『 書評者 : 玲朧月 』 『 ソート順 : タイトル 』 という条件で検索したよ! | |||||
19 件見つかりましたわ。そのうちの 1 〜 10 ( 表示数=10冊 ) 件を表示しますわ。 | |||||
もっと本を読まなきゃね……って、おわ! | |||||
…………一人一冊主義 | |||||
やめてよ! 意味分かんないから! | |||||
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タイトル | AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 3 下 | |
シリーズ | AHEADシリーズ 終わりのクロニクル | |
著者 | 川上稔 | |
イラストレーター | さとやす | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2731-4 | |
発行年月日 | 2004-07-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
まるお | 書いてある内容は熱く、書いてある分量は厚いです(物理的に)。 川上作品の登場人物たちは総じて自分の信じるものに対して常に真剣に立ち向かっています。 だからこそギャグシーンも引き立ちますし、お互いの信じるものがぶつかり合うクライマックスの盛り上がりは是非読んでくれという以外ありません。 |
F2@Death March中 | AHEADシリーズの第3作の下巻。3作目なのに既に7冊。ひたすら厚いが、それに見合った熱さがあるのもこのシリーズの特徴である。 3rd-Gに関わったものたちが、それぞれの覚悟を持って前進していく様が熱い。 とりあえずこの巻はメイド万歳(ぉぃ)。 ネタばれ |
toshi-ko | 武神同士の熱き闘いを描いた、3rd-G編の最終回。 もちろん、メイドさんたちも闘います。 主人を思う自動人形たちに、そして、アポルオンの生死を賭けた決断に、感動。そして、一発必中!? |
玲朧月 | ほんとにやりやがった… 同じことを思った人は一杯いるに違いない(w 何がっていうとネタばれ 厳密にいえばネタばれですが。通常型自動人形の局所重力制御は強力ではないが精度が高いといった内容が上巻であったので、ならネタばれで加速すれば電磁式レールガン級の威力でるよなぁなどと思っていたのだけど、この巻でホントに登場。 イラスト映えもするので、あのあたりの挿絵指定はさすがの一言 そういえば川上&さとやすコンビの作品は装丁も凝っているが、イラストの比率と指定位置の良さは他の電撃文庫と比較してもかなり良い感じ。このあたりの呼吸はきっと入念な打ち合わせしているんだろうなと思ったり。それとも阿吽の呼吸なのだろうか? |
練馬 | aheadシリーズは、多分過去の川上作品に比べると、設定や世界観が若干入りやすいと思うので、都市シリーズを読んだことがない方も一つ挑戦してみてはいかがでしょうか。 シリーズ通していえる事は、明るくエロイ。反則臭いような手段で交渉をひっくり返す。真面目に戦闘してるのに使う作戦が爆笑モノ。人間ドラマがとてつもなく熱い。 今回は自動人形のお話。 メイドロボの歴史をひっくり返す驚きかつ爆笑モノのアクションが貴方を待っています。 |
只一人 | 私的にAHED最良作。 後半でのなだれ込むような怒涛の展開と、最後の一文を読み終わったの心地よさ。 上・中・下の三巻構成の終わりに相応しい一冊です。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ARIEL 番外編1 侵略会社の新戦艦 | |
シリーズ | ARIEL 番外編 | |
著者 | 笹本祐一 | |
イラストレーター | 鈴木雅久 | |
レーベル | ソノラマ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-257-77054-6 | |
発行年月日 | 2005-02-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
玲朧月 | ライトノベルという言葉が生まれる前から存在していたエリアル・シリーズから侵略側ONLYの外伝。…宇宙怪物のときもエリアル(地球側)はまったくでなかったようなきもするが。 超技術と超兵器同士の手に汗握る戦闘シーンでほぼ全編が終わっている。トリックスターである「スターブラスト・セイバー」がでないだけで、真面目な艦隊戦になるんだねぇ… 使用する技術がほぼ同等ならば運用する人間次第で戦局はどう転ぶかわからないというようなテーマで書かれていると思う。最新鋭戦艦の性能が段違いではあるのだけれども、銀河帝国正規艦隊VS最新鋭宇宙戦艦が対等な戦闘を繰り広げるのだから。 "統合参謀本部の統合システムは難攻不落"の真の意味が大笑いだった |
sai1970 | 本編が終わって番外編に突入。 今回は地球側ではなく、侵略会社のハウザー側のお話。 ハウザーがついに旧式艦オルクスを捨て最新鋭の戦艦で銀河帝国艦隊と対決。 ・・・といっても結局電子戦だけど。 20年近くも続いたシリーズの番外編、ネタが続く限り続けて欲しいシリーズです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | DADDY FACE メドゥーサ III | |
シリーズ | DADDY FACE | |
著者 | 伊達将範 | |
イラストレーター | 西E田 | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2840-X | |
発行年月日 | 2004-11-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
玲朧月 | 一年一冊でるかでないかぐらいの刊行速度。シリーズで、しかもエピソードが続いているにも関わらず、である。これに肩を並べるのはファミ通文庫のブレイクエイジEXぐらい。 それでも、待ってしまうのがファンの悲しい性なのだろうか? もともとこのシリーズでは詰め込みすぎなくらいの設定が盛り込まれているが、このメドゥーサ編に至っては他シリーズの設定まで取り込んでしまった。(いや、ちらほら書かれてはいたんですけどね。赤い大剣の男の話とか) ツーポイント大佐の男気に酔いしれろっ!(かなり違う |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | Room No.1301 #3 同居人はロマンティック? | |
シリーズ | Room No.1301 | |
著者 | 新井輝 | |
イラストレーター | さっち | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6268-6 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
いちせ | ほんとに、さいこーーーっ!! 素晴らしいーーーーっっっ!! もう、やっぱり間違いなく最高の恋愛小説。なんと言っても、この雰囲気っ!! このセンスっ!! 新井輝、天才っ!! めちゃくちゃ、さいこーーーーっ!! |
リッパー | 恋愛を主題にもってきた他のライトノベルではなんとなくで通じ合わせてしまうような各登場人物の思疎通に関して、新井輝はまず最初から"わかりあっていない事"を前提としている。 "彼とわたしの考えていること感じていることは違うんだ"というのがあるために、彼らの意識や立ち位置のすり合わせからまず始めていかなければならなくて、そこを書いていこうとするから会話や展開がやたら回りくどくなるし、またその部分こそが新井輝の味になっているんじゃないかなあと思うわけです。 特に健一くんと大海さんの関係の描き方に、そのへんが強くあらわれてるんじゃなかろうかと。 |
ミズノトリ | このシリーズの一番好きな部分は、主人公・健一の思考回路ですね。 現実的な風でありながら、現実からは微妙に乖離している。 それが作品全体の雰囲気と重なり、独特の味わい深さを醸し出すのだと思います。 このシリーズに登場するキャラは、ほんの一部を除けば、心に問題を抱えた者たちばかりです。 その中でも特筆すべきは、健一の姉・ホタル。 ネタばれというホタルの苦悩は、相当に深いものだったでしょう。 この三巻のラストでは、健一とホタルとの関係に急激な変化が生まれます。 そして、普通の人間からすれば異常なその事態を、健一はわりとすんなりと受け入れてしまいます。 その絶妙なズレっぷりこそが健一の抱える心の問題ってやつでしょう。 彼が恋愛を理解することは出来るのでしょうか? いま、最も続きが気になるシリーズです。 蛇足ですが、俺は綾さん派です。 |
toshi-ko | ツバメと建一の会話がおかし過ぎ。 「むしろ、そんなんじゃ足りない。箱でも足りない。」と言いたくなったのは私だけ? 私だけですか、そうですか・・・。orz |
永山祐介 | ラストのホタルがもうすべて。 |
極楽トンボ | この作品では最初から結末が提示されてます。 その結末も、各巻のプロローグで小出しにされているのですが3巻あたりまで来ると、だんだん重要な意味を持つようになってきます。 どうしてそうなってしまったのか? なにがそうさせたのか? とか想像しながら読むとおもしろいかも。 |
玲朧月 | 史上最高(たぶん)の名あとがきとなったネタばれが初登場した巻 それだけでライトノベル史に名を残すといえるだろう。(ヲイ エロゲーだ18禁だこれがギリギリズムだとかいろいろ言われているけど、そういう表現部分を除いても、絵師「さっち」さんの挿絵ともあいまって先が読みたいと思わせる内容と文章はさすがの一言。 |
練馬 | 変り種の恋愛小説。恋愛することについて悩む少年がアレコレしつつやっぱり悩むお話。 主人公のキャラクターとか、作風の割りに驚くほどやることやったりするのでそっちが話題になりがちですが、それだけじゃありません。 主人公がやたらもてたりしますが、そこらのハーレム物とは一線を画すものがあります。 今回はタイトルの割りに姉の蛍が半分メイン張ってるようなものです。一巻で方がついたと思ったらまさかこうくるとは・・・・。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | てくてくとぼく 旅立ちの歌 | |
シリーズ | てくてくとぼく | |
著者 | 枯野瑛 | |
イラストレーター | GOW | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1636-6 | |
発行年月日 | 2004-08-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
玲朧月 | 機械人形が存在することが罪とされる街で、元は旅人であった発条職人の少年とそのパートナーであった犬型自動人形"てくてく"の物語。 元は高度な文明を持った星(地球であるらしい)において、何らかの理由で海が干上がり文明は退化した世界で、発条職人をする少年は、ある少女から修理を依頼される。 それはその街では最大の罪とされる自動人形であった…。すこしずつ物語にひきこまれていく。普通に面白いといってはなんか失礼だけれども、でもほかに表現するのに良い言葉がない。 子供に読み聞かせるとよい、そういう作品。 続きがぜひ読みたい。 |
極楽トンボ | すいません、自動人形には弱いんです。 多くはネタバレ防止のため語りませんが、 流れ者とそこに根付くものの感覚の差に言及していたのが印象的でした。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ゆらゆらと揺れる海の彼方 2 | |
シリーズ | ゆらゆらと揺れる海の彼方 | |
著者 | 近藤信義 | |
イラストレーター | えびね | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2661-X | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
森のゴブリン | 銀河英雄伝説のファンタジー版?といったイメージのある作品です。二巻にしてあっさり、国がなくなってしまったりしてます。最初からイゼルローン時代に突入してますが、銀英伝と違って、群雄割拠してて楽しそうです。今後の展開に期待してます |
玲朧月 | 内容もページも厚いわるいにはきちんと定期刊行されている本作品。 待つ時間がある程度わかっているので安心して続きが待てる。 一巻ではいきなり本国が滅びて独立せざるを得なくなった主人公たちだが、二巻ではさらなる試練が!というようにますます苦境に追い込まれていく。 どこまで追い込まれるのか、国を救う逆転の秘策は?といったところで三巻に続く。 うまく切る作者さんである。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | クラウディア | |
シリーズ | ||
著者 | 中村幌 | |
イラストレーター | 水上カオリ | |
レーベル | コバルト文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-600509-3 | |
発行年月日 | 2004-11-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
玲朧月 | 今期発売の作品の中でもっとも驚かされた作品 いやこのレーベルからこんな設定のものが!という驚きですが。 なにせコバルト文庫という少女向け文庫でネタばれなどといった話が出てくるとはおもいませんでしたよ。 内容は現代史とは少々異なる世界大戦末期の小国でのボーイミーツガール物語。構成などに特別なものは特にないが、全体に漂う倦怠感とかすかな悲壮感のまま物語そのものは終結する。 だけれども最後のページの少女の言葉が、その物語に光明を与えてくれる。 その言葉だけのためにこの物語は紡がれていると感じさせてくれた。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | フィリシエラと、わたしと、終わりゆく世界に 1 ゆき、ふりつむ | |
シリーズ | フィリシエラと、わたしと、終わりゆく世界に | |
著者 | 今田隆文 | |
イラストレーター | 水上カオリ | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1615-3 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
かげつ | 生まれたばかりのアンドロイド、人間の滅びた社会、崩壊する世界。 仲間との交流を通して少しずつ芽生えていく感情。 斬新なところは無いかもしれませんが、大好きです。 |
R・B | 間違いなく今期最大の不運に見舞われた作品の一つ。 これが富士見から出なければこんな目には遭わなかったろうに…… 透明感があってすらすらと読み進められる。 キャラクターの個性もはっきりしていていい。 この続きを読みたかった…… |
極楽トンボ | 打ち切りなんて嘘だーっ!!!(涙 |
ミル兄さん | いい作品なんですよね。 どっかで続き出ませんかねぇ・・・ |
まるお | 続きが読みたいです、ホントに。 |
玲朧月 | 読み終わった瞬間に「好みの作品なんだけど……でも一般受け(売れる)するのかな」と思った作品。 様々な描写が丁寧すぎて、一巻でキャラもストーリーも立て切れなかったように感じられたのだ。 単行本よりもむしろドラゴンマガジン本誌や増刊バトルロイヤルでしばらく連載してからならば続いたのではないかなどと想像をしてしまう… 本誌か増刊に掲載された短編も収録されないだろうし… |
TD | 丁寧な描写、静謐な世界、昨今の流行りからいくと起伏に欠けた、でもとてもとても繊細な物語。 打ち切るなんて、なんて勿体ないことを…… |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | フルメタル・パニック!-サイドアームズ- 音程は哀しく、射程は遠く | |
シリーズ | フルメタル・パニック! | |
著者 | 賀東招二 | |
イラストレーター | 四季童子 | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1605-6 | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
有里 | フルメタル・パニックシリーズのミスリルオンリー短編集。 賀東招二は描写力に優れた作家であることを、いろんな面で示した作品。アーム・スレイブに乗ったときの描写は凄いと思いましたよ。p.189ページとか。 温泉描写については……何もいいますまい……。 シリアスなクルツ君はステキでした。 |
いわし | 本当に戦争やってるシリアスな長編と、学園を舞台にコメディしてる短編が フルメタの軸でしたが、そのどちらとも違う括りの短編集がコレ。 主人公・相良宗介が所属する「ミスリル」という組織の仲間が主役な話が集められています。 基本的には普段の短編のノリに近いんですけどね。 温泉旅館でハイテク機器の力とプロの技術をふんだんに発揮…してどうする? 個人的には長編も短編も、刊行順に読んでいくのがオススメです。 |
練馬 | 本編に比べてほぼコメディ一色の短編集。今回はいつものような宗助の学校生活ではなく、サイドアームズというタイトルの通り、ミスリルのメンバーが主になっており、コメディでもシリアスでもクルツ君が大活躍です。「温泉編」ではいつもと変わらぬ、いやそれ以上の笑いをもたらしてくれます。女性読者からは洒落抜きでウケが悪かったらしいですが。 そして、ASに関する操縦法などの細かく専門的な裏設定も公開されており、そこら辺に対する作者の並々ならぬこだわりがみてとれます。 |
みどりや | 「ソースケ?もう戻ったの?」 「肯定だ。つい先ほどな。なにがあったのかは知らないが--クルツ--おまえの友人を二人つれてきた どちらと出かける。選ぶといい」 「……… やれやれ……。粋な計(はか)らいだとは思うけどな。今日はおまえが死神にみえるぜ」 「それがこの道だ。まだ答えを聞いていないぞ。」 「決まってるだろ」 宗介が脇で良い味を出しています。 「友人」ではなく、あの仏頂面で「おともだち」と言って貰いたかったという気もするが(笑) |
玲朧月 | マオおねーさんのAS操縦講座とかブルーザーおやじさんが面白かったという自分はたぶん少数派。 いいじゃん、かわいいとそういうやつは他の作品でも見れるけど、こういうハードウェア系のものが読めるのはフルメタか笹本作品ぐらいしかないんだから! |
極楽トンボ | 温泉編もあれはあれで必見でした。 が、自分はマオおねーさんのAS操縦講座をイチオシしたいと思います。 あれは書こうと思っても書けるもんじゃないよなあ。参りました。 |
一歩 | シリーズとして推します。これも今更私が推すまでも、ですが。 本編の方はなんだか偉い事になってきていて、正直ちょっとげんなりなのですが。 で、本編と切り離された外伝という事で票はこれで。 なかなか渋い奴らのストーリーに仕上がってて、好きです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
ぎをらむ | この人は今でもアナログで描いているように見えるのですが、なかなか描き直しが利かないはずのアナログで、こうした丁寧な色使いができるのは職人技だと思います。背景やメカに使う緑、青の影や、この表紙ならクルツやテッサの髪の補色の部分など、本当に上手いです。 でも入浴シーンだけトーンを丁寧を貼るのはどうかと思いますが。(笑) |
タイトル | ブラックランド・ファンタジア | |
シリーズ | ||
著者 | 定金伸治 | |
イラストレーター | 星樹 | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630189-X | |
発行年月日 | 2004-06-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | 裏世界でチェスを指す少年の物語。 ですが、この物語の鍵であり肝でもあるのは特殊な環境で育った少女です。 ネタばれいわくつきの少女・ネム。 ネムの存在で、物語の展開が予測しきれないものになり物語を先へと進めるのが非常に楽しかった作品です。 文章もしっかりとしてますし、なかなかのおすすめです。 |
HAYA | チェスの試合の描写、緊迫感があり面白いです。お話の核は主人公スィンとネムの心の交流なのですが、それを通じてスィンが、棋士としてどのように成長してゆくのか、というところが非常に私には面白く感じました。 それにしても、ククク…と笑うヒロインというのはある意味新しいと思います。 |
玲朧月 | 定金伸治さんのシリーズものでない久しぶりの完全新作 ライトノベルとしてはちょっと珍しい動けないヒロインに派手な動きの無いチェス。 題材はかなり地味。でも思考や論理、それとわかりずらい伏線や登場人物のお遊びなど読み込むと味わい深い作品。二回、三回と繰り返し読むことをお奨めします。 |
永山祐介 | 手萎え足萎えの姉(体を縛られたまま十数年以上を生きてきたので人形のように小さい体であり、かつ手足を動かすことが出来ない)を腕に抱え、チェスの真剣勝負に挑む少年のお話。もう、このイメージだけで半分以上は成功ですよね。猟奇的であり、かつ美的でもあり。 この姉、ずっと小さな部屋に閉じ込められたまま、数えることだけを教えられて生きてきたので、なんでもかんでも数えて覚えようとします。部屋にあるものすべて、埃に至るまで。 その一方、部屋以外の世界を知らなかったために、扉の外にも世界があるということがいまいち想像できません。なので自分が見ていない間に、何かが消えてしまうと非常に不機嫌になります(この世から消えてしまったのと区別が付かない)。 で、そんな姉が、自分の生きていた部屋のすべてを数え終わってしまったその日に、外からやってきた人間が自分の弟--つまりは主人公だったわけです。その執着たるや。 良いなあ。歪んでて。 弟くんも弟くんで、孤児関係の施設から、男娼として売られる前に逃げ出し、馬の餌などで食いつないでいたらある男に拾われ、チェスのディーラー(貴族等の行う、チェスによる代理戦争みたいなものを請け負う人)として(将来金を作らせるために)育て上げられる状況。 そんなわけだからやっと見つけた姉が、側に居るだけで幸せ感じたりなんかして。 実に素敵に歪んだ姉弟で万歳。 でも僕の寵愛はスライドしまくった挙句、主人公同様悲惨な境遇を送ったフェリシアにあったりして。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
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