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作品評
魔術士オーフェン 無謀編13 これで終わりと思うなよ!

著者 : 秋田禎信
絵師 : 草河遊也
ISBN : 4-8291-1561-0
page : 248p


紙様 /
  長年追ってきたシリーズの最終巻。
いや〜、無謀編にはかなり笑わせてもらいました。個人的には本編よりもずっと楽しめました。
変人奇人大魔人の数々を僕は決して忘れない、というか絶対に忘れられないでしょう(笑)
なにはともあれ秋田先生、「はぐれ旅」ともども長い間お疲れ様でした。
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きぃる /
   これでホントに最後! にも拘らず「これで終わりと思うなよ!」
 中学生の頃から読んでいたので終わってしまったのは正直残念。しかし、あとがき一発キャラの『彼女』が出て来ていたので結構満足だったり。『彼女』の話も読んでみたいというのは、矢張り我儘ですよねぇ。

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KAL /
  ラッツベイン! 娘!
よくもこんな昔に名前だけ出てきたキャラを書いてくれたな素晴らしい!
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秋野 /
  このシリーズは外せないでしょう。全巻リアルタイムで読みました。
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ぎをらむ /
  ライトノベル好きでオーフェンを読んでいない人はなかなかいらっしゃらないと思いますが、読んでいない方には今からでも読んで頂きたいです。
書き下ろし本編のシリアスさに対して、雑誌に連載されたこの無謀編の意味の無さと馬鹿馬鹿しさ、この落差が強烈です。
本来は無謀編は同人でやるべきような内容なのですが、それを商業作品でやってしまったことで禁断のパンドラの箱を開けてしまったと言って良いでしょう。
このスタイルの先駆はスレイヤーズでありましたが、
より洗練し、(アニメやコミックではなくライトノベルとして)富士見ファンタジア文庫とドラゴンマガジンの絶頂期を演出したのはオーフェンであったと思います。
その栄光はもう過去のものとなりましたが、オーフェンを外してこれまでの少年向けライトノベルを語ることは私にはできません。
オーフェンの完結は一つの時代が完全に終わったことを示すものでした。
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シャドウ /
  最後まで面白かったです
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まほの /
  終わっちゃったー……。
本編の最終巻よりも感慨深かったです。
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優(YOU) /
  ついにオーフェンシリーズも終わりを迎えてしまった…。悲しい。
この感想はオーフェンシリーズ全般に対してのコメントということで。
僕の初めてのライトノベルはこのオーフェンシリーズであり、同じように人は多いと思う。
無謀編には本当に笑わせてもらった。特にキリランシェロの話。毎回毎回楽しみにしてたのをよく覚えている。
本編の方もよく20巻まで出たと思う。多くの人が感じているように第2章になって勢いが衰えたかなとはおもったが、それでもやはり偉大なシリーズだったと思う。

このような素晴らしい小説をお書きになった秋田禎信先生には心からお礼を言いたい。
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正樹 勇魚 /
   小説の五作目、どの作品に投稿しようと悩みに悩んだ末、選んだのはこれでした。「こんな人気作ばっかり追いかけて良いのか?」「もっと、知られざる名作に投票するべき何じゃないのか」という内なる声が聞こえてきましたが、良いんです。だって好きなんだもの。

 突然のラッツベインの登場や、最終回っぽくて最終回ではない作品のオンパレードに目を回し掛けましたが、やっぱり好きだなぁ。特に巻末書き下ろしのプレオーフェン。どうにも勇魚は学園モノがツボのようです(牙の塔での物語を果たして学園モノとくくって良いのかは別として)。
 これでいつも貧乏くじを引かされるキリランシェロと、正体不明意味不明のキースに出会うのも最後かと思うと、感慨深くはありますが……今はただ、秋田先生に、ありがとうとお疲れ様の一言を。

 疲れたとき、迷ったとき、勇魚の心に力を与えてくれたのは、短編のもたらす馬鹿笑いと、プレオーフェンが醸し出す、今はもう喪われてしまった過去のノスタルジーであったように思います。
 これ以上言葉を重ねるのは無意味でしょう。是非一度、読んでみてください。
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玲朧月 /
  シリーズの総決算ということで。(あれ?)
 チャイルドマン先生の変語録がもう少し読みたかったなぁ
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