『 書評者 : 極楽トンボ 』 『 ソート順 : シリーズら 』 という条件で検索したよ! | |||||
132 件見つかりましたわ。そのうちの 83 〜 132 ( 表示数=50冊 ) 件を表示しますわ。 | |||||
もうかりまっか? | |||||
ぼちぼちでんなあ……って何を言わせますの | |||||
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タイトル | ポストガール 4 | |
シリーズ | ポストガール | |
著者 | 増子二郎 | |
イラストレーター | GASHIN | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2908-2 | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
らっこ | 四巻で完結していますが、全巻通して安定しています。短編連作ですが、どのお話も落ち着いています。勢いが先行しやすいラノベの中では珍しいのではないでしょうか。締めくくる最終話はもちろん、いずれの物語もきれい過ぎますが、ロボットを主人公に据えているので嫌味はありません。ロボットを通して人間を見つめると言うのも、なかなか乙です。 |
極楽トンボ | 終わってしまった…… 郵便を運ぶ仕事を請け負い、いろいろな街をいろいろな人を訪ねるメルクリウス(要はAI)の少女・シルキーが主人公の物語。 ロードノベルに近いものがあります。 AIにバグがあり、感情を持ってしまったシルキーの複雑な思いを淡々とした筆致で連作短編形式で見事に描き出してます。 AI好きも是非お読みください。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | マテリアルナイト V そして少女は慈しむ | |
シリーズ | マテリアルナイト | |
著者 | 雨木シュウスケ | |
イラストレーター | 椋本夏夜 | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1686-2 | |
発行年月日 | 2005-02-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
森のゴブリン | 綺麗で適度な長さの終わらせ方。ライノベは変に引っ張って台無しとかいうのもあるのでそういうのが無く良かった。少女たちの心の持ちよう、真摯なまでの思いをうまく書いてると思います。シリアス路線なので読む人を選ぶと思いますが、とりあえずお試しあれ。 |
極楽トンボ | えー、好きな理由を問われても答えられないというのはいささか問題があるような気がしなくもないですが、どうも言葉にならんのです。結構好きなシリーズでした。 うーん、きれいに完結しましたねー。 なにはともあれお嬢様に幸あれ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | マリア様がみてる 特別でないただの一日 | |
シリーズ | マリア様がみてる | |
著者 | 今野緒雪 | |
イラストレーター | ひびき玲音 | |
レーベル | コバルト文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-600484-4 | |
発行年月日 | 2004-10-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
いわし | マリア様がみてる、2度目の学園祭編です。 その1度目は第1巻「マリア様がみてる」での事ですから作中で丸一年が経ったという事ですね。 今までさんざん引っ張ってきた学園祭の劇の演目もついに明らかに…? このシリーズにはホントにたくさんの魅力があるのですが、 文庫や収録エピソードの、タイトルの付け方も素晴らしいと思います。 今巻も「特別でないただの一日」ですからね…読んでみるまでどんな話か全く想像がつきません。 もちろん意味が無いわけじゃなくて、読後このタイトルに自分はいたく感動しましたし…。 ちょっと手に取ったときに「薄いかな?」と思ったこの本ですが、 読み終わってみるとボリューム面での不満は全く無くて、大満足。 サイドストーリーがたくさん作れそうな作りになっているのでそちらも期待大です。 個人的にネタばれの話が凄く読みたかったりして。 |
煉紅 | サブタイトルの付け方が実に素晴らしいと思った一冊です。 祐巳の二度目の学園祭がメインです。 最後まで読むとこのタイトルの意味が分かって感動しました。 終わり方も実に見事でこれからの展開を期待させられます。 |
極楽トンボ | 気が付けば男性ファンがいっぱいになっていたこのシリーズ。妄想百合(精神的な繋がりで、肉体的なそれは一切無し)としてのイメージが先行しがちなのですが、実際は大変良質な学園小説です。 彼女たちの友達やお姉様を想う友情物語、時にはコメディとしてお楽しみください。 なお、一時期中だるみの感がありましたがここに来て物語も展開の様相を見せています。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | レディ・ガンナーと二人の皇子 上 | |
シリーズ | レディ・ガンナー | |
著者 | 茅田砂胡 | |
イラストレーター | 草河遊也 | |
レーベル | 角川スニーカー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-04-423105-2 | |
発行年月日 | 2004-03-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | 名門・ウインスロウ家の令嬢で曲がったことが大嫌い、一端こうと決めたらてこでも曲げず、危険も顧みず突っ走る「レディガンナー」キャサリンの活躍を描くシリーズです。 まずなんといってもキャサリンが素敵。男に媚びるようなタイプではなく、同姓からも支持を受けるであろう気持ちいいくらい真っ直ぐな少女がとても魅力的です。だから自然と周りに多くの人々が集まってくるのでしょう。 世界設定にも惹かれるものがあり、人族と動物に変身できるアナザーレイスと呼ばれる人種の関わり合いなど目が離せません。 とにかくテンポ良くすすむお話ですが、今回は皇子様にキャサリンが関わることに。よせばいいのにやっぱり首を突っ込むキャサリンの命運やいかに。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 三月、七日。 その後のハナシ | |
シリーズ | 三月、七日。 | |
著者 | 森橋ビンゴ | |
イラストレーター | 世良シンヤ | |
レーベル | ファミ通文庫 | |
書籍コード | ISBN4-7577-2100-5 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
おむらよしえ | 前作の終わりからの続きの話。いまだにうじうじしていた三月だが、周囲の状況が変わってくるにつけて自分の気持ちが変わっていたことに気づく。ひっこみ思案だった七日も少しずつ変わってきているようだ。 二人の変わっていく様子、そしてラストのクリスマスが、とてもよい話をつくったなあと思いました。こういう話の後日談ってよかったためしがないので読む前は不安でしたが、ちゃんとお話としてよく始末をつけたと思います。おすすめです。 |
極楽トンボ | 前作の続き。 正直言ってびっくりしました。前作できれいに終わるのかと思っていたら、ずっと尾を引いていたとは。確かに現実では簡単に割り切れずいつまでも引きずる想いというのはよくあることですが、今作ではそれを見事に描写しきっていると思います。 前作だけでなく、こちらも合わせて是非読んで欲しい青春小説です。 |
t-snow | 続編が出ていい意味で裏切られた作品としては、近年でナンバー1。 前巻で綺麗に終わったはずなのにどうするのかと思っていたら、実は物語は続いていて登場人物達は悩んで苦しんで生きていました。 うじうじと思いを引きずりなかなか割り切れないながらも、周りの人々の影響もあって少しずつ変わっていく三月の様子が、とても丁寧に描写されています。 そして今度こそ迎える、気持ちが晴れやかになったハッピーエンド。キャラクター皆を好きになれる、とてもよい青春小説です。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 三月、七日。 | |
シリーズ | 三月、七日。 | |
著者 | 森橋ビンゴ | |
イラストレーター | 世良シンヤ | |
レーベル | ファミ通文庫 | |
書籍コード | ISBN4-7577-1835-7 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
おむらよしえ | 家族を失ったまま生きる少女、七日。母親や他人から認められることを望んで「よいこ」であろうと無理を続けている少年、三月。二人は出会ったとき、お互いに「なにか」を感じる。それは恋なのか。そして、それは始まりでしかなかった。 昔の少女マンガのような展開ですが、そこからの運びがとても新鮮でした。お互いにさびしい少年と少女である三月と七日が、お互いに何かを見いだし、そしてつながっていくときの喜び、知った哀しみ、そこから知る感情。青春ものとして素晴らしいできだと思います。面白かった。青春ものが好きな方におすすめです。 |
浅木原忍 | 森橋ビンゴの丁寧な、丁寧な心理描写がゆっくりと紡ぐ、極上の青春小説。なかなか出会いすらしない2人の想いの積み重ねが、物語の骨格をきっちりと整えていく。それだけに後半の展開が駆け足だったのが惜しいが、青春ものが好きな人は必読の一冊。 |
極楽トンボ | 二人の少年と少女の痛みを伴う恋愛模様。 これ以上はないくらいの良質な青春小説です。 他の人が既に細かい部分については言及してくださっているので、あらすじについてはここでは取り上げませんが、ままならぬ想いにもがきなにかを掴んでいくまでの描写が実に丁寧に描写されています。 かなりのおすすめです。 |
永山祐介 | 寂しい女の子と、無理をしてる男の子が出会って、そして「幸せ」を見つける物語。 |
練馬 | 青春小説の定義はさておいて青春小説です。 家庭環境などに若干の悩みを抱えて、コンプレックスに悩みながら虚無的に日々を生きる少年少女のお話。 コンプレックスも解決し、全てうまく行くと思ったら・・・・。 切ないと言うか儚いと言うかそんなお話。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
練馬 | この作品には、アニメ塗りとかよりも、こういう素朴な感じのイラストがあっていると思います。 |
タイトル | 世界最大のこびと | |
シリーズ | 世界最大のこびと | |
著者 | 羽田奈緒子 | |
イラストレーター | 戸部淑 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1132-4 | |
発行年月日 | 2004-08-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | とんがり帽子のメモルの小説版といった趣の こびとさんの出てくるほのぼのファンタジー。 (メモル知らない場合は……ともかくほのぼのファンタジーなのです!) |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 半分の月がのぼる空 4 grabbing at the half-moon | |
シリーズ | 半分の月がのぼる空 | |
著者 | 橋本紡 | |
イラストレーター | 山本ケイジ | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2936-8 | |
発行年月日 | 2005-02-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
半月 | 夏目がメインですが、里香と祐一の中も最後のほうで進展しました。個人的には夏目のイメージがさらによくなりましたね。夏目が祐一を自分と同じような道に進ませないためにとおざけようとしてたんですね。橋本紡先生と山本ケイジ先生が描くSFでもファンタジーでもない作品第四弾。なんか帯みたいになってしまってますがお勧めです。 |
すけもん | 女なんてたくさんいる(もちろん男も)、そりゃくっついたり離れたりもするよ。でもそんな中でも大切な人、かけがえの無い人は確かに存在して、そんな人と出会ったら頑張るしかない、突っ走る、突っ走るしかないじゃないか。裕一よ。 この物語の行く末はすでに暗示されていて、それが変わることはおそらく無いだろう。 僕はこの物語の行く末をただ読むことしか出来ない。でも里香回復を願う事、応援することは出来る。裕一と同じように。 |
いちせ | すごいっ!! 素晴らしすぎるっ!! 天才っ!! 最強っ!! 感動系のせつない青春モノを書かせたら、ほんとすげすぎる〜〜。 |
千秋 | 「よう、奥さん」 「やあ、旦那さん」 うわわぁ〜〜〜〜〜〜(泣 小夜子さんに癒されます。それだけです。それだけで良かったのに……う、うわぁ〜〜〜〜〜〜〜。 |
煉紅 | これ以前の巻ではいやな奴としか印象のなかった夏目がメインです。しかし、その印象はこの話を読んだ後では全く変わってしまいます。なぜ夏目が祐一があのような態度なのか、それは自分の様な道に進ませたくないという思いからだったんだと分かります。 この作品には過激なアクションや複雑な謎解きはありませんが、暖かな人の思いに 満ちています。この作品を読み終わった後には自然と涙が流れると思います。 |
東雲長閑 | 人が殺されたり、爆発がおきたり、犯罪を犯したり、超常現象が起きたりといった派手なことが起これば、読者はある程度興味を引かれてページをくる。多少のあらは隠してくれる。 「半分の月がのぼる空」はそういった派手なことがいっさい起こらない。本シリーズは、文章の力のみで勝負しているのだ。 そういうライトノベルとしてはぎりぎりの状況で勝負しているが故に、橋本さんの小説はどんどん上手くなっている。 それも元から上手かったのに、さらに上手くなっているのだ。 本作の、一気に時間を飛ばすシーンには鳥肌が立った。 |
極楽トンボ | 痛い。切ない。 思春期の少年少女を書かせると相変わらず上手いですね、ほんとうに。 ……ううっ、思うツボだとわかっていながらやっぱり泣ける。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
煉紅 | 山本ケイジさんの絵がどれも愛らしくて それが物語の切なさを強調されているように感じます。 |
タイトル | 南青山少女ブックセンター 2 乙女のリハーサル | |
シリーズ | 南青山少女ブックセンター | |
著者 | 桑島由一 | |
イラストレーター | 湖湘七巳 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1175-8 | |
発行年月日 | 2004-11-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 何でもいいが、宮○あきらさんの「BAKUDAN」なんて、マニアックすぎてわからんちゅうねん。 同作者の「神様家族」と対を成す作品。 奇跡の代わりに、自分の努力だけで男性恐怖症克服プロジェクトに挑む主人公が、 酷い目に遭います・・・。orz 今回は、書店でアイドルのサイン会ですよ、先生! なんか、マイナーアイドルの苦労とか、苦悩とか伝わって来ちゃうよ。orz |
極楽トンボ | 1巻でもラブコメだけに終わってないかな?という部分はあったのですが、それがより鮮明になりました。 この切なさというか痛みというかこの山椒成分が桑島作品の真価だと思います。 私の場合、この巻のエピソードでシリーズの好感度が大幅に上昇しました。 あとなんも説明になってませんがイラストとの相乗効果にやられた、と言っておきます。 |
煉紅 | 男性恐怖症の女の子たちとその克服プログラム人間教材の主人公の受難の日々第二段。 基本はコメディ、でもスパイスとしての苦悩や切なさが効いていて桑島先生の実力。 ラストに近づくにつれどんどんのめり込みます。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 南青山少女ブックセンター 1 | |
シリーズ | 南青山少女ブックセンター | |
著者 | 桑島由一 | |
イラストレーター | 湖湘七巳 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1104-9 | |
発行年月日 | 2004-06-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | なんですかこれは、「○○先生○○ま!」ですかこの設定は? 同作者の「神様家族」と対を成す作品。 奇跡の代わりに、自分の努力だけで男性恐怖症克服プロジェクトに挑む主人公が、 酷い目に遭います・・・。orz 注目は、コスプレ書店ですよ、先生! ネタばれ○ンミラとか、ネタばれスク水とかにコスプレして本を売るのは、イチオシです。 |
極楽トンボ | 男嫌いの少女ばかりが働く書店で働かされることになってしまった男子高校生の受難。 コメディ分が主体なのですが、それ以外に山椒がきいててピリリと辛いです。でもとりあえずファブリーズ。 なお書店裏事情暴露小説ではないです。 |
煉紅 | まず主人公の名前で笑いました。その名前は反則です。 内容としては主人公が何の因果か女子校の男性恐怖症克服プロジェクトの人間教材に なり受難の日々を送るといったもので大半がコメディ調で進みますがそれだけで 終わらせないのが桑島先生の実力だと思わせられます。 |
(ハンドルを捨てて、今は名無し) | まるでマシュマロのようにやわらかで口当たりがよく、いくら食べても胃もたれせずにすぐ消化でき、あとには爽快感だけが残ります。 これぞ究極のライトノベル! |
石野休日 | これぞ文体革命! 英語で言うと、 ライティング・スタイル・レボリューション! |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 君の居た昨日、僕の見る明日2-Fake heart- | |
シリーズ | 君の居た昨日、僕の見る明日 | |
著者 | 榊一郎 | |
イラストレーター | 狐印 | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1684-6 | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
ぎをらむ | 榊一郎さんがしばしばネタにする、いわゆるAIモノ。 榊一郎さんの作風は基本的に婉曲です。回りくどいです。そこが好きなんですけれども。 心の裏側を描くことで心の表側を問い、ファンタジーを書くことで現実を問い、AIという作り物の人間を描くことで、本当の人間とは一体何なのだろう?と問うのです。 |
極楽トンボ | 異世界……というか閉鎖空間に飛ばされ戻れなくなった少年が、そこに存在する学校でいろいろな問題を抱えたわけあり生徒達と学校生活を営んでいくお話第二弾。 AIです、AIが出ます。 私のツボであるAIのタイプとは違いますが、それでもAI出るだけで幸せ。 |
煉紅 | 虚構の学園で繰り広げられある物語の第二巻。 新キャラであるAIのネレイドを中心に話が進みます。 AIであるが故の苦悩ががよく描かれていて逆に人間とは何だろう?と 考えさせられます。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 君の居た昨日、僕の見る明日1 -STARTING BELL- | |
シリーズ | 君の居た昨日、僕の見る明日 | |
著者 | 榊一郎 | |
イラストレーター | 狐印 | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1639-0 | |
発行年月日 | 2004-08-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
ぎをらむ | 学校の残留思念に取り込まれてしまった人間や幽霊や妖怪やAIが、学校ごっこを始めるお話。 あるキャラは現実に戻りたいと言い、また別のキャラはここに居続けたいと言います。まずこの現実に対するキャラ間のスタンスの違いが面白いです。そして恐らくシリーズの最後では全員がこの嘘の学校を去っていかなければならないでしょう。その時、キャラ達は一人一人、この学校にいた意味を見つけ出すはずです。 この作品世界は嘘です。嘘であると、最初に明かされてしまいます。でも榊一郎さんはその虚構にも意味があると、理屈ではなく物語を語ることによって示したいのでしょう。そういうところ、大好きです。 |
極楽トンボ | あらすじは他の方の感想でフォローしていただくとして、と。 何かから逃げていて、未だ正面から向き合うふんぎりがつかない人間たちの寄り合い所帯ですね。いつかは正面から向き合わなければいけないけれど、まずは傷を癒しましょう、という。 単なる逃げとはちょっと違うその優しさが、なんとも心地よいのです。 |
煉紅 | 虚構の学園で人や幽霊、妖怪などが一緒に生活する話です。 この学園は虚構であるからこその優しさに満ちていると思います。 そんな中でそれぞれがどのような答えを探し出すかが楽しみです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 埋葬惑星 The Funeral Planet | |
シリーズ | 埋葬惑星 | |
著者 | 山科千晶 | |
イラストレーター | 昭次 | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2653-9 | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
九乃 | この作品に出てくるAI達は純粋で、だからこそ「設定」の下に存在する感情であってもそれは「本物」なんだ、と。 外から来た現実の象徴と、童話の世界の中で生きるAIのコンビが、なんともでこぼこでいい感じです。 |
極楽トンボ | AIが出てきます。 そしてなんだか優しいお話です。SFです。 AI好きにはこれで買う判断材料としては充分でしょう? |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 天槍の下のバシレイス 1 まれびとの棺 上 | |
シリーズ | 天槍の下のバシレイス | |
著者 | 伊都工平 | |
イラストレーター | 瑚澄遊智 | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2839-6 | |
発行年月日 | 2004-10-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
玲朧月 | 今回の対象作品中で、発売を心待ちにしていた作品。そのわりに発売日まで発売されることを知らなかったというお間抜けぶりはけっして自分が間抜けなだけではない。 その原因の20%くらいは電撃hpに短期集中連載されていた時とは題名が改定されていたからである。普段から情報収集を怠らなければそんあことはないだろうということはわたsには当てはまらない。なぜならば発売日に手にとる楽しみのために事前情報はあまり仕入れないからである。 前置きはさておき、「天槍の下のバシレイス」である。 カテゴリーとしては「斜陽の人類世界」(というカテゴリーがあるのか知らないけど)を中心にした群像劇といったところだろうか。 主人公たちに目立つ特殊能力がないという意味ではあまりライトノベルっぽくない。文明が緩やかに後退しつつある世界。現代よりも昭和40年ごろに近い生活水準の中で、ごく普通に存在する超技術「高度虚像物質」(ディノス)、多脚機動砲台、質量刀。 これらの超技術でもって挑むのは異文明の産物である"塔"と巨大生物群"剛粧" …あ、挑んでるわけじゃないか。実は防衛闘争であったりする。 話の筋だけならば戦闘を中心にして進みそうだが、でも戦闘がメインというわけではない。 むしろ日常の話が中心で、そのなかに異常(ネタばれ)を織り込んでストーリーを展開させていく。物語に強く引き込まれる感覚を感じたのは久しぶりだった。 そういえばこの作品、シリアス?なストーリーのわりには、やたらネタばれの描写に力がはいっているような気がする。挿絵も多いし。 |
みづき | 著者である伊都公平氏のデビュー作、第61魔法分隊シリーズは第1巻では「イナカの町で繰り広げられる国家間レベルの陰謀、戦い、何より愉快な警備隊の日常」というものでしたた。 2巻以降はタイトルである「第61魔法分隊」自体が全く活躍、というより機能しません。メンバー一人一人がそれぞれ単独で動き回り、群像劇になってしまった。まあそれはそれで面白かったのですが。 そんなこんなでなんとか終止符を打ったデビュー作「第61魔法分隊」に続いて放たれたのがこの「天槍の下のバシレイス」。元の連載時のタイトルは「西方世界剣魔攻防録」という第61魔法分隊と同様のセンスが前面に出まくった誤解をあえて招くようなファンタジック溢れるタイトルでしたが編集の賢明な判断で改題。ちなみに僕は前タイトルが好きでした。ロゴもカッコイイし。いや本当に編集の判断は皮肉もなしで賢明だとは思いますが。 話がズレましたが、本作「バシレイス」は「魔法分隊」1巻での「イナカ町で繰り広げられる愉快な警備隊の日常」をやり直したものだと僕は思っています。 また、その「やり直し」はファンタジー世界から現実世界へと舞台を変えることにより、より読者に親密感と感情移入を促しやすくし、ただのやり直しで済ませていません。 とりあえず話は変わりますが主人公、川中島敦樹嬢は名前も男らしく性格も男らしく表紙でセーラー服、口絵に半裸絵まで描かれているというのに性別がよく間違われますが立派な現役女子高校生です。 電撃文庫の主人公キャラクターの中でも抜きん出て男というより漢らしいと思いますが……。 |
mikazuki | 榊版ガンパレードマーチ、ディバイデッド・フロントときたので少年少女戦場もの第3弾。 本作を含むこれら三作の世界観における共通点。 ・現代に近い近未来、あるいはそれに類する時代の日本を舞台としている。 ・日本を含む世界は異界からの怪獣型の侵入者の脅威にさらされている。 ・それらの侵入者と隔離された地域での戦闘を行っている。 ・主人公たちは少年や少女で既存の軍隊、またはそれに類する組織に編入され侵入者との戦闘を職務としている。 3作だけとはいえこれだけ共通のフォーマットを使っているというのは興味深いことだと思います。 もちろんこのフォーマットに対する説明付け、設定付けはそれぞれ工夫されていますが。 戦争を描くことを避けつつ戦場を作り出すために有効な舞台設定ということでしょうか? この天槍の下のバシレイスはその中でも学園もの的な部分が強く、ミリタリー色は希薄です。 主人公たちは普通の高校に通っていて、そこでの級友たちとのふれあいが魅力の一つ。 反面、世界設定から連想するような戦場の雰囲気、閉塞感、死の予感といったものはあまりなく、それが人によっては長所であり短所でもあるかもしれません。 わりと気構えなく楽しめるのであまりハードな戦場ものには尻込みする人にもオススメできます。 こういうやりかたもありかなと思いまして、一つの作品単体としてだけでなく作品横断的にオススメをしてみました。 |
toshi-ko | 脚付き戦車は、漢の浪漫!? コミュニケーション不能な謎の生物との戦いを描いた話はいろいろあるが、だから同じものがあるからダメって言う判断で読まないのは後悔すると思うシリーズ。 とにかくこの作品のウリは、多脚砲台や、連装刀と言った、巨大生物と戦うためのギミックがユニークという点でしょうかねぇ。 使用者の思い通りに大きさの切り替る連装刀や、足の付いた戦車はなかなか面白いギミックだと思えます。 やはり、戦車は六脚であるべきです。 ただこのシリーズは、生き残りをかけた戦いでなく、戦いが日常となった世界での少年少女の日常を描いている点が他と違う視点ではないでしょうかねぇ。 あと、戦場が神戸なので、地元の人にはなかなか楽しめるのではないでしょうか? |
HAYA | 近未来、突如世界に出現した未知なる文明、そして生物。それと戦うは、ハイテク兵器で武装した高校生たち。そんな感じの設定。こういう話は、設定から入る方が多いと思うのですが。 個人的には、やはり主人公の敦樹という少女の魅力が、すばらしいと思います。ネタばれ。物語の軸はここにあり、だからこそ、危機的状況の中でも日常を大切に、楽しく生きている人たちをあえて描いているのだ、と思います。 彼女の男気あふれる戦いっぷりも、またそれをサポートする個性的な仲間達も上手に描かれています。 前作の『第61魔法分隊』とは、仲間メンバー一人一人に焦点を当てていく群像劇という点では似ているのですが、この作品は主人公の魅力を中心に据えているという点で、成功している、と思いました。 |
ふらつき | 謎の生物の襲来に緩慢と滅んでいく人類。その世界で戦う少年少女を描く話。といったところでしょうか。 本来ならば非常にシリアスになるこの設定ですが、この作品では味付けが違います。 戦闘に身をおく少年少女にも学校はあり、それぞれの日常があるのです。また、そんな世界のクラスメイトもそれぞれの普通と何ら変わらない日常を送っているのです。 多脚砲台や連装刀のかっこよさに目がいきがちで、もちろんそれもかっこいいのですが、実際にはこの作品の真の魅力は主人公たちの日常にあります。思い思いに日常をすごす戦うべき少年少女たち。また、それを支えるというよりは囲む、変なクラスメイト(主人公たち以上にライトノベル的変人ですらあります)。人類が滅ぼうとしていても、そこにはテストに悶え、恋に悩む、今の世界に生きる僕らと何ら変わらない高校生がいます。 戦闘と日常。むしろ戦闘の中にある日常の物語です。 えっと、なぜか百合分がほのかに配合です。 |
狩田英輝 | 浪速の高機動百合夫婦漫才第一弾。巨大生物におそわれ、分断された黄昏の世界を日本一漢らしい女子高生が眼鏡っ子の奥さん連れて鉄板担いで駆け巡ります。 日常生活の細やかな描写と、ゲテモノ兵器のオンパレードの対比がたのしいですね。 |
極楽トンボ | 他の人もおすすめされてるし、もはや時間がとれないので一言だけ。 設定にすっころびました。 あと日常の描写に力を入れてるところもなんか気に入りました。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
玲朧月 | 人物がうまい・かわいいのはライトノベル系では必須だと思うが、その上できちんと人物を描き分けられて、その上メカもうまい人となると実はかなり少ないと思う。 瑚澄遊智さんはその少ない中の一人だと思う。 メカ物を描いているところを知らなかったのだが、この作品で初めてみた多脚砲台のメカ・デザインや小物類の設定は、十二分に世界感を膨らませてくれていると思う。 ライトノベルにおいて挿絵の要素はかなり比率が高いと思うが、たまに首をかしげるイラストと内容があっていないと感じられるものがある。その逆に互いに作品世界を膨らませてくれる"幸せな出会い"の一つだろう。 ちなみに裏表紙は二巻表紙登場のデフォルメキャラが描かれている。これに気づくのはずいぶん遅れました。 一巻では読者サービス(笑)が多いのが特徴。 中でも駿逸なのがP51。…すっごくネタばれっぽい敦樹とちょっとギャグ気味の佐里がかわいい。 |
タイトル | 学校を出よう! 6 VAMPIRE SYNDROME | |
シリーズ | 学校を出よう! | |
著者 | 谷川流 | |
イラストレーター | 蒼魚真青 | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2828-0 | |
発行年月日 | 2004-10-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
黒雨 | SFというよりもメタと行ってしまった方が早いのが今回の5巻、6巻の流れなんだけれど、メタというよりも、小説というものの存在に喧嘩をふっかけている印象の方が強いです。 繰り返される連鎖は、まるで読者が作者になったように、登場するキャラクターを制御していく流れをおわされる。いうなれば、読者を作者側の視点に立たせてしまう、非常に面白い構造になっています。 ネタばれ 今回の『学校を出よう!』は話がきちんと小説という枠組みの中で、あれだけやっておきながら最終的には世界観すら壊さずに、一本の小説として構成されているという点がすごいです。 ただ単にメタ的な視点を入れただけで話が面白くなるわけがない。それを元にした上で、話を構成して提示されていなければならない。そして、その話自体も面白いってのが、この作品の巧さだと思うわけですよ。はい。 なんというか、この6巻は今までのシリーズ既刊を踏まえた上で読むことをオススメします。この6巻で、今までの内容ともども、全てを再昇華させています。なんかここまでやられると感嘆しか出てこない。 面白かった。 |
sai1970 | 前巻から続いている吸血鬼話の謎解きに関してはハッキリ言ってご都合主義なのだが、この間の読み所は宮野だろう。 宮野が自分の直感と推理を頼りに世界の謎にに迫っていくシーンは読んでいて背筋がぞくぞくした。 このシーンを読めただけでも、ここまでこのシリーズに付き合った甲斐がある。 それと自分の心に向き合って宮野に対する自分の気持ちを言葉にして認める茉衣子は可愛くて良いです。 |
練馬 | 5巻と続き物なので、まとめてこっちに。 いやぁ、学校を出ようは、くっつききらないわりにカップリングが鉄板で実にいいですね! 後、今回の事件はもう宮野秀作オンステージ。もう半分主人公は奴です。 随所随所で、高崎佳由紀もおいしいとこもっていったりしますが。 後、茶化し抜きでストレートな島瀬真琴とか、案外に内弁慶な茉衣子とかも。 5・6巻は、シリーズで最も実験的な巻です。 SF的要素と、物語の語り方を上手く合成させています。しかもそれがまた上手い! |
極楽トンボ | わかりやすさなどでは明らかに同作者のハルヒシリーズに軍配が上がるのですが、それを差し置いてでもこちらを推したくなる、そんな中毒性がこの作品にはあります。 てんこ盛りの異能力者達の中にあって一人なんの能力も持たない人間として寮長を務める高崎兄の屈折、人の心を読める嶋瀬真琴の心の裏側、トリックスター宮野の本質などなど、いろいろなものを背負った登場人物の人間模様が第一部完結と言うことで一区切りを迎えます。 いやはや! 堪能させていただきました。 |
INN | 超能力者の集う学校を舞台として繰り広げられるお話。5巻と6巻で一つの話となっています。 5巻では突如起こった謎めいた事件を調査。徐々に明らかになっていく真相は、とにかく続きに期待せずにはいらません。そして6巻で明らかになる、驚異の真相。非常に面白かったです。 宮野の活躍が特に素晴らしい一冊です。普段はおかしな言動が絶えない人物が、事件となると一転してキレ者っぷりを発揮する様が素非常に魅力的。特にこの5,6巻では、宮野無しでは話が進まないほど。読んでいる間、次に宮野がどんな活躍をするのか、楽しみで仕方ありませんでした。 このシリーズを未読の方は、まず2巻まで読んでみて下さい。それで気に入ったら、次は4巻まで。そこまで楽しめれば、後は最後まで一気に読めると思います。 |
CAX | 上下巻構成の5巻・6巻を合わせての感想。 宮野と茉衣子のツンデレコンビと、佳由季と真琴の逆(?)ツンデレコンビの会話が楽しいです。それ以上にSF的というか、メタ的なアプローチも面白く、飽きさせません。 「PSYネット」「タイムトラベル」「想念体」「平行世界」「呪い」。各巻ごとにテーマを変え、品を変え、上手く作品世界を広げているのが好印象。そして、この「学校を出よう!」シリーズは、特有の切ない感じの読後感を抱かせるラストとなっています。この辺りの後味も結構好みです。 個人的には「涼宮ハルヒ」シリーズよりも楽しみなシリーズです。 早く続きを……。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 彩雲国物語 黄金の約束 | |
シリーズ | 彩雲国物語 | |
著者 | 雪乃紗衣 | |
イラストレーター | 由羅カイリ | |
レーベル | ビーンズ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-04-449902-0 | |
発行年月日 | 2004-03-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
おむらよしえ | 家柄はいいのだが、すっかり貧乏暮らしが板についてしまっているお嬢様の紅秀麗。前巻ではネタばれに入る羽目になったが、今回は文官のお手伝いをすることになった。その有能振りを発揮する秀麗だったが、女が官吏になることはできない。夢を追いつづけるか、あきらめることを選ぶのか。 現実を見てしっかりと地に足ついてはいるのに、見上げる先は天の上という、清々しい物語になっています。やたら見栄えいい男がたくさん出てきますが、そんなのよりだんぜん秀麗が男前でかっこいい!(笑)全体的にはコメディタッチで楽しく読めました。 |
極楽トンボ | ほんとに秀麗はかっこいい! あえてかわいいと言わず、かっこいいと形容しましょう。 ごめんなさい、時間がないのでこんな貧しい表現に……(汗 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ネコソギラジカル 上 十三階段 | |
シリーズ | 戯言 | |
著者 | 西尾維新 | |
イラストレーター | 竹 | |
レーベル | 講談社ノベルス | |
書籍コード | ISBN4-06-182393-0 | |
発行年月日 | 2005-02-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
かげつ | 「戯言だよな」が口癖の、やる気全くナシな大学生いーちゃんの語りによる『戯言シリーズ』クライマックスその1です。 いーちゃんが大学に入学して以来、毎月やたらめったら美男美女で天才がざくざく出てきて殺人事件が起きる訳ですが、ミステリを期待してはいけません。 これは『青春エンターテイメント』です。 ネタばれ 主要人物は大抵口癖をもっており、その生かし方、言葉遊びも実に秀逸です。 |
奈望梨義仁 | ジャンルはおそらくミステリでしょうが、決してミステリを期待してはいけません。 この作者、西尾維新(ローマ字で書くと、上から読んでも下から読んでもニシオイシン)のすごいところは文章力。想像を絶するであろう語彙力。言葉遊びの大変うまい人です。 宝島社「このライトノベルがすごい!」では惜しくも2位。もしこの本が「ライトノベルとして読者に認知されていたのならば」1位をとったかもしれない作品。ま、戯言なのでしょうが。 |
Hunter | 一応ミステリなんですが、この作品にそれを期待してはいけません。 この小説の最大の魅力は、『言葉』です。 これまでに、ここまで『言葉』をうまく使った小説はほかにありません。 登場人物も、かなり個性が立っていて、掛け合いを読むだけでも十分に面白いです。 ぜひぜひ、一度お試しあれ。はまる人ははまります。 |
黒原はいく | ネタばれ ザ・言葉遊び。これほど上手く韻を踏んだ台詞を、これほど多く(時に微妙に脈絡なく)多用し、世界観を崩壊させない……それどころか普通に面白い。こんな作者様はそうそう見られないですね。クセは強いが普通にオススメ。ヘタレ脱出ネタばれの主人公ネタばれもオススメです(笑) |
こま | 戯言シリーズ最後の3部作の序章。 これまでのシリーズ既刊を読んできた人にとって今作の登場人物の欄は笑みを抑えきれないのでは。 想像して待つ楽しさと早く続き読みたいという衝動とが変に絡ってます。 妙な気分です、実際。案外存外悪くないもんですがー。 ぜひ一読あれ。そして戯言の世界へ共に進みませう。 |
みどりや | 「多分無理だと思うから、そう言ったんだけどねー。聞く耳なしって感じ。馬の耳に念仏、釈迦に説法だよ」 「その二つの諺(ことわざ)は意味が全然違うよ」 「でも、現象は同じ」 「まあ、同じだね。それに……彼女が馬だろうと釈迦だろうが、どっちにしたって、ぼくらには、関係のない話だけどね」 「うん、そうだね」 わたしは、こんなおしゃれな台詞が満載の西尾維新氏ならびに<戯言シリーズ>を応援します。 少しでも多くに人に読んでもらい楽しんでもらえたらいいなと思います。 でも、この応援文を読んでいるあなたは、馬かもしれないし、釈迦かもしれないんですよねー。 そして結局のところ、「バックノズルにジェイルオルタナティブ」。 西尾維新氏の作品を読むことになっている人間は、遅かれ早かれ、必ず氏の作品を読む。 そして今、あなたが氏の作品を読まなかったとすれば、変わりの誰かが氏の作品を読むわけで、この時代における西尾維新氏や<戯言シリーズ>の評価は変わらない。 そうだとすれば、こういう応援文を書こうと書くまいと、 「どっちにしたって、大勢には、関係のない話だけどね。」「うん、そうだね」 あれ? じゃなくて、みどりやは西尾維新氏ならびに<戯言シリーズ>を応援します。 「わん」「……………」「きゃ、きゃぅーん……」 |
獅子介 | 戯言シリーズは僕がライトノベルに手を出すようになったきっかけの作品です。 で、これがその最終章その1。 斬新で、リズミカルな西尾維新先生の文章にはいつも酔ってます。ホントに。 そういえば、この作品は去年の9月発売予定だったんですよね。で、いろいろ諸事情があって延期すること5ヶ月。様々な憶測が飛び交いましたけど、読んでみるとそんなことが消え失せてしまうほどの作品でした。そして続きが気になる(笑) 竹さんのイラストも素晴らしいですよね。哀川潤は今回もまた美人で…。 次回の作品は期待して間違いは絶対にないです。 |
ブロンドちょこ | いくら言葉を尽くしてもこの面白さは語りつくせない しかし全てはこの一言に集約される とにかく「読め」 読んで日本語の面白さに萌狂え |
高空昴 | まさしく「青春エンターテイメント」という文句がぴたりとはまる戯言シリーズ。 青臭さと言葉遊びに塗れた、けれどそれだけではない、つまるところ『面白い』この作品群を読まない手はないでしょう。 西尾作品はとにかく言葉の操り方が秀逸だと思います。 読んでいて「ああもう、本当に日本語って面白いなコンチクショウ」と思わされます。これもまた作中でいう「戯言」なのか、強烈すぎる浮世離れしたキャラクター達が、この言葉の波によってグイグイとこちらの中に入ってきます。 ああもう、面白いなあっ。 要点要点でシニカルさの抜けた「奮い立つ言葉」も大好きです。 ただただ「達観したふりをした」小説だと思ったら損ですよ? |
只一人 | 自分はこの本を見て、読む前から感動していました。 「ああ……やっとでたか……」 とまぁ、そんなことはさておき。 期待通りの圧倒的な戯言っぷり。 この巻から膨大な量の伏線が徐々に展開されていきます。 ページをめくるごとに圧倒され、惑わされ、仕舞いには訳がわからなくなるという戯言を余すところ無く詰め込んだ一冊です。 |
極楽トンボ | 普通の人間は出てこない、超人バトル。 ミステリは時々そういう要素がでてきたりもする、程度の認識で。 なんにせよ中毒性の高い内容で、戯れ言遣いの戯れ言ぶりもさすがの一言です。 おなじ語彙の言葉を1ページに渡って並べ続けるのを見るのは壮観です。 とにかく1にも2にも戯れ言、これに尽きますね。 |
ミズノトリ | 西尾維新の代表作・《戯言》シリーズの完結編の序章。 いよいよクライマックス。 いーちゃんはこれからどうするのか、玖渚に出番はあるのか(いや、あるだろうけど)、 《赤き征裁》は父親を制裁できるのか、狐さんはこれからどうなるのか、 そして、崩子ちゃんは生き残ってくれるのか。(むしろこれがいちばん大事) 出夢くんも生き残って欲しい。(これはその次に大事) とにかく、間違いなく、想像も出来ないような物語を創造してくれるだろう。 果たしてそれは最強のハッピーエンドなのか、最悪のバッドエンドなのか。 なんにせよ傑作であることだきゃー確かだな。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
秋山真琴 | 竹さんの描くキャラクタは、何て言うか、浮世離れしている。きっとこの世界とは別の、突飛な人々が破天荒な生活を送っている世界を、竹さんは垣間見ることができるのだろう。 |
タイトル | 撲殺天使ドクロちゃん 4 | |
シリーズ | 撲殺天使ドクロちゃん | |
著者 | おかゆまさき | |
イラストレーター | とりしも | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2784-5 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
松葉蕗 | あとがきに、騙されました(笑)ビックリしますよ! 南さんが可愛いんです…!ツンデレ?好きな方は是非。 いろんな人があんな事になったり、どうなるの!?と心配しながらも 笑いました。途中ネタばれのネタがあるのですが、 読んでて、お茶を噴出してしまいました。 |
リッパー | 修学旅行「そうだ京都へ行こう」(鈍行&特急)編を収録。 撲殺された桜クンの脳漿が清水の舞台からキラキラと舞い落ちる様に雅の心を見ました。 |
ひさ | 信じちゃいなかったけど3巻での「完」もやっぱりネタだったし。他の電撃 作家陣や電撃作品ネタを積極的に盛り込み出したのはこの巻からだったかな? その辺りに関しては、読んでて笑えたりびっくりしたり楽しかったりなので 文句無し。まともにラブコメやってるのは結構意外だった。南さんが可愛いよ。 |
極楽トンボ | 意外と根っこはしっかりしている撲殺無軌道ラブコメ。 アニメ化するとか半分冗談で言ってたら、いつの間にかほんとにアニメにもなっちゃいました。 一度は読んどいて損はないと思いますよ! たぶん。 |
タイトル | 最後の夏に見上げた空は | |
シリーズ | 最後の夏に見上げた空は | |
著者 | 住本優 | |
イラストレーター | おおきぼん太 | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2890-6 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | 2巻までを通しての応援です。 SF的な設定は確かにツッコミのはいる余地が大いにあるんですが、 そんなものはどうでもよろしい(と、敢えて言いきります) 大事なのはこれが教師と女性との恋愛物語が本質であるということ。 それだけでもう、読む理由には充分だと思います。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 楽園の魔女たち 楽園の食卓後編 | |
シリーズ | 楽園の魔女たち | |
著者 | 樹川さとみ | |
イラストレーター | むっちりむうにい | |
レーベル | コバルト文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-600454-2 | |
発行年月日 | 2004-07-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
rokugomarunisai | ユーモア、パロディ、ギャグ。それらを平易な文章で綴る樹川さとみは(ことに昨今)、名人と呼ぶに相応しい作家だ。本巻で代表作、『楽園の魔女たち』は見事な大団円を迎えた。最終巻が一番面白いという、最高のファンサービスも堪能させてもらった。 だが、これで終わりではないはずだ。シリーズの合間に『死に神見習い修行中!』『千の翼の都』などの佳品を仕上げてさえいるだから。とまあ、こう期待せずにはいられない作家のひとりではないだろうか。個人的には随筆、たとえば向田邦子『父の詫び状』のような作品も読んでみたい。 |
かげつ | とうとう終わってしまいました。 最後まで笑いあり涙ありのエンターテイメントに徹してくれました。 それぞれがそれなりの決着を迎え、綺麗に着地してくれたと思います。 ほんの少しずつしか触れられなかったゲスト達のサイドストーリーのように、楽園メンバーの今後はもう語られることはないだろうと思うとちょっと切ないですが、次回作にとても期待しています。 ネタばれ |
からり | 終わってしまった・・・。というのが最初の感想です。もっと続きが読みたかったなぁと素直に残念な気持ちが強いです。 ストーリーとしては、思っていた以上にダナティアが強かったです。その強さはシリーズの最初からは考えられないもので、だからこそ最終巻にふさわしいと思います。 それはこの巻のサラや前巻のファリスにも言えることですが。(マリアは最初から結構完成されていた気がするので除外(笑)) 全ての謎は明かされているようで、はっきりわからずと、なんだか不思議な感じ。でもそれでいいのかもしれません。なによりこのシリーズがすごいのは、いくらでもシリアスに転がっていける展開のなかであくまでコメディーとして突き進んだことですからね。 最後ですが、支部長さんの「へっぽこー!」が聞けなく(読めなく?)なるのが残念でなりません(笑) |
きさら | まいじゃー推進委員会さんでこの作品を知り、何気なく読んでみるとこれがもうハマりまくりで、一気に読み進めました。それもついに最終巻。まさに、大団円の最終巻です。どこまで彼女達らしく、どこまでも彼女達であり続けたこの作品を読まずに死ぬと、人生の23%程を無駄にする事になります。 |
極楽トンボ | 終わってしまった…… 楽園に住まう魔術師エイザードの元に集まった、地位も理由もてんでバラバラな魔女見習い4人。彼女たち4人を中心として描いた笑いあり涙ありの傑作ストーリーもついに大団円。 コメディを中心としつつも、時にはさらりとものすごく重いテーマを扱ったりそれはもう目の離せない展開の連続で、だれると言うことが最後までありませんでした。 20巻以上を数えたこのシリーズですが、一息に読破させてしまうだけの魅力がこの作品には詰まっています。 ほんとうにほんとうにおもしろかった!! |
いさご | とてもとても幸せなお話です。 上質なお話を力を抜いて楽しみたい方。 登場人物達の笑顔を見ていたい方。 最近ちょっと気疲れしてしまった方。 そして、幸せなお話を読まれたい方に、特にお勧めさせて頂きます。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 殿がくる! | |
シリーズ | 殿がくる! | |
著者 | 福田政雄 | |
イラストレーター | 相楽ヒロカズ | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630201-2 | |
発行年月日 | 2004-08-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
トビー(偽) | なんと、現代に"あの人"がやってきた。はてさて、どうなることやら!? 似たような内容のモノに漫画の「内閣総理大臣 織田信長」がありますが、あれは純然たるコメディでしたしね。 というわけで、戦国武将にして希代の戦術家・政治家・経済人である織田信長が、現代にタイムスリップ。破天荒な彼につきあわされる気弱な少年の話です。 この信長、じつに魅力的な人物に仕上がっています。豪快かつ機微に聡く、わがままでありながら人を引きつけてやまない。 そんな彼の周囲では、とうぜんいつも騒動ばかり。 そして、ついにその"騒動"は、国をも揺るがす大事件へと発展し・・・・・・ 最初はドタバタ劇に終始するかと思われたのが、終盤では実に大きな展開に。主人公も活躍しますよ。 個人的にはツンデレな内藤さんが可愛くて仕方ないんですが。 |
極楽トンボ | 現代の日本に、織田信長がタイムスリップしてやってきた!というお話。 なによりもまず信長のカリスマと気迫、これに尽きます。やっぱりかっこいいなあ信長は。 それと主人公……は、まあこの際別にどうでもいいので(いやそれなりに見せ場はあるんですけどね?)ヒロインの内藤さんがすごくかわいかったです。 ツンデレですええ。 |
sai1970 | 日本史に燦然と輝くスパースター織田信長が現代社会によみがえる! 戦国時代の常識で行動する信長が、現代社会で巻き起こすドタバタ大騒動を楽しむコメディ・・・かとおもいきや。 結構マトモです…織田信長。 確かにその思考、行動は現代社会の常識とは相容れないが、むしろ間違っているのは現代社会の常識の方か!?なんて深読みもできる面白い小説でした。 |
ひさ | 織田信長が過去からやってきた!? さて困ったどうしよう? な物語。 騒動はあれど、それは現実と余りに相容れない信長の思想によるもので、 現代社会に対する物事は有り得ない速さで理解して行く。そういう信長の 破天荒な性質が妙に好感持てて楽しめたり。あと実際現実と照らし合わせ たらどうだろう? と思わず想像を膨らませたくなる辺りも面白い。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 女神の花嫁 後編 | |
シリーズ | 流血女神伝 | |
著者 | 須賀しのぶ | |
イラストレーター | 船戸明里 | |
レーベル | コバルト文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-600397-X | |
発行年月日 | 2004-03-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
おむらよしえ | 「流血女神伝」シリーズの一冊。「流血女神伝」は、カリエは猟師の娘として育ったが、皇子の身代わりとなることをいきなり強制される。ジェットコースター、という比喩がふさわしい、続きが毎回楽しみな作品です。そしてなんといっても文章が上手い。そして登場人物たちが魅力的でありかつ「生きている」ように感じられる。キャラクターとしても、かっこいい男が目白押し、かっこいいお姉さまもあり、いきな女友達もあり、と魅力的です。そして何よりも主人公のカリエが名前や身分をどんどん変えざるを得ない状況に追い込まれながらも、常に希望を失わず、戦い続ける姿が快感です。展開もドラマティック。物語好きにはもう絶好でしょう。また、少女向けを読まない方にも、これはおすすめではます。文章が湿気ていないので、読めると思いますよ! 「帝国の娘」(前後)、「砂の覇王」全9巻、「女神の花嫁」(前中後)、「暗き神の鎖」(前中後)の現在17巻(続刊予定)と、外伝の「天気晴朗なれど波高し。」1〜2巻が発売中。順番通り読まないとほんとにいけないシリーズです。 この「女神の花嫁」は、「帝国の娘」後編で登場するラクリゼの今までの人生の話で、特にこの話を読んで断然評価が上がりました。ほんとうにおすすめです。 |
rokugomarunisai | コンスタンティノープルの陥落を意匠に据えた、『流血女神伝』始原の物語にして現在の最高作。昨今の緩い悲恋話など比較にならない凄絶さ、残酷さ。激しさと、それでいて悪い意味での過激、リリシズムに走らない抑制。数十年後、須賀しのぶを語る上でも外せないであろう一作。これを気に入った方は『嵐が丘』などもどうぞ。 |
ひさ | これまで割と伏せられていたラクリゼとサルベーンの関係を中心に、ザカリア 女神を信仰するザカール人達の事実を描いた外伝エピソードの最終巻。息苦し い閉塞感は相変わらずながら、ようやく謎が解かれた開放感もあったり。 しかし外伝とは言え、この三部作は知り合い事が知り得た喜びと本編を凌駕す る程の物凄い展開に圧倒されっ放しでした。興味あらば最初から一気に読むべし。 |
葉月あき | 本編にて主人公カリエを様々な形で守り続けるラクリゼの半生を描いた、外伝エピソード最終巻。 最後まで本編に負けず劣らず壮絶で過酷な物語でした。 特に後編の大半を費やして語られたヨギナ攻防戦は、これでもかというぐらい色々な要素が詰め込まれた贅沢なもので読み応えも十分。 様々な経験を経て、強く凛々しくそして誇り高い女性となったラクリゼですが、そこに至るまでに失ったモノも計り知れず…。 過酷な運命の果てに、カリエだけではなく彼女自身も幸せになれることを願わずにいられません。 |
サトコ | 流血女神伝シリーズ外伝。本編で暗躍するラクリゼが主人公。はじまりの物語。 中編までは確かにおもしろいのだが、やや単調な印象を受ける。しかし、後編で一気に加速度的に展開していく。本編では今まで語られることのなかった、サルベーンとラクリゼの濃密な仲と離別、そしてヨギナ陥落。息を呑むしかない。 是非本編既刊を先に読んでから、こちらに取り掛かっていただきたい。 ちびカリエとちびエドがちょこっと出演しているのが、少々嬉しかったりするが。 |
極楽トンボ | 本編ともタメをはれるだけの重い内容を伴った外伝でした。 ラクリゼの覚悟が痛いぐらいに伝わってきました。 (ものすごい好きなシリーズなんだけど、今言葉の泉が枯渇していて上手い表現が出てきません……) |
t-snow | 先の読めない容赦ない展開が魅力の流血女神伝シリーズの外伝、というよりはネタばれ。 ラクリゼとサルベーン、幸せだった二人がどんどん道を分けていく様はまさに凄絶。 先に本編を読んでその後の二人がどうなるかが分かっているだけに、悲しくて悲しくて。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 暗き神の鎖 後編 | |
シリーズ | 流血女神伝 | |
著者 | 須賀しのぶ | |
イラストレーター | 船戸明里 | |
レーベル | コバルト文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-600500-X | |
発行年月日 | 2004-11-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
おむらよしえ | 「流血女神伝」シリーズの一冊。「流血女神伝」は、カリエは猟師の娘として育ったが、皇子の身代わりとなることをいきなり強制される。ジェットコースター、という比喩がふさわしい、続きが毎回楽しみな作品です。そしてなんといっても文章が上手い。そして登場人物たちが魅力的でありかつ「生きている」ように感じられる。キャラクターとしても、かっこいい男が目白押し、かっこいいお姉さまもあり、いきな女友達もあり、と魅力的です。そして何よりも主人公のカリエが名前や身分をどんどん変えざるを得ない状況に追い込まれながらも、常に希望を失わず、戦い続ける姿が快感です。展開もドラマティック。物語好きにはもう絶好でしょう。また、少女向けを読まない方にも、これはおすすめではます。文章が湿気ていないので、読めると思いますよ! 「帝国の娘」(前後)、「砂の覇王」全9巻、「女神の花嫁」(前中後)、「暗き神の鎖」(前中後)の現在17巻(続刊予定)と、外伝の「天気晴朗なれど波高し。」1〜2巻が発売中。順番通り読まないとほんとにいけないシリーズです。 この巻では、みんな大集合。もーれつに楽しかったです。 |
かげつ | 大陸の覇権と神話の現出が絡み合って、ジェットコースター人生減速無しな主人公カリエですが、このザカール編でも過酷極まりない状況に放り出されています。 それでも、希望を捨てない彼女に拍手を送りたいところですが・・・そこここに記された不吉な未来がなんとも。 ラクリゼ共々、絶対幸せになって欲しいです。 |
ひさ | 過酷で無慈悲で無情なカリエの運命。読みながらある程度はダークな展開を予想して 身構えてはいましたが、実際には予想以上でかなり叩きのめされてしまった気が……。 しかしそういうのにも魅入ってしまう辺りはもう物語の虜なのですよね。一縷の希望に カリエの幸せな結末を願いつつ、今夏よりスタート予定の最終章を楽しみに待つ。 |
月季 | とことんまで叩きのめされた気分でした。予想を上回るダークな展開と、その先にある結末と……泣きはしませんでしたがしばらくの間は何も出来ませんでした。まさに放心状態。コバルトに置くにはもったいない作品ではないかと。それでも数少ない癒しのシーンには笑いました。もうグッジョブです、イーダル(爆) |
練馬 | シリーズ通して一押しなので、取り合えず最新刊に投稿します。 「帝国の娘」が2冊、「砂の覇王」で9冊、外伝的な「女神の花嫁」で三冊。そしてこの「暗き女神の鎖」で3冊と、かなり冊数が出てる有名シリーズですが、レーベルがコバルトなので男性で読んでる方は比較的少数でしょう。 しかも、冊数が多いことが逆に仇となって手を出しかねている人もいるでしょう。 だがあえて多くの男性読者に向けて言いましょう、読めと。 歴史上の偉人などで「事実は小説より奇なり」といわんばかりの強烈な人生を歩んでいる人がいますが、この小説の主人公カリエの人生はまさにそれです。 歴史ロマン好きな人などは多分ドハマリ間違い無しだと思います。 また、巻が進むごとに出てくる国家間のやりとりと言った政治ドラマ的一面もかなり面白いです。カリエの歩んだ人生から必然的に王族・地方有力者といった統治者側の人間が多く出てきますが、彼らのやることがまた人を驚かせてくれます。 |
極楽トンボ | ほんとーに最後の最後まで落としどころが全く見えない、1巻さきどころか1章先は闇か光か予想不能のジェットコースター・ファンタジーです。 先の読めない手に汗を握る展開、そして丁寧に描写された登場人物達。特にカリエが一歩一歩さまざまな体験を通して成長していきながら、それでも決して曲がらない一線を保っているところから目が離せません。 諸手を挙げてオススメしたい良質のファンタジーです。 ……それにしても、どういう結末を迎えるんでしょうか…… |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 涼宮ハルヒの暴走 | |
シリーズ | 涼宮ハルヒ | |
著者 | 谷川流 | |
イラストレーター | いとうのいぢ | |
レーベル | 角川スニーカー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-04-429205-1 | |
発行年月日 | 2004-10-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 夏、秋、冬をテーマにした短編集。 短編集なので、ザ・スニーカーに連載された物+書下ろしが基本なのだけど、あえて季節をテーマに3作品に厳選した所がポイントです。 しかも、ネタばれに絞っている所が、蝶、サイコー! エンドレスエイト 訳して「終わりのない8月」なんて言うかそのまんまで素敵すぎです。 射手座の日 秋のコンピューター研の逆襲を描いたシミュレーションバトルがネタばれ独壇場です。 雪山症候群 雪山で遭難するエピソード。ネタばれ大ピンチです。 しかし、ネタばれに切り替りつつあるのは仕方ないのでしょうかねぇ。 困難を振りまく人と、萌キャラだけどあんまり役に立たない人と、困難を共に乗越え解決に導く人の内、 誰に一番惹かれるかと言えば・・・。 |
ぎをらむ | 短編「エンドレスエイト」はなぜ「終わらない8月」なのに「エンドレスオーガスタ」ではないのでしょうか。それはエンドレスを∞(無限、メビウスの輪)とかけているからではないかと思います。つまり「エンドレスエイト」は「∞」=「8」なのです。 ひょっとするとただの私の思い込みかもしれませんが、こういう謎かけ、大好きです。 |
極楽トンボ | 他の人の感想もあがっているのでごちゃごちゃ書くのはやめにします。 長門がすべて。ええそれだけですとも。 ……あれ、前作と感想が一緒だ!? シリーズ全体を通してキョンの戯れ言垂れ流しとかも好きですととってつけたようにフォローしておきます。 |
(ハンドルを捨てて、今は名無し) | 循環する時間と閉じられた空間を巡る二つの物語を能天気なエピソードで繋ぐ構成がお見事。 不条理が醸す不安と恐怖のなかで世界の数学的原理のみが唯一の寄る辺。じりじりと迫る焦燥感がたまりません。 |
練馬 | スニーカー掲載分に書き下ろし一本をくわえた短編集。 贅沢を言うなら、「エンドレスエイト」は「消失」より先に読んだ方がいいかもしれません。 退屈→消失のように短編のなかに長編の伏線を仕込んでおく事がある谷川さんですが、今回は「雪山症候群」などという露骨に先がありそうな話まで仕込んであり、単純に話を楽しむ以上に長編のことを考える燃料にもなりそうです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
リッパー | 夏休みのお話があるので、女の子たちの水着姿と浴衣姿がカラー絵で拝めます。萌へ。 |
タイトル | 涼宮ハルヒの消失 | |
シリーズ | 涼宮ハルヒ | |
著者 | 谷川流 | |
イラストレーター | いとうのいぢ | |
レーベル | 角川スニーカー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-04-429204-3 | |
発行年月日 | 2004-08-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
ミズノトリ | この作品の見所は三つです。 第一の見所。ハルヒが消えた世界のネタばれ。 ネタばれが、ごくありふれた普通の存在になってしまう。 このギャップが強烈かつ凶悪です。 第二の見所。この事件を引き起こした人物は、どうしてこのようなことをしたのか。 これまで完璧と思われていたネタばれも、実は完璧な存在ではなかった。 第一の見所が「一度目の逆転」とすれば、こちらは「二度目の逆転」でしょうか。 この作品の主役はまさにネタばれです。 そして第三の見所、世界を元に戻すために奮闘する主人公・キョンの姿。 彼の『選択』を、ぜひ読んでいただきたい。 ラノベ読みならば、誰もが少なからず共感するところがあるのではないでしょうか。 |
いちせ | ……長門の眼鏡。 |
練馬 | 「学校を出よう」2巻につづき、時間移動を書かせた谷川さんの強さを見せつけてくれた一品。 「憂鬱」「溜息」から張っていた伏線を見事に生かしきってくれました。 時間移動的な流れの美しさだけでなく、主人公の行動にも注目。覚悟と実行、多分シリーズ前半のキモです。 後、贅沢言うなら「暴走」に収録された「エンドレスエイト」(作品内時系列では消失以前の話)を読んでからの方がより楽しめるかも。 |
toshi-ko | ネタばれなんだと認識してしまう、長門ファンのための一冊。 すばらしい!! いきなり、ハルヒが学校にいないという設定になり、その代わり一巻で消えた朝倉さん登場。 ハルヒがいないので、朝比奈さんも、長門とも関係をリセットされてしまうという状況に、キョンは・・・。という内容。 全てがリセットされてしまったために、普通の文芸部員な長門さんがメイン。 時々うっとおしい古泉のしゃべりも、少ない目でなかなか読み易かったし、混乱するキョンが走り回ってる感じがすごく伝わってきて、作者の底力を見せられた感じがしました。 |
天戸 司郎 | 「そこのまだ一冊しか『消失』を買っていない君。 せめて最低あと一冊は買わないと、長門有希に対して失礼だと思わないか?」 と言わせしめた作品。というか、私はそう言われました(転載許可取得済み) これだけでも一部の方には十分なメッセージのようですが、普通の人のためにお薦めのポイントを。 ハルヒシリーズ長編としては大きな山場であり、過去の長短編の伏線を絡めつつ物語を大きく展開しており、外せません。 繰り返し使われたため時間移動も新奇性という点では辛いですが、この作者は時間移動を安心して見ていられるので、この作品においては「構造上、不可思議に見えるところは、時間移動モノだからきっと後で説明されるさ」と任せきって、大きく展開する物語に集中できます。 山場であるので当然主人公に大きな見せ場が出てくる訳ですが、キョンの選択は、正しいかどうかはさておいて、とても気持ちのよいもので、普通である事は誰にとっても最も価値のある事なのではない、という事を思い出させてくれます。 |
極楽トンボ | 他の人の感想もいっぱいあがっているのでごちゃごちゃ書くのはやめにします。 長門がすべて。ええそれだけですとも。 |
まよねえずごはん | 長門はさておき(とか言うと刺されるのかなぁ……)、主人公キョンが覚悟を決めてしまった、腹をくくってしまったという、たぶん結構かなりのクライマックス。 一応シリーズ支持。どちらかというと長編支持。短編読まなくてもそれなりに楽しめます。 |
コモリケイ | 憂鬱、溜息、退屈と面白いながら、まぁ深く考えてもしょうがないやと思っていたハルヒシリーズでびっくりした作品。 今までの滅茶苦茶(に見えた)話が、伏線として回収されたのにびっくり。変わってしまった世界を取り戻すため、巻き込まれただけの傍観者から、覚悟を決め自分で選択し能動的に動きだしたキョンが格好よかったです。 長門さんが可愛いのは言わずもがな。 |
神無月 | この作品は私の中ではシリーズ中1,2を争うほどの出来だと思っております。 今まで起こってきたことに積極的ではなかった主人公が積極的である様は、普段は見れないような彼女たちの行動は、私にとてもよい作品を与えてくれました。 私は思わずこの作品を、一気に読んでしまいました。 涼宮ハルヒの消失は、主人公であるキョンが正しく主人公であるといって良い作品で、読んでいる私も驚きの連続でした。 確かに敵がその人であることは予測できるのかもしれません。 しかし、そこまでに積み重ねてきたものがそれをそうだとは思わせない結果でした。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
紙様 | メガネ属性の偉い人には殺されそうですが「消失」巻の長門さんは恐ろしい破壊力を有してます。 某北のミサイルよりも恐ろしいと僕は思う(オイ) 特にp97のシャツの袖をぎゅっと摘むイラストとかはサイコーです。 |
練馬 | あえて言う。長門は眼鏡ない方がいい。 後、この節目の巻で、ネタばれ一巻のハルヒの鏡写しの構図で入れた表紙イラストはなかなか面白いです。 |
タイトル | 灼眼のシャナ IX | |
シリーズ | 灼眼のシャナ | |
著者 | 高橋弥七郎 | |
イラストレーター | いとうのいぢ | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2881-7 | |
発行年月日 | 2005-02-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | テーマは、裸マント。 とにかく、裸マントで街を疾走させる為だけに、半ば強引な展開を設定する、 弥七郎は、ネ申!? これで、ネコミミを搭載できれば、最強だった。 そしてついに、ネタばれ登場!? 彼の職業は一体・・・? |
海老庵 | シリーズ全体を代表して最新刊にメッセージを。世界設定の上手さ、人間側のキャラクタと人外のキャラクタの魅力。巻を追うごとにエスカレートする人外とのバトルと人間相手の恋のバトル。萌えポイントを的確に衝かれました。読み終わったらメロンパンを食べましょう。 |
煉紅 | ついにネタばれ登場!しかしさらにこの人の謎が深まった気が・・・ そして千草とヴィルヘルミナとの保護者頂上決戦?も見物です。 にしてもこのシリーズ読み始めてからメロンパンの消費量が急激に増えた気が・・・ |
極楽トンボ | 時間もないので補足的なことだけ。 シャナの戦いの描写はもはや言うまでもなく、魅力的。 だから後の魅力を支えているのは日常パートなわけです。 よって……悠二の母親の存在は実はものすごく重要なんだと今改めて気が付きました。 VIPですね。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
紙様 | え〜と、夜笠がね、その、裸でね…… つまりポストカード求めて本屋をハシゴしたりする位に表紙がよかったとそういうわけですよ。 決して「裸夜笠」とかそんなワードが脳天にヒットしたりとかそんなんじゃありません、ええ。 ……ゴメン、嘘ついた_| ̄|○ |
タイトル | 王国神話 第ニ夜 約束は夢にとけて | |
シリーズ | 王国神話 | |
著者 | 明日香々一 | |
イラストレーター | かわく | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1626-9 | |
発行年月日 | 2004-06-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
リッパー | 小さな世界を見守る神様の子供たちの物語。 神さまであるケットたちが普通の人の子であるリディスたちを別世界に連れてって一緒に遊んでたりするところなんかは、ジュブナイルのファンタジーとして紹介してもいいんじゃないかというくらいピュアで素敵。 おとぎ話じみたキラメキ感を味わいたい人、読んでよんでー。 |
極楽トンボ | まさに神話と言うしかない物語。 かわいい顔してむにゃむにゃ。 おとぎ話じみたところがあって、低年齢層にもすすめたくなるような内容のお話でした。 |
浅木原忍 | 幼姉弟ラブラブカップル萌えファンタジー。の皮を被った真面目な児童書的ファンタジー。 ラストシーンの切なさにほろり。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 白人萠乃と世界の危機 | |
シリーズ | 白人萠乃と世界の危機 | |
著者 | 七月隆文 | |
イラストレーター | しろ | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2912-0 | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
いわし | 「Astral」「フィリシエラと、わたしと、終わりゆく世界に」などの作者である 今田隆文先生が、『七月隆文』に改名後初めて出した作品が本作です。 注意点が、1つ。 本作は表紙からして分かるとは思うのですがそれ等の作品とは全く趣が異なります! 「ドタバタコメディ」というヤツでしょうか。あらすじを読んだ時点で この作品が何だかおかしな事になってる(褒め言葉)事に気付けます。 小説の枠を超えた"遊び"に力を入れたシリーズで、 個人的にはこの遊びっぷりだけでも見る価値あると思いますよ。 2巻はもっとスゴイ事になってますし。 |
ひさ | 色んな意味で中身が危険物なもんで、取り扱いには充分注意しましょう……と 念を押しておかなければ何だか遣り切れない困った作品。でも個人的には一杯 笑わされてしまったのでこちら側の負けかなと。それから本当に好きなように 活き活きと描いている感じが文章に乗っている辺りは意外と好感触だったかも。 |
極楽トンボ | 吹っ切れた暴走コメディ。 作者の人に何があったんだろう、とか思ったくらいやりたい放題のコメディです。 ドクロちゃんがごく普通の作品に見えてくるぐらいぶっ飛んでます。 まあご一読ください。 気に入る保証はしませんが、確実に何かをあなたの中に残していくでしょう。 |
練馬 | 大抵の人は文庫一冊読むのに、ページ数にもよりますが、1時間半〜2時間以上はかかるだろうし、それだけ文字読んでれば多少は疲れもするものですが、この本だと多分疲れません。 戦隊物でラブコメで、何かが暴走した作品です。 まず、戦隊の名前がAV(エーファイブと読みます)この時点で何かが間違ってますが、他にもイロイロ飛ばしてます。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 眠り姫 | |
シリーズ | 眠り姫 | |
著者 | 貴子潤一郎 | |
イラストレーター | ともぞ | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1663-3 | |
発行年月日 | 2004-10-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | ラブストーリーあり、ホラーあり、SFありと、著者の懐の深さ及び、技量の高さには驚かされました。 いや、珠玉の短編って言う言葉がぴったり当てはまるだけの出来映えです。 個人的に好きなのは、「眠り姫」、「さよなら、アーカイブ」、「探偵真木」シリーズって所ですね。 とにかく、短編なのに妙に内容にボリュームがあるというか、読み応えがあるというか個人的に気に入った作品以外でも、おもしろくなかったと言うような作品が全くなく、クオリティの高さには驚かせられるばかりです。 「眠り姫」 表題の短編で、12月のベロニカ外伝。「濃縮小説<<コンデンスド・ノベル>>」という手法を使っているので、やたらと長いように思うのに、一番短いというおかしな話。 「さよならアーカイブ」 美人司書のいる、図書室に私も行きたい!! 「探偵真木1〜3」 今までが、恋愛とか、SFとか、ホラーだったのに、いきなりヤクザと探偵の変なお話に変わってしまうギャップが笑えてしまいます。 とにかく、映画とか音楽とかのうんちくを語りながら、妙な言い回しの探偵と、変な映画の好きなヤクザの会話がおもしろいというかおかしいというか、そのくせしっかり探偵小説をやってる所がなかなか。 是非このシリーズの続刊を期待したいのですが・・・。 |
リッパー | 続々刊行されていく長期シリーズを追いかけていくのも楽しいけれど、 短い中に物語をギュッと詰め込んだ短編小説を読むのも、また幸せなもの。 その魅力がつまりにつまりまくった短編集。それがこの「眠り姫」でありますよーう。 本好き図書館好きな人なら、こんな司書さんに出遭いたかった!と思わず胸をときめかせてしまうかもしれない松田さんが素敵な「さよなら、アーカイブ」 眠りの病におかされていく少女を見守る表題作「眠り姫」 崩壊した近未来世界。身勝手なエゴイズムが支配する「水たちがあばれる」 超越者の力によって現実がずらされていく過程を目の当たりにする「汝、信心深き者なれば」 探偵とヤクザの世界を描いた軽ハードボイルド「探偵真木」 珠玉の短編があなたを待ってます。 汝、読み逃すことなかれ! |
みどりや | 「わたし、シェイクスピアは嫌いなの。あの人は主人公が破滅するエンディングでしか傑作を書けなかったんですもの。わたしが好きなのはハッピー・エンドの物語だけよ」 http://maijar.org/word/serifu/na-4.htm#nemuri 「まいじゃー推進委員会!」の極楽トンボさんも、しっかり押さえているこの台詞、カッコイイです。 世間的に、シェイクスピアの評価の高いことは知っているし、それを尊重することに異論は在りませんが、だけど、自分の好き嫌いがそんなものに左右される必要は微塵も無い。 私は「格好つけたがり」が、やせ我慢しつつ活躍する物語が好きだ。 中年だろうが、小学生だろうが、素敵な女の子の出てくる話が好きだ。 そしてハッピー・エンドの物語が好きだ。 そんな意味では、書き下ろしの「探偵真木」シリーズ3:孤独のRunawayは、まさにつぼでした。 シリーズ1作目と3作目のとても同一人物とは信じがたいキャラのギャップも素敵です(笑) ところで、「貴子潤一郎」というのは、本当にひとりの作家なのだろうか?ひょっとしたら、「貴子さんと潤一郎くん」からなる2人のユニットに対して付けたペンネームではないだろうか? などといった妄想をもてあそぶのもまた楽しい。 独立した短編4、連作3の計7編よりなる、とても素敵な短編集でした。 |
練馬 | 前作「12月のベロニカ」を読んだ時も思ったのですが、この人の小説は、なんというか、作りが美しいと思います。 スレイヤーズに代表されるようなポップなノリは殆ど無く、一般層を相手にしても問題の無い作品です。 かといってそういうノリに慣れきった層にとって面白くないかといえば全くそんな事はありません。 最近、電撃文庫さんがハードカバーの出版で一般層にも売り出そうとしてるみたいですが、この人にも是非そういうのを一本書いてみてもらいたいです。 |
いわし | 素晴らしいですね。これぞ正に短編集中の短編集です!(何だそりゃ) ジャンルも舞台も幅が広すぎです。片思いあり、復讐あり、憧れあり、溺愛あり。 それでいて、自分の読み込みが浅くてこの文章の真の面白さが味わえていなかったら どうしよう、と思うくらい1つ1つが深い…気がします。 個人的には「探偵真木」シリーズが最高でした。 ホントにシリーズ化して文庫にして欲しいくらいです。でも今の感じが丁度いいのかな。よく分かりません。 「さよなら、アーカイブ」は…こんな事ホントはあまり言いたくありませんが確かに松田さんが素敵過ぎる。 誰か実行しないかな、あの悪戯。 |
千秋 | この短編集の中には、自分がライトノベルにはまるきっかけとなった作品が収録されています。表題作でもある『眠り姫』です。 初出は2003年のドラマガ3月号。それから2年間、ことあるごとに『眠り姫』を読み直してきました。あのとき自分はどう読んでいたか--それを思い出し、確かめながら何度も読み返してきました。 2年経った今では、正直、この作品から受ける衝撃は少なくなってきてます。だがもしかしたら、この作品に触れて自分と同じように衝撃を覚える人もいるかもしれない。そして、そんな人たちがいて欲しいと思う。そういう気持ちが今でも心の中から離れません。 と、延々にくだらないことを書いてしまいましたが、勿論こんな個人的な感傷とは別に、この作品は素晴らしいです。自分が受けた衝撃までは約束できませんが、十分満足の出来る作品であることは約束します。是非ご一読を。 |
石野休日 | かわいい女の子に萌えられるのなら、 美しい構成にも萌えられるはず。 2004年最高の構成萌えライトノベルです。 |
雨空陽明 | まったく短編で泣かされるとは思っても見なかった。「眠り姫」はすごい小説だ。 そしてもちろん「探偵真木」のシリーズ化は激しく希望。 |
極楽トンボ | これも既に多くの方がオススメしているので補足だけ。 長編を書ける作家さんはいくらでもいますが、短編をきっちり書けるライトノベル作家さん(正直、境界線上にいる方だとは思いますが)はたいへんに貴重です。 応援しまくっていい作品をこれからもいろいろ読ませてもらいたいです。 |
ゐんど | ライトノベルでは希有なる、キレのある短編集。 短編ならではの「力」をあなたも味わってみて欲しい。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
石野休日 | きみのひたいの傷がまぶしい。 |
タイトル | 空の境界 The garden of sinners 上 | |
シリーズ | 空の境界 | |
著者 | 奈須きのこ | |
イラストレーター | 武内崇 | |
レーベル | 講談社ノベルス | |
書籍コード | ISBN4-06-182361-2 | |
発行年月日 | 2004-06-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
しゅぺるたー | PC用同人ゲームとして作られ一世を風靡した「月姫」の作者、奈須きのこ氏がHP上で公開していた連作小説。それが空の境界。 同人小説ながら講談社ノベルスで発売という驚愕の事態。 異能・魔法・怪異などの単語にびびっとくる人は読んでみるとハッピーになれます。たぶん。 |
うたたねこ | 同人で発表されたものが講談社から新伝綺とかいうコピーで売り出して話題になった作品ですが、アクションっぽいものが好きな人だけじゃなくて、ミステリーなんかが好きな人でも楽しめる作品です。 |
ゲート | 奈須きのこ氏の、独特の台詞を読めるだけ一読の価値ありです。 |
ブロンドちょこ | 月姫、Fate/staynightと世界観を同じにする、奈須きのこの名作。 兎に角長い、はずなのだが、気づいたときには読み終わっているから不思議な話 この小説のヒットを支えたのは上のゲームをプレイした人達がほとんど言うのも納得の中毒度の高い文章と設定。ネット上で発表され、即売会のみで販売されていた小説がついに発売された。その僥倖をかみしめながら読むべし |
toshi-ko | 同著者の「月姫」のモチーフになった同人小説の加筆修正による、商業デビュー作。 とにかく、「月姫」をやったことのある人は、元となったと思われるキャラや、設定の違いだけでも、十分楽しめると思います。 上巻は特に、章ごと、セクションごとに時間軸がバラバラで、混乱する所もありますが、 そこがまたイイ!? とりあえず、イチオシは、浅上藤乃でしょう。 おとなしい系と、狂乱殺人鬼っぷりのギャップがなんともたまりません。個人的には一番好きなキャラでしょう。 だからといって、殺されたいとか思いませんが。 死が見えるヒロイン式もいいですが、上巻はやはり、グルグル殺人鬼浅上藤乃でしょう。 とにかく、式VS藤乃の戦いは、一見の価値ありです。 |
高空昴 | 私が「伝奇物」というジャンルを意識するようになった初の作品です。 ゲーム「月姫」「Fate/stay night」のシナリオでその実力を見せつけた新鋭・奈須きのこ氏の小説作品。同人誌で発表した物の商業化であり、過去の作品ですが、その独特な文体と切味の良さはしっかりと発揮されています。 奈須ワールドとでも呼ぶべき「月姫」や「Fate」と同一の世界観は、緻密の一言。 ミステリ風味の伝奇物という以外に、純粋にキャラクター物のエンターテイメントとしても力のある作品だと思います。 世界観に酔いたい、キャラクターに魅せられたい、そういう願望を持つ方にオススメです。 長いけど長く感じない良作だと思います。 |
極楽トンボ | もともとweb上で同人小説として公開していて、同作者脚本によるゲーム「月姫」の圧倒的な分量のテキストと設定に転ぶファンが続出、にわかに注目され同人誌として再発行されたところ空前の売り上げを記録し、とうとう講談社ノベルスで発売されるに至ったという伝説級の作品。 新伝奇と称されてますが、要は伝奇です。異能者・魔法使い・魔眼そういった設定に目がない方は一読をおすすめします。かなり長いのですが、その独特な文体にはまったら最後、長さを感じることもなく読み進むことが出来ると思います。台詞は全体として冗長と言えるほど長いですが、そこがまたいいのです。 |
kaiei | 奈須きのこ氏独特の文体と印象的な台詞の数々で綴られる伝奇小説。 18禁ゲーム『月姫』の元になっていると思われるこの作品はかなりの厚みを持っているにも関わらず、読み始めたらページを繰る手が止まりません。 同人として発売された作品が、講談社ノベルスで改めて発売されるだけあって、内容は素晴らしいの一言。 奈須きのこ氏の世界にぐんぐんと引き込まれます。 どこか透明感のある世界の在りようを感じられる一品です。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
玲朧月 | 上下巻で対になる構図の表紙というのはたまに見かけるけど、明暗を変えている珍しい表紙絵。この表紙ぐらいから光の表現方法が変わっているのは仕上げが竹内氏ではないせいだろうか? 同人誌版で講談社ノベルスそっくりの装丁(KINOKO NOVELSの刻印など)で発表された作品が本当にそのレーベルで発売されるという空前の経緯を持つことになった本作品。 表紙以外は基本構成も挿絵もほとんど変わらないままなので、ちょっとさびしい。 橙子さんとか挿絵で見たかった… |
タイトル | 空ノ鐘の響く惑星で 6 | |
シリーズ | 空ノ鐘の響く惑星で | |
著者 | 渡瀬草一郎 | |
イラストレーター | 岩崎美奈子 | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2938-4 | |
発行年月日 | 2005-02-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
おむらよしえ | ファンタジーのようなみかけでSF世界の中の少年の話。妾腹の有能な王子が左遷されても気楽にやっていたときに出会った、「柱」の中から出てきた不思議な少女の正体は? コンスタントに出ているだけではなく、中身が面白い!人間関係や世界の設定がよく考えられていて毎回次の巻が待ち遠しいです。イラストも最近大人気の方をやっとつかまえてぐっど! この巻で登場した青年がかっちょいいです。 |
からり | 1巻から面白かったですが、最近特に面白いシリーズです。少しSF風味の入ったファンタジー。良作です。主人公は国の第4王子フェリオ。権力から離れた場所に生きる王子でしたが、紆余曲折あって今は忙しいです。(端折りすぎな説明^^) この巻では派手なアクションはないのですが、政治的判断とか、駆け引きに緊迫感があります。戦いを始めないための戦いという感じ。各陣営や個人の描写も丁寧です。 SF的な世界の謎が少しだけ明らかにされていろいろ納得しました。は〜、なるほど・・・。とても面白い設定なのですが、ヒロインの一人リセリアには気の毒なことになりそうです。もう一人のヒロインであるウルクも最近災難続きですし、ヒロインは大変です。 最後の方ではいろいろと大変なことになっています。主人公達には危機ですが、敵対している勢力との関係には変化が起こるかも?どちらにせよ、まだまだ物語はこれから。先がとても楽しみです。 ちなみに私は何故か商人のロセッティさんがお気に入り。表紙にならなかったのが非常に残念です(笑)(著者さんのHP参照)もちろんウィスタル(表紙の右の人)も渋くて格好良いですよ! |
BAW WAO | シリーズで支持します。既刊最新巻にコメント。(6巻迄刊行中) 舞台はファンタジー戦記ですが、内容は主人公と幼馴染VS異世界来訪少女との三角関係物語です。(ちょっと違う・・・かも) 文体がラノベ調でSF要素が混ざってますので、ファンタジーに慣れてない方にも読み易いと思います。 設定には一捻り有り、意外な展開の連続。キャラクターもそれぞれ皆立っています。 中でもWヒロインの微妙な揺れ具合が絶妙で、読者は揃って萌え転がります。 現在6巻迄刊行されてますが、尻上がりに人気が上がって来ています。 絶望系な展開は無く、序々にワクワクしていく路線なので、特に学生さんや若い方にお薦めします。 |
いわし | 世界観が練り込まれていて、素晴らしいです。 いわゆる「後付け」の設定なんて無いんじゃないかと思うくらい 最初に見事な設定を作り上げているのか、見事に帳尻を合わせているのか。 いずれにせよ、そのきれいな文体でつむがれる物語は何と言うか、隙がありません。 登場人物も魅力的で…まさに死角なし。 出てくる人物にはそれぞれちゃんと信念や思惑があって、それらが重なり合い、反発して その結果無理なく世界が動いていきます。 今巻、個人的には別地で頑張っているベルナルフォンがもう少し見たかったです。 カッコいいオッサンもこの作品の魅力なのです。表紙が男性二人、電撃でなかなか無いですよ多分 |
Hunter | ライトノベルに、『奇作』、『異作』がひしめく中で久々に巡り会った『良作』といえる作品。 物語がよく練られていて、安心して読め、しかも巻を増すごとに、「次が早く読みたい』という気にさせられます。そしてなにより、読んでいて「飽きない」というのがすごいです。綿密な世界設定、個性的で素敵なキャラクター、これらを余すことなく使い切り、その上常に「次はどうなるのか?」という興味を読者に抱かせ、それをきっちり納得のいくように解決してくれる物語の構成力にはもう脱帽です。 「ファンタジーはだめ」という人以外なら、ぜひ読んでみることをお勧めします。と、言うか、読まなきゃ後悔します。きっと。 |
まよねえずごはん | シリーズで支持しますので、期間内の最近巻に投票します。 この作品は地味です。この巻も一般的なライトノベルのイメージではない、男二人の表紙。でも良作です。 巻を追うごとに増え続ける登場人物、広がりつつけるストーリー。しかし、作りこまれた設定を基に(多分)しているので、破綻がなく、安心して読める。そして早く続きが読みたい!! 確かに展開が遅いとか、広げた風呂敷たためるのかとか、いやほんと地味だよねとかいろいろ不安がないわけではないけど、面白いからいいじゃない。最後まで見届けさせていただきます。 今から読む方にアドバイス。1巻は導入に過ぎません。少しでも惹かれるものがあったら、2巻以降を必ず読んだほうがいいです。 |
かげつ | 上質なファンタジーだと思います。 徐々に謎が明かされてるんですが、先は長そうですね。 それもまた善し。 ただ、主人公のフェリオに「もっとハッキリせんかい!」とどやしつけてやりたかったり。 |
葉月あき | SF要素を含んだ異世界ファンタジーシリーズ。 6巻は水面下の動きが多く多少地味な印象がありますが、それでも十分面白く読める魅力があります。 丁寧に作られた世界の謎が少しずつ明かされていく過程も興味深ければ、増える謎をあれこれ推測したり、主人公を巡る恋模様にやきもきするのもまた楽しい。 登場人物はそれぞれ魅力的な人が多くて目移りしがちですが、シリーズ屈指の男前はパンプキンだと力一杯主張しておきます。 |
takeuma | 本当に面白いファンタジーのシリーズです。 正直なところクリエイターの方には申し訳ないんですが、タイトルと挿絵(本当ごめんなさい)からして地味な、あまり面白くなさそうで興味を惹かないシリーズだなぁと思ってて、読む気はありませんでした。 きっかけは最近になって各出版社から出た解説本で、そこに「面白い」と書いてあって、騙されたと思って読んでみたらこれが面白いのなんの! 6巻までの展開で考えると1巻は物語の導入部に過ぎませんが、それでも何か他の作品とは違う何かをこの作品には感じました。 それが練り込まれた綿密な世界設定なのか、個性的なキャラクターなのかまたは別の何かなのかは読む人それぞれ違うと思いますが、一読の価値ありです。 Googleの検索ヒット数とか見ると、これだけ面白くてもまだ「知ってる人は知っている」という程度のマイナーなシリーズだと思うので、もっとたくさんの人に読んでもらいたいですね。 |
極楽トンボ | 幼なじみと闘って勝利することは出来るのか? とか思ってみたり。 そんな話は置いといて良質なファンタジーです。 安定して高品質です。 |
麻由 | シリーズ全体で応援。なので最新刊に投稿。 しっかり立ったキャラ達、綿密に練り込まれた設定、重厚に積み重ねられるエピソードと、非常に高い標準を保ったファンタジー。 この巻ではついにその設定がやや解明されることに。そのやり方も納得の出来映え。 また、非常に気になるところで終わっているため、続編が待ち望まれる。 普段ライトノベルを読まない人にもお勧め。良質のファンタジーです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
いちせ | あっ、書評と間違えた。……デザインが電撃ではトップクラスではあるのは確かではある。 |
一歩 | なんだっけ? 幼馴染に関しては一家言ある作者さんなんだっけ? それに関しては知りませんが、これに出てくる女の子は可愛いなあ、とか美人だなあ、とか思います。絵師の功が大きいでしょう。 二大ヒロインのどっちに転んでも楽しみですな。 見開きイラストの1頁お茶会会話が結構好き。 閑話休題。 ライトノベルらしい展開で、さくさく読めるのはいいんだけど、6巻まできてようやく微妙に世界の謎が開かれだしたところ……もうちょっとペースあげて欲しいなあ。 そうだなあ、イチャイチャ度を上げてくれるなら今のペースでも我慢するけど。 イラストと言えば、このシリーズは全巻表紙絵は登場人物中の2人が並ぶ形なんだけど、この2人ってのが必ずところてん方式で入れ替わってるのにこないだようやく気づきました。芸が細かい。 |
ふらつき | 全巻通しての感想で。 内容に対するマッチぶりは間違いなく最高レベルです。 話中で登場が多いキャラクターはまず間違いなく挿絵かもしくは扉絵でその姿が描かれているというのもラノベ読みとしては非常に嬉しいところです。 各親父キャラが異様なまでにかっこいいのですが、実は一番素敵なのはきっとパンプキン(マテ |
タイトル | 第61魔法分隊 5 | |
シリーズ | 第61魔法分隊 | |
著者 | 伊都工平 | |
イラストレーター | 水上カオリ | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2655-5 | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | 魔法の設定がとにかく魅力的なシリーズでした。 中途半端に工業の発達した魔法が日常化した世界です。 特殊な杖から魔法攻撃をするシーンは未だ印象に残ってます。 個人戦ではなく、魔法による団体戦が描写されているってじつはかなり貴重で、そういう意味でも興味深い作品ですね。 なんか最後の締め方はやや収まりが悪かったけれども、それもひっくるめてよかった。 デリエルラブ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 真実の扉、黎明の女王 | |
シリーズ | 約束の柱、落日の女王 | |
著者 | いわなぎ一葉 | |
イラストレーター | AKIRA | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1678-1 | |
発行年月日 | 2005-02-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
いちせ | 少女ちっくでベタな恋愛ストーリー。あまり富士見らしさは感じないのだけど、なかなか良いよ〜〜。 |
極楽トンボ | やっぱり軸としては愛はいかなる障害をも乗り越える、ということで。 ファンタジーを土台にしてはいますが、重要なのはラブですから! 素直にいい話です。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 約束の柱、落日の女王 | |
シリーズ | 約束の柱、落日の女王 | |
著者 | いわなぎ一葉 | |
イラストレーター | AKIRA | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1643-9 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | 第16回ファンタジア長編小説大賞準入選受賞作 | |
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
平和 | 富士見ファンタジア長編小説大賞の第16回準入選作品。 判りやすく言うと「ツンデレお姫様萌え」 ・・・ちゃんと書きます。ごめんなさい。 始めに言うと、表紙のイメージどおり恋愛物語です。 ファンタジーとしては良くある題材を扱っていますが、ついつい登場人物に感情移入してしまいました。 常々私は、[構成]と[文章]が作品を面白くする要素だと思っていますが、この作品は[文章]が特に良かったタイプではないでしょうか。きっとそれは作者の筆力によるものなのでしょう。 お姫様の求める「強さ」 姫に仕える戦士のした「約束」 どんな結末を迎えたのか、まだ読んでない方にも知ってほしいと思います。 |
いちせ | 生意気な女王さまとのラブですよっ、ラブっっ!! うきゅ〜〜、クリム、たまらない〜〜っ!! |
しょーと | ツンデレ萌、そしてカルロ燃え、カルロお前は漢だよ、いやマジで。 |
ぴすかす | 文武に長けた主人公カルロが、二千年前に召喚され、当時、孤立を深めていた シュトラス王国女王クリムエラを助けて王国を建て直してゆく話です。 王国を、そしてクリムを守ろうと奮闘するカルロに声援を送りながら 一気読みしてしまいました。 時空超えラブストーリー好きなら読んで損はないです。 それでもリーファンが好きな私は少数派? |
sai1970 | 時空を越えた恋、時の流れに引き裂かれる恋人達…こんなキャッチフレーズが好きな人向けの小説。 甘甘な恋愛話も良いが、やはり悲恋ものは良いです。 |
極楽トンボ | 時空を越えた恋愛もの。 要素としてはいろいろあるのですが、あえてそう言い切っておくことにします。 泣ける、んじゃない、かな? つまりハマれたということですええ。 |
ひさ | 過去に召喚された主人公と、過去の時代に生きる若き女王との、時空を越えた恋愛 ストーリー。戦争に関係する事はなるべく簡潔に、その分カルロとクリムの惹かれ 合う姿、触れ合う想い、重なり合う心……という感情面が深い描写で盛り込まれて いる。一番書きたい事を素直に書いているなと感じられた点も凄く良かった。 |
雨空陽明 | 恋愛モノで泣いたのは久しぶりだ。 カルロの心の変化とクリムの一途さがぐっとくる。 去年の新人の中では一番の将来性を感じさせる文章だった。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 神様だよ、全員集合! 総理大臣のえる! | |
シリーズ | 総理大臣のえる! | |
著者 | あすか正太 | |
イラストレーター | 剣康之 | |
レーベル | 角川スニーカー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-04-426207-1 | |
発行年月日 | 2004-06-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | 悪魔メフィストとの契約により、日本国第90代総理大臣に就任してしまった中学生の少女・折原のえるが、やりたい放題好き放題日本中どころか世界をかき回すコメディです。一応ラブコメでもありますね。 なんといっても、まず政治ギャグ。消費税マイナス5%とかありえない法案などががんがん飛び交うのがおもしろいです。実は政治風刺もなにげに効いていて特に3巻の「乙女の怒りは最終兵器」などは思わずはっとさせられるような皮肉が入ってました。 中高生は読んでてなにげにためになってしまうかもしれません。 とはいうものの、基本はエンターテイメントなのでのえるの暴走ぶりを思う存分楽しんでください。 今作でも新興宗教を揶揄しつつもて遊んだり色々やってます。 |
練馬 | おバカでハチャメチャな女子中学生が内閣総理大臣をやるお話。 いっそ清々しいほどの権力濫用や、無茶な政策など政治ギャグが見所ですが、8割のバカに混じって2割くらいの真剣が混じってます。 特に主人公の、のえるの生き様には結構見るべき所がアリです。普段は馬鹿ばっかりやってますが……。 スチャラカさとまっすぐさの融合がある意味とてもラノベらしい作品です。 |
神無月 | 基本的にはコメディです。 しかし、読んでいてはっとさせられるほどに深い部分がこの作品にはあります。 それは多分、主人公である折原のえるが破天荒であると同時に芯がしっかりした根が真っ直ぐな少女であるからだろうと思います。 自分が信じたことは常に信じ続ける。 そして他人を裏切らない。 とにかく自分以上に他人を大事にする少女が、彼女だと思います。 そして今回の作品は、どちらかとコメディ色が強いような気がするものの、それでも面白かったです。 折原のえるはやはり良い子なのだ、と感じる一作でした。 因みに、作中の替え歌には思わず笑ってしまいました。 あの替え歌は嵌まりすぎております。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 蒼穹の女神 111ヤークトシュタッフェル | |
シリーズ | 蒼穹の女神 | |
著者 | すずきあきら | |
イラストレーター | がんぽん | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1087-5 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
草三井 | めくるめく空中戦が燃えますよ! 空戦ファンタジーの傑作だと思います。 エリィカがまたかわいいんです。「マジですかそれは無謀じゃないですか」と思いつつも、「でも頑張れ!」と妙に熱をもって応援してしまうんです。すごい素直で熱いエリィカがイチオシです。 |
極楽トンボ | ライトノベルでは希少価値の高い複葉機もの。加えて空戦! それ以外何を望もうというのか。 あーんど百合成分もいっぱいです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 蒼穹の女神 2 アドラーアングリフオペラツィオン | |
シリーズ | 蒼穹の女神 | |
著者 | すずきあきら | |
イラストレーター | がんぽん | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1125-1 | |
発行年月日 | 2004-07-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | 前作に続き、複葉機な空戦ファンタジーです。 女性いっぱいですが、あえて燃える!と言わせていただきましょう。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 薔薇のマリア1 夢追い女王は永遠に眠れ | |
シリーズ | 薔薇のマリア | |
著者 | 十文字青 | |
イラストレーター | BUNBUN | |
レーベル | 角川スニーカー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-04-471001-5 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
草三井 | マリアローズとその仲間たちが繰り広げるダンジョン冒険譚。 一人ひとりが強烈に魅力な中で、私は特にカタリが異常にリアリティがあって単に「好き」という言葉では内包できないくらいの好き度を持ってます。 とても人間くさい、って言えばいいんでしょうか。 血の通った生身の人間、という感じです。温かみもあるし、冷たさもある。でもそれが、どうしようもないくらいどこまでも人間で、そして、それだからこそ、たまらなく感動的なのです。 一度読めばはまります。 |
こま | 書いてる段階で0,1,2と3巻でてますが、特にこの1巻が好きです。 桁外れに強い人物が主人公というファンタジーを自分としてはよく見かけるように思うんですが(それはそれでおもしろいのですけどね)、 この作品はそうではないところが魅力の1つかなぁと思うんです。 パーティーというのがうまく描かれてます。こんなパーティーで冒険に出てみたいなぁなんてw登場人物それぞれがいい味だしてます。 読後はほんわかした気分になること間違いなし! |
ミズノトリ | 新人さんですが、一作目にして非常に完成度が高く、また独特の個性を持ってもいます。 なにせ「NHKにようこそ!」の滝本竜彦さん以来の、「角川学園小説大賞特別賞」受賞作家ですから、その個性の強さは推して知るべし。 主人公のマリアローズは「勇者」ではないし、「伝説」のなにかでもない、 他のファンタジーの主人公と同様に「剣士」ではありますが、別段強いわけでもなく、 爆弾や毒矢なんかの小手先の技術で何とか生き延びている、ただの一人の冒険者なわけです。 そんなマリアローズが、個性的すぎるキャラたちとパーティを組んでダンジョンに挑む、というのが大筋のストーリー。 主に描かれるのは、仲間との関係に悩みながらも、彼らを信じようとするマリアローズ。 また、薄暗い地下ダンジョンの不気味さと果てしなさ。 自分が失敗すれば死んでしまう、ギリギリの戦闘での緊張感。 従来のファンタジーがただのRPGなら、この作品は流行のオンラインRPGといったところ。 古典的なファンタジーとは違うけれど、異端的な作品というわけでもない。 正統派なのに、現代的で新しい。そんな作品です。 |
極楽トンボ | わかりやすくいうとRPG小説。 TRPGブームの折りにはパーティー組んで冒険するという形の作品がよくありましたが、これはその味付け版とでも言ったらいいんですかね。ダンジョンに潜ってお宝を探索して、そして敵と遭遇する。そういったライブ感覚を味わえる作品です。 各キャラクターの個性がきっちり立っていて、すぐに個体識別できるところも大きいです。 おそらくパーティーの中では最も非力な主人公が何を見、どう行動していくのか?なんて事を思いつつ読んでみてください。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 護くんに女神の祝福を! 5 | |
シリーズ | 護くんに女神の祝福を! | |
著者 | 岩田洋季 | |
イラストレーター | 佐藤利幸 | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2882-5 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
いちせ | にやにやにゅわにゅわにょにょにょにょ〜〜、うきゃーーーーーーーーーっ!! |
練馬 | 5巻目に入っても勢い衰えず鮮度を失わずしっかり甘いラブコメディー。 というかエメレンツィアですよエメレンツィア! 今まで軽いジャブ程度だったエメレンツィアが今回の巻で猛威を振るっております。 これからのエメレンツィアからは目が離せません。 |
極楽トンボ | ベタベタ、ベタベタ、ベタベタ、ベタベタ。 読んでる内にこっぱずかしくなってくる恋愛コメディ。 熱いです。焼け死にそうです。だがそれがイイ! |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 遠征王と秘密の花園 | |
シリーズ | 遠征王 | |
著者 | 高殿円 | |
イラストレーター | 麻々原絵里依 | |
レーベル | ビーンズ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-04-445011-0 | |
発行年月日 | 2004-11-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
かげつ | 一見、温泉求めてさまよってるうちに領土が拡大しちゃったという、遠征王アイオリア1世のシリーズ番外編。ちなみに表紙は全て女性です。 花園のお花さん(=愛妾)の1人が暇乞いをしたことから騒動始まるわけですが、馬鹿やりつつもしんみりとさせる高殿節は健在です。今回のテーマは「卒業」かと。 容姿家柄能力と三拍子そろってるのに、「陛下命」のあまりヘタレの名を欲しいままにしているナリスさんも、今回はすこーし報われてる…のかなあ…? パルメニア史上の有名人もゲスト出演で、他シリーズを読んでる方も必見です。 さらに、麗しの従姉妹殿もあいかわらず黒幕チックに健在です。 なお、クールビューティーな元祖ヘタレさんが活躍するデビュー作・マグダミリアが、現在大量加筆の上タイトル変更で復刊されております。 |
眞世 | 「遠征王」シリーズの番外編であるこの「遠征王と秘密の花園」は、コミカルな面があり、シリアスな面もあり、他のシリーズからのゲストキャラもいたり、で賑やかで面白く楽しい番外編です。 男装の女王アイオリアの後宮(やっぱり女性ばかり)という、なんだかとっても特殊な場所が、女子校みたいな雰囲気とノリがあってとても楽しいです。 |
極楽トンボ | 遠征王シリーズファンへのご褒美的な外伝ですねこれわ。 遠征王シリーズはもちろんのこと、他シリーズで主役をはっているキャラも出てきてとにかくにぎやかな一作です。 もちろん例によってコメディ分とシリアス分のバランスが絶妙です。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム:Big sister but sister | |
シリーズ | 銀盤カレイドスコープ | |
著者 | 海原零 | |
イラストレーター | 鈴平ひろ | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630224-1 | |
発行年月日 | 2005-02-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
おむらよしえ | 性格のとことん悪い桜野タズサの妹、桜野ヨーコもまた、フィギュアスケートをやっていた。ライバルに「チェリー」とくさされたこともたたり、ついに「ネタばれ」と口に出してしまうが……。 妹を出したのは上手かったです。典型的な少女マンガストーリーですが、丁寧に描かれているのでとてもよかった。タズサもいい役。3巻がいまいちだなーと感じた方でもおすすめです。 |
しゅぺるたー | これまでも、そしてこれからも2度と出ないであろうフィギュアスケートをテーマとした 小説の4冊目。 3冊出してそろそろネタ切れか? と思わしといて主役の変更なんて方向で攻めてくるとは! 男性が手に取るのには少し気がひける表紙であるのがちょっと問題だが、その逡巡の向こうには華やかさを纏った良い小説が待ってるぜ。 |
練馬 | フィギュアスケートに関する知識が無くてもスケートシーンがとても面白く読める凄い小説。イラストから萌え系かと思うかもしれませんが実に真っ当なスポ根小説にして本格的フィギュアスケート小説です。 一人称形式をフルに生かし、アスリートの抱えるプレッシャーや競技中に感じる万能感といったものを存分に味わえます。 更に、競技的・日常的な両面において主人公に感情移入しまくりです。 前三冊と違って、主人公が変わってるのでこの巻から読み始めても特に問題はありません。気軽に読んでみましょう。 そして気に入ったならば是非1・2巻(上下巻構成です)も読みましょう! |
極楽トンボ | フィギュアスケートを題材にした、おそらく唯一のライトノベル作品第4弾。 なんと今回は妹が主役です。 根は繊細とはいえ、性格は傲岸不遜・その上実力は一流というすごすぎる姉を持った妹の複雑な心境が丁寧に描写されています。 ああ、なんかタズサかっこいい…… ともかく今回もやっぱりスケートシーンにご注目。スポーツを文章で表現するのはかなり難易度が高いんですが、このシリーズは見事にそれを成し遂げていると思います。 |
黒原はいく | 既に様々な人が様々な場所で語っておられるだろうこのシリーズ。少し別口から紹介してみたいと思います。 確かに中身はスポ根モノであり、安易な萌え小説ではないのですが--誤解しないで下さい、ちゃんと萌えられます。……嘘です。正確には少し違います。惚れちゃいます。それぐらい魅力的な登場人物。毒舌ヒール・桜野タズサに関しても言うまでもないですね。 このイラストも、キャラクターのイメージにしっかりマッチ。表紙に騙されて読まない人はまいじゃー人生の数パーセントを損してますが、表紙を全く信じないで読まない人もそれはそれで損してます。 あとは、この巻に関して--随分と大人になったタズサが見られますよ。 |
ぎをらむ | スポ根としてベタといえばベタなストーリーなのですが、そのベタなストーリーを陳腐に感じさせない海原零さんの力量は素晴らしいものがあります。ど真ん中のストレートでも、バットをへし折る問答無用の威力があればOKなのです。 主人公のヨーコが劣等感を抱え、挫折し、そしてそこから「桜野タズサの妹」ではない「桜野ヨーコ」という自分を見つけ出していく過程をきっちり描いた、正統派の成長物語です。 |
t-snow | まさかスーパーダッシュで少女小説が読めるとは! 前巻までとは異なりタズサの妹ヨーコを主人公に据え、タズサとの関係や先輩スケーターであるシューゴとの恋愛が描かれている第4巻。 偉大なる姉へのコンプレックスやその姉を想う心などが一人称で丁寧に描写されていて、ヨーコというキャラクターを好きになること請け合い。 また、シューゴとの出会いの場面やシューゴの言動に一喜一憂する様子には、この手の少女漫画や少女小説が好きなら転がること間違いなし。 現実のフィギュアスケートにはあまり興味がない自分にも楽しめるフィギュア描写は健在だし、シリーズの中でも一番のお勧めです。 |
リッパー | 実際の女子フィギュアスケート界も非常に盛りあがっていて、安藤美姫の人気もうなぎのぼりの今、もっともテレビアニメ化するにふさわしい作品だと思うのですが、メディアミックスの話はないんですかー! |
まるお | 女の子の一人称が威力を発揮している極上の作品。 シリーズ未読の方はとりあえずこの巻を読んでみて、気に入ったなら姉の物語(Vol.1〜3)に手を伸ばしてみても楽しめると思います。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
リッパー | この作品とこのイラストの出会いは運命的なものだったのでしょう。 本編の面白さを絵の力が底上げし、キャラクタの魅力がイラストをより素敵に見えさせるという相乗効果の最高の例。 この絵に騙されたと思って読むよろし。あるいは萌え絵に退いてないで読みやがれ。 |
練馬 | 表紙イラストが姉妹中を見事にあらわしていると思います。 後、最初の演技中のイラストと、最後の演技中イラストが、それぞれ、どん底の精神状態と、これ以上無い満足感を表していていいと思いました。 |
タイトル | 銃姫 1 Gun Princess The Majesty | |
シリーズ | 銃姫 | |
著者 | 高殿円 | |
イラストレーター | エナミカツミ | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1070-0 | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | これって、魔弾丸か!?、「○○の大冒険」かよって思うような設定に、思わずツッコミを入れたくなるシリーズの第一巻。 ちょっと頼りない主人公セドリックと、その姉で、毒電波シスターのエルウィング、貧乳小娘アンブローシアの3人が奪われた「銃姫」を求め旅をすると言う内容。 今回は短編が3編という内容な分けですが、それ以降ページ数がどんどん増していく、編集者泣かせのシリーズです。 だが、そこがイイ!! 内容としましては、父を殺された復讐とか、祖国を滅ぼされた人々が国を再興する為に、テロリストとなったりといった、人間ドラマが実に良く表現されおり、個人的にぐっと来る作品です。 |
極楽トンボ | かつては自由自在に魔法を操った人間。しかしその力で争いばかり繰り返すことが神の怒りに触れ、以来魔法は銃という媒介を通してしか発動できなくなってしまった・・・そんな設定の世界が舞台のファンタジーです。 単純なパワーゲームにとどまらず、相手の一手先を読んで魔法を繰り出す魔法戦が熱い! 不器用な(いわゆるツンデレな)恋愛模様にも目が離せないところです。 それと「... 心よ。 届け、弾丸のように--」など魂を揺さぶられる台詞がいっぱい。 |
煉紅 | どのキャラクターも魅力的です。特にアンブローシアの不器用な心の動きが 丁寧に描かれており目が離せなくなります。 魔法戦など熱いシーンなど魅力的なシーンも多いです。 個人的に好きなシーンはネタばれシーン です。 |
かげつ | 人間の愚かしさから、銃を使わなければ魔法が発動しなくなった世界。 主人公達3人は、それぞれの事情を抱えながら「銃姫」を求めて旅しています。 高殿さんの描くキャラクターは「人間」です。 記号的な薄っぺらな天然なだけのキャラは存在しません。 それぞれの中で渦巻くものに、共感したり反発したりしながら読み進めていってください。 |
ミル兄さん | 色々と思い入れがあるので、何を書いておけばよいか迷ってしまいますが・・・ とりあえずは思春期の男女と弟離れのできない姉の3名がそれぞれ目的を持って旅を続けていく話、ですっけ? 特筆すべきはエルウィングの毒電波シスターぶりでしょうか。 特にネタばれって一体なんなんでしょう?? それだけでなく、物語の中に人間が確かに息づいている実感、スケールの大きさや共感できるストーリーなどとても良い作品ですよ。 続きがとても楽しみです。 |
茶柱 | 一見普通の勧善懲悪なファンタジーかと思いきや、実はこっちが善or悪だと決め付けていたものが、実は真逆なものになってしまうことがしょっちゅうあるので、読んでいてギャフン! な気分になってしまうなんとも痛快な小説です。 作者様のこれからのさらなる飛躍が楽しみです…。 |
練馬 | 銃弾に魔法(念)を込めて魔法を使うと言う設定を実にうまく使ってると思います。 250ページ前後のアンプローシアとセドリックのやりとりと決着のつけ方は本当に美しいです。 旅先でやりきれない事件にあったりもしますが、それを乗り越えて前向いて生きていく人らが描かれてます。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 銃姫 2 The Lead in My Heart | |
シリーズ | 銃姫 | |
著者 | 高殿円 | |
イラストレーター | エナミカツミ | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1126-X | |
発行年月日 | 2004-07-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
みづき | 「消したい『言葉』を唱えて引き金を下ろせば、その『言葉』は世界から消え去る」 そんな力を持つという「銃姫」を盗んだ「キメラのオリヴァント」という男を追う3人の少年少女の冒険を描いたファンタジー世界を舞台にした物語。 2005年4月現在最新刊の3巻は上下巻の「上」でまだ完成していないというのもありますが、とりあえず現時点での「銃姫」シリーズにおけるもっとも完成して面白いと言えるのがこの2巻の「世界で一番偉い人」。 突然魔法を使えなくなった主人公セドリックは、その原因を探すために一人都会へ降りて己の実力を上げようとします。そんなセドリックの対比として登場する、田舎から都会へ単身降りてきて、成り上がった新進の政治家マカロックの物語がもう泣かせます。 セドリックとの形とは全く違うけれど「ありえる未来」として登場するマカロック。 心の重荷。大切だけれど、それ故にうざったい、捨てたいけれど捨てられない、心の鉛。 そして、世界で一番偉い人。 シリーズ展開するうえで、敵か味方かとなるサブキャラクターも一気に充実。眼鏡3兄弟が次男、詰襟軍服ギース・バシリスにスーパーマッチョの気の良いお兄ちゃんバロット。女の子じゃないなんて文句は言うな!これが萌えだ! MFJ文庫の中では飛びぬけて分厚いこの「銃姫」シリーズ。話のシリアスさと泣かせっぷりに反してあとがきと折込の作者紹介がぶっ飛んでいます。 嗚呼、素晴らしきかな眼鏡っ子!! |
toshi-ko | 内容はシリアスなのに、あとがきとか、プロフィールとか、HPの作者のコメントとかが、凄いこと。 今回の主役はセドリックで、突然魔法が使えなくなった事でショックを受けたセドリックが、単身街の図書館へ行き、騒動に巻き込まれるという内容。 もちろん、単身乗り込むわけだから、アンもエルもほとんど活躍無し。 もう、出るキャラ、出るキャラ、漢!!、漢!!、漢!! でも、メガネっこは出るらしい。 だが、そこがイイ!! いろいろと都合よく強いキャラにサポートされちゃう所が、セドリックらしいのだが、それなりに一生懸命な所が、彼のいい所です。 |
極楽トンボ | 銃と媒介としなければ魔法の使えない世界が舞台のファンタジー第二弾。 エルウィングさん鬼気迫る描写がすばらしいです。ほかにもみどころはいろいろあるんですが、これのために読むのだー!とあえて言ってしまいますええ。 あと主人公のセドリックは、悩みながらも確実に一歩一歩進んでいく様子が熱い。応援してあげたい男の子ですね。 |
ゐんど | 一巻は連作短編という形で、話としての繋がりはいまいち弱いかな、と思う部分もあった。 二巻は全てが一つの話へと割り当てられていて、やや長めの話なのだが、この構成が見事。張られた伏線が収斂していく様は心地よく、最後の真相を知った時は目が潤んだ。世界設定を巧く消化して活かしている所が、優秀なファンタジーの証。 この二巻のためだけにでも、一巻から読んで損は無い。そう、断言する。 |
永山祐介 | 出番こそ少ないものの、弟に対する複雑な情念を募らせる、エルウィングの狂気が素晴らしい。 |
練馬 | セドリックが魔法を使えなくなる巻。 男のプライドやらが邪魔をしてパーティ内に不協和音が満ちるけど、雨降って地固まる。ラストのアンとのやりとりで出てくるネタばれは本当にいい台詞です。 メインキャラクター三人の人間関係もさることながら、ゲストキャラの行動もかなり泣けます。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 銃姫 3 Two and is One | |
シリーズ | 銃姫 | |
著者 | 高殿円 | |
イラストレーター | エナミカツミ | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1200-2 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 「銃姫」を取り戻すべく旅に出ている、セドリック、エルウィング、アンブローシアの冒険第3巻。 とにかく、ピンチピンチの連続。 いきなり決闘をふっかけられるわ、嵐に巻き込まれるわ、ようやく館に迷い込んだら今度は、貞操のピンチです!! 今回も、セドリックがメインで、アンもエルも全然出番無しですが、今回登場のキトリとキサラの双子に辱められるセドリック分だけでも、十分楽しめます。 まあ、声変わりとか、いろいろと成長しだしてるセドリックですが、ヘタレっぷりは相変わらず・・・。 だが、そこがイイ!! 女性キャラがしっかりしている分、やたらと頼りない主人公に、とにかくがんばれと応援したくなります。 |
極楽トンボ | 神の怒りによって、銃を媒介としなければ魔法を使えなくなってしまった世界を舞台としたファンタジー第三弾。 あいかわらずセドリックは悩める男の状態ですが、その苦悩がまたよいのです。 少年向けレーベルではありますが、女性にも抵抗なく読めるシリーズだと思います。 あとはセドリックとアンの恋の行方も見逃せないところですええ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 食卓にビールを | |
シリーズ | 食卓にビールを | |
著者 | 小林めぐみ | |
イラストレーター | 剣康之 | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6267-8 | |
発行年月日 | 2004-08-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
rokugomarunisai | 「SF=すこし・不思議」を体現してきた、小林めぐみの復活作。 往年のおかしさ、不可思議さはそのままに、不条理とウィットをふりかけた短編集は、女史の新たなファン開拓にも寄与した。シリーズ発表以来(雑誌連載のストックがあったとはいえ)、次々と新刊が出ているのも嬉しいところ。 |
mikazuki | 日常と非日常を軽々と超えるその想像力のちから。 日常のほんの些細なことから始まって宇宙を揺るがす大事件になり、また最後は日常に着地する。 まるで白昼夢の世界だけどそこに小林めぐみさんの語り口の良さや、物理ネタをはじめとした小ネタを絡めて軽妙に仕上げたテンポの良さが加わって、とても心地よい作品に仕上がっています。 こういうのを読むとほんと小説って素敵だなあ、と思います。 あ、小説ではないけどこのノリが好きな人なら小原愼司さんの「菫画報」という漫画もオススメですよ。 |
toshi-ko | 何ですかこの小説は? 女子高生で、主婦で、小説家という変なヒロインが、突然、異星人やら地底人やらに遭遇する。 そして、なぜか地球の危機を救ったり、ありえな〜い。 とんでもないSF小説です。 でも、レーベルはミステリーな、存在がミステリーな小説。 |
うたたねこ | さんぽするようなワンダー、といった感じでしょうか。 ライトなノリだけでなく「メビウスの話篇」みたいにしっかりSFしてミステリしてるエピソードがあるのもおいしいです。 |
練馬 | 女子高生で物理オタクで小説家でビール好きで人妻な主人公が日常の中で超常現象とか宇宙人絡みの事件(?)を解決していくお話。 SFネタがイロイロ出てきたりしますが、むしろSFネタいじりといった方が近いかもしれません。SFって難しそうとか考える必要は皆無です。 一風変わった日常もの。後、文体がマッタリしていると言うか、作風にとてもマッチしてると思います。 |
極楽トンボ | 女子高生、人妻、小説家、ついでに物理オタクという「なんだそりゃあ!」と思わず言いたくなるようなヒロインのSF(少し不思議)な日常を描いています。 断言しますが、かーなーりー変なテイストの物語です。脱力系。宇宙人と出会っても、さも当然のような顔をして会話に興じているヒロインが変すぎでいい味出してます。 ともかく一度は読んでおきたい物語ですね。 |
kaiei | 不思議な雰囲気の現代SFコメディ短編集。 SFと言いつつも、物理知識とかは実にまともなんだよなあ(笑) 味のある主人公のキャラもあいまって、非常に変な作品になっています。 はまるひとはものすごくはまる作品だと思います。 ビールは二十歳になってから! |
ぎをらむ | 大原まり子さん&岡崎京子さんの「処女少女マンガ家の念力」を思い出させる、日常SFです。あなたは気付いていないかも知れませんが、地球は日々宇宙人からの侵略を受けています。でも、女子高生兼人妻兼SF作家のおかげで平和を保っているのです。それが現実です。日常は何にも増して強いのです。本当だってば。 雑誌上でシリーズが始まった時は主人公は大学生だったはずなのですが、いつのまにか高校生の設定になってしまい、それでもビールを飲んでます。良いんです。 |
INN | ビール好きな人妻女子高生が、宇宙人絡みの不思議な出来事に遭遇する短編集。未知の事柄に対して不安よりも先に好奇心がくるタイプの主人公が、ヘンテコな宇宙人と遭遇していくSF作品です。 話が面白いのは勿論なのですが、個人的にはそれよりも、作品全体に漂う「まったりと変」な雰囲気がとても気に入ってます。日常と非日常の区別を全くつける事なく話が進み、さらにそれを違和感なく感じさせる、この独特の雰囲気がとても素晴らしい。 富士見ミステリー文庫で、自分が一番新刊を楽しみにしている作品です。 |
神無月 | この作品は、女子高生で物理オタクで小説家で新妻という主人公が、様々なSF的事物にご近所感覚で付き合っていく作品です。因みに嘘は一切ついておりません。 どんなSF的な出来事に出くわそうとも、特売などと天秤にかけて特売を優先しようとするような人物が主人公です。 とにかく、空気がゆったりとしているといいますか、あまり変化がありません。 しかし、逆に言うとそこがこの作品の魅力といえます。 どんな非日常も日常的なレベルに落として解決してしまう主人公は、一種物凄い主人公といえるかもしれません。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | 高機動幻想ガンパレード・マーチ もうひとつの撤退戦 | |
シリーズ | 高機動幻想ガンパレード・マーチ | |
著者 | 榊涼介 | |
イラストレーター | きむらじゅんこ | |
レーベル | 電撃ゲーム文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2952-X | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
mikazuki | ゲームのノベライズというのは非常に難しいもの(たぶん読み手にとっても書き手にとっても)ですが、このシリーズは数少ない幸せな成功例ではないでしょうか。 原作の濃すぎる裏設定をほどよく無視してやや現実よりに振った結果、少年少女戦場ものとしてとてもよいバランスに仕上がっていると思います。 原作のゲームをやっていない人でも楽しめるシリーズではないでしょうか。 私はこれを読んでから高瀬彼方さんのディバイデッドフロントへ行きましたが、逆にあちらのファンだったらこちらのシリーズもお薦めできます。 とくに脇役たち(ゲームの中には出てこない)を描いたこの巻は好み。 戦場に放り込まれた少年少女たちのサバイバルを熱く切なくさわやかに描いています。 |
高空昴 | シリーズ物なので、最新作の本作にメッセージを。 漫画であれ映画であれゲームであれ、ノベライズというのは非常に難しいものです。原作と同等以上の評価を得ている作品となると実に少ないでしょう。 そんな中、私が素直に「面白かった」と言えるノベライス作品が二つあります。 一つは秋山瑞人氏が漫画を小説化した「鉄コミュニケイション」。 そして、残るもう一つが、この榊涼介版「ガンパレード・マーチ」です。 ただ原作の流れをなぞるだけのチープなノベライズとは一線を画した、小説単体としても面白く読める域に達したシリーズだと思います。原作ゲームを知らなくても面白く、原作ゲームを知っていると更に面白い、秀逸な出来映えとなっています。 ノベライスとはかくあるべし、ですね。 |
極楽トンボ | 多くは語りません。 これは「ガンパレード・マーチ」というPS用SLGのノベライズです。 しかしゲームをやったことがなく、小説だけ読んだことがあるという読者層が少なからず存在する事実。これこそが「どうせノベライズだし」の「どうせ」の部分を完膚無きまでにたたきのめす良作であることのなによりの証明であると言えるでしょう。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
楠真 | 小説の出来はもう保証済。 私は、ゲーム本編からノベライズ中ずっと表紙・挿絵を供給し続けたこの方に感謝です。 |
タイトル | 鬼刻 | |
シリーズ | 鬼刻 | |
著者 | 城崎火也 | |
イラストレーター | 椋本夏夜 | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630182-2 | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
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極楽トンボ | 基本的には割とよくある伝奇もの。 ミステリというかホラー風味? 主人公の少女のPTSDの描写が心に残っているのでこちらでも紹介してみました。 |
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タイトル | 鬼刻 コイヤミ | |
シリーズ | 鬼刻 | |
著者 | 城崎火也 | |
イラストレーター | 椋本夏夜 | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630218-7 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
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極楽トンボ | ホラー風味な伝奇もの第二弾。 PTSDってそう簡単に直るような代物じゃないのですが、その辺の描写が割とぴったりくるものがありました。 後、愛は時として狂気だなあと。その恋愛絡みの錯綜っぷりがなかなかよかったです。 |
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タイトル | 鳥は鳥であるために | |
シリーズ | 鳥は鳥であるために | |
著者 | 野島けんじ | |
イラストレーター | 沖史慈宴 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1161-8 | |
発行年月日 | 2004-10-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
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極楽トンボ | 魔が憑いているために社会から迫害され、それを隠して生きている少年と少女の邂逅話です。 最初は対魔ものかな?と思っていたのですが、それはどっちかというとおまけで、迫害に対する心の内面描写などがメインとなっているお話でした。 思いっきり2巻に話が続く状態で終わってしまってますが、それを除けばおすすめできます。 |
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タイトル | 鳥は鳥であるために 2 | |
シリーズ | 鳥は鳥であるために | |
著者 | 野島けんじ | |
イラストレーター | 沖史慈宴 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1210-X | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
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極楽トンボ | 魔が憑いているために社会から迫害され、それを隠して生きている「呪われ者」の物語。 1巻より恋愛部分とかで安心してみていられる部分がありますが(笑)、やはり単純な対魔ものとは違い、迫害に対する心の内面描写は重要な鍵になってます。 あと蛇足ですがものすごく3巻がよかったので、そういう意味でもこれをクリアして3巻までたどり着いて欲しいですね。 |
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