、時のループものです。
ネタばれ
ぎをらむ 異常がループされ繰り返されていく中で、いつのまにかそれを日常として受け入れてしまう主人公のすり切れ具合が良い感じ。荒くれ兵士たちの下卑た会話や馬鹿騒ぎも、ふと振りかえってみれば楽しい思い出なのかも知れません。
コーヒーの苦味が好きな人にお薦めします。生きるために強くならなければならなかった人の、哀愁漂う物語です。
麻由 戦場での一日をループする、ゲームのような小説。
SFではありますが、分かりやすく説明されているので、設定の把握に手間取ることがありません。
ギタイと呼ばれる敵との戦闘シーンに燃え、加速していくストーリー展開に目が離せず、コーヒーの味がするラストに一抹の悲しさを覚える。
コーヒーと男の汗の匂いがする物語。燃えたい方は是非。
ミル兄さん 何度でもハッピーエンドを求めるために終わりのないかのようなループを続けていく主人公。
救いのない繰り返しを諦めることなくハッピーエンドのために終わりの見えない繰り返しを続けていく、そしてその繰り返しに変化が訪れる時・・・

はっきり言って終わりまで一気に読めてしまいます。
読み進まずにはいられません。
とにかく、四の五の言わずに読め!
そう言わせていただきましょうか・・
ふらつき 例えば、シューティングゲームの最難度。隙間無く打ち込まれる弾丸を避けるその世界。針の穴のような隙間に潜り込み、全ての攻撃を掻い潜り最後のボスを倒す喜び。
それは血の滲むような練習を繰り返してきたプレイヤーだけが勝ち取ることのできる喜びです。来る日も来る日も弾丸の雨に飛び込み、そして、死ぬ。その繰り返しを経て、決して弾丸にも当たらない強靭なプレイングを体得するのです。
これは、そういう小説です。
何度も何度も死に、その度に得た、正に経験値をもってして、一騎当千の実力を得るのです。アーケードゲームなんかでそういった体験がある人にはある種のカタルシスを感じることができると思うので、是非。

あと、神林長平先生のオビがすごいウマイです。
高空昴 最近のライトノベルには珍しい、硬質な空気に浸れる作品だと思います。
血錆のついたガンメタル、生々しいくせに無機質、そんなイメージを喚起します。

ひたすら繰り返されるエイリアンとの戦闘。
ネタばれ"という最大の救いさえ、地獄を構成する単なる歯車でしかない容赦の無さ。まさに甘ったるい砂糖が混じっていない、苦みばしったブラックコーヒーのような作品です。
ライトノベルの中では比較的珍しい作品ではないかなと思います。

けれど。
その苦味が、たまらなく美味い。
ゐんど 時間リプレイSFに、ノベルゲーム的な感覚を持ち込むことで、今までの同テーマ作品とは別の味を出すことに成功している作品。
戦場でのボーイ・ミーツ・ガールとしても読めるので、SFって苦手かも、な人にも安心。
ゲーム「ガンパレード・マーチ」が好きな人にもお勧めかな。
雨空陽明 ただひたすらに戦闘小説。
手の甲に書かれた数字が増えていくのが燃えた。
応援メッセージ・イラスト部門
高空昴 作品のカラーにジャストフィットしていると言っていいでしょう。
文体から感じ取れる空気をそのまま描き出したような表紙は秀逸だと思います。
ライトノベルのイラストとしてはお手本といっていいハマり具合です。

[image:bk1] タイトル カレとカノジョと召喚魔法 2
シリーズ カレとカノジョと召喚魔法
著者 上月司
イラストレーター BUNBUN
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2891-4
発行年月日 2004-12-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
平和 1巻がかなりお気に入りだった(詳細は1巻のコメント参照)ので、2巻の発売は嬉しかったです。
この巻の見所は、新登場の人物たちでしょう。特にネタばれであるセーレウス(表紙の金髪女の子)が素敵です。
シリーズとしては、1巻を受けての、構成の再構築・今後への伏線も見逃せません。
これを書いている時点で3巻が発売され、4巻も発売予定です。
煉紅 街で起きたポルターガイストを解決するため遊矢と雪子が乗り出します。そんなとき
表紙ににもいるセーレウスと出会います。
終盤にかけてのこの少女に関わる話は思わず涙が出てしまいました。
雨空陽明 セーレウスかわいいよセーレウス
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル キリサキ
シリーズ
著者 田代裕彦
イラストレーター 若月さな
レーベル 富士見ミステリー文庫
書籍コード ISBN4-8291-6292-9
発行年月日 2005-02-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
麻由 えっ、これ本当にあの『L・O・V・E!』な富士ミスから出たんですか? と思ってしまうくらい、ミステリーしている小説。それくらい、終盤の謎解きは驚きの連続。ファンタジー要素を混ぜ、論理的に構築された真相には感嘆しました。L・O・V・E! はあまりないけど、オススメです。
紙様 富士ミスにしては珍しいミステリー。つか「富士ミスなのにミステリー」というのが最大のミステリー(笑)
いささかファンタジーな手法が多いのも確かですけど、それでも最後まで読者を騙し続け最後の最後で真相を一気に解き明かす様は見事。
皆で一緒に騙されよう(笑)

しかし「L・O・V・E」という観点から見れば結構恐ろしい作品でもある。まあ「愛」と言い切るのも無理はないかと思うけど、あんな「愛」は嫌だなあ……
煉紅 富士ミスには珍しくしっかりとミステリーな作品です。
多少ファンタジーな要素が含まれていますが論理的に組み立てられた真相には
驚かさせられます。読み終わった後は騙されたという気分になれます。
個人的にはネタばれに驚かされました。
ゐんど 「デスノート」+「ハサミ男」?
本格ライトノベルミステリを読みたい方に、是非!
極楽トンボ 「おいおいこれLOVEじゃないですよ?ミステリですよ?」
とばかりに、富士見ミステリにあって異彩を放つ本格ミステリ作品です。
ほんとうに最後の最後になるまでひっくり返されることを覚悟してください。

ですからこれはキャラクター萌えするよりは物語を見たい方に、
さらに言うとミステリを読みたい方におすすめします。
ひさ まあ「またLOVE重視なのか」と表紙イラストに騙されたわけですが。富士見ミステリー
文庫で真っ当にミステリしてるのも含めて、二重三重四重に驚かされました。練り込まれた
物語の謎に、思い描いていたものを全て覆された真相語りでの心地良い"してやられた"気分
に諸手を上げて降参。参りました。歪み切ってるけれど一応LOVEの形はあります。
月季 そしてまた驚愕した。何て見事なミステリなんでしょ?!!
「L・O・V・E」のオビに正直少し引きましたが、買って正解!!な逸品。
途中までは目星もついてたし、正直当てる自信はあった。が、その自信は後半に進むにつれてあっけなく崩されたのでした……作者の方が一枚も二枚も上手でした、脱帽。
リッパー さすが、殺人許可証(コロシノライセンス)を持つ男。
リッパーさんは"富士見ミステリー文庫の片隅でミステリを叫ぶ"田代裕彦氏を応援しています。

# 富士見ミステリー文庫では殺人事件を書くのに編集部の許可がいるのです。詳しくは壱乗寺かるた氏の著作あとがき、および木ノ歌詠氏のブログ(下記)を参照のこと。
http://ta-eis-heauton.blog.ocn.ne.jp/konouta/2005/04/post_9c33.html
永山祐介 他の人が皆ミステリ視点で書いている(というか富士見にしてはミステリ、とかが散見される)ので、他の方向のコメントを一つ。

主人公の、姉への思いの向き方は、なかなかに狂気が入っていて良い感じです。ネタばれ歪んだ関係性が仄見えるのは良かったなあ。ちなみにLOVE寄せはなされていないよーに感じます。
雨空陽明 読み進めるうちに「え?」「ええっ!」「なんだってー!?」と三段階の驚きが楽しめるサンペンスミステリ系ライトノベル。
願わくば富士見「ミステリー」文庫ももっとこういう本を出してもらいたいものだ。
コモリケイ なかなかに性根の歪んだミステリでした。
ライトノベルとしても、ミステリとしても面白かったです。最後の方はもうあっけに取られんばかりに、想像の上を行く真相が浮かび上がってきました。これを「L・O・V・E」だと言う底意地の悪さに感服。
柚熊猫 心情的には極端で、「love」というにはどろどろしすぎなのですが。
話の仕掛けと落とし方が楽しいです。きちんとミステリー。
ある意味ネタばれですが、けっしてラブコメディではありません。
うそくさい爽やかさにあふれたラストまで、一気読み推奨。
神無月 LOVEに見せかけて普通にミステリーをしている作品でした。

多少謎解きの部分で解りにくい部分はあるものの、謎解きまでに張られた伏線をきちんと回収していく感覚はとても爽快なものでした。

後は、個人的には意外と主人公が好みでした。
多分、余り戸惑わず、理知的であるようで基本的には人間のような感じであるからだと思います。

個人的には、続いて欲しい作品の一つです。
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