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応援メッセージ検索結果

『 書評者 : いちせ 』 『 ソート順 : シリーズら 』 という条件で検索したよ!
20 件見つかりましたわ。そのうちの 1 〜 20 ( 表示数=20冊 ) 件を表示しますわ。
医者はどこだ
今のらいとにこそ医者は必要ですわね……

[image:amz] タイトル 春期限定いちごタルト事件
シリーズ
著者 米沢穂信
イラストレーター 片山若子
レーベル 創元推理文庫
書籍コード ISBN4-488-45101-2
発行年月日 2004-12-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
ミズノトリ 全編通してコミカルな日常系ミステリとなっていますが、話の焦点は小鳩くんと小佐内さんの心のリハビリ(?)にあります。
敢えて言うなら、この小説は、乙一の「GOTH」(読んでないならこちらもお勧めです)とまるきり鏡の表裏です。
「GOTH」の主人公たちは自分たちの嗜好を抑えようとはしませんが、小鳩くんと小佐内さんはそれをひた隠しにします。
それはもう、涙ぐましい努力を重ねて、必死に隠すのです。
けれど結局、人の本性というものは隠しても滲み出てくるもので。
というわけで、小柄で可愛くておとなしいネタばれ小佐内さんの大活躍を、ぜひご覧ください。
…できれば「夏期限定みかんパフェ事件」とか読んでみたいなぁ。
mikazuki さよなら妖精以降めざましい勢いの米沢穂信さん。
この作品もお得意の日常の謎をめぐる連作短編です。
米沢さんの作品には独特の、青春の残酷さを描き出すような何ともいえない鋭い読後感があります。
今回もその鋭い視点はそのままなのですが、読後感という意味ではそれまでの作品よりさわやかです。

青春もの好きな人も、日常ミステリ好きな人も、読んで間違いなしだと思います。
いちせ 小佐内さん、さいこーーーーっ!! 小動物系の外見と行動、美味しい性格、きゃーー、きゃーー、うきゃーーーーっ、ごろごろごろごろ〜〜〜。
練馬 従来の米澤さん作品に漂う青春小説的なオーラを備えつつ、これまでの作品よりも爽やかさというか和み度などがアップ(主に小山内さんのお陰か?)した一品。
多分、米澤さんの作品入門としては一番いいかと思います。今なら比較的見つけやすそうですし。
人が死なない日常系ミステリで、連作短編です。
タイトルについては、最後まで読めばバッチリ明らかになります。
domino ちょっとライトめなミステリーとして面白いのは言うまでもなく、そのポジションが面白いなぁと思います。そもそもレーベルがライトノベルとしては異端の東京創元社・創元推理文庫。本作が面白いと感じる方なら同じレーベルの加納朋子の『掌の中の小鳥』や倉知淳作品もいけるのではないか、倉知淳がいけるなら泡坂妻夫の『亜愛一郎』シリーズもいけるのでは、と、ライトノベルの外側にも目を向ける契機となりうるポジションに存在しているのが面白いと思います。
ひさ 日常生活の中でちょっと目に留まって気になるような、それでも一度気になった
からには何となく追わなければ気が済まないような些細な出来事がメインのミス
テリ。どのエピソードも軽く頭を刺激される心地良さで楽しめました。
しかし、それよりもっとずっと重要なのが何といっても小佐内さん。いやもう健気
過ぎるよ小佐内さん(作中のとある台詞がトドメだったのですが)。一度ころっと
転げてしまって、彼女の真相を知ってからもう一度ころっと転がされました。
(ハンドルを捨てて、今は名無し) コミカルでユーモア溢れる挫折の物語。
名探偵の大仰で自己陶酔に満ちた苦悩の歴史に、決定的で乗り越えることのできない終止符を打った画期的な作品です。クイーンも法月綸太郎も「小市民」の三文字の前に立ちすくむことでしょう。
麻由 ライトに仕上げたコミカルな日常系ミステリ。
淡々とした筆致がこのほのぼのとした雰囲気にマッチしていて非常に穏やかで優しい物語になってます。
ミステリとしてもトンデモトリックなど出ることなく、大きな驚きこそ無いですが、謎が明かされた時に「あぁ」と感嘆の声を漏らしました。
キャラなら小山内さんが可愛くて可愛くて。ライトノベルとしてもミステリとしてもオススメ。
極楽トンボ 過去にいろいろ訳ありらしい小鳩くんと小佐内さんの二人が、その牙をひっこめるべく小市民の星を目指す日常ミステリ。
果たして牙は引っ込んだのか? それは作品をご覧ください(笑)
小鳩くんと小佐内さんの微妙な間柄・微妙な会話など青春小説として実に一級品。
ミステリも日常的な内容とはいえ、幅広いです。
どちらを楽しみたい方にもおすすめ。
楠真 推理と謎解きがメインの話は苦手。でも、これはそこが重要ではないのですね。
他の方も語ってますが青春小説。ちょっとした事件の数々をそのエッセンスにしてることに好感を持ちました。
加えて、小山内さんの存在がライトノベル読者からの敷居を上手く下げてると感じます。
軽ーく読める良作。
TD ひとがしなないミステリー風味な学園小説。
いいかんじに『やっちゃった』作品です。

ミステリ好きにも、キャラクターは萌えてナンボな人にも
応援メッセージ・イラスト部門
ゐんど 変則青春ミステリとでも言おうか。所謂「日常の謎」系で、人が死んだりはしない。
とりあえず、小佐内さんに萌えていれば読めるので、ミステリが苦手な人でも安心。
こういった作品がミステリの老舗、東京創元社から出た事が何よりも意義深い、とか思ったりも。

[image:amz] タイトル ソウル・アンダーテイカー
シリーズ
著者 中村恵里加
イラストレーター 酒乃渉
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2943-0
発行年月日 2005-02-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
ミズノトリ 馬鹿な少女の話です。ただの馬鹿ではありません。大馬鹿です。
けれど、その馬鹿さ加減が、どうしてか悲しくて切ない。
一巻では、姐さんな猫の使い魔や、「ソウル・アンダーテイカー」の少年と出会って、
比呂緒自身が「ソウル・アンダーテイカー」となるまでを描いています。
ある種の除霊モノのようなのですが、一巻ということで話はあまり進展を見せません。
ただ、全体に漂う灰色の雰囲気が、今後の鬱展開を示唆しているような。
その前に、遅筆な作者がいつ続刊を出すかが問題ですが…。
alpha 妹に虐められる馬鹿な主人公ですが、本人は何も気にしてないところがいいです。
そんな主人公が除霊?をする人になるまでの話。
喋る猫とか個性的なキャラも登場してきて、全体の雰囲気はとぼけている作品(この先の雰囲気がどうなるか分かりませんが…)です。
まだまだ序章で、今後に期待出来る作品。
いちせ 鬱系の痛い要素を匂わせつつ、絶妙なセンスに裏打ちされた巧い文章で読ませる傑作。とにかく巧いっ!! 巧すぎるっ!!
煉紅 文章全体が独特な雰囲気を纏っていて読むうちにずるずると引き込まれていきます。
それぐらい巧い文章です。
まだまだ物語は始まったばかりでこれからの展開が期待できます。
唯一の不安は作者が遅筆なところでしょうか。
いわし 主人公は馬鹿ではない。大馬鹿だ。

とか言ってみたくなるくらい、作中での描写も扱いも「馬鹿」一色です、この主人公。
自分で馬鹿だと認めてしまうので悲壮感がない…のが見ているコッチには逆に悲しかったりもしますので
ここは電撃の図書館のあらすじ通り「のんびり屋の女の子・江藤比呂緒」という事で1つ。
ネタばれたり、ネタばれをとても喜んだり、好感が持てる娘です。
今回はプロローグ的存在だからか、若干話の起伏が弱い気もしましたが、まだまだこの世界には多くの謎がありますし
これから始まる「伝説」を楽しみにしたいです。
waka 比呂緒の「馬鹿」っぷりや、日常の描写がとても丁寧。
悪く言えばどうでもいい描写をここまで面白く、飽きさせずに読ませるのは中村氏ならではの技量だと思った。
頑張って欲しい作家の一人でもあるので一票。
kaiei 馬鹿と魂の物語です。
思考が明後日の方向にすっ飛んで行ってる主人公、江藤比呂緒のキャラクターが印象的です。
でも個人的には『頭の回転は遅いけど、頭は決して悪くないんじゃ?』という印象です。
もっとも、頭の回転の遅さや、記憶力の弱さ等を馬鹿だというならその通りなんですが。

とにかく続きが楽しみな作品です。
極楽トンボ 読んでる内にどこか切なくなってくる、お馬鹿なだけど本当に純真な少女の物語。
読んでる内にこっちまで泣き笑いの気分になってきます。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル 9S V
シリーズ 9S
著者 葉山透
イラストレーター 山本ヤマト
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2906-6
発行年月日 2005-01-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
いちせ うきゃ〜、うきぃ〜、うきょーーーっっっ!! あうあうあうあうあう、うきょ〜〜〜〜。
リッパー 由宇ー!由宇ー!由宇ー!由宇ー!由宇ぅぅぅぅぅ!!!

…がんがれ闘真。
takeuma この巻ではだいぶ物語も動いて、いままでも面白かったのが更に面白く!
どうなる由宇?どうする闘真?
物語の核心に迫っていくこの作品からますます目が離せません。
只一人 この五巻はいわゆる「引き」でしょうか。
やはり逃避行というシチュエーションは燃えますね。
サブキャラも活躍していて、物語を面白くしています。
極楽トンボ 男女間の恋愛という考えにはてんで疎い由宇がいいです。
グッド、むしろエクセレント。
応援メッセージ・イラスト部門
海老庵 表紙イラストで主人公二人がしっかり手をつないでるのに萌えました。
こま 今まで暗めの表紙だったシリーズが5巻目にして一転して明るいものとなり、特に気に入っています。
これからもいいイラストを描いていってください。

[image:amz] タイトル 刹那 そのとき彼女が願ったこと days of Broken Blood
シリーズ BLOODLINK
著者 山下卓
イラストレーター HACCAN
レーベル ファミ通文庫
書籍コード ISBN4-7577-2084-X
発行年月日 2004-11-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
まるお 真っ向から"恋愛"を取り扱ったとても美しい小説。

外伝作品のため本編を読んでいれば結末は見え透いていて、ページをめくる手も留まりがちになりましたが、
それがシーンのひとつひとつ、一瞬一瞬を大切にする気持ち、それこそ"刹那"の輝きに繋がっていきます。
いちせ 痛いよ、痛いよ、痛すぎるよ〜〜。女の子一人称の破壊力ぅ〜〜〜。
極楽トンボ 女の子一人称による恋愛小説。
切ないです。痛いです。
二度と体験できない青春の貴重な一ページ一ページを見事に表現していると思います。
外伝を読むために本編を読め!と思わず言いたくなるくらい泣けたお話。

ううっ、ほんとに泣ける。
千秋 うわぁ〜……。もう痛すぎ。切なすぎ。でも面白い……。
これだけ読者の心に何かを残す作品も珍しいです。
ネタばれ。これは百合とかそういうものを超えて素晴らしい作品です。
痛いけど、頑張って読んで欲しいです……。
練馬 後書きからの引用になりますが、「ただ美しく楽しいだけの物語ではありません。でも、哀しくつらいだけの物語でもない」です。
恋とか友情とか言うよりは、まさに魔法がかけられたように幸せな女の子二人の時間のお話です。悲しいお話ではあるんですが、彼女らが幸せであったことだけは多分間違いないはず。
後、とりあえず一回は読み返し推奨です。
t-snow これで泣かずに何で泣く!
女の子2人のネタばれ物語。
2人で過ごす時間の一瞬一瞬はキラキラと輝いていて、
でもそれは綺麗でも脆いガラスのような美しさで、
いつか壊れることは分かりきっていて、
それでも確かに幸せだった2人。
もう転がって叫び出したくなるくらい切なくて切なくて切なくてたまらない。
応援メッセージ・イラスト部門
麻由 小説自体も、痛々しさと切なさがひしめき合う素晴らしい出来だったのですが、あえてイラストに。
『作中では語られなかった二人の交流』が描かれていて、作中でのシーンを描いたイラストは恐らく一枚もないのですが、それ故に二人が今までどういう交流をしてきたのかが補完できる。本編を飾る繊細なタッチも素敵です。
読み終わった後は口絵を見るだけで泣きそうでした。
練馬 あえて作中で殆ど語られてない時間をカラーイラストに持ってきてますが、逆にそれが恐るべき強力な破壊力を有してます。
またHACCANさんのどこか儚げなイラストがいいんです。
t-snow 普段イラストにはあまり注目しないのですが、これは別格。読了後、イラストを見ただけで泣ける作品は先にも後にもこれだけ。
口絵は全て本編以前の由香里と雪乃の日常を描いたもので、1枚1枚にその日常の鮮烈な美しさと儚さが凝縮されていて、本編と相乗効果を発揮する素晴らしいイラストです。

[image:amz] タイトル Room No.1301 #3 同居人はロマンティック?
シリーズ Room No.1301
著者 新井輝
イラストレーター さっち
レーベル 富士見ミステリー文庫
書籍コード ISBN4-8291-6268-6
発行年月日 2004-09-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
いちせ ほんとに、さいこーーーっ!! 素晴らしいーーーーっっっ!! もう、やっぱり間違いなく最高の恋愛小説。なんと言っても、この雰囲気っ!! このセンスっ!! 新井輝、天才っ!! めちゃくちゃ、さいこーーーーっ!!
リッパー 恋愛を主題にもってきた他のライトノベルではなんとなくで通じ合わせてしまうような各登場人物の思疎通に関して、新井輝はまず最初から"わかりあっていない事"を前提としている。
"彼とわたしの考えていること感じていることは違うんだ"というのがあるために、彼らの意識や立ち位置のすり合わせからまず始めていかなければならなくて、そこを書いていこうとするから会話や展開がやたら回りくどくなるし、またその部分こそが新井輝の味になっているんじゃないかなあと思うわけです。
特に健一くんと大海さんの関係の描き方に、そのへんが強くあらわれてるんじゃなかろうかと。
ミズノトリ このシリーズの一番好きな部分は、主人公・健一の思考回路ですね。
現実的な風でありながら、現実からは微妙に乖離している。
それが作品全体の雰囲気と重なり、独特の味わい深さを醸し出すのだと思います。
このシリーズに登場するキャラは、ほんの一部を除けば、心に問題を抱えた者たちばかりです。
その中でも特筆すべきは、健一の姉・ホタル。
ネタばれというホタルの苦悩は、相当に深いものだったでしょう。
この三巻のラストでは、健一とホタルとの関係に急激な変化が生まれます。
そして、普通の人間からすれば異常なその事態を、健一はわりとすんなりと受け入れてしまいます。
その絶妙なズレっぷりこそが健一の抱える心の問題ってやつでしょう。
彼が恋愛を理解することは出来るのでしょうか?
いま、最も続きが気になるシリーズです。
蛇足ですが、俺は綾さん派です。
toshi-ko ツバメと建一の会話がおかし過ぎ。
「むしろ、そんなんじゃ足りない。箱でも足りない。」と言いたくなったのは私だけ?

私だけですか、そうですか・・・。orz
永山祐介 ラストのホタルがもうすべて。
極楽トンボ この作品では最初から結末が提示されてます。
その結末も、各巻のプロローグで小出しにされているのですが3巻あたりまで来ると、だんだん重要な意味を持つようになってきます。

どうしてそうなってしまったのか?
なにがそうさせたのか?
とか想像しながら読むとおもしろいかも。
玲朧月 史上最高(たぶん)の名あとがきとなったネタばれが初登場した巻
それだけでライトノベル史に名を残すといえるだろう。(ヲイ
エロゲーだ18禁だこれがギリギリズムだとかいろいろ言われているけど、そういう表現部分を除いても、絵師「さっち」さんの挿絵ともあいまって先が読みたいと思わせる内容と文章はさすがの一言。
練馬 変り種の恋愛小説。恋愛することについて悩む少年がアレコレしつつやっぱり悩むお話。
主人公のキャラクターとか、作風の割りに驚くほどやることやったりするのでそっちが話題になりがちですが、それだけじゃありません。
主人公がやたらもてたりしますが、そこらのハーレム物とは一線を画すものがあります。
今回はタイトルの割りに姉の蛍が半分メイン張ってるようなものです。一巻で方がついたと思ったらまさかこうくるとは・・・・。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル Room No.1301 #2 同居人は×××ホリック?
シリーズ Room No.1301
著者 新井輝
イラストレーター さっち
レーベル 富士見ミステリー文庫
書籍コード ISBN4-8291-6260-0
発行年月日 2004-06-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
rokugomarunisai 注目すべき新鋭、ということになるだろうか。
このシリーズ、巷間流布するようにもちろん、丁寧な恋愛話でもある(読める)が、なんだ今さら、と思った貴方は気が早い。たとえば以下の引用文に何か感じることがあれば、少なくとも短編『弟は私を嫌ってる』が収録されているこの巻だけでも手にとってみるといい。


「絹川(註・秀才役。主役の姉)には才能がある。それは間違いない。だが、桑畑は特別なんだ……だから今回のことで美術の道から離れたりしないで欲しい」
「……勝手な話ですね」
蛍子はそんなことを吐き捨てるが、荒幡はそれを甘んじて受ける。
「勝手な話だ。だが、絹川にはわかるはずだ。私にすらわかったことだ」

絵だけは自分を裏切らないと思っていた。
自分には他の人間とは違う才能があると信じていた。そして絵がそれだと思っていた。
でも、その結果がこれだった。
それでも絵に向かっている時間はそれを忘れさせた。だからずっとデッサンを続けていたかった。だが、そうはいかなかった。


巧くはない。それは確かだが、惹き付けるだけのものを持っているのもまた確かだ。
注目しておいて損はないだろう。
いちせ くぅ〜〜〜。凄いよ、素晴らしい。新井輝、さいこーーーーーっっっ!! がおー! ああああぁぁぁぁ、うきゅ〜〜〜〜〜〜〜。ばんざーーーーい!!
リッパー ラストエピソードにおける蛍子の心情を読んだ後に2巻を読み返すと、胸をもやもやとつきあげるものがあります。
1巻読んだ時点では、なにこのエロゲー小説…、と思ってしまってごめんなさい。
素晴らしいよ!
toshi-ko ちょっとHな?、ラブコメ。

いやむしろ、

ちょっと? Hな、ラブコメ。

ちょっとの後に、?がついてる方が僕は正しいと思う。

と言うか、なんだ、キミ、エロスは程ほどにしときなさい。orz
千秋 何なんですかこのラノベ? わけわかりません。わけわかんないほど面白いです。そしてわけわかんないほどエロいです。
いや、ちょっと待てください。ホントに何なんだこれ? 恋愛モノ? ラブコメ? エロゲー? というかそもそもこの作品ってそんなジャンルで括れるのか?

……と。疑問ばっかりでは何にもならないので、真面目にちゃんと書けば、面白いです。このシリーズは本当に面白いです。この作品をまだ読んでいない方も、読めば必ず面白いと言ってくれるでしょう。そして、わけがわからないとも言ってくれるでしょう。間違いないありません。

この作品は、きっとそういうものなのだと思います。きっと。
極楽トンボ えーと、えっちぃですはい。
だけど、その辺の萌えあるいはエロ小説とは(18禁な描写云々は抜きにしてその他の面で)明らかに一線を画してます。
うーんやさしさ? なんと表現したらいいのやら。

私は新井さんの作品特有の表現しがたい雰囲気というか距離感を「微妙な作風」と称してます。会話文がただの説明台詞ではなく、非常に重要な意味を持っているので読み飛ばさずにじっくり読むのが吉。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル Room No.1301 #4 お姉さまはヒステリック!
シリーズ Room No.1301
著者 新井輝
イラストレーター さっち
レーベル 富士見ミステリー文庫
書籍コード ISBN4-8291-6282-1
発行年月日 2004-12-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
白翁 最近の私のもっとも心待ちにしているシリーズがRoom No.1301です。
何が面白いのかとかそういう具体的なものとかが言い難い作品で、原稿用紙十枚くらい書いたらようやくこの作品の本質にちょっとくらいは擦ることができるかもしれません。
でも、私の気力のなさでそこまで書けないのがちと悔しい。

うーんとうーんと。
この小説は登場人物の会話を眺めているのが楽しいです。普通の小説だと、動作なり感情なり理由なりの描写で背景とかもろもろの空白を埋めてくれるのだけど、この小説ではそうしたものの代わりに登場人物たちの会話があります。とはいっても、説明台詞ということではないです。なんかこう、登場人物たちがお互いを分かり合っているような、分かり合おうとしているような、相手をちゃんと見ているような、という、なんか抽象的な説明で申し訳ないんですけど、そういう「やさしさ」をもって相手と話をしているところがいいです。
直接行動に移すことだけがやさしさでは無いのだろう。と、そんなことを思いました。


この会話の雰囲気はなかなかほかの本にはない感覚で、非常に良いです。
それと、あとがきでも楽しませてくれる新井輝さんに感謝。毎回楽しみにしてます。
東雲あずみ 恋とか愛とか言うけれど、ほんとの恋愛ってなんだろう
そんな疑問を持つ無気力少年 健一と、
彼が出会う一風変わった女の子達との
心と体とその他もろもろの交流を描くシリーズ第4弾。

この巻では
ここまで悩みつつものらりくらりと過ごしてきた健一に
強烈な現実が突きつけられ、うちのめされます。
ネタばれ
ネタばれ
物語の転換点ですので、ここまで一気に読むと吉。

内容が刺激的なのもありますが、淡々とした語り口が魅力的な作品。
多彩なキャラクター達の関係も絶妙で今一番旬のシリーズです。
いちせ あはははは、凄いですよ、本当。最高ですよ、本当。くわーーーーーーーーーーーーーーー! あははははーーー。もう、楽しい、楽しすぎる〜〜、うひょひょひょひょ〜〜。
Hunter これまでに類を見ない種類の恋愛小説。
とにかく、ありきたりのパターンからは逸脱しています。

ライトノベルとしては少し行き過ぎた描写もあるのですが、(ちなみに自分は大歓迎(爆))それすら普通に許されてしまう、ほのぼのとした雰囲気が作品に漂っています。
どちらかというと、「恋愛」についてではなく、「恋愛とは何か」について書かれている小説、とでも言えばいいのでしょうか。人物描写も秀逸で、続きが楽しみなシリーズです。
リッパー 超面白い。

蛍子さんがぶちあけてしまった風穴をシーナのバカ・テンションがあらぬ方向へと導いてくれますよ。くわーーーーーーーーっ!

…表紙なのに冴子の出番少ないよね。
toshi-ko エロスギ、デンシャナイデ、ヨムナ・・・。
こま や、もうホント、ツボにはまるんですが、本当っ
間違いなく男性陣は悶えますよー
反面、女性陣にはあんまり受けがよくないかもしれませんが・・・
恋愛とそれを取り巻くいろんな感情について考えるにはいいかなぁと。
何重もの意味で、続きが気になるシリーズです。
ひさ 衝撃の度合いは#3の方が上でしたが、その続きが気になって気になって
しょうがなかったのでこちらを。前半はホタルについてどうしよう、
どうしよう、どうすんだこれ……とドキドキしながら、後半はシーナに
ついて、これどういう事なんだろう? と首を捻りつつ、終盤で真相
知って一気に込み上げて来てしまった。シリーズ中で特に推したい一冊。
極楽トンボ 相変わらず淡々とでもけっこう刺激的な日常が進むシリーズです。
いよいよ持って既に決まっている結末にどうやって流れていくのか気になるようになってきました。

で、それはそれとしてあーもうほんとにこの微妙な感覚が心地よい!
一読すれば即座にわかりますが、くれぐれもただの萌え小説などと思わないように。
練馬 シーナの動物的勘によって健一のネタばれ好きを見抜かれる巻。

シーナの登場で、亡霊マンションの「心にある種の問題を抱えた人間が集まってる感」がますますアップ。
恋愛に対する一風変わったスタンスも含め、各キャラがどう問題を片付けていくのか、行く末がますます楽しみになってきました。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル ご愁傷さま二ノ宮くん2
シリーズ ご愁傷さま二ノ宮くん
著者 鈴木大輔
イラストレーター 高苗京鈴
レーベル 富士見ファンタジア文庫
書籍コード ISBN4-8291-1688-9
発行年月日 2005-02-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
いちせ あははははははっ、北条先輩っ!! めちゃくちゃおもしれ〜〜。
ひさ 一巻で割と余計な要素と感じてた所が結構削ぎ落とされていて、何かえらく真っ当な
三角関係ラブコメストーリーとして面白く読めたのが意外だったかも知れない。単に軽々
しいノリや雰囲気だけじゃなく、サキュバスの設定込みでシリアス寄りになっている
部分も良い感触。何にしても麗華がめちゃくちゃ可愛く描けているのでそれで充分満足。
応援メッセージ・イラスト部門
ぎをらむ ファンタジア文庫の表紙枠はしばらく前からイラストがはみ出し始めていましたが、この「ご愁傷さま二ノ宮くん2」で完璧に壊れました。どうして壊れたかというと、まぁ・・・この表紙の構図を見て納得して頂くしかないと思います。
「ドラゴンマガジンではサキュバスは駄目!」のはずだったのに、サキュバスものの本作が連載されちゃったり、後々考えるとこのシリーズはファンタジア文庫のターニングポイントになるものかも知れないです。

[image:amz] タイトル ご愁傷さま二ノ宮くん
シリーズ ご愁傷さま二ノ宮くん
著者 鈴木大輔
イラストレーター 高苗京鈴
レーベル 富士見ファンタジア文庫
書籍コード ISBN4-8291-1644-7
発行年月日 2004-09-00
備考 第16回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
いちせ "萌え"も"ラブ"もあまりないのだけど、バカだバカだ大バカだ。くだらね〜〜。<誉め言葉(^^;
ぎをらむ もーなんというか「くっだらねー!!」と笑ってやってください。鈴木大輔さんもそれが本望でしょう。考えたら負けです。
笑えればそれでいいじゃん!!という作品。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル しにがみのバラッド。 5
シリーズ しにがみのバラッド。
著者 ハセガワケイスケ
イラストレーター 七草
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2756-X
発行年月日 2004-08-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
いちせ 泣けるっ、泣いたっ!! 号泣っ!! たまらない〜〜。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル しにがみのバラッド。 4
シリーズ しにがみのバラッド。
著者 ハセガワケイスケ
イラストレーター 七草
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2656-3
発行年月日 2004-04-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
いちせ ぅわぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。せつないよ〜〜。
煉紅 死神が出てくるのだからどうしても人の死が話の中心になることが多いのですが、
その死はただ悲しいだけで終わらせるのではなく、最後にはそれを乗り切って前へ
進んでいこうとする人々がいます。それは死神モモが死神としての規則を破ってまで
死者の最後の思いを伝えようとする優しさがあるからだと思います。
この作品は読み終えた後にほんのりと心が温まるような気がするような感じがします。
応援メッセージ・イラスト部門
煉紅 どことなくあたたかみのある絵風が作品の雰囲気とよくあっていて良いです。

[image:amz] タイトル さよなら、ぺとぺとさん
シリーズ ぺとぺとさん
著者 木村航
イラストレーター YUG
レーベル ファミ通文庫
書籍コード ISBN4-7577-1900-0
発行年月日 2004-06-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
おむらよしえ 妖怪がクラスに3人くらいはいる世界の話。ちょっと好きと思うと触ったいきものに「ぺとっ」てしまうぺと子。ふにゃ〜としたぺと子にめろめろなもてもてシンゴの日常生活は、妖怪あふるるものだった。
まあ男の子がもてもてではあるのですが、けっこー冷静な視点から描いているので楽しく読めます。これで女の子がきゃぴきゃぴしてる(死語)とよくある話なのですが、そうではないところがポイント。女の子がちゃんと物考えている感触が受け取れます。おすすめです。
いちせ はふぅ〜。ラストは感動ぉ〜。
極楽トンボ 人に比べれば少ないとはいえ妖怪がごく普通に社会で生活していて、学校でも人と妖怪が肩を並べて勉強している、そんな世界が舞台のお話。
気に入った相手に触ると、「ぺとっ」とくっついてしまう妖怪、ぺとぺとさんをはじめ、いろんな妖怪が出てきます。
ちなみに性別はやたら女の子に偏ってますが、おむらよしえさんも紹介されているように男に媚びる部分がまったくなく自然体なので、ただの萌え小説だとは思わないように。
読んでいるとなんともいえない不思議感覚に浸ることができます。
練馬 イラストから推測すると萌え系だし、実際そういう側面もなきにしもあらずで、結構ほわほわしたノリでいきますが、人間と妖怪の間のちょっとした確執なども描かれており、なかなかどうして一筋縄ではいきません。
イラストで敬遠してた人は読んでみると多分抱いていた印象が変わると思います。

丁度アニメ化も決まり、もうすぐ続刊も出るのでこの機会に一つお試しください。
応援メッセージ・イラスト部門
おむらよしえ このイラストなしにこの話はありえない、というよい例です。

[image:amz] タイトル フルメタル・パニック! つづくオン・マイ・オウン
シリーズ フルメタル・パニック!
著者 賀東招二
イラストレーター 四季童子
レーベル 富士見ファンタジア文庫
書籍コード ISBN4-8291-1659-5
発行年月日 2004-10-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
おむらよしえ シリーズ長編最新刊。実は傭兵の相良宗介と、ふつーの高校生「だった」千鳥かなめ、そしてその周囲の人々の話。
はまらせていただきました。ええ。ただのアクション、コメディだったら、ここまではまることは絶対になかったでしょう。かなめと宗介の細かい心の描写がめちゃくちゃいいです。かなめもただ守られている女の子に絶対なろうとしない、キャラクターが一貫していてかっこいいし、宗介はその鈍さと真剣さが不器用で愛しくてたまりません。
読み方としては、長編は順番通り、短編集(タイトルに?と数字がついている)は適宜に読むのがおすすめです。長編を全て読んでからでもかまいません。長編はシリアスめ、短編はコメディめですが、どちらも心の動きがすごく感じ取れていいところがあります。
この巻は、すばらしー!絶賛!です。ここまできて、鬱展開にして長引かせないのが、やはりふるめただと。うむ!このまま、ふるめたらしくいってくれ!
有里 うわぁー、噂どおりのシビアな展開。負けるな、みんな!
いやもう、テッサちゃんがカッコいいです。
この作品はライトノベルというよりキャラクター小説と呼ぶのが正しい気がしますね。
いちせ きゃ〜〜〜!! うきゃぁ〜、うきゃ〜、うきゃああぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜。とにかく、とにかく、王道万歳っ!! ベタ万歳っ!! いやぁ〜〜〜、定型なストーリー展開なんだけど、だからこそっ、熱いっ、おもしろいっ!! ほんとに、めちゃくちゃ、めちゃくちゃ、くぅ〜〜〜〜。
鷹宮 一番好きな作品の最新巻。
ここに来てのこの展開には度肝を抜かされました。
自分の中ではシリーズ最高の出来と言っても過言ではないです。
黒原はいく やってくれる……!
と言った感じ。正直このシリーズは「結構好き。馴染みで読んでる」位だったのですが、この巻には度肝を抜かれましたね。かなり酷い内容が描かれているのですが、読んでる方は暗くならない。熱さとリアルさのバランスが凄く良い感じです。ネタばれ
ぎをらむ 「長編シリーズなんて惰性でだらだら続けてるだけじゃん」なんて思っている人はこれを読め!
これまでの十数冊は全てこの巻のための前振りと思えるくらい、劇的にストーリーが動きます。出し惜しみなんて一切なし!フルメタはいつも全力疾走なのです。これぞ長編小説の醍醐味です。
ズタボロになって、何もかも失っても、それでも戦い続けるかなめとソースケに拍手。
こま かっこいいです!
敵も味方も展開も。
続きがめちゃくちゃ楽しみで楽しみでなりません。
もりやん 長編シリーズ急展開。今までの苦しい戦いが遊びに思える、絶望的というのも生温い絶望そのものの戦闘。築き上げられてきた幸福も信頼も、圧倒的な「敵」の攻め手に容赦なく打ち砕かれてゆく。一切の希望を奪われたとき、今まで支えてくれた人たちさえ打ち負かされたとき、まさにそのときが<ミスリル>の、相良宗介の試されるときに他ならない。
『フルメタル・パニック!』は、ロボットものとして明らかに「欠けた」作品だった。主役機たるアーバレストが宗介の信頼を得、その占めるべき位置をようやく占めたのが『終わるデイ・バイ・デイ』だった。僕はやっとフルメタは完成したと思った。間違っていた。フルメタはさらに上を見ていた。
ロボットもののひとつの重要な構成要素は「不屈」であると思う。なぜならロボットは神像だからだ。最強であり絶対であり無敵であるからだ。しかし、ロボットは最強絶対無敵ではない。しかし彼らは最後には勝つ。なぜか。あきらめないからだ。ロボットは一度負けることによって神話に昇華される。
ネタばれもはや「楽しい戦争」はありえない。今後物語がどう転がるにせよ、宗介には本物の苦闘が待っているだろう。危険なだけではない、心をくじく「敵」の待つ戦いが。かなめもそうだ。しかし彼らはあきらめないだろう。立ち向かうだろう。
ガンパレード・マーチやデモンベインが好きな人なら、読むべきだ。
永山祐介 非常に熱い展開の一冊。今まで、暢気な学生生活を書いているだけだと思っていた短編を、長編側に見事な形でリンクしてます。林水会長が素晴らしい。
一方ミスリル側も非常事態。絶体絶命の中示した、テッサの態度ネタばれが格好良いですね。
高空昴 人気シリーズ「フルメタル・パニック」長編パートの最新刊です。

最高に面白かった。評価はずばりこの一言です。
正直、富士見ファンタジア文庫の最近の長編物は「物足りない」と感じるものが多かったのですが、このフルメタル・パニックシリーズだけは段違いの力強さを発揮しています。
そしてこの最新刊。
今までで最高の「作品力」を見せつけてくれました。

とにかく急転直下、絶望に絶望を重ねたようなスリルを通り越して恐怖にも近い、そんな容赦のないストーリーが展開されていきます。読んでいてここまで「おいおい、どうすんだよ、いいのかよっ!?」と思ったのは久しぶりです。
そんな状況下で描かれる、主人公達の不屈の戦い。
本作で描かれる「負け戦」の中で「負けない主人公達」の姿には素直に熱くさせられました。主人公の宗介をはじめ、登場人物たちにエールを送らずにはいられません。

ラストでのネタばれ"の覚悟の姿は目頭が熱くなるほどでした。
そう、これが主人公です。
主人公とは「諦めない者」を指す言葉なのだと痛感しました。

断固として行動する主人公、相良宗介の勇姿に目が離せません。
極楽トンボ 「えーマジですか!?」と言うような衝撃がおそったシリーズ最新刊。
ここまで築きあげてきた流れをあっさりひっくり返すその様は感動さえ呼び起こします。
むしろこのために日常を築き上げてきたんでしょうか?

ともあれ、この先どうなるのか。
お手並み拝見といったところです。
浅木原忍 徹底的に、今まで積み重ねてきたものを徹底的に破壊し尽くす1冊。そこにあるのが当然のように思えていた世界が、揺さぶられ突き崩され物語は急加速する。あまりに絶望的な戦いに挑む宗介にただひたすら燃え続ける素晴らしい1冊。この1冊のために今までのフルメタはあったのだ!
応援メッセージ・イラスト部門
もりやん 四季童子氏のイラストは元々素晴らしいクォリティをもっていましたが、今回はちょっとヤバい。テッサがカッコいいのなんのって!『おどるベリー・メリー・クリスマス』では全国1000万のテッサファンが怒号と悲鳴にまみれたでしょうが、それもこの鉄血ぶりに繋がっているのなら黙り込むほかないでしょう。テッサにとって宗介との--もしかしたら、それ以上にかなめとの--関係ほど、心を解きほぐすものはなかったでしょうから。それを失ったテッサの姿は、本編の展開もあってただただ壮絶。
しかし、今回のかなめさんは妙にえっちぃ。ひそかにネタばれもあり、イラスト的にも充実した巻でした。

[image:bk1] タイトル 半分の月がのぼる空 3 wishing upon the half-moon
シリーズ 半分の月がのぼる空
著者 橋本紡
イラストレーター 山本ケイジ
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2783-7
発行年月日 2004-09-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
いちせ うっ、うわぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
煉紅 激しいアクションも人を悩ませる謎も無いけれどこの作品には人の心に溢れています。
難病に冒されている少女とちょっとエッチだけれども至って普通の少年とのふれあい
には、心うたれます。
手にとって絶対に損はしません。
練馬 後書きでもたまに触れられてるように、SFでもファンタジーでもない、実に普通のお話。
でも、橋本紡さんにはむしろこーゆー話のほうがあってると思います。
SF的な要素がなくなった分、今までの作品に漂ってた切なさを含んだこの人独特の雰囲気がより濃厚になってます。
ひさ 普通じゃないのは病院に入院しているという状況のみで、あとは本当に何の
細工もなしで、少年が好きな女の子の為に頑張ったり格好つけたりずっこけ
たり、そうやって意思表示をして近付こうとして絆を作ろうとして。そして自分
が子供だという事実の無力さを悔やんで歯噛みして。本当にどうしようもなく
日常の少年少女の触れ合いの物語。まだ途中ですが、心に深く深く染み入ります。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル 半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon
シリーズ 半分の月がのぼる空
著者 橋本紡
イラストレーター 山本ケイジ
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2936-8
発行年月日 2005-02-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
半月 夏目がメインですが、里香と祐一の中も最後のほうで進展しました。個人的には夏目のイメージがさらによくなりましたね。夏目が祐一を自分と同じような道に進ませないためにとおざけようとしてたんですね。橋本紡先生と山本ケイジ先生が描くSFでもファンタジーでもない作品第四弾。なんか帯みたいになってしまってますがお勧めです。
すけもん 女なんてたくさんいる(もちろん男も)、そりゃくっついたり離れたりもするよ。でもそんな中でも大切な人、かけがえの無い人は確かに存在して、そんな人と出会ったら頑張るしかない、突っ走る、突っ走るしかないじゃないか。裕一よ。
この物語の行く末はすでに暗示されていて、それが変わることはおそらく無いだろう。
僕はこの物語の行く末をただ読むことしか出来ない。でも里香回復を願う事、応援することは出来る。裕一と同じように。
いちせ すごいっ!! 素晴らしすぎるっ!! 天才っ!! 最強っ!! 感動系のせつない青春モノを書かせたら、ほんとすげすぎる〜〜。
千秋 「よう、奥さん」
「やあ、旦那さん」

うわわぁ〜〜〜〜〜〜(泣

小夜子さんに癒されます。それだけです。それだけで良かったのに……う、うわぁ〜〜〜〜〜〜〜。
煉紅 これ以前の巻ではいやな奴としか印象のなかった夏目がメインです。しかし、その印象はこの話を読んだ後では全く変わってしまいます。なぜ夏目が祐一があのような態度なのか、それは自分の様な道に進ませたくないという思いからだったんだと分かります。
この作品には過激なアクションや複雑な謎解きはありませんが、暖かな人の思いに
満ちています。この作品を読み終わった後には自然と涙が流れると思います。
東雲長閑 人が殺されたり、爆発がおきたり、犯罪を犯したり、超常現象が起きたりといった派手なことが起これば、読者はある程度興味を引かれてページをくる。多少のあらは隠してくれる。
「半分の月がのぼる空」はそういった派手なことがいっさい起こらない。本シリーズは、文章の力のみで勝負しているのだ。
そういうライトノベルとしてはぎりぎりの状況で勝負しているが故に、橋本さんの小説はどんどん上手くなっている。
それも元から上手かったのに、さらに上手くなっているのだ。
本作の、一気に時間を飛ばすシーンには鳥肌が立った。
極楽トンボ 痛い。切ない。
思春期の少年少女を書かせると相変わらず上手いですね、ほんとうに。
……ううっ、思うツボだとわかっていながらやっぱり泣ける。
応援メッセージ・イラスト部門
煉紅 山本ケイジさんの絵がどれも愛らしくて
それが物語の切なさを強調されているように感じます。

[image:amz] タイトル 涼宮ハルヒの消失
シリーズ 涼宮ハルヒ
著者 谷川流
イラストレーター いとうのいぢ
レーベル 角川スニーカー文庫
書籍コード ISBN4-04-429204-3
発行年月日 2004-08-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
ミズノトリ この作品の見所は三つです。
第一の見所。ハルヒが消えた世界のネタばれ
ネタばれが、ごくありふれた普通の存在になってしまう。
このギャップが強烈かつ凶悪です。
第二の見所。この事件を引き起こした人物は、どうしてこのようなことをしたのか。
これまで完璧と思われていたネタばれも、実は完璧な存在ではなかった。
第一の見所が「一度目の逆転」とすれば、こちらは「二度目の逆転」でしょうか。
この作品の主役はまさにネタばれです。
そして第三の見所、世界を元に戻すために奮闘する主人公・キョンの姿。
彼の『選択』を、ぜひ読んでいただきたい。
ラノベ読みならば、誰もが少なからず共感するところがあるのではないでしょうか。
いちせ ……長門の眼鏡。
練馬 「学校を出よう」2巻につづき、時間移動を書かせた谷川さんの強さを見せつけてくれた一品。
「憂鬱」「溜息」から張っていた伏線を見事に生かしきってくれました。
時間移動的な流れの美しさだけでなく、主人公の行動にも注目。覚悟と実行、多分シリーズ前半のキモです。
後、贅沢言うなら「暴走」に収録された「エンドレスエイト」(作品内時系列では消失以前の話)を読んでからの方がより楽しめるかも。
toshi-ko ネタばれなんだと認識してしまう、長門ファンのための一冊。

すばらしい!!

いきなり、ハルヒが学校にいないという設定になり、その代わり一巻で消えた朝倉さん登場。
ハルヒがいないので、朝比奈さんも、長門とも関係をリセットされてしまうという状況に、キョンは・・・。という内容。
全てがリセットされてしまったために、普通の文芸部員な長門さんがメイン。

時々うっとおしい古泉のしゃべりも、少ない目でなかなか読み易かったし、混乱するキョンが走り回ってる感じがすごく伝わってきて、作者の底力を見せられた感じがしました。
天戸 司郎 「そこのまだ一冊しか『消失』を買っていない君。
せめて最低あと一冊は買わないと、長門有希に対して失礼だと思わないか?」

と言わせしめた作品。というか、私はそう言われました(転載許可取得済み)
これだけでも一部の方には十分なメッセージのようですが、普通の人のためにお薦めのポイントを。

ハルヒシリーズ長編としては大きな山場であり、過去の長短編の伏線を絡めつつ物語を大きく展開しており、外せません。
繰り返し使われたため時間移動も新奇性という点では辛いですが、この作者は時間移動を安心して見ていられるので、この作品においては「構造上、不可思議に見えるところは、時間移動モノだからきっと後で説明されるさ」と任せきって、大きく展開する物語に集中できます。
山場であるので当然主人公に大きな見せ場が出てくる訳ですが、キョンの選択は、正しいかどうかはさておいて、とても気持ちのよいもので、普通である事は誰にとっても最も価値のある事なのではない、という事を思い出させてくれます。
極楽トンボ 他の人の感想もいっぱいあがっているのでごちゃごちゃ書くのはやめにします。

長門がすべて。ええそれだけですとも。
まよねえずごはん 長門はさておき(とか言うと刺されるのかなぁ……)、主人公キョンが覚悟を決めてしまった、腹をくくってしまったという、たぶん結構かなりのクライマックス。

一応シリーズ支持。どちらかというと長編支持。短編読まなくてもそれなりに楽しめます。
コモリケイ 憂鬱、溜息、退屈と面白いながら、まぁ深く考えてもしょうがないやと思っていたハルヒシリーズでびっくりした作品。
今までの滅茶苦茶(に見えた)話が、伏線として回収されたのにびっくり。変わってしまった世界を取り戻すため、巻き込まれただけの傍観者から、覚悟を決め自分で選択し能動的に動きだしたキョンが格好よかったです。
長門さんが可愛いのは言わずもがな。
神無月 この作品は私の中ではシリーズ中1,2を争うほどの出来だと思っております。
今まで起こってきたことに積極的ではなかった主人公が積極的である様は、普段は見れないような彼女たちの行動は、私にとてもよい作品を与えてくれました。
私は思わずこの作品を、一気に読んでしまいました。

涼宮ハルヒの消失は、主人公であるキョンが正しく主人公であるといって良い作品で、読んでいる私も驚きの連続でした。
確かに敵がその人であることは予測できるのかもしれません。
しかし、そこまでに積み重ねてきたものがそれをそうだとは思わせない結果でした。
応援メッセージ・イラスト部門
紙様 メガネ属性の偉い人には殺されそうですが「消失」巻の長門さんは恐ろしい破壊力を有してます。
某北のミサイルよりも恐ろしいと僕は思う(オイ)
特にp97のシャツの袖をぎゅっと摘むイラストとかはサイコーです。
練馬 あえて言う。長門は眼鏡ない方がいい。
後、この節目の巻で、ネタばれ一巻のハルヒの鏡写しの構図で入れた表紙イラストはなかなか面白いです。

[image:amz] タイトル 空ノ鐘の響く惑星で 5
シリーズ 空ノ鐘の響く惑星で
著者 渡瀬草一郎
イラストレーター 岩崎美奈子
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2846-9
発行年月日 2004-11-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
おむらよしえ ファンタジーのようなみかけでSF世界の中の少年の話。妾腹の有能な王子が左遷されても気楽にやっていたときに出会った、「柱」の中から出てきた不思議な少女の正体は?
コンスタントに出ているだけではなく、中身が面白い!人間関係や世界の設定がよく考えられていて毎回次の巻が待ち遠しいです。イラストも最近大人気の方をやっとつかまえてぐっど!
ネタばれ
いちせ うわー、うわー、うわー、うわー、凄いことになってるよ〜〜。もうもう、あうあうあう、うきゃ〜〜〜〜〜、うわぁ〜〜〜〜〜〜。
まるお ネタばれが! ネタばれが!
月季 王国の内乱を終息させ、次の展開への幕間だからそう大きな動きは無いだろう……と思ってました。読むまでは。
しかし見事に裏切られました。あ〜も〜そうくるんですか?!みたいな感じ。
この1冊がどれだけの幼なじみスキーさんを号泣させたことか……想像するまでもないと思われる。そうでなくてもショックでしたけどね。
各務桜花 一気に読ませてくれて、終始どきどきしながら楽しめるシリーズ。
王道を行きつつも、SF要素が新鮮で、たまにモノの見事に予想を裏切ってくれたりで、飽きません。掘り返せばいくらでも広がりそうな世界に脱帽・・・
キャラクターも色々な性格をカバーしていて良vそのせいか、結構いても覚えやすいような気がします。
kaiei もう安定して楽しめると言って過言ではないこのシリーズですが、
イチオシするならこの巻です。
やっぱりネタばれがー!

渡瀬草一郎さんの綺麗な文体で描かれる異世界ファンタジー戦記をどうぞお楽しみ下さい。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル 約束の柱、落日の女王
シリーズ 約束の柱、落日の女王
著者 いわなぎ一葉
イラストレーター AKIRA
レーベル 富士見ファンタジア文庫
書籍コード ISBN4-8291-1643-9
発行年月日 2004-09-00
備考 第16回ファンタジア長編小説大賞準入選受賞作
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
平和 富士見ファンタジア長編小説大賞の第16回準入選作品。
判りやすく言うと「ツンデレお姫様萌え」

・・・ちゃんと書きます。ごめんなさい。
始めに言うと、表紙のイメージどおり恋愛物語です。
ファンタジーとしては良くある題材を扱っていますが、ついつい登場人物に感情移入してしまいました。
常々私は、[構成]と[文章]が作品を面白くする要素だと思っていますが、この作品は[文章]が特に良かったタイプではないでしょうか。きっとそれは作者の筆力によるものなのでしょう。
お姫様の求める「強さ」
姫に仕える戦士のした「約束」
どんな結末を迎えたのか、まだ読んでない方にも知ってほしいと思います。
いちせ 生意気な女王さまとのラブですよっ、ラブっっ!! うきゅ〜〜、クリム、たまらない〜〜っ!!
しょーと ツンデレ萌、そしてカルロ燃え、カルロお前は漢だよ、いやマジで。
ぴすかす 文武に長けた主人公カルロが、二千年前に召喚され、当時、孤立を深めていた
シュトラス王国女王クリムエラを助けて王国を建て直してゆく話です。
王国を、そしてクリムを守ろうと奮闘するカルロに声援を送りながら
一気読みしてしまいました。
時空超えラブストーリー好きなら読んで損はないです。
それでもリーファンが好きな私は少数派?
sai1970 時空を越えた恋、時の流れに引き裂かれる恋人達…こんなキャッチフレーズが好きな人向けの小説。
甘甘な恋愛話も良いが、やはり悲恋ものは良いです。
極楽トンボ 時空を越えた恋愛もの。
要素としてはいろいろあるのですが、あえてそう言い切っておくことにします。
泣ける、んじゃない、かな? つまりハマれたということですええ。
ひさ 過去に召喚された主人公と、過去の時代に生きる若き女王との、時空を越えた恋愛
ストーリー。戦争に関係する事はなるべく簡潔に、その分カルロとクリムの惹かれ
合う姿、触れ合う想い、重なり合う心……という感情面が深い描写で盛り込まれて
いる。一番書きたい事を素直に書いているなと感じられた点も凄く良かった。
雨空陽明 恋愛モノで泣いたのは久しぶりだ。
カルロの心の変化とクリムの一途さがぐっとくる。

去年の新人の中では一番の将来性を感じさせる文章だった。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル 真実の扉、黎明の女王
シリーズ 約束の柱、落日の女王
著者 いわなぎ一葉
イラストレーター AKIRA
レーベル 富士見ファンタジア文庫
書籍コード ISBN4-8291-1678-1
発行年月日 2005-02-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
いちせ 少女ちっくでベタな恋愛ストーリー。あまり富士見らしさは感じないのだけど、なかなか良いよ〜〜。
極楽トンボ やっぱり軸としては愛はいかなる障害をも乗り越える、ということで。
ファンタジーを土台にしてはいますが、重要なのはラブですから!
素直にいい話です。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:bk1] タイトル 護くんに女神の祝福を! 5
シリーズ 護くんに女神の祝福を!
著者 岩田洋季
イラストレーター 佐藤利幸
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2882-5
発行年月日 2004-12-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
いちせ にやにやにゅわにゅわにょにょにょにょ〜〜、うきゃーーーーーーーーーっ!!
練馬 5巻目に入っても勢い衰えず鮮度を失わずしっかり甘いラブコメディー。
というかエメレンツィアですよエメレンツィア!
今まで軽いジャブ程度だったエメレンツィアが今回の巻で猛威を振るっております。
これからのエメレンツィアからは目が離せません。
極楽トンボ ベタベタ、ベタベタ、ベタベタ、ベタベタ。
読んでる内にこっぱずかしくなってくる恋愛コメディ。

熱いです。焼け死にそうです。だがそれがイイ!
応援メッセージ・イラスト部門