空ノ鐘の響く惑星で 2
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異世界もののファンタジー。
話自体はオーソドックスですね。王国の第4王子と異世界からの来訪者との話。 おそらくはこれから、王位継承が話の中心になるのでしょうが、そこにこの世界にとっての異分子が入り込んでいるので、どう転がってくるのかが楽しみです。
……というか、自分としてはむしろ、エンジュとイリスを中心とする一派が気になるんですが(笑)。 そういう意味でも早く続きが読みたいです。
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キーリ 4 長い夜は深淵のほとりで
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キーリの4巻です。 多分、シリーズを通して地味傾向続きな話だと思います。
ただ、この巻はかなり話に動きが出てきたのではないかと。 ハーヴェイの身体に不安な前兆が見えてきたり。 キーリが初めて(短い)一人旅をしたり。
……まあ、いかんせん、「これから」の話がこれからなので、全てが収束するまでには幾分かかりそうなのですが。 それでも、各巻ごとに登場人物の変化が目に見えるので、シリーズを通してみていると、頬が緩んでくるのではなかろうかと。 特に、今巻については主人公の二人が能動的に動いているので、頬の緩み具合もひとしおです。
なんとなく、頭に浮かぶ情景が、なぜかいつもセピア色なんですが(笑)、話的には、読んで損はない作品だと思います。
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ROOM No.1301 おとなりさんはアーティスティック!?
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発売当時は問題作と紹介されてた気がします。……主に、某掲示板で(笑)。 今では……(汗)。
まだ、一冊しか発売されてないので、「紹介編」といった感じですけど……。 いろいろと、直接描写が出来ない箇所もありますが、その分、主人公の心理描写だとかが巧くなされているように思えます。
むしろ、主人公がこれからどこまでひどい状況に堕ちていくかが興味深かったりするので、現在まで続きが出ていないのが残念。
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GOSICK−ゴシック−
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安楽椅子探偵……でしょうか。
謎を解きつつも、ホームズ役のヴィクトリカとワトソン役の一弥との交流も読みどころかと。 推理自体については、裏の裏をかくような奇抜さこそありませんけど、パニックものとしては十分です。 続きが読みたいと思わせてくれる作品のひとつですね。
あとは、やはり狛犬なんじゃないかと(笑)。
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零崎双識の人間試験
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戯言シリーズと微妙にリンクしてます。
もはや一般人の入り込む隙なしという世界になってるので、戯言シリーズのような殺人事件が事件として扱われてません(笑)。
けれど、次々と場面が展開していくので、読み出すと一気に読むことが出来るかと。 そしてなにより、戯言シリーズを読んでいると、ニヤリとできるところが多々あります。特に後半。 そのためにも読む価値はあるかと。
「人間失格」の勇姿を再び見ることもできますし、ね。
……しっかし、きっと二人がかりでもダメだったんだろうなぁ(涙)。
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AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 1<上>
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「都市シリーズ」からのコンビ。そのため、口絵の構成も作品の雰囲気を損なうものではなく、作品の価値を高めています。
さとやすさんの絵もカラー・単色ともに絵の出来に差がありません。
そして、この「AHEADシリーズ」については、この絵が作品のマロさに大きく貢献しているかと(笑)。
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キーリ 4 長い夜は深淵のほとりで
(イラスト評)
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表紙絵は当然のように十分に綺麗なレベルです。 そして、表紙や口絵といったカラー絵だけでなく、本編に挿入される単色での絵もカラーと同様の水準を保っているので、実際に小説を読んでいるときに違和感を感じることもないです。
また、この作品では、1〜4巻の間に2年ほどの月日が経過しているのですが、その間のキーリの微妙な変化も表現されているのがうれしいところ。 14歳から16歳への変化なので、そうした変化は「成長」の表れ。ですから、こういった細かい表現が、作品への感情移入を助けていると思います。
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