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カラミティナイト 3
著者 |
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高瀬彼方 |
絵師 |
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西村博之 |
ISBN |
: |
4-75-843067-5 |
page |
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396p |
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桜乃
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精神的にも、肉体的にも万全な時でないと、打ちのめされて起き上がれないかもしれません。 それくらい主人公の追い詰められていく様は読んでいて痛いです。 その一方で、智美と優子の友情物語は見逃せません。 とくにこの3巻は二人のやり取りに重点を置いているせいか、あまり痛い展開はありませんが、二人のやり取りに萌えながらもどこか寂しい感じを受けます。 この二人の行く末を最後まで見届けたいです。 なのでどんな形でもいいので続巻が発売されることを望みます。 |
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バレエ
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登場人物の内面描写を緻密に描くラノベの書き手には、ほかに山下卓などがいると思う。その中でこの作者の特徴は、原稿に占めるその量が半端ではないというところかも。 また、悩み葛藤の原因が、高校生にすぎない主人公らには重過ぎる事態からきている設定のため、勢い、「泣きシーン」が多くなるのが、読み手としては少々恥ずかしくなる部分もあるが(女子高生同士の話だし)。 先ごろ作者のホームページで、ハルキ文庫からの4巻以降の刊行はなく他社への引継ぎを交渉中、との内容の告知があった。ぜひ、続巻を出してもらいたい。 |
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みつばや
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前巻の巧みとも言える終わり方から幾星霜。 ついに出ました第三巻。 この巻が出るまで、読者たちはあのレイニー止めに匹敵するダメージを受けたとか受けないとか(風評 それぐらい凄い終わり方だった。その続編が、ようやく出た。 喜ぶべきはまだ完結していないと言うこと。 哀しむべきは打ち切りの気配濃厚と言うこと。 しかし別の出版社から出るかもしれないと言うことで、希望は潰えていないわけです。
高瀬先生の作品に言えることは、心理描写が重厚なわりに読みやすいということでしょう。 一般に心理描写を多く入れると作品のテンポが殺されますが、この作品については例外です。二人称小説みたくすらすらと読めていけます。 それを支えているのは『厄災の心臓』と『騎士』、そして『狂喜』という設定のうまさだとおもいます。 最初読んだときはクトゥルーっぽい印象を受けましたが(実際受けているのでしょうけど)読み進めていく内にどうでもよくなりました。 元ネタや影響を受けたものなんてどうでもいいんです。 ええ、そんぐらいすごいです。この作品は。 ただ……ひとつ不満があるとすれば、一巻で終わっていたらすごく綺麗に終わったのかなあ、っておもいました。 あの終わり方は、ある意味で許容できる最低ラインの最高の終わり方です。 これは別作者の作品ですが、『リバーズ・エンド』でも言えることですけど。 |
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ぎをらむ
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後向きの心理と、誤解が誤解を生むストーリーが笑いと涙を誘う青春学園ものです。ファンタジーとしてはちょっと疑問符が付くのですが、もの凄い迫力の心理描写に圧倒されてしまいました。衝撃的です。 シリーズ打ち切りというのが残念でなりません。本屋で見つけたら是非是非保護してやってください。このまま埋もれてしまうには余りに惜しい力作です。
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練馬
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この小説はとてもすごいです。何がすごいかって、すごく胃にキます。 私は元来、小説とかでも、修羅場とかを見るのがあまり得意ではないタチなので、数度の休憩を挟まないことにはとてもじゃないけど読めませんでした。
ですが、この小説はただ痛々しいだけではありません。かの名作「キン肉マン」をも上回る素晴らしい友情を見せてくれます。 最も、この巻では、その友情ゆえに痛々しい事になるのもまた事実なんですが……。
文庫にしてはやや割高な値段設定ですが、読み終わった頃にはそんなチンケな事は気にならなくなっていることだけは保証できる一品です。 |
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僕空
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心理映写が絶妙で引き込まれる作品です。 濃度は高く一時期私のHPはこの作品一色に成りました(笑) 宣伝戦略によってはもっと人気が出る作品だと思います。 いくつかの大書店で未だに1巻から平済みされているのを見るのは 店員さんの心を長く掴んでいるという事でしょう。 シリーズ打ち切りというのがすさまじく残念ですが復刊の可能性が高いようですので声を挙げて待ちましょう。 |
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RUR
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シリアスな文章でえんえんとおかしな展開が描かれるのはどうにかならなかったんでしょうか。笑い死ぬかと思いました。
個人的には1−2巻の袋小路な展開が好きですが、3巻はすれ違いすぎる二人の友情に、萌えが止まらず、本来のストーリーを見失ってしまいそうでした。なまじっかな恋愛小説より恋愛していたというか。
3巻の展開はかなりヌルかったと思いますが、布石は揃ったので次巻の苛烈で残酷な展開に期待したいと思います。どちらにしろ、もっと売れてじゃんじゃん続きが出るといいと思いました。本気でそう思ってます。 |
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オハギ
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何はともあれ続きが読めることが嬉しかった第3巻でした。登場人物達の未来に恐れを抱きつつも、ついつい笑い転げてしまいました。 このまま打ち切りなんて勿体無いことにもほどがありますので、復刊を祈っての一票です。 |
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