『 書評者 : toshi-ko 』 『 ソート順 : シリーズら 』 という条件で検索したよ! | |||||
68 件見つかりましたわ。そのうちの 1 〜 50 ( 表示数=50冊 ) 件を表示しますわ。 | |||||
お許しください女王様! | |||||
をっほほほほ! すべての男たちは私の前にひれ伏すのよ | |||||
……ねえやっぱやめようよ女王様と下僕ごっこは。ぼく背筋が寒くなってきた | |||||
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タイトル | 隣のドッペルさん | |
シリーズ | ||
著者 | 砂浦俊一 | |
イラストレーター | 高橋慶太郎 | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630223-3 | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 見てくれ、兄さん。携帯電話で、ここまで書けるんだよ!! 凄いよ、携帯電話で書込んで、パソコンで編集するという手法で、ここまで書くんですよ。 兼業で、それでも書きたいという、作家魂に感動しました。 世の遅筆作家に、爪の赤を煎じて飲ませたい!! というかむしろ、飲めぇぇぇーーーっ!? 自分のドッペルゲンガーが、出現するという恐怖に、「ドッペルさん」なんて愛称を付けてしまうから、 ホラーなのに、妙に怖くないという、アンバランスさが魅力的。 それが彼の、優しさなんですよ。 |
練馬 | ドッペルゲンガーのお話。途中あんまり関係なくなってきますが、それでもやっぱりドッペルゲンガーのお話です。 シリーズ一巻目と言うことで、一巻目らしく、最初の世界観・設定紹介や、人間関係の構築くらいが主眼になってきますが普通に面白いです。 怪奇モノとして、将来楽しみな作品です。 まだ一巻目と言う事で、先物買いという意味を含めてお勧めです。 |
神無月 | このお話はドッペルさんのお話です。 ドッペルさんとはドッペルゲンガーのことで、つまりドッペルゲンガーのお話です。 後書きを読む限りシリーズ化を前提とした話らしく、今回は世界観の設定やキャラクターの紹介などがメインのような感じではあります。 しかし、それを感じさせないような文章のテンポと内容でした。 一応ホラー系という部類なのかもしれないのですけれども、それを感じさせない作品であるため、恐いものがダメという方でも一度読んでいただけると嬉しいです。 個人的には、主人公のカップルの会話が妙につぼに嵌まりました。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | Mew Mew! Crazy Cat's Night | |
シリーズ | ||
著者 | 成田良悟 | |
イラストレーター | ヤスダスズヒト | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2730-6 | |
発行年月日 | 2004-07-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
平和 | 04年12月に発表された「バウワウ!」という作品と同じ舞台・近い時間軸での、別のお話です。自分の縄張りを守る「家猫」と標的を食い荒らす「鼠」のお話と言えます。 作品のキーワードとしては、 「対称的な人物の対決」「織り上げられた構成」「ありえない武器」 といったところでしょうか。前作にも同じことが言えます。つまり、シリーズとしてのテーマなのでしょうね。 対決モノの映画が好きな人は、気に入るかもしれません。 正式な発表はありませんが「がるぐる(仮)」という3作目の構想が存在します。 私個人としては、この続編に一番期待しています。 |
toshi-ko | 「バウワウ!」の続編に当たるこの作品もなかなか、B級映画テイストで素敵す。 ネコとネズミが追いかけっこして、マフィアたちがコンゲームというお話。 メインは、ヒロインがチェーンソー二刀流でバリバリ闘い、大暴れします。 もうそれだけで、ありえなさ過ぎです。 えっと、続編なのに、ケリーも、葛原も出ません。orz ユアは・・・? 登場人物がバリバリ死ぬけど、一番物騒な武器を持つヒロインが、ネタばれこの作品のウリなのではないのでしょうか? |
ひさ | このシリーズは自分が新潟出身で佐渡島にも多少馴染みがあるから、という極めて 個人的な理由で推している部分もあるのですが、それはとりあえず横に置いて。 誰もが好き勝手に暴れているようで、実は巧妙に仕掛けが散りばめられている。 それが最後に解かれた時にうまいな〜と唸らされる。あとは作中の大部分で 心優しきチェーンソー・キャット、砂山潤の魅力に惹かれてました。 |
只一人 | どうしようもなくチェーンソー。 使うのは、理由など必要なく少女。 しかも二丁。 新たなジャンルを開拓した成田さんに万歳。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | Add 機械仕掛けのホムンクルス | |
シリーズ | ||
著者 | 仁木健 | |
イラストレーター | 椋本夏夜 | |
レーベル | 角川スニーカー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-04-429504-2 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 機械人と人間が共存する未来世界を舞台にした、ボーイミーツガール。 主人公は、脳以外が全て機械のコウ、 素敵な、機械人(ロボット)のミナお姉様、 無感情なアフェクテッド(エスパー)のアイリーン の3人が、独裁主義国家に侵攻された町に2人の天才の保護に向かうというのが主な話。 主人公がお約束どおりにロケットパンチ!? ミナお姉様は、主人公のメンテナンス兼、予備パーツでその腕を交換するシーンとかもう、素敵すぎ!! そしてメインは、無感情なアイリーンが、主人公の影響で徐々に感情を取り戻していくと言う所でしょう。 この作品のテーマは独裁主義国家の道具として教育されたために、感情を失ったヒロインを、励ましたり笑わせようとちゃかしたり、一生懸命努力する主人公を描いた物語なんちゃうん? えっ、撲滅!!ヒューマニズム!? |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
toshi-ko | 表紙のデザインがすっごくかっこ良かったです。 |
タイトル | 渚のロブスター少女 | |
シリーズ | ||
著者 | あきさかあさひ | |
イラストレーター | MATSUDA98 | |
レーベル | ファミ通文庫 | |
書籍コード | ISBN4-7577-2131-5 | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | えんため大賞優秀賞受賞作で、通称スク水。 夏休み、カナヅチの妹に、スク水着せて正義の味方をさせる、やや変態気味の兄がおもしろい。 パワードスーツが、ネタばれって、あんたホントに変態かよ。 やばいよミオ、その兄マジやばいよ。 という、ややと言うより、かなり変態の兄、真太郎さんだけで、ご飯3杯はいけそうなノリが私は好きです。 そして、輝く妹の活躍の陰で、正義という理想と現実の狭間で苦悩する姿が、す・て・き。 スク水好きのあなたに、是非。 幻の白いスク・・・いや、白いロブスターと戦う、続編マダー? |
ひさ | 変態兄貴がことごとく異性キャラに好意を寄せられるのは激しく納得 行きません! が、己の趣味以外で本当に妹の為に行動する妹思いな部分 も見せてくれるので堪えておく。異色の正義の味方ストーリーの中で、 主人公みおの心の成長がしっかりと描かれていてなかなか良い感触でした。 |
永山祐介 | 変態兄貴はさておき、少女の成長物語としては至極まっとうです。 そういう方面で、期待して良いかな。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ちーちゃんは悠久の向こう | |
シリーズ | ||
著者 | 日日日 | |
イラストレーター | 河野雅美 | |
レーベル | 新風舎文庫 | |
書籍コード | ISBN4-7974-9558-8 | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
まるお | 恐ろしい素晴らしい尖ってる。日日日を表す言葉を探して浮かんできた三つを併せてみたらなんだかしっくりきた。 "恐ろしいくらい素晴らしく尖ってる作家のデビュー作。" それがこの『ちーちゃんは悠久の向こう』だと思う。 |
toshi-ko | みんなは、幼馴染みは好きかい? 私は、大好きさ。 小さい頃に、押入に引きずり込まれて、怪談話なんて、浪漫を感じたさ。 自分の母親が作ったと、さりげなくネタばれお弁当を渡すところなんて、身悶えしたものさ。 なのに、どうして・・・。 なんで、こうなっちゃうんだよ。 教えておくれよ、モンちゃんーーーーー!? |
いわし | 高校生作家の日日日(あきら)先生の第4回新風舎文庫大賞、受賞作。 この作品、なんだか不思議な雰囲気を漂わせています。 まず最初の舞台設定みたいなところでも非凡なものを感じますが 話のもっていき方がまた凄い。巻末の解説で「乙一氏にも似ているかもしれない」 というような事が書かれていましたが、確かにそうかもしれないと感じます。 むぅ…これを書いているのは自分よりも年の若い高校生なのか… つくづく年齢って関係無いんだなと思わされます… |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 僕らA.I. | |
シリーズ | ||
著者 | 川上亮 | |
イラストレーター | BUNBUN | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6278-3 | |
発行年月日 | 2004-11-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | ちっ、こんな所にも、無表情系、妹キャラがいたか・・・。 そして、姉さんが下着姿で、主人公のベットに・・・。 ・・・ありえない。 主人公視点で描く、姉、妹、ネタばれとのコンゲームは、なかなか見事です。 |
麻由 | リリコと僕とイクミという3つの身体をチカという意識が渡り歩く。そして、父の資料を漁るうちに、4つの意識のうちどれか1つが消えなければいけないことが分かり--。 --不覚にも泣きそうになりました。しかもあとがきで。 あとがきは作者とその祖母の旅を書いたものですが、合間に色々と旅をすることになった背景について描写されているので、非常に中身のある話となっています。背景の重々しさが漂いますが、あくまで優しく温かい雰囲気は心に沁みます。ラストの一文は、本編を服婿の本を締めくくるのにふさわしいモノです。非常に素晴らしい後書きでした。 ……えっ、本編? いやだな、別に地雷じゃないですよ? ちょっと構成に疑問を覚えなくはないですが。ラストの展開には驚かされました。 |
ひさ | 僕と姉と妹の家族愛の物語。多分ミステリしてます。自分が望んでいたものとは違って いたのですが、それでもとにかく結末が色んな意味で胸に残る物語だったので。それから 著者あとがきは本編のテーマとかなり接点があるので、出来れば一番最後に読んで欲しい。 |
まるお | あとがきがいい話です。ので、そこを立ち読みして「良い」と思ったのなら、そんないい話を書く作家の長編なんですから、買って読んでみてください。 同作家の『ラヴ★アタック!』や、別名義で出してる『ショットガン刑事』シリーズなんかもオススメです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet | |
シリーズ | ||
著者 | 桜庭一樹 | |
イラストレーター | むー | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6276-7 | |
発行年月日 | 2004-11-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
有里 | ふわふわしたイラスト付き小説の中身は毒入りの飴玉。 なにしろプロローグが少女のバラバラ死体を同級生が見つける新聞記事なのだから。 いや、毒入りっているよりハバネロまぶしというべきか。痛くてひりひりして、人によっては受け付けない、人によっては癖になる。 名台詞。私は「大人」なので、「空気の読めない担任教師」のこの台詞を採ります。 「俺は大人になって、教師になって、スーパーマンになったつもりだったから。(中略)ヒーローは必ず危機に間にあう。そういうふうになってる。だけどちがった。」(p.197) でもって、「大人」は--「大人になりきれない大人」でも曲がりなりにも「大人」なんだから--祈るだけじゃなくてなんかしなくちゃなと思ったりしますけど。 |
白翁 | 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないは、幼児虐待とひきこもりをメインにおいた幸せ探しの御伽噺です。最後に哀しい結末が待っていることは避けられませんが、たぶんだからこそそこまでの経過を大事に感じることが出来るような、そういう小説です。まあ、ハッピーエンドだといえばハッピーエンドなわけだから、それでもいいのかもしれませんけど。 桜庭さんの小説はまだ三冊しか読んだことが無いのだけど、彼女の小説は物事をリアルに描こうだとか、なにかしらかの問題を打破しようだとか、そういう類の主張はまったく持っていません。存在する問題のすべてをただ茫洋と受け止め甘受して、その雰囲気に流されるために存在している作品群のような、そんな気がします。 この小説だって題材は題材ですが、ただ甘受するだけ。洋菓子屋の目の前を通ったときに感じるような、バターと砂糖のにおい。そうした甘ったるい雰囲気が全編に漂っていて、良いことも悪いことも、大事なこともどうでも良いことも、すべてそのにおいの中で包み込んでしまいます。もちろん幼児虐待だって、もちろんひきこもりだって。そのことの是非はさておくとして、このやわらかな雰囲気を味わうことは、けっこう気持ちいいことのような。 個人的にはすごくお勧め。最近こういう小説でないと自分の心の琴線に触れないような、そんな病を発症してしまっているような気もしますが、まあ気にしない。とにかくお勧めです。 |
リッパー | 答えは最初からわかっている…。 それでも、手が届いたと思った瞬間に、指の間から零れ落ちていく 藻屑の儚さに、ぼくたちは、一体何を思ったのだろう。 |
紙様 | (とりあえず) 本書は冒頭にいきなりショッキングな事が書かれていて、それを追う形で物語が進む。 もし本書に対して興味を持たれた場合、立ち読みせずにすぐ買ってじっくり読むことをオススメする。 ライトノベルにおいて冒頭や口絵、折り返し(あと表紙w)を見て作品を選ぶことは重要だけど、この作品には当てはまらないことを覚えておいてほしい。 この作品ほど「冒頭立ち読み」がやばい作品も珍しい。 正直これを人に対して「イチオシ」として宣伝するのはどうかと思ったけれど、読んでもらいたいという気持ちもあるので敢えて選出しました。 この物語はやさしくありません。救いもありません。不快かもしれません。 でも仕方がないのです。「実弾」が無けりゃ世の中は動かせないのだから。 こどもは「実弾」がないから現状を甘んじて受け入れるしかない。そして「実弾」を求めて足掻く。それまでは無力な「砂糖菓子の弾丸」でがんばるしかない。 でもそれすらできない場合だってある。「実弾」を手に入れた「大人」によって道を塞がれたり、最悪命を奪われる事だってあるかもしれない。 でも仕方がない。それが現実なのだから。 そしてそれは間違いなく創作でも何でもなく「現実」の問題なのだ。それもライトノベルが本来メインターゲットにしている中高生の世代に直面する問題だ。そして未だにライトノベルを引き摺ってるいい年こいた人々(他人事じゃないよネ……)にとっても、そうどんな人にとってもこれは「現実」なのだ。 それでも身近でこういうことが無いから、実際体験しないからどうしても実感できないという人が大部分だろう。 それでもいいと思う。実感する必要は無い。というより実感する事態(つまりこういう事が起きること)そのものが本来はあってはいけないのだけど。 ただ、自分が「実弾」を求めていた頃を、そして今「実弾」を手にした自分が誰かの命を奪ってしまうかもしれないということを忘れないようにしなければならないと思った。 (余談) これと「推定少女」(同じく桜庭一樹先生の作品(ファミ通文庫))を就職活動開始直後に読んでかなり凹みました。 受験生とかが読むとかなり大変かもしんない。 |
mikazuki | 私の頃の卒業といえば尾崎豊だったけど、今の子たちは尾崎とかやっぱり聞かないのかな。 切なくやるせない、そして読み手に強烈なインパクトを与えるトリガーでもある。 読み終わったあとはしばらく思考が凍り付き、そしていろんなことが頭の中をよぎることでしょう。 この砂糖菓子の弾丸は読み手の心に風穴を開けていく。 生きることに必死だったあのころの想い、それを忘れることで大人になったつもりでいた自分。生き残れなかったあのひと・・・ 私は桜庭一樹さんのファンで作品はずっと追っていたのですが、これはそのなかでも最もシャープで最も熱い、傑作だと思います。 「きっと僕も、一生忘れない」とは帯の冲方丁さんの言葉ですが、きっとこの本はあなたに忘れがたい豊かな読書体験を提供してくれると思います。(って書いててなんですが、うさんくさい言葉だなあ) たしかに暗く悲しい話ですが、同時にとてもやさしい話でもあります。 できれば敬遠しないで読んでほしいと思うのです。 |
第弐齋藤 | 『推定少女』と対になってる。 桜庭一樹はライトノベルの土俵でブンガクやってる人なんじゃねえかと思う。 「格斗する少女たち」が登場する一連の作品を読むと特にね。 『君の歌は僕の歌 Girl"s guard』 ↓ 『赤×ピンク』 ↓ 『推定少女』 ↓ 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet』 |
麻由 | 痛くて憂鬱になる『現実』を少女の甘くも切ない感傷でコーティングした小説。『砂糖菓子の弾丸』やら『人魚』やら『嵐』やら、ファンタジックな言葉がふわふわととらえどころのない雰囲気を醸し出しているけど、それがなかったらこの物語はどうしようもないくらいに重苦しい。バランスは取れていたと思います。 ラスト3ページで語られるなぎさのモノローグは非常に鮮やかで秀逸。何度も読み返したらその新鮮さが失われそうだ、と思ったのは初めてでした。 |
toshi-ko | 「推定少女」がSFなら、こちらはミステリーをモチーフに、社会を風刺した問題作。 子供たちは、こんな砂糖菓子の弾丸をポコポコと放ち、必死に必死に、社会という戦場を生き残らなくちゃいけないんです。 これは、そんな少女たちの不安定な感情と、社会の中で成長して行く様を描いた作品です。 |
天戸 司郎 | 多忙により全然応援メッセージを登録できていません。もうすぐ締め切りです。 差し迫った状況なのでとにかく推しておきたい一冊としてこの作品を応援します。 まじめな話は格好わるいですか?話すのも照れ臭いですが、聞くのも恥ずかしくないですか? 正直に言えば、今はそういう風潮が強いと感じています。でも、伝えておきたい大切な事もあったりするんです。 現代に近い構造、不慣れな厳しさを和らげる甘さ、この作品は直接語るのがちょっと照れ臭い、でも、一度であっても感じて欲しい大切な事を、「今」の読者たちの心の中に運んでくれる作品です。 かなり痛いかもしれません。あるいは苦しいかもしれません。それでも私は多くの人に読んでもらいたいと思っています。 |
ぎをらむ | とにかくストーリーが見事です。とても綺麗に、コンパクトにまとまっていて、ハートを実弾でストレートに撃ち抜かれてしまいました。改めて「桜庭一樹さんはただものではないぞ」と思いました。 子供のあやうい心理を渾身の技術で描いた、後々まで語り継がれて欲しい作品です。 |
ゐんど | 一言で言えば「暗黒リリカル」(意味不明)。 「推定少女」をより暗黒方向に先鋭化した感じで、結構読み手を選ぶと思う。が、かちりと嵌まった人には忘れられない一冊となる事だろう。きっと私も忘れない。 最初に呈示される絶望的な結末。そこに向かって、まるで緩やかな坂を転がり落ちていくボールのように突き進む展開に、「いや、きっと違う」と大逆転のハッピーエンドを信じてページを繰る、独特の読書感。そして待っているのは… でも、読後感は、決して悪くない。 自信を持ってお勧めする。ただ、読むならば覚悟を持って。 |
こま | ぜひ多くの人に読んでもらいたい。特に大人に読んで欲しいような。 読後はなんとも言えない気分に浸れますが、きっと得るものがあります。 |
kaiei | 冒頭に示される結末に向かって一直線に進む、青春暗黒ファンタジー。 はっきり言って暗いです。 でも、ただ暗いだけではありません。 中性的な少女の視点で語られる絶望の物語は、読者の心に何かをきっと残すはずです。 本の薄さを感じさせない内容で、実におすすめです。 タイトルも秀逸だと思います。ぜひ、一度読んでみて下さい。 ---あなたは砂糖菓子の弾丸を撃ったことがありますか? |
もりやん | 痛い。痛い痛い痛い。勘弁してくれ。なんで金払って時間かけてこんな痛い思いをせにゃならんのだ。俺か、俺が悪いのか。砂糖菓子の弾丸しか持ち得なかった俺が悪かったんか。砂糖菓子の弾丸しか持とうとしていない俺が悪いんか。実弾を持ったら砂糖菓子のマシンガンでゲリラやってる連中のことを忘れるだろう俺が悪いんか。だから実弾なんか持ちたくないんだよ。それすら悪いんか。でも海野藻屑のことなんて、誰が悪いことにすれば贖えるんだ? とりあえず、実弾でテロやるのだけは絶対にすまいと思った。 防御を打ち砕こうとする攻撃に関しては人は身構えることができる。しかし、守りのないところを責められたら人はなすすべもなく身悶えるしかない。ある種の読者にとってはこれはそういう作品だ。心当たりのある方は覚悟して読むべし。弾丸が貫通しないで体内に残るのはとても危険なのだ。 |
ひさ | 物語の結末は一番最初に提示されていました。それに反抗するように違った結末を求めて 頁を捲って行きました。そして結局決定付けられた結末は覆りませんでした。しかし、 この物語のどうしようもなく抗い難い魅力に捕えられてしまったのもまた事実。他人には 極めて薦め辛いが個人的には物凄い勢いで推したい作品。進むか戻るかは読み手次第。 |
まよねえずごはん | 青い青い。黒い黒い。痛い痛い。 まず冒頭で明かされる凄惨な結末。物語はそれに向かって突き進む。その結末が覆されるかどうかは、どうぞ読んで確かめてください。 読んでいてとにかく痛々しい。締めつけられるような、切りつけられるような痛みを伴う。それは若さ故の割り切れなさや矛盾であったり、過剰な自意識である部分であったりするんだが、同時に、自分が批判される大人であることを痛感させられる。 思春期にも大人にもお奨め。ただし、劇物注意。 |
煉紅 | まず読み終わったあと、「これ、ライトノベルですか?」と思いました。 冒頭の衝撃。内容の深さ。最後の締め方。どれをとってもへたな現代文学よりも自分たちに訴えかける力がある作品です。 虐待と引きこもり、現代が抱える問題を見事に風刺した作品です。 読んでいて痛々しく、切なく、今すぐ読むのをやめたいと思っても決してやめられない。 ここでやめたら後悔するぞと思わせる力があります。 砂糖菓子の弾丸で必死に現実と戦う藻屑の姿と現実と戦うために必死に実弾をこめよう とするなぎさの姿の対比が実に印象的です。 ぜひとも多くの人に読んでもらいたい作品です。 |
まるお | 今期ベストワン。 |
(ハンドルを捨てて、今は名無し) | 疾走する悲劇、感性と技巧の奇蹟的な融合。 薄倖の人魚姫、海野藻屑は海に還ることすら許されず、殺され、山に捨てられました。 海に藻屑があるように山の内には荒野があります。 山野内荒野(『荒野の恋』の主人公)は海野藻屑の生まれ変わりなのかもしれません。 |
石野休日 | 青春は (our lolipops were) こんなにも (something) 美しい! (pure!) |
極楽トンボ | 本作は同作家の「推定少女」とワンセットで読むことをおすすめします。 書かれている時期がほぼ同時期であることを考えても、表裏一体をなす小説だと思ってまちがいないかと。 いきなり冒頭で救いのない結末は提示されています。 痛い。辛い。 でも目を離すことは出来ない。 |
コモリケイ | 衝撃。呆然。 ライトノベルっていうのは「砂糖菓子の弾丸」みたいなモノだって思ってた人間としては、まさしくやられました。フワフワした砂糖作りの少女達の世界に突きつけられる、救いようの無いリアルがどこまでも痛い。生きるために日常を闘い続ける、そんな当たり前のうちに埋没してるとようなことが、あまりにエグイ形で突きつけられます。 繊細で透明で、それでいてこの切れ味の鋭さ。言葉が心に突き刺さります。 |
TD | 周りの方々が何度も言っていますが、 『推定少女』の対になると思われる作品。 ポジとネガ、空想と現実、希望と絶望、砂糖と塩、 そんな感じに対照的。 2冊ワンセットで読んでみることを推奨しますです、はい。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
まよねえずごはん | イラストが当初はミスマッチだと感じていたが、今となってはこれでぴったりと思える。さびしげで空虚な瞳にひきつけられる。 |
煉紅 | 綺麗で繊細で儚げな印象な感じがするこのイラストが この作品の暗さ、深さをより浮き彫りにします。 また、このイラストがあるからこそ物語の深さに押しつぶされずに 最後まで読んでいけるのだと思います。 |
タイトル | All You Need Is Kill | |
シリーズ | ||
著者 | 桜坂洋 | |
イラストレーター | 安倍吉俊 | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630219-5 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
まるお | ゲームオーバーになったから、TVゲームをリセットしてセーブしたポイントからやりなおす。 幼少のころから繰り返したその行動にこんな切り口があったなんて、考えもしなかった。 だからこそ敢えて言いたい。ネタばれと(笑)。 |
一歩 | エイリアンが攻めて来た。コミュニケーションは不可。基本的には肉弾戦の陣取り合戦で、人類はじわじわとジリ貧。戦闘は機動歩兵で頑張るオンリー。 戦闘中に瀕死になった新兵は、偶然の一撃からネタばれにはまり込む…… 各所では「すごい」「斬新」みたいな意見をちょいちょい聞くが、 むしろ私的にはスタンダードな、定番のネタを沢山うまく詰め込んだ楽しい話。というのは、ちょっと古いめのSF読みだからなのだろうか。今これを初に手に取る人にとってはこれこそが初体験なのだろうか。 機動歩兵、ループ、問答無用型敵エイリアン。なんてえのは、ハインラインを読んでると「宇宙の戦士」「時の門」「人形つかい」と固有名詞が出てくるし、ハインラインじゃなくても"ごろごろ"という感触だろう。 で、それにボーイ・ミーツ・ガールであるとか萌え(これを萌えと表現していいのか? 微妙だなあ)とかの要素を入れて、なるほど美味しいぜ、美味しいかもだ、というところ。 SFとしてはエイリアン設定をもっと深く色々見せてくれると楽しかったのに、というところか。 結論: 一昔前の海外SFちっくで大好き。 と言えばいいのかな。 で、それを期待して同作者の「よくわかる現代魔法」シリーズを読んで「これは全然違う!」って思ったり。 http://lanopa.sakura.ne.jp/cgi/review/search.cgi?author=%BA%F9%BA%E4%CD%CE;flag_author=on |
toshi-ko | コンタクト不能の未知の生物ギタイとの戦闘中、突然同じ日の繰返しに巻き込まれた主人公のまだ見ぬ明日へ脱出を描いた、SFアクション。 コイン一個入て、無数の弾幕を避け続ける、弾幕シューティングゲームや、エンディングまで、無数の敵を屠る、アクションゲームの様な感じ、何度も何度も繰り返して得る物が、知識とテクニックという経験のみなところが、RPGとは一味違う。 特に、思考が完全にルーチンワーク化し、キリング・マシーンと化した時の心理描写のリアルさは圧巻。 これって、デスマーチの時の心理描写そのままやないですか? しかも、なぜか偏頭痛が残るとこまで一緒かよ。 この辺は、SE時代の経験がものすごく影響してそうですね、著者の怨嗟が聞こえて来そうです。こんな風に・・・。 儲からない仕事を取ってきた営業に。ファック! 無茶な事ばかり要求する顧客に。ファック! 穴だらけの仕様を作ったSEに。ファック! バグだらけのPGを残したあの野郎に。ファック! いつ終わるとも分からない無限ループの中で、戦うために、研ぎ澄まされ、キリング・マシーンとなって行く主人公と、(デスマーチ行進中の)自分が妙に重なり何とも言えない複雑な心境になりました。 主人公が、何かと妙な、選択肢を選びがちなように思えるのですが、デスマーチを戦い抜くと決めた人なら、彼の気持ちが分かるでしょう。 デスマーチ経験者は読む価値ありです。 ああっ、もう、何もかもぶっ壊してーーーー!!!!!! |
極楽トンボ | 無理矢理雰囲気を簡単に言うと、海外SFテイスト+に萌え要素を組んだらこんな漢字になる、というところでしょうか。 荒廃した世界で未知のエイリアンと戦いを続ける近未来の人類。その一兵士を主役とした、時のループものです。 ネタばれ |
ぎをらむ | 異常がループされ繰り返されていく中で、いつのまにかそれを日常として受け入れてしまう主人公のすり切れ具合が良い感じ。荒くれ兵士たちの下卑た会話や馬鹿騒ぎも、ふと振りかえってみれば楽しい思い出なのかも知れません。 コーヒーの苦味が好きな人にお薦めします。生きるために強くならなければならなかった人の、哀愁漂う物語です。 |
麻由 | 戦場での一日をループする、ゲームのような小説。 SFではありますが、分かりやすく説明されているので、設定の把握に手間取ることがありません。 ギタイと呼ばれる敵との戦闘シーンに燃え、加速していくストーリー展開に目が離せず、コーヒーの味がするラストに一抹の悲しさを覚える。 コーヒーと男の汗の匂いがする物語。燃えたい方は是非。 |
ミル兄さん | 何度でもハッピーエンドを求めるために終わりのないかのようなループを続けていく主人公。 救いのない繰り返しを諦めることなくハッピーエンドのために終わりの見えない繰り返しを続けていく、そしてその繰り返しに変化が訪れる時・・・ はっきり言って終わりまで一気に読めてしまいます。 読み進まずにはいられません。 とにかく、四の五の言わずに読め! そう言わせていただきましょうか・・ |
ふらつき | 例えば、シューティングゲームの最難度。隙間無く打ち込まれる弾丸を避けるその世界。針の穴のような隙間に潜り込み、全ての攻撃を掻い潜り最後のボスを倒す喜び。 それは血の滲むような練習を繰り返してきたプレイヤーだけが勝ち取ることのできる喜びです。来る日も来る日も弾丸の雨に飛び込み、そして、死ぬ。その繰り返しを経て、決して弾丸にも当たらない強靭なプレイングを体得するのです。 これは、そういう小説です。 何度も何度も死に、その度に得た、正に経験値をもってして、一騎当千の実力を得るのです。アーケードゲームなんかでそういった体験がある人にはある種のカタルシスを感じることができると思うので、是非。 あと、神林長平先生のオビがすごいウマイです。 |
高空昴 | 最近のライトノベルには珍しい、硬質な空気に浸れる作品だと思います。 血錆のついたガンメタル、生々しいくせに無機質、そんなイメージを喚起します。 ひたすら繰り返されるエイリアンとの戦闘。 ネタばれ"という最大の救いさえ、地獄を構成する単なる歯車でしかない容赦の無さ。まさに甘ったるい砂糖が混じっていない、苦みばしったブラックコーヒーのような作品です。 ライトノベルの中では比較的珍しい作品ではないかなと思います。 けれど。 その苦味が、たまらなく美味い。 |
ゐんど | 時間リプレイSFに、ノベルゲーム的な感覚を持ち込むことで、今までの同テーマ作品とは別の味を出すことに成功している作品。 戦場でのボーイ・ミーツ・ガールとしても読めるので、SFって苦手かも、な人にも安心。 ゲーム「ガンパレード・マーチ」が好きな人にもお勧めかな。 |
雨空陽明 | ただひたすらに戦闘小説。 手の甲に書かれた数字が増えていくのが燃えた。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
高空昴 | 作品のカラーにジャストフィットしていると言っていいでしょう。 文体から感じ取れる空気をそのまま描き出したような表紙は秀逸だと思います。 ライトノベルのイラストとしてはお手本といっていいハマり具合です。 |
タイトル | 風月綺 | |
シリーズ | ||
著者 | 皇城一夢 | |
イラストレーター | 甘塩コメコ | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6291-0 | |
発行年月日 | 2005-02-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 格闘系ミステリー=地雷という、定説を打ち破るかのように出現した、 ゴールデンルーキー(予定)。 館を舞台にした、密室殺人事件は、割とオーソドックスだが、 悲劇の真相は、ネタばれ以上。 もちろん、メイドさん出ます。 しかも、ネタばれこれ常識アルネ。 そして、仙人も出ます。 おい、ちょっとマテ、ネタばれ そういうオチか、そうなのか・・・? |
煉紅 | オーソドックスなミステリーですがその分キャラが魅力的です。 また、格闘シーンのかっこよさは一見の価値があります。 暗号も実にしっかり作られていていい作品です。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
toshi-ko | 凄い、リアル、美しい、選杯<せんはい>カワイイ!? |
タイトル | ネペンテス | |
シリーズ | ||
著者 | 清水マリコ | |
イラストレーター | toi8 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1158-8 | |
発行年月日 | 2004-10-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
rokugomarunisai | 著者初の短編集は、雑誌連載時『蝶はすぐ死ぬ』を加筆、改題したもの(それにしても清水マリコはタイトルが巧い。勿論それだけではないが)。『嘘つきは妹にしておく』『君の嘘、伝説の君』路線とはひと味違い、どこか甘やかで、そして残酷という、一種の童話を編み出すことに成功している。 強調して強調しすぎることはないだろうが、清水マリコをMF文庫Jで書かせた編集者には拍手を送りたい。 ネタばれ |
mikazuki | かくも美しい現実と虚構の狭間の物語。 清水マリコさんのオリジナル作品は共通して疎外されたものたちがテーマになっています。 現実に疎外され虚構の世界に心を寄せた人間が現実と虚構をつないでしまったとき。 それを描いたこの連作短編はとくに美しく、時に残酷で冷たい。 それでいて作品全体からやさしさを感じるのは清水マリコさんの温かみのある文章のせいでしょうか。 嘘シリーズやゼロヨンシリーズよりも暗黒童話的な色合いが強く、バロックシンドロームが好きだった人にもお勧めです。 表題のネペンテスとは食虫植物ウツボカズラのこと。 甘い密を分泌し、おびき寄せた虫を罠に落とし込みゆっくりと消化していくのです。 登場人物たちもまた甘く香るネペンテスに引き寄せられた虫たちなのでしょうか? |
toshi-ko | プチ不条理だったり、少女耽美ホラーな短編集。 04シリーズや、嘘シリーズとは全く違う作品なのでしょうが、04シリーズのトオが登場しているだけで何らかの関連性をイメージさせられてしまう所がこの作品の特徴でしょう。 オリジナルの創作童話の独特な雰囲気が、清水マリコさんの真骨頂!? 登場するヒロインがなんかイタイ系ばかりで、主人公に至っては、シスコンで、ネタばれなんだか西尾維新作品を読んでるみたいな雰囲気にさせられてしまいました。 |
極楽トンボ | 清水マリコさんの他シリーズに比べ、暗黒面に舵を取った連作短編集。 とはいえ、基本的に清水マリコさんの作品はどれかひとつ実際に体験してみて、そこで肌に合えば他のどの作品に手を出してもまず後悔することはないと思います。 まずはどれでもいいからチャレンジすること。 暗黒童話系(と言ってしまっていいのかな?)のお話が好きな人にもぜひおすすめしたいところです。 |
各務桜花 | 舞台を同じくした短編集。主役もほぼ同じで、特別な力を持つことがトラウマになっている少年と少女。 それぞれで起こる出来事は、日常どころか完璧に非日常なのだけれど、それでも、どこにでもありそうな都市伝説を絡ませたりすると、近く感じられてしまったり。 日々の中にある、不安など、微妙な要素を描くのが上手い作家さんだとは思っていましたが、これは特に良く現れていて、お気に入りの作品です。 そうそう、「ゼロヨン」シリーズを読んでおくと、ちょっとニヤリとできます。 |
リッパー | 嘘つきの話と「ゼロヨンイチロク」のいいとこ取りみたいなところがあって、とても良い雰囲気。 怖い話が多い中に不意に主人公の妹が無邪気に兄を慕ってる描写があったりして、これがまたえらく効果的なのでありますよ。 よーし、お兄ちゃん、まみのかわいらしさに萌え転がっちゃうぞー(←まんまと妹萌えにのせられる人)。 …ということで、副題は「いぬみみは妹につけておく」でいいですか? |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 推定少女 | |
シリーズ | ||
著者 | 桜庭一樹 | |
イラストレーター | 高野音彦 | |
レーベル | ファミ通文庫 | |
書籍コード | ISBN4-7577-1995-7 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
東雲長閑 | 「ぼく少女」が出てくるだけの小説ならば沢山あるが、「推定少女」は小説自体がぼく少女だ。 ぼくという一人称は日本語にしかないし、主人公の巣籠カナは絶対にぼく少女でなくてはならないので、 「推定少女」は日本語でしか読むことはできない。 「ぼく少女」が好きな方はもちろん、「ぼく少女」に興味が無い方にもお勧めだ。 読み終わったとき、あなたは自らの内なる「ぼく少女」に気づくはずだ。 そして、特に現在サバイバル真っ只中の若い方に勧めたい。 きっと生きる支えになるから。 |
第弐齋藤 | 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet』と対になってる。 日常をsurviveする少女たちの物語。 家出少女と全裸の死体と田舎町に落ちてくるUFOと悪の宇宙人とデザートイーグルと穂村弘。 |
toshi-ko | 「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」がミステリーなら、こちらはSFをモチーフに、社会を風刺した問題作。 子供たちは、体に不釣り合いな拳銃をぶっ放し、転がりながら、社会という戦場を生き残らなくちゃいけないんです。 これは、そんな少年少女の不安定な感情と、社会の中で成長して行く様を描いた作品です。 |
ぎをらむ | 最初に読んだ時は「なんて無茶苦茶な話なんだろう」と思ってしまったのですが、その後色々な物語論を調べれば調べるほど、「推定少女」は語り尽くせないほどの記号とキーワードが散りばめられた珠玉の作品だと思うようになりました。 この作品の登場人物たちは様々な旅をします。その1つ1つの旅の目的と意味を感じ取って下さい。 最初と最後にちょこっと登場する「お兄ちゃん」をどう解釈するかなんてのも面白いと思います。 |
極楽トンボ | 15歳少女によるボクっ娘一人称小説で物語としてはちょっと不思議系。 物語にきちんとした整合性を求めるよりも、このあいまいさそのものが思春期特有の危うさであると思ったほうがたぶんいいと思います。多感な思春期の少女の気持ちをうまく描いていると思います。 ただ、何度も読むといろいろ隠されたキーワードが出てくる、かも。 |
もふけ | 男の子じゃなく、女の子が女の子を拾っちゃってざます。 その女の子二人が生リアルで傍若無人で良い味出して逃避行。 後書きまでひっくるめて一つの物語。 ぐるぐるぐるぐる。 何か一つだけ紹介しようと思って本棚を眺めたら、何故かこれになってました。 読み終わった後、頭の左下の方にこびりついてけっこう離れなくなる、不思議な作品です。 間違いなくとは言えないけど、お薦めしたかった。 |
麻由 | 大人にはなりきれないし、子供扱いされたくもない、中途半端な年頃の少年少女の物語。 ふわふわと地に足がついていなくて、大人らしいずるさを拾得していないから余裕がない。 だから、いつも精一杯戦場を生きている。そんな、多感な『ぼく』少女の物語です。 大人と言うより、主人公と同年代の人に読んで欲しい、という感じ。『ぼく』少女巣籠カナに共感できる人は多いと、個人的には思う。 |
ひさ | 十代の少女×少女の絡みから沸き立つ感情の匂い……みたいなものを描くのがとにかく 上手い作家さんだな〜と認識が固まった作品がこれ。実はストーリー展開にはそれ程 惹かれなかったのですが、その分少女達の感情表現にはぐいぐい惹き込まれてしまい ました。多分既に過ぎ去ってしまった世代よりも、同世代の方が色々"くる"と思う。 |
まよねえずごはん | 一人称が「ぼく」の15才女子と、なぜかゴミ箱に全裸で捨てられていた、拳銃つきの記憶喪失娘との、逃避行。 前半は、なぜ「ぼく」こと、巣籠カナは逃げなければならなかったのか、そして、記憶喪失娘こと「白雪」は何者か、という謎を解決する物語に見えた。 しかし後半、何がホントで、どれが嘘か、混沌とした状況の中で、大人への嫌悪、無力な自分、そんな感情の奔流が描かれる。 「おとなになりたくない」とか「15才のときのの自分に謝れ!」だとか、青臭いだけ青臭い。でも、10代って青臭いもんじゃん。いまだそこから抜け出せない自分がいたりもするわけですが。というわけで、枯れたおとなよりも中高生に読ませて、悩んでもらいたい。大人になるってなんだ、愛ってなんだと。 余談ですが、ネタばれ。そこも含めて悩むもよし。 |
煉紅 | 何というか不思議な話です。 思春期特有の心の動きをそのまま文章にしたらこんな感じになるかなという感じです。 一人称『ぼく』な少女カナと何故か全裸でデザートイーグル持って気絶していた 記憶喪失な少女白雪の逃避行。この物語は最後まで読まないと・・・いや、読んでも 何だか良く分からないかもしれないけれど、どこか共感できるそんな作品です。 |
TD | 「あんまりがんばらずに、生きていきたいなぁ」 そんなことを宣う15歳の少女『巣籠カナ』の視点から見た世界と、その世界に迷いこんできた異世界の物語。 ジャンルとしてはSF。 だけど、物語のキモはSFとしての状況やギミックの描写よりも、15歳という独特の時期特有の心理描写にあると思います。 かゆくてあまくてうそのようででもほんとでちょっとだけ、苦い。心理描写を堪能してください。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | アシャワンの乙女たち | |
シリーズ | ||
著者 | 牧野修 | |
イラストレーター | 山本ヤマト | |
レーベル | ソノラマ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-257-77046-5 | |
発行年月日 | 2004-11-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
草三井 | 全編にわたって、まるで演劇を見ているようです。ここぞというシーンの一つひとつが、芝居のような演出で格好いいのです。 白鳥さんの登場シーンにまず度肝を抜かれること請け合いです。あの背景描写とともに白鳥さんがネタばれしながら出てくるなんて、あまりに格好いいですよ! 他の場面の演出も、同じようにとてもとても演劇的です。読んでいて血湧き肉踊ります。 |
toshi-ko | 学園物としてはオーソドックスな寄宿舎もの。だが、 いきなり、戦闘美少女物に切り替わるわけですよ!! もうこれは、戦隊物を見ている感覚で読むのがベストです。 要は、テレビの中の人達は、一生懸命やってる事が、 年齢によって、かっこよく見え、また、こっけいに見える。 そんな様を、書いてるように思えます。 もう、ツッコミ所も、無駄にアクロバティックなアクションも、中の人達は一生懸命なんですよ!! |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | アプラクサスの夢 | |
シリーズ | A/Bエクストリーム | |
著者 | 高橋弥七郎 | |
イラストレーター | 凪良 | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2700-4 | |
発行年月日 | 2004-06-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
紙様 | 登録第1号のメッセージはこの作品に送りたいと思います。 この作品は「灼眼のシャナ」でお馴染みの高橋弥七郎先生のデビュー作「A/Bエクストリーム」の第3弾に当たります。 さて、「A/B」は燃える男のアクションです。キーワードは「爆発」「破壊」「銃火器」。 自分たちのやりたいように生きる自由気ままな7人の物語です。 決して正義の味方ではない。けれども自分の内なる声に従い自由かつ飄々と生きる7人の生き様は見ていて清々しいものがあります。 「燃え」と「萌え」の両立で僕らのハートをがっちりキャッチし続ける高橋弥七郎先生。その先生の原点である「A/B」、シャナとは一味違ったドラマはファンならば必読です。 |
toshi-ko | 僕が、世界の中心で、続刊を叫びたい作品の一つ。 もう一つは、ネタばれ・・・。orz これぞまさに、弥七郎の夢<ドリーム>。 弥七郎さんの夢が、愛が、浪漫がいっぱい詰め込まれた一冊。 2年の歳月を経て、ついにシリーズ復活!? 激しい銃撃戦に、手に汗握る空中戦に、漢の浪漫に、友情に、熱くなれ!? 復活だよね?続刊だよね? 続刊でいいんだよね・・・? |
半々's | 「さあ皆さん、ラズルタズルの始まりです」 が本当である事を祈りたい。 それにしても、これはひどく渋い。 渋すぎるきらいすらある。 全員で祝杯を挙げるような盛況さとはまったく裏の、ただ一人で上げる祝杯の寂寥感が読後にじんわり残る一品。 幾分に渋すぎる。 |
kaiei | 重厚な設定のSFアクション大作……いや、痛快娯楽アクション小説がA/Bエクストリームです。 このシリーズのファンとしては久々の復活が嬉しい限りです。 アンディとボギーは素晴らしいコンビだし、ディビジョンは飄々としてるし、 ヴァンプはひょうきんだし、と相変わらずです。 ファントム相手に繰り広げられる、ディビジョン商会の面々の戦いっぷりをお楽しみください。 どうかこのシリーズがもっともっと続きますように(笑) |
ひさ | 「A/Bエクストリーム」の続編。続き出た事が奇跡と言うべきかどうか。専門分野の プロフェッショナル達が織り成す痛快アクションストーリー。でも完璧ではなく、 むしろ些細な失敗から危機に陥ったりする辺りに愛嬌を感じさせてくれるキャラクター 達が、この物語の大きな魅力なのではないかと思う。果たして二度目の奇跡はあるのか? |
ベリル | A/Bエクストリームシリーズは痛快娯楽アクション小説である。 激しい銃撃戦と軽快な会話がこの小説の魅力の一つであると思う。 それに今回はハードボイルド的なかっこよさが最高だ。 ストーリーはスマートで、登場人物たちは格好良い。 シャナのシリーズとは毛色の違う面白さだ。 っていうか、続刊バンザイ! |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
toshi-ko | 一度、死にかけたシリーズに、再び命を吹き込んだ、数々のメカデザインに感激!? そして、3DCGによるブラックゴーストに圧巻!! やっぱり、ハードなSFには、メカニックデザインが不可欠です。 先生、ありがとう!! |
タイトル | AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 3 下 | |
シリーズ | AHEADシリーズ 終わりのクロニクル | |
著者 | 川上稔 | |
イラストレーター | さとやす | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2731-4 | |
発行年月日 | 2004-07-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
まるお | 書いてある内容は熱く、書いてある分量は厚いです(物理的に)。 川上作品の登場人物たちは総じて自分の信じるものに対して常に真剣に立ち向かっています。 だからこそギャグシーンも引き立ちますし、お互いの信じるものがぶつかり合うクライマックスの盛り上がりは是非読んでくれという以外ありません。 |
F2@Death March中 | AHEADシリーズの第3作の下巻。3作目なのに既に7冊。ひたすら厚いが、それに見合った熱さがあるのもこのシリーズの特徴である。 3rd-Gに関わったものたちが、それぞれの覚悟を持って前進していく様が熱い。 とりあえずこの巻はメイド万歳(ぉぃ)。 ネタばれ |
toshi-ko | 武神同士の熱き闘いを描いた、3rd-G編の最終回。 もちろん、メイドさんたちも闘います。 主人を思う自動人形たちに、そして、アポルオンの生死を賭けた決断に、感動。そして、一発必中!? |
玲朧月 | ほんとにやりやがった… 同じことを思った人は一杯いるに違いない(w 何がっていうとネタばれ 厳密にいえばネタばれですが。通常型自動人形の局所重力制御は強力ではないが精度が高いといった内容が上巻であったので、ならネタばれで加速すれば電磁式レールガン級の威力でるよなぁなどと思っていたのだけど、この巻でホントに登場。 イラスト映えもするので、あのあたりの挿絵指定はさすがの一言 そういえば川上&さとやすコンビの作品は装丁も凝っているが、イラストの比率と指定位置の良さは他の電撃文庫と比較してもかなり良い感じ。このあたりの呼吸はきっと入念な打ち合わせしているんだろうなと思ったり。それとも阿吽の呼吸なのだろうか? |
練馬 | aheadシリーズは、多分過去の川上作品に比べると、設定や世界観が若干入りやすいと思うので、都市シリーズを読んだことがない方も一つ挑戦してみてはいかがでしょうか。 シリーズ通していえる事は、明るくエロイ。反則臭いような手段で交渉をひっくり返す。真面目に戦闘してるのに使う作戦が爆笑モノ。人間ドラマがとてつもなく熱い。 今回は自動人形のお話。 メイドロボの歴史をひっくり返す驚きかつ爆笑モノのアクションが貴方を待っています。 |
只一人 | 私的にAHED最良作。 後半でのなだれ込むような怒涛の展開と、最後の一文を読み終わったの心地よさ。 上・中・下の三巻構成の終わりに相応しい一冊です。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 3 上 | |
シリーズ | AHEADシリーズ 終わりのクロニクル | |
著者 | 川上稔 | |
イラストレーター | さとやす | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2654-7 | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | メイドは全て、メイドロボ。 メイドと言えば、メイドロボ。 メイド萌の原点、メイドロボ。 ジャパンが誇る最強の萌、メイドロボ。 ビバ、メイドロボ!! ハイル、メイドロボ!! メイドさんはやはり、ロボじゃ無いと、というあなたに!! 武神と、自動人形の世界、3rd-Gを相手にした交渉は必読です。 |
只一人 | 誰か3rd-Gへの門を開いてください。 ぁ、片道で結構です。 やるとは思ってなかったぞっ、メイドワールド! さぁ、理想の世界はすぐそこにあるっ! |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4 上 | |
シリーズ | AHEADシリーズ 終わりのクロニクル | |
著者 | 川上稔 | |
イラストレーター | さとやす | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2884-1 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | やはり何と言っても、上巻のポイントは、米国UCATのロジャー&オドーでしょう。 何とも傲慢で、間違った日本の知識で、ボケまくりな所が素敵です。 でも、本当のお薦めは、32丁の拳銃で戦う、八号さんだね。 |
只一人 | この作品はどんな真剣な場面でも、恐るべき敵でも、何故ギャグになるのでしょうか(笑) 相も変らぬ川上節で送るAHED4巻です。 徐々に明かされていく伏線と、新たな謎。 なんといってもこの間最大の見所は、ネタばれでしょう。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
toshi-ko | ヒオ、全裸、新庄、風見、パンチラ。 でも、通はコレ、八号さん、ガーターチラ、コレ最強。 |
タイトル | AHEADシリーズ 終わりのクロニクル 4 下 | |
シリーズ | AHEADシリーズ 終わりのクロニクル | |
著者 | 川上稔 | |
イラストレーター | さとやす | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2913-9 | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
F2@Death March中 | 主人公佐山・御言が全竜交渉部隊代表として、世界の滅びを阻止するための交渉を進めていく物語の4作目。ただし4作目ながら、既刊は9冊という長編。そして電撃文庫最厚記録のタイトルホルダーでもある。 全竜交渉部隊は4th-Gと5th-Gの滅びを追い、ネタばれそれぞれの行く末を決断する。 この巻では、第三十五章の序文でかなりぐっと来てしまった。あと、大佐がとてもかっこいい。 川上作品は、作品間の設定のつながりを楽しむのも一つの面白さなので、都市シリーズの方も読んでおくと、ニヤリとできるシーンが多い。また、ギャグ分についてはかなり増量キャンペーンがされているので、その辺を楽しむのもいい。 ネタばれ |
Hunter | 「今まで出合った物語の中で、ここまで強烈なインパクトを与えてくれたものは無い」このシリーズについて俺はそう思っています。 ストーリーの濃厚さ、キャラクターの個性の強烈さとその掛け合いの面白さ、そして何より物語を通して感じる「カッコよさ」。そんな魅力が膨大なページ数を「これでもまだ少ない」と感じさせてくれます。厚さにびびらず、まずは手にとって、読んでみて下さい。 そこには最高の「世界」が待っているはずです。 ネタばれ ネタばれ ネタばれ |
toshi-ko | 4th-G、5th-Gとの交渉の後編。 上巻を読んだ時と、キャラに対する好感度が変わってしまう点は、さすが後半と言った所でしょうか? もうね、名前も出てこないキャラなのに、熱いアメリカン魂を見せつけられたのにはちょっと感動いたしました。 そして、今回のメインは、機竜同士の空中戦。 とにかく、巨大なボスキャラが出てくる弾幕シューティングをイメージしてしまう程の、疾走感、スピード感には圧巻です!? |
練馬 | イロイロ言うべき事はあるんでしょうが、今回の中心カップルのヒオと原川がとてつもなく気に入っているので僕はもうそれだけでいいのです。 |
高空昴 | AHEADシリーズに関しては、各巻それぞれが素晴らしい出来映えであり、語り始めるとキリがないので、対象作品の中で最新である本作にメッセージを送りたいと思います。 川上作品全般に言える事だと思うのですが、とにかく「決意」の描き方が圧倒的に上手です。このAHEADシリーズは特にその特色が濃いと思います。 これは作者である川上氏の構成力の高さはもちろん、やはりライトノベルの最重要点であるキャラクターの造形がしっかりしているからでしょう。漫画的なデフォルメを加えていながら、それでもリアルを感じさせる個性付けがなされています。このあたりの力量はライトノベル業界全体から見ても頭抜けている気がします。 イラストとの整合性など、装丁の完成度も含めて、やはりAHEADシリーズはライトノベルの完成形の一形態ではないでしょうか。 最後に、この「4下巻」について一言。 米国UCATのパイロット達がメチャメチャかっこよかったです。名前もない脇役の決死の活躍に泣きそうになりました。ああもう、やっぱり面白いなあっ!! |
只一人 | この4下は、今までのAHEDの中で、「決意の理由」を一番上手く見せていたと思います。 巻が進むたびに更新されていく、圧倒的な厚さ。 次は何ページになるのでしょうか?(笑) |
極楽トンボ | シリーズ全体に対しての応援です。 時間の都合で自分が過去に書いた紹介文をコピペしてます(汗 終わりのクロニクルは、自動人形であるSfが、そのAI特性を十二分に発揮してAIに弱い管理人のような人々を廃人にしてしまう素敵AI万歳作品です。 ……嘘です。でもほんとです。 とにかく独自の濃い設定と造語とこれまた独特な戦闘シーンで、向く人には向くけどそうでない人にはどうにもならないという作品。ただ、都市シリーズに比べると敷居はかなり低いんじゃないかと思われますので未読の方は一度手にとってお試しください。 そしてAIスキーな人はSfをお忘れなく。人になりたい、と思考する凡百のAIとは一味違います(笑) |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
高空昴 | さとやすさんの何が凄いかといえば、上達ぶりが凄いと思います。 都市シリーズの伯林最終巻あたりから、物凄い勢いで上手になっている気がします。この意見を否定する方は少ないでしょう。 AHEADシリーズ以降においては、特に色使い素晴らしい。淡いグラデーションを巧みに用いた彩色に、私はもうメロメロですよーっ!! あと、個人的意見ですが、女の子がものすごく柔らかそうに描かれているのがよろしい感じです。うーん、じつにまロいっ!!(馬鹿 |
タイトル | BLACK BLOOD BROTHERS 1 -ブラック・ブラッド・ブラザーズ兄弟上陸- | |
シリーズ | BLACK BLOOD BROTHERS | |
著者 | あざの耕平 | |
イラストレーター | 草河遊也 | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1629-3 | |
発行年月日 | 2004-07-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
rokugomarunisai | 『Dクラッカーズ』で名を上げた、あざの耕平の最新作。ともすれば上滑りしがちだったチャンドラー的表現は解消され、シリアスだけでなく軽妙なコメディも描けるところを披露して見せている。個人的にはハードボイルド路線を突き進んでいってもらいたいが、こちらの方が作者には向いているようだ。前作に満足した人は無論、『魔術師オーフェン無謀編』などのノリが楽しめたならこちらも楽しめる。 余談ながら、吸血鬼の黒に人間の赤というモチーフは、やはり「あの作品」から取っているのだろうか。 |
toshi-ko | 吸血鬼物と言う事で、どうしても斬新さが失われてしまいがちなのですが、あえて、オーソドックスな吸血鬼物を選び、著者の独特なセンスで、いかにおもしろくしようとするかの試みは見事です。 特に、風景描写。 霧が立込める橋での戦闘や、横浜中華街で海上にそびえ立つ摩天楼の如し、特区の描写が素晴しく、まるでその場で見ているかのような感覚にさせられてしまう所がいいです。 そして、吸血シーンの快楽描写と、戦闘シーンのめまぐるしい視点変更の描写が特徴的と言っていいでしょう。 注目は、ミミコ。 人間と吸血鬼との共存を目指す理想と現実の挾間で、苦悩するさまがいいです。 そして、主人公ジロー。 ほとんど最強なのに、全ての吸血鬼の弱点を持ち合わせている所がユニーク。 決してシリアス一辺倒じゃなく、コメディも大丈夫という所を見せつけられているかのようです。 でも、本人にとっては、命懸け。 |
ぎをらむ | 「Dクラッカーズ」の時からそうですが、あざの耕平さんの描写は心理においても風景においても本当に「覚醒する」感じがします。今まで無意識の中に埋もれていたものが、ぱっと目の前に広げられたような「ああ、そうだ。これなんだ」という開放感、疾走感があります。その描写がよく練られた設定と噛み合った時、作品の魅力が私の心の内と外を繋ぐように炸裂するのです。 |
かげつ | あざの版吸血鬼もの、ということで。 いろいろあざのさんらしくてすごいところがありますが、兄弟姉妹もの好きとしては1巻冒頭がたまりません。 ネタばれ |
千秋 | 『Dクラッカーズ』の作者である、あざの耕平先生が送る新シリーズ。これを書いている現時点では3巻まで出版されてます。ということで3巻まで含めて応援です。 どちらかと言えば、あざの耕平はスロースターターぎみな作家なので、ここからさらに面白くなっていくのだろうと思いますけど、今でも十分面白いです!(強調) 『Dクラッカーズ』の『7-1』『7-2』で味わったような感覚とは違いますが、この『BBB』シリーズでは何かパズルのピースが「カチッ」とはまる瞬間があります。この瞬間、最高です。そして、バトルの疾走感。これもたまらない。 このシリーズは面白い。そして、これからさらに面白くなっていく。そんな確信があります。 是非とも今のうちからチェックしておいて欲しい作品です。 |
極楽トンボ | これ書いてる時点で3巻まで刊行されてるので通しての応援です。 細かい感想は他の方におまかせして。 あざのさんの書く小説はどれもスロースターターで、Dクラッカーズもそうなんですが1巻時点は主に背景などを埋めていくことで消費され、物語や人物の描写などに本格的なエンジンがかかるのは2巻以降になります。 ですからこのシリーズを判断するのは2巻までは読んでからにしてください。 正直に白状すると、1巻時点では私自身様子見という感覚でした(汗 |
練馬 | 同作者のDクラッカーズを読んでない方々にはイマイチ信用がおけないかもしれませんが、この小説は1巻より2巻、2巻より3巻の方が確実に面白いです。 なので、買う時には、三冊(せめて二冊)一気に購入することをオススメします。 一巻目を読んで今ひとつだと思った方は、ほぼ間違いなく評価が反転することでしょう。 私も、一巻目ではそれほどではなかったですが、三巻目でDクラで感じたのと同等またはそれ以上の興奮を思い出しましたし。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | BLACK BLOOD BROTHERS2 -ブラック・ブラッド・ブラザーズ特区鳴動- | |
シリーズ | BLACK BLOOD BROTHERS | |
著者 | あざの耕平 | |
イラストレーター | 草河遊也 | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1671-4 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
紙様 | いや、ホンマなら3巻含めて語りたいんですけどね〜。 「Dクラッカーズ」のあざの耕平先生が描く赤と黒の血の物語、「BLCK BLOOD BROTHERS」その2巻です。 短編ではアホな事件が舞い込むことも多々あるのでジロー、というか吸血鬼というものの人外魔境っぷりがイマイチ掴みにくかったのですが、この2,3巻連作を通して彼らの超越っぷりをたっぷりと堪能させてもらいました。 戦闘に関しては3巻で語られる要素の方が多いので割愛しますが、特区におけるパワーバランスの妙は十分に味わえます。絶妙です。 そして人と吸血鬼の壁とその間の葛藤。3巻への繋げ方が非常に上手いと感じました。その分待ってる間は苦しかったですが(笑) 興味を持たれた方は1〜3巻まとめて読むことをオススメしますよ〜。 (関係無いこと) 本作の第1巻を読んだあとで「ROOM NO.1301」(新井輝先生 富士見ミステリー)のあとがきを読むと笑えます。オススメです。 |
極楽トンボ | 吸血鬼ものです。 あざのさんの作品の場合、すでに完結した富士見ミステリー文庫の「Dクラッカーズ」にも同じことが言えるのですが、スロースターターなところがあり、1巻だと私の場合はイマイチ乗りきれない部分がありました。 それが2巻、3巻と進むうちにテンションが上がり、各キャラクターが実にイキイキと動き出します。もし1巻だけを読んで、続きをどうするか迷っている方がいたらぜひとも2巻以降をお読みください。 ・・・しかし私のいつもの悪癖なんですが、全然本編の説明してませんねこれ(汗 |
しょーと | 一巻だけだと「あれ?普通の吸血鬼バトル物?」と思いましたが さすがあざのさん!そんな事は無い。 二巻からはエンジン全開です。 ネタばれ |
toshi-ko | 特区へ入ったジローとコタロウは、ミミコの案内で、住む場所を捜す、第2巻。 やっぱり、浮き市や、スラムといった、風景描写が特区ただのビジネス街に終わらせない所が凄いです。 しかしメインは、特区を支配するトップたちの思惑や、主人公たちの葛藤という、人間ドラマに注目すべきでしょう。 伝説の『銀刀』であるが故に、トップから受入れてもらえず、チンピラには絡まれるという現実問題の中で、どことなく腐るジロー。 そんな現実を見せられながらも、何とかしようと頑張るミミコ。 そんなギクシャクするジローとミミコを、なだめるかのように、純粋に真っすぐに笑顔を向けるコタロウ。 何だかんだ言って、特区が震撼するような事件に巻き込まれながらも、この三人ならうまくやって行けるんじゃないのかなというそんな感じのする2巻です。 |
ひさ | 3巻と合わせて前後編エピソードなので、一気に読むのが良いと思う。 1巻と比べると特区に入った今回は大分視野が広がったような印象で、徐々に 徐々に激しく面白くなって行きそうな予感をひしひしと感じました。激化する のは次巻なので今回は前哨戦と言ったとこでしょうか。それでも充分楽しめる。 |
kaiei | 吸血鬼たちの楽園、水上都市<特区>で繰り広げられる吸血鬼兄弟と一人の少女の物語-- Dクラッカーズの鬼才、あざの耕平が送る黒い血と赤の血のロンド。 新世紀の吸血鬼モノの定番はこれだ! というノリノリの文を考えてしまうくらい好きです。 1〜2巻で貯め込んだいろいろなものが3巻で爆発します。 決して読んで損はしないシリーズだと思いますので、ぜひ手にとってみてください。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
ぎをらむ | 黒の使い方が超絶に上手いんですよねぇ・・・・。宵闇を描く黒、哀しみや絶望を描く黒、この巻の表紙のように構図を引き締める黒。それぞれ感情に訴えてくる黒であります。私の中では草河遊也さん=黒のイラストレーターとイメージ象ができ上がっています。 |
タイトル | GOSICK IV -ゴシック・愚者を代弁せよ- | |
シリーズ | GOSICK | |
著者 | 桜庭一樹 | |
イラストレーター | 武田日向 | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6288-0 | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 汝、我に死ねと申すのか? なんて言うか、フリルはゴロゴロ転がるし、アブリルは前面に出てきて、ヴィクトリカと激しいバトルが展開するし、ポロリはあるし・・・ネタばれの。 全体的に萌える展開が増量して、萌死ねと言われてるような気がしてしまいました。 アブリルが前面に出てきた為に、二人の世界だったGOSICKが、混戦渦巻くバトルフィールドに変貌、九城一弥の鈍さは相変わらずなのでかわいそうというかなんというか・・・。 だが、そこがイイ!! 殺人事件と、錬金術師の謎を、怪談話、都市伝説で包込み、歴史の残酷さを事件と共に暴いていく様が、実に見事でした。実は、3巻を読んだ地点でミステリ分はそろそろ減退していくんじゃないかという一抹の不安を抱えていたのですが、これからも大丈夫そうです。 しかし相変わらず"あとがき"が長い、しかも著者の周りの変な人の話題が絶えないと言う所が恐ろしい。 |
ひさ | 待ち望んでたヴィクトリカとアブリルの直接対面。一弥置いてけぼりで火花散らしている 感じもあるような、でも一弥抜きだからこそ女の子二人のいがみ合い絡み合いせめぎ合いを 存分に堪能出来たような。実は一弥の気持ちで端から勝負は見えていたりするのですが、 この二人には今後も色々やり合って欲しいなと。案外相性は良いと思うのだけど……さて? |
リッパー | ヴィクトリカの奇態(超萌える)やアブリルとの対峙にうっかり幻惑されそうになるものの、全体に散らばせた伏線とその回収で事件の全容が明らかになる構成は素晴らしいの一言。 密室ミステリでもあり、歴史ミステリ風でもある。 桜庭さんのディクスン・カー好きが如実にあらわれた良作です。 トリックにカーの「***の殺人」を思い出した貴方。正解〜。 |
極楽トンボ | ラブ方向にこのまま行くのかと思っていたら、ミステリ分も戻ってきました。 というわけでミステリも楽しみつつ、少年少女の絆を見ていくのがよいようです。 ……全然感想になってない……とほほ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
リッパー | 髪をおろしたグレヴィールが超カッコイイ! 桜庭センセー、ドリル頭やめさせましょーよー。 表紙のヴィクトリカ見て、「ローゼンメイデン」?と一瞬思ったのはナイショ。 |
toshi-ko | そういえば、回を重ねる毎に、九城とヴィクトリカの身長差が、開いていっているような気がするのは、私だけですか? 個人的には、髪を下ろしたお兄さんなんて・・・。 漢なら、自らの信念を貫け!? |
ひさ | とりあえずドリルがドリルじゃなくなってたのがショックだった。 いやしかし。毎巻毎巻美麗で眩しくて、眺めてるだけで溜息が出てしまいます。 |
コモリケイ | 思わず表紙買いしたシリーズです。 まぁ、ゴスロリ好きっていうのもあるのですが、それにしたってこの美麗さ。可愛らしさ。そして描き込みの細かさ。素晴らしいです。 |
麻由 | 単なる萌え系イラストと思う事なかれ、カラーはおろか、モノクロまで徹底的に描き込まれた挿絵は昨今ではなかなか見ることが出来ない。 今回のヴィクトリカも可愛いですが、カラーのあの人が一押し。か、格好良いなぁ……! |
タイトル | GOSICK III -ゴシック・青い薔薇の下で- | |
シリーズ | GOSICK | |
著者 | 桜庭一樹 | |
イラストレーター | 武田日向 | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6273-2 | |
発行年月日 | 2004-10-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | ついに開かされる、ドリルの秘密!! 真実を知った時、 グレヴィールの漢らしさに、感動しました。 凄いよ、お兄さん!! |
リッパー | 都市の闇に消えていく人の謎を追いかける、シティ・アドベンチャー型のミステリー。 今回、ヴィクトリカは風邪でお休み中。 しっかしまあ、ヴィクトリカってばだんだん人じゃなくなっていきますね。どんな小動物だよといわんばかりの仕草の数々に、アタクシ萌え転がりまくりでごぜーます。 |
極楽トンボ | 安楽椅子探偵な役どころの老成した少女・ヴィクトリカと、助手役の久城一弥のミステリとラブ。 この近くて遠い距離感がいいですがはい。 基本的にこのカップルは完全にヴィクトリカが主導権を握ってます。 が、この巻に限っては……いやはや微笑ましかった。 |
魔王14歳 | 本シリーズはヴィクトリカさんの可愛らしさが目立ってミステリー部分がオマケのように言われがちなので、ちょっとそのあたりを押してみます。 おそらく昔からの風潮としてミステリー小説の謎解きは「トリック」-「犯人」という軸で語られがちですけど、この作品をその視点から見ても面白さはあまり見えてきません。ネタばれこのシリーズを読むときはもっと俯瞰的に、物語の世界観自体を読み解くつもりで事件の起きたバックグラウンドにまで思いを馳せてください。そうすれば、犯行現場に注目するだけでは見えてこなかった繋がりが様々なところに隠されていることに気づけると思います。 |
TD | このシリーズ、特にこの第3巻の売りは主要登場人物の恋愛描写にあるかと思われます。 えーとなんていいますか 素晴らしいツンデレです ツンデレの意味が分からないなら検索してみることをおすすめします。 物語としてもそれなりに面白いのだけど、全てをぶっちぎってステキすぎる描写が目白押しなので、どーしてもこんな文になってしまいます、うぅ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
リッパー | 武田日向氏の仕事ぶりが最高。…いや最強。 表紙絵からして、微熱ほっぺのヴィクトリカがひらひらパジャマで、天蓋ベッドに室内の調度品…、他のライトノベル表紙の追随をまったく許さない描き込みぶり。某レーベルでよくあるキャラ絵だけの表紙とはクオリティが違うよ。ザクとは違うのだよ、ザクとは。 カラー口絵では和装なヴィクトリカが鎮座しているし、p59の挿絵はぷに萌えだし、なんかもうすげーとしか言えません。 |
タイトル | GOSICK II -ゴシック・その罪は名もなき- | |
シリーズ | GOSICK | |
著者 | 桜庭一樹 | |
イラストレーター | 武田日向 | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6254-6 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 母の無実を証明するために、少女は一人、学園を抜け出し、山奥の村へと向かう。 九城はついでに付いてきただけです、はい。 そしてなぜか、同行する事になったシスター。 屋敷にはメイドと、定番を外してないのがミソ。 しかも、ネタばれやっぱり、定番です。 戦え、九城!! 負けるな、九城!! |
リッパー | 「GOSICK」を読まずして富士見ミステリー文庫は語れない! ディス・イズ・ハート・オブ・フジミミステリー。 警察等による捜査を介入させないがための"外界から隔離された村"。 この舞台設定だからこそ有効な密室トリック。 うーん、ミステリしてるにゃー。 この作品の要はやっぱり占いの場面ですよね。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
リッパー | 諸君、ライトノベル絵師の神は「GOSICK」に舞い降りた! 武田日向さんの絵はまさに神業の域。絵のかわいらしさは当然として、この衣装や背景の細かい描き込みを見てくださいよ。挿絵も構図に凝ったものがちらほらあって、単に萌え絵なだけではありませぬ。絵のおかげでヴィクトリカのかわいさが10倍増されてると言っても過言ではありますまい。 |
toshi-ko | もう、何も文句を言えない位のこまやかな描写は、圧巻!! どこまでも突き抜けそうなドリルには、感動!? |
タイトル | Room No.1301 #4 お姉さまはヒステリック! | |
シリーズ | Room No.1301 | |
著者 | 新井輝 | |
イラストレーター | さっち | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6282-1 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
白翁 | 最近の私のもっとも心待ちにしているシリーズがRoom No.1301です。 何が面白いのかとかそういう具体的なものとかが言い難い作品で、原稿用紙十枚くらい書いたらようやくこの作品の本質にちょっとくらいは擦ることができるかもしれません。 でも、私の気力のなさでそこまで書けないのがちと悔しい。 うーんとうーんと。 この小説は登場人物の会話を眺めているのが楽しいです。普通の小説だと、動作なり感情なり理由なりの描写で背景とかもろもろの空白を埋めてくれるのだけど、この小説ではそうしたものの代わりに登場人物たちの会話があります。とはいっても、説明台詞ということではないです。なんかこう、登場人物たちがお互いを分かり合っているような、分かり合おうとしているような、相手をちゃんと見ているような、という、なんか抽象的な説明で申し訳ないんですけど、そういう「やさしさ」をもって相手と話をしているところがいいです。 直接行動に移すことだけがやさしさでは無いのだろう。と、そんなことを思いました。 この会話の雰囲気はなかなかほかの本にはない感覚で、非常に良いです。 それと、あとがきでも楽しませてくれる新井輝さんに感謝。毎回楽しみにしてます。 |
東雲あずみ | 恋とか愛とか言うけれど、ほんとの恋愛ってなんだろう そんな疑問を持つ無気力少年 健一と、 彼が出会う一風変わった女の子達との 心と体とその他もろもろの交流を描くシリーズ第4弾。 この巻では ここまで悩みつつものらりくらりと過ごしてきた健一に 強烈な現実が突きつけられ、うちのめされます。 ネタばれ ネタばれ 物語の転換点ですので、ここまで一気に読むと吉。 内容が刺激的なのもありますが、淡々とした語り口が魅力的な作品。 多彩なキャラクター達の関係も絶妙で今一番旬のシリーズです。 |
いちせ | あはははは、凄いですよ、本当。最高ですよ、本当。くわーーーーーーーーーーーーーーー! あははははーーー。もう、楽しい、楽しすぎる〜〜、うひょひょひょひょ〜〜。 |
Hunter | これまでに類を見ない種類の恋愛小説。 とにかく、ありきたりのパターンからは逸脱しています。 ライトノベルとしては少し行き過ぎた描写もあるのですが、(ちなみに自分は大歓迎(爆))それすら普通に許されてしまう、ほのぼのとした雰囲気が作品に漂っています。 どちらかというと、「恋愛」についてではなく、「恋愛とは何か」について書かれている小説、とでも言えばいいのでしょうか。人物描写も秀逸で、続きが楽しみなシリーズです。 |
リッパー | 超面白い。 蛍子さんがぶちあけてしまった風穴をシーナのバカ・テンションがあらぬ方向へと導いてくれますよ。くわーーーーーーーーっ! …表紙なのに冴子の出番少ないよね。 |
toshi-ko | エロスギ、デンシャナイデ、ヨムナ・・・。 |
こま | や、もうホント、ツボにはまるんですが、本当っ 間違いなく男性陣は悶えますよー 反面、女性陣にはあんまり受けがよくないかもしれませんが・・・ 恋愛とそれを取り巻くいろんな感情について考えるにはいいかなぁと。 何重もの意味で、続きが気になるシリーズです。 |
ひさ | 衝撃の度合いは#3の方が上でしたが、その続きが気になって気になって しょうがなかったのでこちらを。前半はホタルについてどうしよう、 どうしよう、どうすんだこれ……とドキドキしながら、後半はシーナに ついて、これどういう事なんだろう? と首を捻りつつ、終盤で真相 知って一気に込み上げて来てしまった。シリーズ中で特に推したい一冊。 |
極楽トンボ | 相変わらず淡々とでもけっこう刺激的な日常が進むシリーズです。 いよいよ持って既に決まっている結末にどうやって流れていくのか気になるようになってきました。 で、それはそれとしてあーもうほんとにこの微妙な感覚が心地よい! 一読すれば即座にわかりますが、くれぐれもただの萌え小説などと思わないように。 |
練馬 | シーナの動物的勘によって健一のネタばれ好きを見抜かれる巻。 シーナの登場で、亡霊マンションの「心にある種の問題を抱えた人間が集まってる感」がますますアップ。 恋愛に対する一風変わったスタンスも含め、各キャラがどう問題を片付けていくのか、行く末がますます楽しみになってきました。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | Room No.1301 #2 同居人は×××ホリック? | |
シリーズ | Room No.1301 | |
著者 | 新井輝 | |
イラストレーター | さっち | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6260-0 | |
発行年月日 | 2004-06-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
rokugomarunisai | 注目すべき新鋭、ということになるだろうか。 このシリーズ、巷間流布するようにもちろん、丁寧な恋愛話でもある(読める)が、なんだ今さら、と思った貴方は気が早い。たとえば以下の引用文に何か感じることがあれば、少なくとも短編『弟は私を嫌ってる』が収録されているこの巻だけでも手にとってみるといい。 「絹川(註・秀才役。主役の姉)には才能がある。それは間違いない。だが、桑畑は特別なんだ……だから今回のことで美術の道から離れたりしないで欲しい」 「……勝手な話ですね」 蛍子はそんなことを吐き捨てるが、荒幡はそれを甘んじて受ける。 「勝手な話だ。だが、絹川にはわかるはずだ。私にすらわかったことだ」 絵だけは自分を裏切らないと思っていた。 自分には他の人間とは違う才能があると信じていた。そして絵がそれだと思っていた。 でも、その結果がこれだった。 それでも絵に向かっている時間はそれを忘れさせた。だからずっとデッサンを続けていたかった。だが、そうはいかなかった。 巧くはない。それは確かだが、惹き付けるだけのものを持っているのもまた確かだ。 注目しておいて損はないだろう。 |
いちせ | くぅ〜〜〜。凄いよ、素晴らしい。新井輝、さいこーーーーーっっっ!! がおー! ああああぁぁぁぁ、うきゅ〜〜〜〜〜〜〜。ばんざーーーーい!! |
リッパー | ラストエピソードにおける蛍子の心情を読んだ後に2巻を読み返すと、胸をもやもやとつきあげるものがあります。 1巻読んだ時点では、なにこのエロゲー小説…、と思ってしまってごめんなさい。 素晴らしいよ! |
toshi-ko | ちょっとHな?、ラブコメ。 いやむしろ、 ちょっと? Hな、ラブコメ。 ちょっとの後に、?がついてる方が僕は正しいと思う。 と言うか、なんだ、キミ、エロスは程ほどにしときなさい。orz |
千秋 | 何なんですかこのラノベ? わけわかりません。わけわかんないほど面白いです。そしてわけわかんないほどエロいです。 いや、ちょっと待てください。ホントに何なんだこれ? 恋愛モノ? ラブコメ? エロゲー? というかそもそもこの作品ってそんなジャンルで括れるのか? ……と。疑問ばっかりでは何にもならないので、真面目にちゃんと書けば、面白いです。このシリーズは本当に面白いです。この作品をまだ読んでいない方も、読めば必ず面白いと言ってくれるでしょう。そして、わけがわからないとも言ってくれるでしょう。間違いないありません。 この作品は、きっとそういうものなのだと思います。きっと。 |
極楽トンボ | えーと、えっちぃですはい。 だけど、その辺の萌えあるいはエロ小説とは(18禁な描写云々は抜きにしてその他の面で)明らかに一線を画してます。 うーんやさしさ? なんと表現したらいいのやら。 私は新井さんの作品特有の表現しがたい雰囲気というか距離感を「微妙な作風」と称してます。会話文がただの説明台詞ではなく、非常に重要な意味を持っているので読み飛ばさずにじっくり読むのが吉。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | Room No.1301 #3 同居人はロマンティック? | |
シリーズ | Room No.1301 | |
著者 | 新井輝 | |
イラストレーター | さっち | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6268-6 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
いちせ | ほんとに、さいこーーーっ!! 素晴らしいーーーーっっっ!! もう、やっぱり間違いなく最高の恋愛小説。なんと言っても、この雰囲気っ!! このセンスっ!! 新井輝、天才っ!! めちゃくちゃ、さいこーーーーっ!! |
リッパー | 恋愛を主題にもってきた他のライトノベルではなんとなくで通じ合わせてしまうような各登場人物の思疎通に関して、新井輝はまず最初から"わかりあっていない事"を前提としている。 "彼とわたしの考えていること感じていることは違うんだ"というのがあるために、彼らの意識や立ち位置のすり合わせからまず始めていかなければならなくて、そこを書いていこうとするから会話や展開がやたら回りくどくなるし、またその部分こそが新井輝の味になっているんじゃないかなあと思うわけです。 特に健一くんと大海さんの関係の描き方に、そのへんが強くあらわれてるんじゃなかろうかと。 |
ミズノトリ | このシリーズの一番好きな部分は、主人公・健一の思考回路ですね。 現実的な風でありながら、現実からは微妙に乖離している。 それが作品全体の雰囲気と重なり、独特の味わい深さを醸し出すのだと思います。 このシリーズに登場するキャラは、ほんの一部を除けば、心に問題を抱えた者たちばかりです。 その中でも特筆すべきは、健一の姉・ホタル。 ネタばれというホタルの苦悩は、相当に深いものだったでしょう。 この三巻のラストでは、健一とホタルとの関係に急激な変化が生まれます。 そして、普通の人間からすれば異常なその事態を、健一はわりとすんなりと受け入れてしまいます。 その絶妙なズレっぷりこそが健一の抱える心の問題ってやつでしょう。 彼が恋愛を理解することは出来るのでしょうか? いま、最も続きが気になるシリーズです。 蛇足ですが、俺は綾さん派です。 |
toshi-ko | ツバメと建一の会話がおかし過ぎ。 「むしろ、そんなんじゃ足りない。箱でも足りない。」と言いたくなったのは私だけ? 私だけですか、そうですか・・・。orz |
永山祐介 | ラストのホタルがもうすべて。 |
極楽トンボ | この作品では最初から結末が提示されてます。 その結末も、各巻のプロローグで小出しにされているのですが3巻あたりまで来ると、だんだん重要な意味を持つようになってきます。 どうしてそうなってしまったのか? なにがそうさせたのか? とか想像しながら読むとおもしろいかも。 |
玲朧月 | 史上最高(たぶん)の名あとがきとなったネタばれが初登場した巻 それだけでライトノベル史に名を残すといえるだろう。(ヲイ エロゲーだ18禁だこれがギリギリズムだとかいろいろ言われているけど、そういう表現部分を除いても、絵師「さっち」さんの挿絵ともあいまって先が読みたいと思わせる内容と文章はさすがの一言。 |
練馬 | 変り種の恋愛小説。恋愛することについて悩む少年がアレコレしつつやっぱり悩むお話。 主人公のキャラクターとか、作風の割りに驚くほどやることやったりするのでそっちが話題になりがちですが、それだけじゃありません。 主人公がやたらもてたりしますが、そこらのハーレム物とは一線を画すものがあります。 今回はタイトルの割りに姉の蛍が半分メイン張ってるようなものです。一巻で方がついたと思ったらまさかこうくるとは・・・・。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 烙印よ、刃に囁け。 SCAR/EDGE | |
シリーズ | SCAR/EDGE | |
著者 | 三田誠 | |
イラストレーター | 植田亮 | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1652-8 | |
発行年月日 | 2004-11-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 文章力、設定にやや粗い所があるとは言え、シナリオや、キャラがしっかりとしていて、おもしろいです。 究極の個人認証"烙印"が、Suica、Edy並に大活躍です。 ICOCA並? イチオシは、熱血で好漢なヒロイン、緋原・ちひろ・ランカスターが、ややひねくれた主人公を引っ張る様でしょう。 彼女の言動や、行動は、某魔法を打消す主人公に通じる部分があります。 そして主人公がツンデレ!! オーソドックスなパターンのあえて逆を行くところが、イイ!! そして、お姉さんがロリ系と、ツボを外していない所がナイス。 緋原・ちひろ・ランカスターなんて、いかにもお嬢様ぽっくて何様?という風に思ってたのだが、実は苦学生だったのには申し訳ない気持ちがいっぱいでした。orz |
kamui | キャラも立ってるし、設定もいいと思います。 でも、この風貌で主人公が『ボク』と言うのは……。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
toshi-ko | 緋原・ちひろ・ランカスターの太ももとか、もうすっごいの。 |
タイトル | あそびにいくヨ! 4 やめてとめてのうちゅうせん | |
シリーズ | あそびにいくヨ! | |
著者 | 神野オキナ | |
イラストレーター | 放電映像 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1135-9 | |
発行年月日 | 2004-08-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | ネコミミ付けて、男を上げろ!? ただのコメディと思うなかれ、沖縄文化、ミリタリーネタ、国家情勢などさまざまな雑学を扱い、なんだか知識が付いた気がしてしまう、そんなコメディです。 まさに、民明書房沖縄支店!? ネコミミなんて直球は、個人的にスルーです。 もうとにかく、この小説のメインは、アシストロイドたちの活躍でしょう。 そして今回は、キオのアシストロイド、「定やん」がいい味を出してくれます。 とにかく、命懸けの派手なバトルすらかわいく思える、アシストロイドたちの活躍がこのシリーズの最大の魅力です。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | あそびにいくヨ! 5 仔猫たちのがくえんさい | |
シリーズ | あそびにいくヨ! | |
著者 | 神野オキナ | |
イラストレーター | 放電映像 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1174-X | |
発行年月日 | 2004-11-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 秋です、秋と言えば学園祭です。 まあ、私の母校にそんな派手な物は無かったのですが、 学園祭は、学園物作家の永遠の憧れですから。 とにかく、終始ドタバタです。 学園祭の準備にドタバタ、ネコミミ宇宙人達がドタバタ、アシストロイド達がドタバタ、非合法エージェント達がドタバタと、とにかくドタバタとした雰囲気が伝わってくるんじゃないでしょうか? とにかく、エリスがウェイトレスの格好して、これが本当のネコミミメイドってのは、人それぞれ好きずきです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | あそびにいくヨ! 3 たのしいねこのつかいかた | |
シリーズ | あそびにいくヨ! | |
著者 | 神野オキナ | |
イラストレーター | 放電映像 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1090-5 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
東雲あずみ | 猫耳型宇宙人キャーティアの外交官エリスと 彼女に協力することになった少年 騎央くんを巡るSFドタバタラブコメディの3巻目。 愉快なキャラクターが多数登場し、彼らが巻き起こす騒動を 眺めるのがなんとも楽しいシリーズです。 散りばめられた軍事ネタ、オタネタ、沖縄ネタ、そして燃えと萌えが しっかり融合していて、お気楽に楽しめます。 今巻の見所は元エージェントの悪運紅葉とエリスの騎央を巡る対決でしょうか。 地球人的メンタリティーで恋敵であるエリスに挑む紅葉と あくまでもキャーティアとして外交的に事を収めようとするエリスの ズレっぷりがほどよくSFしていて良い感じです。 |
toshi-ko | 萌えだけで読んでると、ヤケドするゼ!? SUGEEEE!!!!! ブラックラグーンのロベルタさんバリのミリタリー系メイドさんが・・・・。 ずらりと並んで、機銃を一斉射撃する様は、想像するだけで圧巻です!! エリスと、アントニアと、メイド長と、副メイド長が、転校してきて、 外国の方なので、外見と年齢が違います。 なんて、まかり通るところが、おバカ小説的で、素敵です。 詰襟と、セーラー服のアシストロイドも素敵です。 そして犬サイドに追加された、妙なアシストロイドも、なんか、妙な笑い声が某マンガのキャラっぽく、非常にインパクトありです。 とにかく、物語的メインは、エリスとアオイの闘いだが、個人的には、アシストロイドたちのバトルが好きです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | しずるさんと底無し密室たち | |
シリーズ | しずるさん | |
著者 | 上遠野浩平 | |
イラストレーター | 椋本夏夜 | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6284-8 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 妙な死体を推理する、しずるさんとよーちゃんのシリーズ2作目。 テーマは密室。 1作目に比べると、奇妙な死体っぷりはトンデモミステリーっぽくなくなった気がするんだけど、それでもやっぱりありえなさそうな死体っぷりは相変わらず、 基本的な部分はしずるさんとよーちゃんの会話だけでほとんど終ってしまうんだけど、 だが、そこがイイ!! ミステリアスなしずるさんと、よーちゃんの二人だけの世界って、素晴しい!? |
煉紅 | しずるさんシリーズの二冊目。 ほとんどをしずるとよーちゃんの会話で終わってしまい緊張感とは 皆無な様子だけれどそこがいい味を出しています。 間にある小話も面白いです。 |
ぎをらむ | しずるさんとよーちゃんは病室という密室の中から旅をします。 殺人事件の話題を通して外の世界へ。 はりねずみ「チクタ」の物語を通して内の世界へ。 これは、しずるさんとよーちゃんが外と内の世界を行ったり来たりする物語です。 |
永瀬望 | Rocking Chair Detective Story いわゆる安楽椅子探偵もの。 ライトノベルでありながら結構話がまとまっています。 最初は絵師買いだったのですが、内容も当りだと思っています。 特に難しい言葉をほとんど使わず、また出たとしても 相方のよーちゃんに説明する形で、補足されます。 そうして、不思議な事件の解答を小さな部屋から一歩も出ずに 示すのですが、もっとも不思議なのは、しずるさん自身という 雰囲気が良いです。 ちなみにこれは2巻目で、1巻目もオススメです。 |
狩田英輝 | 不思議な事件のお話、と見せかけて、実はそれをケーキのクリームの様に間にはさんだ、しずるさんとよーちゃんの甘くて苦いやりとりがメインの百合小説だったりします。 甘さと苦さのまじり加減、惹かれあいながらすれ違い、すれ違いつつも惹かれあう二人の書き方が実に絶妙。 |
松葉蕗 | 間の小話「チクタ」の、少し抜けていて一生懸命な様子が可愛いです。 その物語を創造するやり取りをしてる、二人の少女の姿が、とても可愛くてそして切ないです_。 最初は、他の上遠野作品とカラーが違いすぎて戸惑いましたが (しずるさんは、こう推理してるけど、矢張り宇宙人や人造人間の仕業に違いないよ、という感じで…。) 読み進めていくうちに、二人のやり取りが微笑ましくて、でも切なくて__! と、何故かハラハラしてしまいます。「吸血植物」の夏場の草むらの場面が好きです。 そして、しずるさん名推理の場面になると、ビックリします。 「しずるさん、ずっと病室にいるのにスゴイじゃないか!一体、何者!?」と。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
ぎをらむ | 単行本のイラストも素晴らしいのですが、雑誌掲載時はもっと素晴らしいです。(どういう訳か雑誌掲載時のイラストはほとんど単行本に載りません。)単行本でハマッた方は、是非、雑誌でもご覧下さい。 最初にしずるさんとよーちゃんに羽が生えた時は、しずるさんは悪魔、よーちゃんだけが天使でした。二人とも天使の羽が生えるようになったのは、富士見ミステリー文庫のシンボルマークが白い羽に変わったためだそうです。 |
リッパー | よーちゃんがひたすらにかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいくてかわいいいんじゃーーー!!! |
永瀬望 | カラー部分は、担当さんからの指定がイメージ優先で自由にという話で、作家さんの ゴシックファッション好きというカラーが出ています。 挿絵部分はそれとは逆に、話の節目を的確に捉えた場所に解りやすさを重視した 内容になってます。 本編の内容に合わせて見事に描き分けていて見事です。 |
玲朧月 | 椋本夏夜さんのイラストは美しいの一言で済ましてもよいのですが、他作品に描いているイラストと並べてみるとすごいことに気が付きます。 どの作品のキャラクターかが見てわかるということに。 技法を変えているのではなく、キャラごとにきちんとデザインして描きわけているわけですね。 しずるさんシリーズではゴシックロリータ系のファッションがよく出てきますが、フリルひらひらのこのファッションを見るのはいつも楽しみです。 |
松葉蕗 | 表紙のしずるさんの豊かな胸元は、女性の私が見ても魅入られてしまいます。 質感、艶、重量感といい、素晴らしい表現力だと思います。 カラーイラストの文章、「檻の中の鳥は、翼があっても 飛べないのか、飛ばないのか-」の 文章に、表紙やカラーイラストが見事に添っていて素晴らしい。中表紙のネタばれしずるさんなんか本当に上手いなぁ、と感心させられます。 本文のイラストは、カラーと比べると、地味ですが手堅く場面を抑えていてより、物語に 入り込みやすくさせてくれます。 |
タイトル | とある魔術の禁書目録 4 | |
シリーズ | とある魔術の禁書目録 | |
著者 | 鎌池和馬 | |
イラストレーター | 灰村キヨタカ | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2858-2 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | あらゆる超常現象を打消す腕を持つ主人公が、海辺で遭遇した人体入替え事件を解決する為に、魔術師たちと、争いに巻込まれる、熱血アクションストーリー。 「誰だって、何時だって、ヒーローになれるチャンスを求めているんだ。」 少年向け週刊誌の王道もビックリな、ヒロイン不遇の扱いには少々激怒です。 |
煉紅 | 段々ヒロインの影が薄くなっていく珍しい物語と自分は思う。 突如として起こった人格入れ替わり魔術の謎を解くために主人公らががんばります。 魔術戦は見ていて手に汗握る熱いものです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
一歩 | イラストレーターさんの絵が色気があっていいと思う。 ちょっとロリコンに傾倒気味? で、そこは私の趣味とずれるんだけど。 て訳で、せめて設定年齢高いめのお姉ちゃんが表紙の4巻で推しときます。 話としても絵としてもシリーズでお薦め。 お話は青臭い正義を正面から語る、という点でイイと思っている。 ちょっと、いやかなり御都合な設定とか、勢いだけで説得力や伏線は微妙とか、流行に流されてるだけにも思える地の文の出来加減が、お薦め度から0.5点ぐらい減点? みたいな微妙な感じなんだけど。 敗者復活戦、と言ったらいいのかな? いやむしろ敗者の復活しない戦、つまり、負けた後負け犬としてそれでもどう生きていくのか、みたいな矜持に満ち溢れるあたりが好き。特にそれが強く出てるのは2巻かな? この4巻表紙の姉ちゃんもある意味そうだな。 ……って言い出すと、3巻もコピーされた奴らがそうだしコピーを許した時点で負けとも言えるし、そもそも1巻から主人公は超能力最低ランキングされている負け犬だな。 負け犬ストーリーって事でシリーズ推します。 |
ポパイ | この巻のイラストには衝撃を受けました。 表紙の彼女とかがエロいというのもありますが、一番すごかったのが青髪ピアスです。 いやあれはインデックス? とにかくあのイラストからは、文章では表現しきれない衝撃を受けたものです。 |
タイトル | とある魔術の禁書目録 3 | |
シリーズ | とある魔術の禁書目録 | |
著者 | 鎌池和馬 | |
イラストレーター | 灰村キヨタカ | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2785-3 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
F2@Death March中 | 思いっきり少年マンガの王道を行くかのようなストーリーが続くシリーズの第3巻。作者の御坂美琴への愛が満載な1冊でもある。てゆーか、巻を追うごとにインデックスの存在感が薄くなっているのが間違いないこのシリーズだが、そんなことはお構いなしにノリで読めてしまうのがいいところ。 ネタばれ |
紙様 | え〜、ヒロインが真のヒロインに交代した話(オイ) 2巻でスルー伝説を打ち立てた人気キャラ御坂美琴を中心に据えた物語です。 話の展開的にはいつもの少年漫画のそれと同じノリ。文章のアクの強さも同様。 それでもこの3巻に引き込まれるのはやはりヒロインが美琴だからということに尽きます。 助けてほしいけど、巻き込みたくない。けれど……といった美琴の葛藤にグッときました。 あと狙ったようにやってきた膝枕のイラスト。もう白旗ッス(笑) ……そこ、「ビリビリ出てればどーでもいいんだろう」とか言うな。事実だから(マテ) |
練馬 | もう理屈そっちのけで感情で読むべき話。「don't think,feel」です。 納得できないけど、でもどうしようもなさそうなことに「そんなのは嫌だ」と大声で叫び(作中で実際にそう叫ぶわけではありません)、そして、出来る出来ないの問題そっちのけで「自分の納得行く方法で」見事にことを成し遂げる主人公の姿はまさに少年漫画のヒーローさながら。 とてつもなく熱い作品です。 |
toshi-ko | あらゆる超常現象を打消す腕を持つ主人公が、自販機で再開した御坂美琴のシスターズを助ける為に、超能力者との争いに巻込まれる、熱血アクションストーリー。 「誰だって、何時だって、ヒーローになれるチャンスを求めているんだ。」 少年向け週刊誌の王道もビックリな、ヒロイン変更のウルトラCに魅せられ感激です。 |
t-snow | いくら相手側に事情があろうとも、そこで人の心が踏みにじられているのならば、どんなに無謀でも「そんなん許せるか」と立ち向かう主人公の言動の熱さにしびれるのがこのシリーズ。 その中でも、真のヒロインであるレールガンっ娘の御坂美琴をヒロインに据えた三巻は、他の巻よりも一枚も二枚も抜きんでた熱さを持っています。 最近ツンデレが世に溢れていますが、ツンだけだったりデレだけだったり、紛い物なのにツンデレ認定されているキャラも多いのが現状。そんな中、美琴は意地の張り方もそれが崩れた時のしおらしさも素晴らしい、とてもよいツンデレキャラです。やはりツンデレはこうでなくては。 |
ひさ | なんか個人的な好みで待望のビリビリ小娘こと御坂美琴が目立っていて、や っとキターと小躍りしてたのばかり印象に残ってるのですが〜。実際当麻と 絡ませると現時点のインデックスより美味しい存在なのは間違いないし。 もっとも推す理由はそれだけじゃなくて、一方通行のバトルやら御坂妹達の 秘密やらが物語中で面白く噛み合っていたからこそ。 |
高空昴 | 少年漫画的熱血ストーリー第三弾。 「やっぱ主人公はこうじゃないとな!!」そう思わされるシリーズであります。 考えるな、感じろ──かの名優ブルース・リーの名言を形にしたような感覚派アクション小説。 第三巻は特にお気に入りです。 正直、シリーズ全体の完成度は決して高くありません。 文章は「一流」と呼ばれる作家さんに比べれば荒削りだし、設定面にも「アラ」があるでしょう。けれど、それらを押し流して「面白い」と結論させる勢いに満ちています。新人作家の作品というのはきっとこうあるべきなのではないでしょうか。 「とにかく熱い話が読みたいぜ!!」という方は是非一読を。 面白いですよ。 「まずはその幻想からぶち殺す」 主人公に決め台詞があるのもとってもグッドですw |
只一人 | シリーズで最高傑作と思える第三巻です。 全体を通していえることですが、このシリーズの主人公の行動は、所々矛盾している節があり、理屈を付ければいくらでも突っ込みどころがあります。 しかし、この主人公は、数多のライトノベルの登場人物の中で、飛びぬけた「熱さ」を持っています。 理屈がいらないほどに真っ直ぐな主人公の信念。 それが上手く描写されていて、なおかつ「お約束」を使いこなしている……それが「とある魔術の禁書目録」の味ではないでしょうか。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | とある魔術の禁書目録 | |
シリーズ | とある魔術の禁書目録 | |
著者 | 鎌池和馬 | |
イラストレーター | 灰村キヨタカ | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2658-X | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
ハサン | とにかく真っ直ぐな感じがイイ! |
SETO | 文章全体に勢いがあり一気に読めるスグレモノ |
toshi-ko | あらゆる超常現象を打消す腕を持つ主人公が、ベランダに引っかかっていたシスターを助けた為に、魔術師たちとの争いに巻込まれる、熱血アクションストーリー。 「誰だって、何時だって、ヒーローになれるチャンスを求めているんだ。」 を、絵に描いたような主人公の熱血っぷりには、少年向け週刊誌の王道を彷彿させられ感激です。 |
煉紅 | 熱血少年漫画を小説にしたような勢いで一気に読み進められます。 巻が進むにつれ影が薄くなっていくヒロインではあるがさすがに一巻では影は濃い。 しかし一巻の時点でも御坂の印象は絶大です。 |
R・B | 清々しいくらい王道な少年漫画的小説。 小難しいものを読んだ後だと特に清々しく感じられます。 ハッピーエンドしか認めないという主人公の叫びに共感できる方、この本を手に取るべきです。 |
こま | ある意味王道なシリーズでとても大好きですw テンポがいいというかノリがいいというか。 読んでいて気持ちいいです。おすすめですよん |
かげつ | なんか、ベタな感じに始まったな〜というのが読み始めの感想でしたが・・・実に熱かったです。 少年漫画的、と皆さんが言うのが良くわかります。 さらに、すこーし変化球なラストがいい感じで、まさか続編を出すとは思わなかったというのが個人的感想。 (びっくりしたという意味で) |
極楽トンボ | ど直球な、少年漫画をそのまま小説にしてみましたというノリのひたすら展開と台詞の熱い物語。 主人公も熱血です。 この直球ぶりがすばらしい。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
煉紅 | 少年漫画的勢いのある作風に良く合っていて、よいアクセントになっていると思います キャラとしては月詠小萌先生があれが先生かと笑えます。 |
タイトル | エンジェル・ハウリング 10 愛の言葉-from the aspect of FURIU | |
シリーズ | エンジェル・ハウリング | |
著者 | 秋田禎信 | |
イラストレーター | 椎名優 | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1656-0 | |
発行年月日 | 2004-10-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
律灰 | 信じる、という事についてこれほど真正面から描いた物語はかえって珍しいように思う。契約に翻弄されるキャラクター達の悲痛さに息が詰まった。静謐な印象の文章や、各章のサブタイトルのセンスもかなりツボ。アマワに散々振り回されてきたフリウの怒りの叫びは圧巻。 ネタばれ |
toshi-ko | 帝都を破壊し、無敵街道まっしぐらの暴君ハバネロ・・・いや、ウルトプライドに、ライバル出現!? その名は・・・。 って、もうラストじゃないですか!? 運命に翻弄され、父を、居場所を求め、さまよい続けたフリウが出す答えに、 秋田さんが訴えたかったテーマに、 「痛みに耐えてよく頑張った、感動した。」 と、言いたい。 でも、メッセージは、言葉じゃなく、心に残るものなんです。 |
煉紅 | フリウ編最終巻。 契約に翻弄される人々の悲痛さなどがひしひしと伝わってきます。 そんななか必死に父を追い続けてきたフリウの姿に感動します。 秋田先生が伝えたかったことが心の奥によく伝わってきました。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
ぎをらむ | 全10巻ともミズー編とフリウ編の表紙が対になっているのが凄いです。 シリーズ開始時から5+5=10巻にすることが決っていて、それをきっちりやり遂げたからできた事です。秋田禎信さんと椎名優さんにはお疲れ様でしたと言いたいですね。 |
タイトル | エンジェル・ハウリング 9 握る小指-from the aspect of MIZU | |
シリーズ | エンジェル・ハウリング | |
著者 | 秋田禎信 | |
イラストレーター | 椎名優 | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1631-5 | |
発行年月日 | 2004-07-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 正直、1巻の時は、どうしようかと悩み続けたシリーズなんです。 ですが、孤独の暗殺者ミズーの心の成長に、感動しました。 何が大切かを得た後のミズーは、やっぱり最高!? |
鷹宮 | 最初はミズー編がどうにも好きになれませんでした。 しかし、5巻からはむしろミズー編のために読んでいたと言っていいでしょう。 ミズー編の最終巻であるこの9巻も素晴らしかった。 |
煉紅 | ミズー編の最終巻。 一巻一巻成長していくミズーの様子が良かったです。 ラストはああ良かったと思える終わり方です。 |
かげつ | 死んだと聞かされた双子の姉を追いかけて、文字通りのたうちながらたどり着いたミズー編最終巻。 心から「お疲れ様」と言いたい。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | カオスレギオン 05 聖魔飛翔篇 | |
シリーズ | カオスレギオン | |
著者 | 冲方丁 | |
イラストレーター | 結賀さとる | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1677-3 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
紙様 | 「軍勢ファンタジー」カオスレギオンシリーズ最終巻にして第2部完結編。 長編第1巻およびゲームをベースにした『本編』へとつながる物語です。 この巻は主人公であるジークの活躍は少なめ。それゆえに他のキャラクターの描写が深くなされていたと思います。 特に第2部もう一組の主人公グループとも言えるレオニスとトール、そしてレティーシャは今までの集大成を見せてくれたのではないかと思います(まあレティーシャは最後まで謎でしたがw) 理想と愛と友情の交錯するカオスレギオンの物語はここで一度幕を閉じます。 しかし、この本を読み終えたあと残った「何か」が消える前にもう一度シリーズの原点「聖戦魔軍篇」を読んで欲しい。読んだ人でも読んだことの無い人でも。 この「05」は終わりであり、始まりの物語でもあるのだから…… |
toshi-ko | ついに蜂起したドラクロアの軍勢と戦うため、そして聖王庁への反乱の疑いを持たれた聖地シャイオンに和平の使者として、ジークとノヴィアは別れて旅をする決断をする、第2部感動の完結編。 なんて言うか、熱くて感動した。でも、今までのより薄いです。 とにかく脇役も、カッコよかった。 ノヴィアを聖地に送るため、命を懸けたガルムの人達に感動。 ジーク様よりも、レオニス、トール、ノヴィアが、ついでにレティーシャも大活躍!? でも、おいしい所はジーク様がかっさらってますが・・・。 聖地を襲うドラクロアの軍勢を迎撃つ、聖地の軍勢の想像を絶する血みどろの戦いにはなんとも言えない感じにさせられました。 |
極楽トンボ | 既にオススメは他の方に十分されているので補足だけ。 このカオスレギオンは、刊行時にはおそらく1巻で終わる予定だったのが好評だったのかはたまた他の理由か1巻時で最終的なエンディングまで描写されたものの、適当に端折ったりあるいは全く描写されなかったエピソードを丁寧に追い直す形で続刊が刊行されています。 従って時間軸だけで言うなら0、2,3,3,5,1という順番になるのですが1を除いた他の巻の方が圧倒的にいい出来になっています。 よってこのシリーズについて判断するには2巻までは読んでからにしましょう。 1巻だけで判断するとまちがいなく損します。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | カオスレギオン 04 天路哀憧篇 | |
シリーズ | カオスレギオン | |
著者 | 冲方丁 | |
イラストレーター | 結賀さとる | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1628-5 | |
発行年月日 | 2004-07-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | ジークとノヴィアと共に、全てが終わり、全てが始まる場所、海を目指す少女、キリをメインに据えた第4巻。 いつもの通り、厚いページ数にはひいてしまいますが、ノヴィアとキリの最初は喧嘩ばかりしていたけど、どんどんお互いを理解して仲良くなって行く友情をテーマにしたお話です。 とにかく感動です。 |
極楽トンボ | 一言だけ。 キリーっ!!!! ……と、叫びたくなるくらいキリの描写にやられました。 魂持っていかれましたですええ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | カオスレギオン 03 夢幻彷徨篇 | |
シリーズ | カオスレギオン | |
著者 | 冲方丁 | |
イラストレーター | 結賀さとる | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1618-8 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | もうなんて言うか、熱くて、熱くて、厚いです。 前回より経過日数が少ないのに、分厚いです。驚きの厚さです。 でも、一気に読めてしまう、それがこの作品の魅力でしょう。 もうね、同時に3人も刺客が放たれてるのに、一筋縄でいかないし、魔獣<バロール>との殲滅戦がド派手に展開するし、ジークもノヴィアも記憶を失って、もう全然、展開が予想できません。 しかも、敵である魔獣<バロール>ですら、カッコ良く思えてしまうクオリティはさすがとしか言いようがありません。 そんな中でメインになってくるのが、二人目の従者、ティア・アンブローシャのお話です。 ジーク様が、か弱き乙女を切ってしまうなんて、信じられません。 何かの間違いです。 真実を知った時は、本当に泣きそうになりました。 ティアタン・・・。orz |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | カレとカノジョと召喚魔法 | |
シリーズ | カレとカノジョと召喚魔法 | |
著者 | 上月司 | |
イラストレーター | BUNBUN | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2829-9 | |
発行年月日 | 2004-10-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
いわし | あらすじを読む限り、 昔行った召還魔法のせいで緊張感と恐怖心を失った「カレ」こと水瀬遊矢と その召還魔法の影響で運動神経抜群な「カノジョ」こと白銀雪子が 失われた感覚を取り戻すために、怪奇事件に挑む毎日を送っている話。 のはずで、事実その通りでもあるんですが…。 この本の最大の魅力は「予想外の展開」だと思います。 まさか、あの人があーでこーなってそうなるとは。(読みにくくてスイマセン) 言ったらつまらないので詳しくは語りませんが面白いです。 終盤は途中でやめられなくて一気に全部読ませてしまうパワーがある気がします |
平和 | きっかけは、新人さんの新規開拓でした。 デビュー前には第4回電撃hp短編小説賞で最終選考に残っていたのですが、残念なことにそちらの情報は知りませんでした。 それが今では、積極的に応援したい作家さんの一人です。 登場キャラクターの魅力的な描写・話の構成の仕方が、新人とは思えないほど上手いと感じました。特に、後半は時が過ぎるのを忘れて読み進めました。 ジャンル分けするなら「ラブコメ」になるのでしょうけれど、それだけじゃない魅力があります。展開の読めない期待感を求めている方にお勧めしたい一冊です。 |
煉紅 | 昔行った召喚魔法で恐怖と緊張を失った水瀬遊矢や彼を好いている『荒雪姫』こと 白銀雪子など魅力的なキャラがいい作品です。 またキャラだけでなく先を予測出来ない展開も読む人をどんどん作品へと引きずりこん でいきます。 ネタばれによってこれからの話がどうなっていくか分か らず期待できます。 |
toshi-ko | 暴力型貧乳ヒロインが中心で、悪魔との契約で失われたカレの感情を取戻すべく、怪奇事件に挑むと言うお話。ややミステリー的な雰囲気が特徴。 やはり、全て腕力で解決しようとしかねないカノジョと、ふだんのほほんとしているが、妙に鋭い勘と推理力で事件を解決に導くカレの絶妙なるコンビネーションがこの物語の魅力でしょう。 夫婦漫才、恐妻の手綱をうまく操る良き夫風味と言ったトークはなかなかです。 そして何となく、ネタばれ西尾維新風味と言う感じがします。 最近こういうのって流行ってるんでしょうかね? 胸に行くはずの栄養が、足に回っているとしか思えない位の蹴り技が見事です。 |
kaiei | 彼の失われた緊張と恐怖を取り戻すために、彼女が悪魔探しに頑張るお話。 ……読み始めた当初はほのぼしたコメディとばかり思ってたのですが、 大間違いでした。(いや、表面上はその通りなのですが) 後半の熱い展開とラスト当たりのリールゥにやられました。 いやあ、素晴らしいの一言です。 |
只一人 | 白状すると、タイトル買いしました。 すみません。 内容は、後半のどんでん返しがすさまじい作品。 伏線無しで明かされる秘密に、圧倒されました。 うーん、やっぱり悲しい系のお話なのでしょうか。 |
麻由 | ミステリのライトさもそこそこに面白いが、なんと言ってもラストの締めが素晴らしいです。 事件の集結と共に、それなりの完成度で綺麗に纏まるかと思いきやラストのどんでん返しに驚き。そのシーンは新人とは思えないほどに秀逸なできばえ。いやぁ、驚かされました。 |
極楽トンボ | ちゃぶ台をひっくり返すような予想外の展開に驚愕せよ。 恋愛要素としては、なんかかわいい。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ゼロの使い魔 3 始祖の祈祷書 | |
シリーズ | ゼロの使い魔 | |
著者 | ヤマグチノボル | |
イラストレーター | 兎塚エイジ | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1196-0 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | なっ、なんですか!?このベタベタのラブコメ展開は? ツンデレヒロインルイズの態度が、本格的にデレデレ方向に切り替り、「なっ、なんだこいつ、熱でもあるのか?」みたいな豹変ぶりに、主人公はとまどうし、俺もとまどうし、ああっなるほど、 「これが、ツンデレ萌えってやつか・・・。」 なんて納得しながら、まさか、前回のラストからは想像できない展開には参りました。 その上、すっかり忘れられていたメイドのシエスタがいきなり猛アタックを開始するわけだけど、まさかベタベタのネタばれメイドだったなんて・・・。 と言う事で、ツンデレご主人さまVSネタばれメイドの攻防に板挟みになって、なんだかうらやましいのかうらやましくないのか・・・。 しかし、そんなコメディパートよりも、シリアスパートの戦闘シーンは実にすばらしい。 もうね、ドラゴンとネタばれの夢の対決に、漢の浪漫を感じました。 |
極楽トンボ | ラブコメ成分全開っ!! 同時に物語も急転直下!! いやー存分に楽しませてもらいました。 完全にこのシリーズの本領発揮です。この作品を語るならばここまではたどり着いておきたいところですね。 |
sai1970 | 第3巻はヒロインが主人公に徐々に引かれ始め、ラブコメ分とツンデレ分が急上昇で 萌え萌えなんですが、後半の戦闘シーンは熱くて格好良く燃え燃えです。 ネタばれが出てきたら男子たるもの燃えない訳にはいかないでしょう。 |
もりやん | 正直言って、バカにしていました。1巻から楽しく読んではいたものの、「ああ、要するに異世界召喚もの+ラブコメね」と思っていました。 とんでもない。これは異世界ファンタジーの革命かもしれない。 異世界ファンタジーにおいては、主人公は「元の世界」より「異世界」を愛するのが常道です。それはとりもなおさず「ここではないどこか」への欲望をくみとっているゆえですが、この作品は、ルイズへの恋心を借りて才人の異世界への愛着を描きつつも、同時に強く「元の世界」への憧憬をも描き出しています。 ネタばれ |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ゼロの使い魔 | |
シリーズ | ゼロの使い魔 | |
著者 | ヤマグチノボル | |
イラストレーター | 兎塚エイジ | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1105-7 | |
発行年月日 | 2004-06-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | ツンデレ、あります。 メイドもでます。 だがやはり、メインは、出る所出てる人と、まな板の戦いでしょうか? まだまだ、罵られる事に抵抗のある、初々しい主人公が魅力的です。 あれ? |
極楽トンボ | 主人公が召喚されるところまではよくある異世界ものなんですが…… よりにもよってネタばれとして召喚されちゃうあたりが変わってます。 しかも相手は貴族なので、言われ放題やられ放題。 どうなる主人公!? という具合なのですが、実のところ1巻はまだ序章といったところでしょうか。 |
練馬 | 美少女に虐げられたい現代オタクのM性を見事に表した問題作、というわけではありません。 このシリーズ、基本的にラブコメですが、その他にも、意地とプライドとか貴族の義務、統治者側の責任とかが意外に結構入っています。 シリーズ一巻目でまだまだ序盤ですが、その傾向は感じ取れると思います。 |
sai1970 | 最初読んだときに感じるのは典型的な異世界召還ものということか。 勇者としてではなく使い魔(あまり役に立たなそうな)として召還されるあたりが新鮮か。 ヒロインが勝気な美少女というのはお約束。 主人公がかなり頼り無い感じなのもお約束。 でもってヒロインの危機には隠されたパワーを発揮して活躍というのもお約束。 とても読みやすく、続きが気になるシリーズ。 |
煉紅 | 主人公が突如異世界に使い魔として召喚され美少女に虐げられる話です。(つっこまないで下さい) 使い魔として全然役にたたのそうな主人公ですが実は・・・ と実に王道的な話で読みやすく続きが気になる作品です。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ゼロの使い魔 2 風のアルビオン | |
シリーズ | ゼロの使い魔 | |
著者 | ヤマグチノボル | |
イラストレーター | 兎塚エイジ | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1144-8 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 異世界に召喚された上に、使い魔となってしまった才人の冒険、第2弾。 ヒロインがちょっと生意気で、主人公に至っては下僕扱いな上、さらに犬扱いとさらに状況が悪化。 伝説の使い魔なのに、犬扱いかよ・・・ヤマグチさんも好きだなぁ・・・。 前回が魔法学校物だったのに、いきなり国際情勢が飛び出してきて、貴族の名誉と誇りとか、守るべき物を思い戦う戦士たちの漢っぷりにも王道ながら感激いたしました。 ワクワクするような冒険や、陰謀がお好きな方にはなかなかお薦めな2巻じゃないでしょうか? いやむしろ、「私は貴方の犬です、ののしってください」な方にお薦めか? |
極楽トンボ | 前作よりも主人公の扱いは悪化。ああ、どうなる主人公。 しかしだんだん恋愛ものとしてあちこちにニヤリとさせられる場面が出てきました。 ぼちぼちエンジンがかかってきた感じです。 それと国の陰謀なども出てきて、物語的にも目の離せないことになってきました。 |
sai1970 | ヒロインに鞭でシバキまわされる主人公というのもライトノベルでは珍しいかも。 そんな主人公の情けない部分と、ヒロインを背に剣1本で何万人もの敵と戦えると 嘯く主人公のカッコ良い部分の落差が激しいのも面白い。 ツンデレ度が上昇してきた第2巻。 |
煉紅 | 主人公が突如異世界に使い魔として召喚され美少女に虐げられる話の第二巻。 なにやら才人の状況が悪化してますがそこは主人公やるときはやります。悲惨な状況の せいかより格好良く見える。 物語の方もなにやら国家的な問題も絡んできて目が離せなくなります。 そしてルイーズと才人の関係もどんどん目が離せなくなります。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ゼロヨンイチナナ | |
シリーズ | ゼロヨンイチロク | |
著者 | 清水マリコ | |
イラストレーター | toi8 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1221-5 | |
発行年月日 | 2005-02-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
第弐齋藤 | 他愛のない会話が続くのは『嘘つきは妹にしておく』のテイスト。 耳を傾けるのも悪くない。 |
極楽トンボ | いつものおとぎ話調なちょっと不思議な物語。 清水マリコさんファンなら当然買い。 ……としか表現しようがないです。 なお、イラストとの親和性がすごく高いです。 |
toshi-ko | どこかメルヘンで、ちょっと怖い不思議な童話の雰囲気を持った、独特の世界観が魅力的な作品です。 うーん、初恋ってどんな感じで、どんな味がしたのだろうか? そんな甘く切ない感覚を思い出さしてくれそうな、そんなお話です。 もちろん、ネタばれは、別腹です!? |
永山祐介 | 明智くんが主人公で、年上のお姉さんに憧れるお話。高校一年生らしい可愛らしさというか、明智くんの浮かれっぷりが見ていて微笑ましい。最後、明智くんは「微妙だな」と表現しましたが、僕はなかなか良い「恋愛物」だったと思います。その台詞も、そこまでの流れを思うとなかなかジーンと来るものが。 あと密かに明智くんちの弟と妹との関係が良かった。なかなかちゃんとお兄ちゃんしてますね。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ゼロヨンイチロク | |
シリーズ | ゼロヨンイチロク | |
著者 | 清水マリコ | |
イラストレーター | toi8 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1107-3 | |
発行年月日 | 2004-07-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
有里 | ライトノベルの体裁で出ているけれど、冒頭の文章の雰囲気からして児童文学的な匂いがする。 清水マリコ版『光車よ、まわれ!』。(と、最初にいったのは第弐齋藤さんなんですが) ライトノベル的大団円に落ち着かないところが、この作品の魅力だが、読み手を選ぶかも。 |
第弐齋藤 | 有里さんがすでにおっしゃってますが「光車よ、まわれ!」です。 童話の薄暗さをもつライトノベル。 あるいはライトノベルの薄っぺらな明るさをもつ童話。 |
ぴすかす | 前二作の「嘘」とはちょっと違う不思議に溢れている話です。 私は、このいい意味でのもやもやした読後感が気に入ってます。 スカッとする話も良いですが、こういう読後感を味わうのも良いですよ。 蛇足ですが、本作を読んで中学生日記の「地底人伝説」を思い出しました。 |
極楽トンボ | 既に他の方がおっしゃってますが、確かに童話チック。 明確な回答もなく、なにかいろいろ積み残したまま続いていく物語。 それが言葉に出来ない持ち味となって表れています。 これは一度体験してみないことには説明しがたい感覚かもしれません。 |
toshi-ko | どこかメルヘンで、ちょっと怖い不思議な童話の雰囲気を持った、独特の世界観が魅力的な作品です。 突然失踪した母と、それと併せて登場する意地悪でイタイキャラ、遠山トオの登場で、徐々に0416を巡る、不思議でちょっと不気味な物語に巻き込まれる様が、何ともノスタルジックで懐かしさを感じさせてくれます。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ネザーワールド -ロビン- | |
シリーズ | ネザーワールド | |
著者 | 東佐紀 | |
イラストレーター | 唖采弦二 | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630207-1 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 前作を下回るページ数で、前作を上回るクオリティに圧巻!! 登場人物を一新、前回に引き続いて登場するのは、赤髭と、クイーンのみで、改変種<エンハンスド>たちを主題としたちょっと切ないボーイ・ミーツ・ガールだったりするわけ・・・。 主人公のロビンを研究所を脱走したエンハンスド、ヒロインのフローラも同じくエンハンスドの失敗作と設定し、それぞれに役割を持たせる事で、キャラを立たせる事に成功したと思われます。 そして、彼らを追掛ける賞金稼ぎ<白薔薇>のフランソワ&シャルロットも、超強烈なインパクトで登場する辺り、前回以上のキャラ設定にはちょっと笑わされてしまいました。 まあ、何せ前回に引続きクイーンが登場するわけですから、これくらいのインパクトがなきゃ主役を持って行かれちゃいますからね。 今回の見せ場はなんと言っても、<ティー・パーティー号>VS<ル・シーニュ号>の地下鉄バトル。 と言っても、銃撃戦ではなく、地下の迷路でのゲームバトル、ポイントの切替えや、迷路内での駆け引きを駆使しての追いかけっこは何とも言えない楽しさがありました。 さりげなく記憶の隅にあった、「鉄1〜電車でバトル!〜」なんかを思い出しましたが・・・。 とにかく、地下鉄をメインに、ページ数が減ったが冒険してる感じが、前作以上にパワーアップしておりとてもすばらしかったです。 前作を読んでなくても、この巻から読んでも大丈夫な所もおすすめ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
有里 | 表紙イラストにひと目ぼれ。独特の柔らかなタッチがとても素敵。 このイラストレーターの人には、これからもっと活躍してほしいです。 |
toshi-ko | この緻密な描写が地下都市の雰囲気を醸し出してくれるので、好きです。 |
ぎをらむ | 主観的な配色、淡い光の表現、繊細な目の表情と鬼気迫るような緻密な背景。色々特徴を挙げることができますが、一番魅力的なのは、キャラがイラストの「世界に居る」ことだと思います。 この人のイラストでなければ開くことができない世界があって、キャラもそこが自分の居場所であることを知っているような、そこから物語が湧きあがってくるような、そんな気にさせてくれます。 |
タイトル | ホーンテッド! | |
シリーズ | ホーンテッド! | |
著者 | 平坂読 | |
イラストレーター | 片瀬優 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1148-0 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
練馬 | 戯言シリーズが嫌いな人とかにはウケが悪いかも知れませんが、最後の終わり方は結構凄いです。 大抵の人は意表を疲れること間違いなし。 騙されたい人とかにとてもオススメ。 |
草三井 | ひかりちゃんが好きです。 大好きです。 この思い込みの激しさっぷり、その内容の黒さ、ビジュアル、なにもかも好きです。 好きです好きです。ピンポイントで好みのツボに垂直落下です。大好きです。 お友達にはなりたくありませんが(笑) |
toshi-ko | 主人公が嘘つきで、墓穴掘りだったり、人類最強キャラがでて来りするあたり、これは、西尾維新さんのオマージュではないかと推測しています。でも、人類最強がババア。orz 「クビシメロマンチスト」を彷彿させる雰囲気の作品で、私は、「クビシメロマンチスト」が苦手です。 でも、この妙な不条理感や、賛否両論分れそうな、独特な著者センスに、敬意を評したい。 |
煉紅 | まず、主人公がイイ性格してます。嫌いな人はとことん嫌いになりそうですが 自分はこういう性格は大好きです。またラスト近くでの主人公の台詞にはある種 感動すら覚えます。 また、ネタばれには度肝を抜かれます。 |
きょういち | 癖はあるけど面白い。奇妙なノリと戯言風味で突っ走る、平坂さんのホーンテッドシリーズは全四巻で完結ということでお手軽です。ここらで一つ手を出してみてはいかがでしょうか? ヒロインよりもゲストの方が萌えるという、ヒロイン不遇のお話です。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ホーンテッド! 2 コトコトクライシス | |
シリーズ | ホーンテッド! | |
著者 | 平坂読 | |
イラストレーター | 片瀬優 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1197-9 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | 1巻の時点では割と戯れ言シリーズ的な印象を強く受けた作品でした。 が、これが2巻になったらいきなり冒頭からひっくり返るような衝撃が!! それこそ1ページ先の展開が見えないものすごいジェットコースターラブコメぶりを発揮してます。 1巻を読んでホーンテッド!を語る事なかれ、必ず2巻までは読むこと! そうしないとこの作品の真価は見えません。 |
練馬 | 一見して展開全部読みきれるかと思ったら、その読んだ展開は恐らく全て外れる事になるであろう、そんなお話。 読者の意表を突きまくり、予想の斜め上を突き進むラブコメ。 更に、全巻に引き続きラストで明らかになる事実がまた凄い。ある意味ROOM1301も真っ青? |
toshi-ko | 文字修飾を用いた文章がウリのシリーズ第2巻。 なぜか今度はラブコメです。 ラブコメということで、キャラを追加しまくってます。 その中で普通は、委員長をイチオシしそうですが、わたしはあえて、先生がイチオシです。 先生が凄いんです!? イラストをみた瞬間に、ネタばれと思ってしまいました。orz 特に、先生の語る、奥深きメッセージには、感激させられてしまいます。 |
煉紅 | 登場するキャラのどれもが一癖も二癖もあり読んでいて実に楽しいです。 そんなキャラが動き回るのだから先を読ませてくれません。 ただのラブコメかと思ったらあら?てことが幾度か・・・。 実に良い作品です。 |
リッパー | ラブコメ大爆発ぅぅぅ。…いや、あの1巻から、まさかこんな続きが出るとは。 女の子がかわいいのは勿論ですが、何気に男の子キャラがおいしい話なのです。うふ。 言動や心理描写が全然信用できない主人公ですが、一番信用できないのは作家・平坂読のキャラクタのような気がします。面白いけど、みんな騙されちゃ駄目だ。ぼくは信じない。 |
しゃんテン | 1巻2巻あわせて読んで、ものすごく薄気味悪い読後感だったのを覚えている。 読んでいるときはあんなに大笑いしたのに。 ネタばれでも、妙なさわやかさがある。余計に不気味。 西尾維新さんに似て非なる作風。この作者が此れからどんなものを書いていくのか注目してみたい。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 南青山少女ブックセンター 1 | |
シリーズ | 南青山少女ブックセンター | |
著者 | 桑島由一 | |
イラストレーター | 湖湘七巳 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1104-9 | |
発行年月日 | 2004-06-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | なんですかこれは、「○○先生○○ま!」ですかこの設定は? 同作者の「神様家族」と対を成す作品。 奇跡の代わりに、自分の努力だけで男性恐怖症克服プロジェクトに挑む主人公が、 酷い目に遭います・・・。orz 注目は、コスプレ書店ですよ、先生! ネタばれ○ンミラとか、ネタばれスク水とかにコスプレして本を売るのは、イチオシです。 |
極楽トンボ | 男嫌いの少女ばかりが働く書店で働かされることになってしまった男子高校生の受難。 コメディ分が主体なのですが、それ以外に山椒がきいててピリリと辛いです。でもとりあえずファブリーズ。 なお書店裏事情暴露小説ではないです。 |
煉紅 | まず主人公の名前で笑いました。その名前は反則です。 内容としては主人公が何の因果か女子校の男性恐怖症克服プロジェクトの人間教材に なり受難の日々を送るといったもので大半がコメディ調で進みますがそれだけで 終わらせないのが桑島先生の実力だと思わせられます。 |
(ハンドルを捨てて、今は名無し) | まるでマシュマロのようにやわらかで口当たりがよく、いくら食べても胃もたれせずにすぐ消化でき、あとには爽快感だけが残ります。 これぞ究極のライトノベル! |
石野休日 | これぞ文体革命! 英語で言うと、 ライティング・スタイル・レボリューション! |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 南青山少女ブックセンター 2 乙女のリハーサル | |
シリーズ | 南青山少女ブックセンター | |
著者 | 桑島由一 | |
イラストレーター | 湖湘七巳 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1175-8 | |
発行年月日 | 2004-11-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 何でもいいが、宮○あきらさんの「BAKUDAN」なんて、マニアックすぎてわからんちゅうねん。 同作者の「神様家族」と対を成す作品。 奇跡の代わりに、自分の努力だけで男性恐怖症克服プロジェクトに挑む主人公が、 酷い目に遭います・・・。orz 今回は、書店でアイドルのサイン会ですよ、先生! なんか、マイナーアイドルの苦労とか、苦悩とか伝わって来ちゃうよ。orz |
極楽トンボ | 1巻でもラブコメだけに終わってないかな?という部分はあったのですが、それがより鮮明になりました。 この切なさというか痛みというかこの山椒成分が桑島作品の真価だと思います。 私の場合、この巻のエピソードでシリーズの好感度が大幅に上昇しました。 あとなんも説明になってませんがイラストとの相乗効果にやられた、と言っておきます。 |
煉紅 | 男性恐怖症の女の子たちとその克服プログラム人間教材の主人公の受難の日々第二段。 基本はコメディ、でもスパイスとしての苦悩や切なさが効いていて桑島先生の実力。 ラストに近づくにつれどんどんのめり込みます。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 天槍の下のバシレイス 1 まれびとの棺 上 | |
シリーズ | 天槍の下のバシレイス | |
著者 | 伊都工平 | |
イラストレーター | 瑚澄遊智 | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2839-6 | |
発行年月日 | 2004-10-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
玲朧月 | 今回の対象作品中で、発売を心待ちにしていた作品。そのわりに発売日まで発売されることを知らなかったというお間抜けぶりはけっして自分が間抜けなだけではない。 その原因の20%くらいは電撃hpに短期集中連載されていた時とは題名が改定されていたからである。普段から情報収集を怠らなければそんあことはないだろうということはわたsには当てはまらない。なぜならば発売日に手にとる楽しみのために事前情報はあまり仕入れないからである。 前置きはさておき、「天槍の下のバシレイス」である。 カテゴリーとしては「斜陽の人類世界」(というカテゴリーがあるのか知らないけど)を中心にした群像劇といったところだろうか。 主人公たちに目立つ特殊能力がないという意味ではあまりライトノベルっぽくない。文明が緩やかに後退しつつある世界。現代よりも昭和40年ごろに近い生活水準の中で、ごく普通に存在する超技術「高度虚像物質」(ディノス)、多脚機動砲台、質量刀。 これらの超技術でもって挑むのは異文明の産物である"塔"と巨大生物群"剛粧" …あ、挑んでるわけじゃないか。実は防衛闘争であったりする。 話の筋だけならば戦闘を中心にして進みそうだが、でも戦闘がメインというわけではない。 むしろ日常の話が中心で、そのなかに異常(ネタばれ)を織り込んでストーリーを展開させていく。物語に強く引き込まれる感覚を感じたのは久しぶりだった。 そういえばこの作品、シリアス?なストーリーのわりには、やたらネタばれの描写に力がはいっているような気がする。挿絵も多いし。 |
みづき | 著者である伊都公平氏のデビュー作、第61魔法分隊シリーズは第1巻では「イナカの町で繰り広げられる国家間レベルの陰謀、戦い、何より愉快な警備隊の日常」というものでしたた。 2巻以降はタイトルである「第61魔法分隊」自体が全く活躍、というより機能しません。メンバー一人一人がそれぞれ単独で動き回り、群像劇になってしまった。まあそれはそれで面白かったのですが。 そんなこんなでなんとか終止符を打ったデビュー作「第61魔法分隊」に続いて放たれたのがこの「天槍の下のバシレイス」。元の連載時のタイトルは「西方世界剣魔攻防録」という第61魔法分隊と同様のセンスが前面に出まくった誤解をあえて招くようなファンタジック溢れるタイトルでしたが編集の賢明な判断で改題。ちなみに僕は前タイトルが好きでした。ロゴもカッコイイし。いや本当に編集の判断は皮肉もなしで賢明だとは思いますが。 話がズレましたが、本作「バシレイス」は「魔法分隊」1巻での「イナカ町で繰り広げられる愉快な警備隊の日常」をやり直したものだと僕は思っています。 また、その「やり直し」はファンタジー世界から現実世界へと舞台を変えることにより、より読者に親密感と感情移入を促しやすくし、ただのやり直しで済ませていません。 とりあえず話は変わりますが主人公、川中島敦樹嬢は名前も男らしく性格も男らしく表紙でセーラー服、口絵に半裸絵まで描かれているというのに性別がよく間違われますが立派な現役女子高校生です。 電撃文庫の主人公キャラクターの中でも抜きん出て男というより漢らしいと思いますが……。 |
mikazuki | 榊版ガンパレードマーチ、ディバイデッド・フロントときたので少年少女戦場もの第3弾。 本作を含むこれら三作の世界観における共通点。 ・現代に近い近未来、あるいはそれに類する時代の日本を舞台としている。 ・日本を含む世界は異界からの怪獣型の侵入者の脅威にさらされている。 ・それらの侵入者と隔離された地域での戦闘を行っている。 ・主人公たちは少年や少女で既存の軍隊、またはそれに類する組織に編入され侵入者との戦闘を職務としている。 3作だけとはいえこれだけ共通のフォーマットを使っているというのは興味深いことだと思います。 もちろんこのフォーマットに対する説明付け、設定付けはそれぞれ工夫されていますが。 戦争を描くことを避けつつ戦場を作り出すために有効な舞台設定ということでしょうか? この天槍の下のバシレイスはその中でも学園もの的な部分が強く、ミリタリー色は希薄です。 主人公たちは普通の高校に通っていて、そこでの級友たちとのふれあいが魅力の一つ。 反面、世界設定から連想するような戦場の雰囲気、閉塞感、死の予感といったものはあまりなく、それが人によっては長所であり短所でもあるかもしれません。 わりと気構えなく楽しめるのであまりハードな戦場ものには尻込みする人にもオススメできます。 こういうやりかたもありかなと思いまして、一つの作品単体としてだけでなく作品横断的にオススメをしてみました。 |
toshi-ko | 脚付き戦車は、漢の浪漫!? コミュニケーション不能な謎の生物との戦いを描いた話はいろいろあるが、だから同じものがあるからダメって言う判断で読まないのは後悔すると思うシリーズ。 とにかくこの作品のウリは、多脚砲台や、連装刀と言った、巨大生物と戦うためのギミックがユニークという点でしょうかねぇ。 使用者の思い通りに大きさの切り替る連装刀や、足の付いた戦車はなかなか面白いギミックだと思えます。 やはり、戦車は六脚であるべきです。 ただこのシリーズは、生き残りをかけた戦いでなく、戦いが日常となった世界での少年少女の日常を描いている点が他と違う視点ではないでしょうかねぇ。 あと、戦場が神戸なので、地元の人にはなかなか楽しめるのではないでしょうか? |
HAYA | 近未来、突如世界に出現した未知なる文明、そして生物。それと戦うは、ハイテク兵器で武装した高校生たち。そんな感じの設定。こういう話は、設定から入る方が多いと思うのですが。 個人的には、やはり主人公の敦樹という少女の魅力が、すばらしいと思います。ネタばれ。物語の軸はここにあり、だからこそ、危機的状況の中でも日常を大切に、楽しく生きている人たちをあえて描いているのだ、と思います。 彼女の男気あふれる戦いっぷりも、またそれをサポートする個性的な仲間達も上手に描かれています。 前作の『第61魔法分隊』とは、仲間メンバー一人一人に焦点を当てていく群像劇という点では似ているのですが、この作品は主人公の魅力を中心に据えているという点で、成功している、と思いました。 |
ふらつき | 謎の生物の襲来に緩慢と滅んでいく人類。その世界で戦う少年少女を描く話。といったところでしょうか。 本来ならば非常にシリアスになるこの設定ですが、この作品では味付けが違います。 戦闘に身をおく少年少女にも学校はあり、それぞれの日常があるのです。また、そんな世界のクラスメイトもそれぞれの普通と何ら変わらない日常を送っているのです。 多脚砲台や連装刀のかっこよさに目がいきがちで、もちろんそれもかっこいいのですが、実際にはこの作品の真の魅力は主人公たちの日常にあります。思い思いに日常をすごす戦うべき少年少女たち。また、それを支えるというよりは囲む、変なクラスメイト(主人公たち以上にライトノベル的変人ですらあります)。人類が滅ぼうとしていても、そこにはテストに悶え、恋に悩む、今の世界に生きる僕らと何ら変わらない高校生がいます。 戦闘と日常。むしろ戦闘の中にある日常の物語です。 えっと、なぜか百合分がほのかに配合です。 |
狩田英輝 | 浪速の高機動百合夫婦漫才第一弾。巨大生物におそわれ、分断された黄昏の世界を日本一漢らしい女子高生が眼鏡っ子の奥さん連れて鉄板担いで駆け巡ります。 日常生活の細やかな描写と、ゲテモノ兵器のオンパレードの対比がたのしいですね。 |
極楽トンボ | 他の人もおすすめされてるし、もはや時間がとれないので一言だけ。 設定にすっころびました。 あと日常の描写に力を入れてるところもなんか気に入りました。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
玲朧月 | 人物がうまい・かわいいのはライトノベル系では必須だと思うが、その上できちんと人物を描き分けられて、その上メカもうまい人となると実はかなり少ないと思う。 瑚澄遊智さんはその少ない中の一人だと思う。 メカ物を描いているところを知らなかったのだが、この作品で初めてみた多脚砲台のメカ・デザインや小物類の設定は、十二分に世界感を膨らませてくれていると思う。 ライトノベルにおいて挿絵の要素はかなり比率が高いと思うが、たまに首をかしげるイラストと内容があっていないと感じられるものがある。その逆に互いに作品世界を膨らませてくれる"幸せな出会い"の一つだろう。 ちなみに裏表紙は二巻表紙登場のデフォルメキャラが描かれている。これに気づくのはずいぶん遅れました。 一巻では読者サービス(笑)が多いのが特徴。 中でも駿逸なのがP51。…すっごくネタばれっぽい敦樹とちょっとギャグ気味の佐里がかわいい。 |
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