『 書評者 : 極楽トンボ 』 『 ソート順 : シリーズら 』 という条件で検索したよ! | |||||
132 件見つかりましたわ。そのうちの 33 〜 82 ( 表示数=50冊 ) 件を表示しますわ。 | |||||
ああ、紙よ。積み深き我が身をお許しください | |||||
祈ってる暇があったらさっさと新刊読みなさいってば | |||||
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タイトル | GOSICK III -ゴシック・青い薔薇の下で- | |
シリーズ | GOSICK | |
著者 | 桜庭一樹 | |
イラストレーター | 武田日向 | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6273-2 | |
発行年月日 | 2004-10-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | ついに開かされる、ドリルの秘密!! 真実を知った時、 グレヴィールの漢らしさに、感動しました。 凄いよ、お兄さん!! |
リッパー | 都市の闇に消えていく人の謎を追いかける、シティ・アドベンチャー型のミステリー。 今回、ヴィクトリカは風邪でお休み中。 しっかしまあ、ヴィクトリカってばだんだん人じゃなくなっていきますね。どんな小動物だよといわんばかりの仕草の数々に、アタクシ萌え転がりまくりでごぜーます。 |
極楽トンボ | 安楽椅子探偵な役どころの老成した少女・ヴィクトリカと、助手役の久城一弥のミステリとラブ。 この近くて遠い距離感がいいですがはい。 基本的にこのカップルは完全にヴィクトリカが主導権を握ってます。 が、この巻に限っては……いやはや微笑ましかった。 |
魔王14歳 | 本シリーズはヴィクトリカさんの可愛らしさが目立ってミステリー部分がオマケのように言われがちなので、ちょっとそのあたりを押してみます。 おそらく昔からの風潮としてミステリー小説の謎解きは「トリック」-「犯人」という軸で語られがちですけど、この作品をその視点から見ても面白さはあまり見えてきません。ネタばれこのシリーズを読むときはもっと俯瞰的に、物語の世界観自体を読み解くつもりで事件の起きたバックグラウンドにまで思いを馳せてください。そうすれば、犯行現場に注目するだけでは見えてこなかった繋がりが様々なところに隠されていることに気づけると思います。 |
TD | このシリーズ、特にこの第3巻の売りは主要登場人物の恋愛描写にあるかと思われます。 えーとなんていいますか 素晴らしいツンデレです ツンデレの意味が分からないなら検索してみることをおすすめします。 物語としてもそれなりに面白いのだけど、全てをぶっちぎってステキすぎる描写が目白押しなので、どーしてもこんな文になってしまいます、うぅ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
リッパー | 武田日向氏の仕事ぶりが最高。…いや最強。 表紙絵からして、微熱ほっぺのヴィクトリカがひらひらパジャマで、天蓋ベッドに室内の調度品…、他のライトノベル表紙の追随をまったく許さない描き込みぶり。某レーベルでよくあるキャラ絵だけの表紙とはクオリティが違うよ。ザクとは違うのだよ、ザクとは。 カラー口絵では和装なヴィクトリカが鎮座しているし、p59の挿絵はぷに萌えだし、なんかもうすげーとしか言えません。 |
タイトル | GOSICK IV -ゴシック・愚者を代弁せよ- | |
シリーズ | GOSICK | |
著者 | 桜庭一樹 | |
イラストレーター | 武田日向 | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6288-0 | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 汝、我に死ねと申すのか? なんて言うか、フリルはゴロゴロ転がるし、アブリルは前面に出てきて、ヴィクトリカと激しいバトルが展開するし、ポロリはあるし・・・ネタばれの。 全体的に萌える展開が増量して、萌死ねと言われてるような気がしてしまいました。 アブリルが前面に出てきた為に、二人の世界だったGOSICKが、混戦渦巻くバトルフィールドに変貌、九城一弥の鈍さは相変わらずなのでかわいそうというかなんというか・・・。 だが、そこがイイ!! 殺人事件と、錬金術師の謎を、怪談話、都市伝説で包込み、歴史の残酷さを事件と共に暴いていく様が、実に見事でした。実は、3巻を読んだ地点でミステリ分はそろそろ減退していくんじゃないかという一抹の不安を抱えていたのですが、これからも大丈夫そうです。 しかし相変わらず"あとがき"が長い、しかも著者の周りの変な人の話題が絶えないと言う所が恐ろしい。 |
ひさ | 待ち望んでたヴィクトリカとアブリルの直接対面。一弥置いてけぼりで火花散らしている 感じもあるような、でも一弥抜きだからこそ女の子二人のいがみ合い絡み合いせめぎ合いを 存分に堪能出来たような。実は一弥の気持ちで端から勝負は見えていたりするのですが、 この二人には今後も色々やり合って欲しいなと。案外相性は良いと思うのだけど……さて? |
リッパー | ヴィクトリカの奇態(超萌える)やアブリルとの対峙にうっかり幻惑されそうになるものの、全体に散らばせた伏線とその回収で事件の全容が明らかになる構成は素晴らしいの一言。 密室ミステリでもあり、歴史ミステリ風でもある。 桜庭さんのディクスン・カー好きが如実にあらわれた良作です。 トリックにカーの「***の殺人」を思い出した貴方。正解〜。 |
極楽トンボ | ラブ方向にこのまま行くのかと思っていたら、ミステリ分も戻ってきました。 というわけでミステリも楽しみつつ、少年少女の絆を見ていくのがよいようです。 ……全然感想になってない……とほほ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
リッパー | 髪をおろしたグレヴィールが超カッコイイ! 桜庭センセー、ドリル頭やめさせましょーよー。 表紙のヴィクトリカ見て、「ローゼンメイデン」?と一瞬思ったのはナイショ。 |
toshi-ko | そういえば、回を重ねる毎に、九城とヴィクトリカの身長差が、開いていっているような気がするのは、私だけですか? 個人的には、髪を下ろしたお兄さんなんて・・・。 漢なら、自らの信念を貫け!? |
ひさ | とりあえずドリルがドリルじゃなくなってたのがショックだった。 いやしかし。毎巻毎巻美麗で眩しくて、眺めてるだけで溜息が出てしまいます。 |
コモリケイ | 思わず表紙買いしたシリーズです。 まぁ、ゴスロリ好きっていうのもあるのですが、それにしたってこの美麗さ。可愛らしさ。そして描き込みの細かさ。素晴らしいです。 |
麻由 | 単なる萌え系イラストと思う事なかれ、カラーはおろか、モノクロまで徹底的に描き込まれた挿絵は昨今ではなかなか見ることが出来ない。 今回のヴィクトリカも可愛いですが、カラーのあの人が一押し。か、格好良いなぁ……! |
タイトル | Holy・Hearts! 勇気をくれる、なかまです。 | |
シリーズ | Holy・Hearts! | |
著者 | 神代明 | |
イラストレーター | 緋賀ゆかり | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630205-5 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | シリーズ第4弾。(のはず) 物語が動き始めます。まったり癒し系という物語の基本は変わりませんが、背景世界の謎が少しずつ明らかに。 でもやっぱり妄想百合ストは要チェックでしょう(笑) あと、これはたぶんちょっと下の年代の女の子にも受けるんじゃない、かな? |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | Holy・hearts! 明日を信じる、こころです。 | |
シリーズ | Holy・hearts! | |
著者 | 神代明 | |
イラストレーター | 緋賀ゆかり | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630188-1 | |
発行年月日 | 2004-06-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | のほほんと日常を過ごしどっちかというかトロいところがあるけれど、裏のないまっすぐな優しさにいつの間にかみな心を許してしまうキュノ。それと寮で同質になったアリシア、ジンジャー。 この三人のシスター見習いを中心に巡る物語です。 (妄想百合ならし放題な)三人の友情を暖かく眺めて楽しむのが吉。 優しい気持ちになれる癒し系かな? |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | Holy・Hearts! 忘れられない、ぬくもりです。 | |
シリーズ | Holy・Hearts! | |
著者 | 神代明 | |
イラストレーター | 緋賀ゆかり | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630217-9 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | シリーズ第5弾。(のはず) 背景世界の謎が少しずつ明らかになり、今回は痛みの描写もあります。 でも、女の子同士の友情ものでまったりで癒し系で+α妄想百合ストは要チェックな物語ですええ。 変なバイオレンス描写とかもないんで、低年齢層にも安心しておすすめできるシリーズです。 |
CAX | 基本的な構成としては、前半は短編的なショートストーリーでほんわか度を、終盤はこのH☆Hの世界の謎を主人公キュノがそれを少しづつ知っていくというのが、大筋な展開。ただ純粋なだけでなく、色々なことを知り、成長していっているキュノとその仲間たちの姿を、優しく見守っていきたいと思わせてくれる、温かな作品。 近年は * 世界の敵 * などに代表される「セカイ系」の作品が多いライトノベル。だからこそ、逆にオーソドックスなファンタジー世界を、優しい感じで描いているところが新鮮なのかもしれない。 「ほんわか」したいのならお薦めの作品です! |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
CAX | 「神代明」さんの描く世界と、「緋賀ゆかり」さんの描くイラストのマッチング度は最高♪ 漫画雑誌「コミックラッシュ」での漫画版も夏頃にはスタートするので、そちらも期待です!! |
タイトル | Room No.1301 #3 同居人はロマンティック? | |
シリーズ | Room No.1301 | |
著者 | 新井輝 | |
イラストレーター | さっち | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6268-6 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
いちせ | ほんとに、さいこーーーっ!! 素晴らしいーーーーっっっ!! もう、やっぱり間違いなく最高の恋愛小説。なんと言っても、この雰囲気っ!! このセンスっ!! 新井輝、天才っ!! めちゃくちゃ、さいこーーーーっ!! |
リッパー | 恋愛を主題にもってきた他のライトノベルではなんとなくで通じ合わせてしまうような各登場人物の思疎通に関して、新井輝はまず最初から"わかりあっていない事"を前提としている。 "彼とわたしの考えていること感じていることは違うんだ"というのがあるために、彼らの意識や立ち位置のすり合わせからまず始めていかなければならなくて、そこを書いていこうとするから会話や展開がやたら回りくどくなるし、またその部分こそが新井輝の味になっているんじゃないかなあと思うわけです。 特に健一くんと大海さんの関係の描き方に、そのへんが強くあらわれてるんじゃなかろうかと。 |
ミズノトリ | このシリーズの一番好きな部分は、主人公・健一の思考回路ですね。 現実的な風でありながら、現実からは微妙に乖離している。 それが作品全体の雰囲気と重なり、独特の味わい深さを醸し出すのだと思います。 このシリーズに登場するキャラは、ほんの一部を除けば、心に問題を抱えた者たちばかりです。 その中でも特筆すべきは、健一の姉・ホタル。 ネタばれというホタルの苦悩は、相当に深いものだったでしょう。 この三巻のラストでは、健一とホタルとの関係に急激な変化が生まれます。 そして、普通の人間からすれば異常なその事態を、健一はわりとすんなりと受け入れてしまいます。 その絶妙なズレっぷりこそが健一の抱える心の問題ってやつでしょう。 彼が恋愛を理解することは出来るのでしょうか? いま、最も続きが気になるシリーズです。 蛇足ですが、俺は綾さん派です。 |
toshi-ko | ツバメと建一の会話がおかし過ぎ。 「むしろ、そんなんじゃ足りない。箱でも足りない。」と言いたくなったのは私だけ? 私だけですか、そうですか・・・。orz |
永山祐介 | ラストのホタルがもうすべて。 |
極楽トンボ | この作品では最初から結末が提示されてます。 その結末も、各巻のプロローグで小出しにされているのですが3巻あたりまで来ると、だんだん重要な意味を持つようになってきます。 どうしてそうなってしまったのか? なにがそうさせたのか? とか想像しながら読むとおもしろいかも。 |
玲朧月 | 史上最高(たぶん)の名あとがきとなったネタばれが初登場した巻 それだけでライトノベル史に名を残すといえるだろう。(ヲイ エロゲーだ18禁だこれがギリギリズムだとかいろいろ言われているけど、そういう表現部分を除いても、絵師「さっち」さんの挿絵ともあいまって先が読みたいと思わせる内容と文章はさすがの一言。 |
練馬 | 変り種の恋愛小説。恋愛することについて悩む少年がアレコレしつつやっぱり悩むお話。 主人公のキャラクターとか、作風の割りに驚くほどやることやったりするのでそっちが話題になりがちですが、それだけじゃありません。 主人公がやたらもてたりしますが、そこらのハーレム物とは一線を画すものがあります。 今回はタイトルの割りに姉の蛍が半分メイン張ってるようなものです。一巻で方がついたと思ったらまさかこうくるとは・・・・。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | Room No.1301 #4 お姉さまはヒステリック! | |
シリーズ | Room No.1301 | |
著者 | 新井輝 | |
イラストレーター | さっち | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6282-1 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
白翁 | 最近の私のもっとも心待ちにしているシリーズがRoom No.1301です。 何が面白いのかとかそういう具体的なものとかが言い難い作品で、原稿用紙十枚くらい書いたらようやくこの作品の本質にちょっとくらいは擦ることができるかもしれません。 でも、私の気力のなさでそこまで書けないのがちと悔しい。 うーんとうーんと。 この小説は登場人物の会話を眺めているのが楽しいです。普通の小説だと、動作なり感情なり理由なりの描写で背景とかもろもろの空白を埋めてくれるのだけど、この小説ではそうしたものの代わりに登場人物たちの会話があります。とはいっても、説明台詞ということではないです。なんかこう、登場人物たちがお互いを分かり合っているような、分かり合おうとしているような、相手をちゃんと見ているような、という、なんか抽象的な説明で申し訳ないんですけど、そういう「やさしさ」をもって相手と話をしているところがいいです。 直接行動に移すことだけがやさしさでは無いのだろう。と、そんなことを思いました。 この会話の雰囲気はなかなかほかの本にはない感覚で、非常に良いです。 それと、あとがきでも楽しませてくれる新井輝さんに感謝。毎回楽しみにしてます。 |
東雲あずみ | 恋とか愛とか言うけれど、ほんとの恋愛ってなんだろう そんな疑問を持つ無気力少年 健一と、 彼が出会う一風変わった女の子達との 心と体とその他もろもろの交流を描くシリーズ第4弾。 この巻では ここまで悩みつつものらりくらりと過ごしてきた健一に 強烈な現実が突きつけられ、うちのめされます。 ネタばれ ネタばれ 物語の転換点ですので、ここまで一気に読むと吉。 内容が刺激的なのもありますが、淡々とした語り口が魅力的な作品。 多彩なキャラクター達の関係も絶妙で今一番旬のシリーズです。 |
いちせ | あはははは、凄いですよ、本当。最高ですよ、本当。くわーーーーーーーーーーーーーーー! あははははーーー。もう、楽しい、楽しすぎる〜〜、うひょひょひょひょ〜〜。 |
Hunter | これまでに類を見ない種類の恋愛小説。 とにかく、ありきたりのパターンからは逸脱しています。 ライトノベルとしては少し行き過ぎた描写もあるのですが、(ちなみに自分は大歓迎(爆))それすら普通に許されてしまう、ほのぼのとした雰囲気が作品に漂っています。 どちらかというと、「恋愛」についてではなく、「恋愛とは何か」について書かれている小説、とでも言えばいいのでしょうか。人物描写も秀逸で、続きが楽しみなシリーズです。 |
リッパー | 超面白い。 蛍子さんがぶちあけてしまった風穴をシーナのバカ・テンションがあらぬ方向へと導いてくれますよ。くわーーーーーーーーっ! …表紙なのに冴子の出番少ないよね。 |
toshi-ko | エロスギ、デンシャナイデ、ヨムナ・・・。 |
こま | や、もうホント、ツボにはまるんですが、本当っ 間違いなく男性陣は悶えますよー 反面、女性陣にはあんまり受けがよくないかもしれませんが・・・ 恋愛とそれを取り巻くいろんな感情について考えるにはいいかなぁと。 何重もの意味で、続きが気になるシリーズです。 |
ひさ | 衝撃の度合いは#3の方が上でしたが、その続きが気になって気になって しょうがなかったのでこちらを。前半はホタルについてどうしよう、 どうしよう、どうすんだこれ……とドキドキしながら、後半はシーナに ついて、これどういう事なんだろう? と首を捻りつつ、終盤で真相 知って一気に込み上げて来てしまった。シリーズ中で特に推したい一冊。 |
極楽トンボ | 相変わらず淡々とでもけっこう刺激的な日常が進むシリーズです。 いよいよ持って既に決まっている結末にどうやって流れていくのか気になるようになってきました。 で、それはそれとしてあーもうほんとにこの微妙な感覚が心地よい! 一読すれば即座にわかりますが、くれぐれもただの萌え小説などと思わないように。 |
練馬 | シーナの動物的勘によって健一のネタばれ好きを見抜かれる巻。 シーナの登場で、亡霊マンションの「心にある種の問題を抱えた人間が集まってる感」がますますアップ。 恋愛に対する一風変わったスタンスも含め、各キャラがどう問題を片付けていくのか、行く末がますます楽しみになってきました。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | Room No.1301 #2 同居人は×××ホリック? | |
シリーズ | Room No.1301 | |
著者 | 新井輝 | |
イラストレーター | さっち | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6260-0 | |
発行年月日 | 2004-06-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
rokugomarunisai | 注目すべき新鋭、ということになるだろうか。 このシリーズ、巷間流布するようにもちろん、丁寧な恋愛話でもある(読める)が、なんだ今さら、と思った貴方は気が早い。たとえば以下の引用文に何か感じることがあれば、少なくとも短編『弟は私を嫌ってる』が収録されているこの巻だけでも手にとってみるといい。 「絹川(註・秀才役。主役の姉)には才能がある。それは間違いない。だが、桑畑は特別なんだ……だから今回のことで美術の道から離れたりしないで欲しい」 「……勝手な話ですね」 蛍子はそんなことを吐き捨てるが、荒幡はそれを甘んじて受ける。 「勝手な話だ。だが、絹川にはわかるはずだ。私にすらわかったことだ」 絵だけは自分を裏切らないと思っていた。 自分には他の人間とは違う才能があると信じていた。そして絵がそれだと思っていた。 でも、その結果がこれだった。 それでも絵に向かっている時間はそれを忘れさせた。だからずっとデッサンを続けていたかった。だが、そうはいかなかった。 巧くはない。それは確かだが、惹き付けるだけのものを持っているのもまた確かだ。 注目しておいて損はないだろう。 |
いちせ | くぅ〜〜〜。凄いよ、素晴らしい。新井輝、さいこーーーーーっっっ!! がおー! ああああぁぁぁぁ、うきゅ〜〜〜〜〜〜〜。ばんざーーーーい!! |
リッパー | ラストエピソードにおける蛍子の心情を読んだ後に2巻を読み返すと、胸をもやもやとつきあげるものがあります。 1巻読んだ時点では、なにこのエロゲー小説…、と思ってしまってごめんなさい。 素晴らしいよ! |
toshi-ko | ちょっとHな?、ラブコメ。 いやむしろ、 ちょっと? Hな、ラブコメ。 ちょっとの後に、?がついてる方が僕は正しいと思う。 と言うか、なんだ、キミ、エロスは程ほどにしときなさい。orz |
千秋 | 何なんですかこのラノベ? わけわかりません。わけわかんないほど面白いです。そしてわけわかんないほどエロいです。 いや、ちょっと待てください。ホントに何なんだこれ? 恋愛モノ? ラブコメ? エロゲー? というかそもそもこの作品ってそんなジャンルで括れるのか? ……と。疑問ばっかりでは何にもならないので、真面目にちゃんと書けば、面白いです。このシリーズは本当に面白いです。この作品をまだ読んでいない方も、読めば必ず面白いと言ってくれるでしょう。そして、わけがわからないとも言ってくれるでしょう。間違いないありません。 この作品は、きっとそういうものなのだと思います。きっと。 |
極楽トンボ | えーと、えっちぃですはい。 だけど、その辺の萌えあるいはエロ小説とは(18禁な描写云々は抜きにしてその他の面で)明らかに一線を画してます。 うーんやさしさ? なんと表現したらいいのやら。 私は新井さんの作品特有の表現しがたい雰囲気というか距離感を「微妙な作風」と称してます。会話文がただの説明台詞ではなく、非常に重要な意味を持っているので読み飛ばさずにじっくり読むのが吉。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | うさ恋。 1 女なんか、嫌いだ〜っ! | |
シリーズ | うさ恋。 | |
著者 | 野村美月 | |
イラストレーター | 森永こるね | |
レーベル | ファミ通文庫 | |
書籍コード | ISBN4-7577-2096-3 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | 萌え系なお話に目がない人に超おすすめ。 熱血系のまっすぐな少年が、恋愛に足を絡め取られてじたばたするお話です(あれ?) なお、書影に出てくるウサ耳は飾りではありませんので念のため。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | うさ恋。 2 おまえ、輝いてるぜ! | |
シリーズ | うさ恋。 | |
著者 | 野村美月 | |
イラストレーター | 森永こるね | |
レーベル | ファミ通文庫 | |
書籍コード | ISBN4-7577-2169-2 | |
発行年月日 | 2005-02-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
東雲長閑 | 恋萌え恋かわいい恋激萌え恋けなげ恋超激萌え! というわけで主人公の幼なじみの恋がかわいいです。 一言でやられました。まさに一撃必殺。 |
極楽トンボ | 主人公に一途に恋する、ちょっと特殊な少女の恋の行方はどっちだ。 主人公好きさから出てくる一途なヒロインの発言の数々にどうぞ魂をやられてください。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | そして、楽園はあまりに永く されど罪人は竜と踊る 5 | |
シリーズ | されど罪人は竜と踊る | |
著者 | 浅井ラボ | |
イラストレーター | 宮城 | |
レーベル | 角川スニーカー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-04-428905-0 | |
発行年月日 | 2004-08-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
おむらよしえ | 記憶喪失の少女、アナピヤを拾った二人組みの咒術士は、彼女のふるさとへ旅立った。しかし、そこに隠された真実はあまりに過酷だった……。 絶望系コメディ。と言いたくなるほど過酷な事実ががんがん出てくる。でもどこか面白い。 |
しゅぺるたー | 科学的に考えられた「呪式」が織り成す戦闘と独特の調子で飛ばすシリーズ5冊目。 記憶喪失の少女アナピヤの記憶を探す旅も終わりとなる。 これでもかと迫り来る世界の悪意。 そこに待つのは希望か絶望か。 |
麻由 | 毎回主人公達が散々な目に遭うシリーズですが、今回はその極み。 叩いて叩いて叩き潰しても一つおまけに叩きのめす、残酷で救いのない展開が続きます。終盤のアナピヤの言葉一つ一つが重くて痛い。結局救われなかった彼女。そしてただひたすら虚しくなるラスト。 それでも面白いと思えるのは、ひとえに作者の力なんだろうなぁ。 |
東雲長閑 | 本作で浅井さんはエロゲーを中心とするおたく文化をめった斬りにしている。 他者が作ったものを読んだりするのは、コミュニケーションの一種だと思うが、 おたく同士が閉じた共通認識に従って、縮小再生産を繰り返しているという批判として読むと、耳が痛い。 作者の主張に同意するにしろ反論するにしろ、おたくが如何に生きるべきか考えるとっかかりとして読んで欲しい。 |
奈望梨義仁 | すごい、です。ライトノベルの常識を鼻歌交じりで超越したシリーズです。グロイ、エロイ、ヒドイ。ヒロインがネタばれライトノベルなど他に存在しないでしょう。さらにそういったグロイエロイシーンを丁寧に描写しているところなど尋常ではないと思います。ある高校の図書館では閲覧禁止処分にしています。その尋常でなさが、このシリーズの魅力でしょう。 さらに、登場人物が交わす会話のテンポの良さと、面白さ。よくもまあこんな台詞が思いつくと感心するばかりです。地の文は一人称形式のため、これが会話同様に面白い。心穢れた主人公のアホ思考は爆笑物です。 正義は勝てず、主人公は挫折を繰り返し、最後に嘲うのは策謀家。脇役に与えられた使命は死、ハッピーエンドは概念的に消失し、理論と科学が主体。道徳は極めて現実的に踏みにじられ、ヒーローヒロインとて、命の保障は一切無い。そんな本です。 |
極楽トンボ | ものすごく独特な描写がウリの戦闘アクション。化学式が飛び交う戦闘はそうそうないと思われます。 ですが、今作に関してはキーワードは「鬱」これに尽きます。 うわー救われない……この救われなさはシリーズ全てに通じる持ち味ですが、今作では特に際だってますね。 ギギナとガユスによる漫才的な皮肉の応酬があってすらこの読後感。いやはや。 |
練馬 | シリーズ通してダークな雰囲気が漂ってますが、この巻はもう極めつけ。読んだら「鬱」一直線です。 ここまで凄い描写をしたライトノベルは多分はじめてでしょうしこれからも当分出ないと思います。読んでる最中に一体何処までいくのか底が見えません。あまりのキツさに読んでる分量を錯覚しそうになります。 特徴的なテクノマジックの描写など、人によってはとっつきにくい面もあるかもしれませんが、是非一度読んでみて欲しい作品です。もう「凄い」ですから。 |
ひさ | 大よそ全てが凶悪。アナピヤの仕掛けも凶悪ならば、幾度も希望とか可能性を ちらつかせておいて、その直後に幾度も絶望のどん底に叩き落す容赦の無さも 凶悪。答えは分かり切っているのに、それでも「面白い!」と言わせられる程に 惹かれてしまう。そういうハマったら抜けられない中毒性も凶悪なのかな? |
永山祐介 | あまりにも救われない話。それでも途中で読むのを止められない。 最後のシーンも寂寥感が増すばかり。続き、非常に楽しみですが、非常に恐ろしくもあり。 |
浅木原忍 | あまりに過酷。あまりに悲惨。あまりに残酷。あまりに鬱。読み終えたあと本気で死にたくなる逸品。 作者自身の心配すらしたくなりそうな代物。実際これ以降長編出てないしなぁ…… |
雨空陽明 | この小説の魅力は三つある。 化学系魔法を多用した濃厚な戦闘描写。 喧嘩と冗談の境界線上をいく主人公と相棒の罵り合い。 そして幸せな描写で安心している読者を叩き落す鬱展開だ。しかも一瞬希望を見せておきながらそれを握り潰すという作者の手腕には恐れ入った。 次の長編でもこれと同等かそれ以上の鬱展開を期待したい。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | そのとき鋼は砕かれた | |
シリーズ | そのとき | |
著者 | 高殿円 | |
イラストレーター | 小田切ほたる | |
レーベル | ビーンズ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-04-445009-9 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | そのときシリーズ2巻目。 ジェットコースター人生を送る、でもものすごく前向きな女の子が主人公のお話。 しかもその主人公フランチェスカは、ネタばれ とにかくフランチェスカの男勝りのかっこよさ、これに尽きます。 不幸なんて吹き飛ばして、前に突き進むあの行動力を見ているだけで元気が出てくる物語です。 「たったひとつでもいい、心に鋼より固いものを持っているか」くー、なんという萌える台詞なんでしょう。こういう台詞が作品内にはてんこ盛り。 |
練馬 | 確実に一巻目より面白い二巻目。 私自身そうなんですが、MF文庫の銃姫読んでこっちの方にも手を伸ばしてみてる方は必ずこの巻まで読んでほしいです。 流血女神伝に通ずるようなジェットコースター人生がウリですが、その他にも、主人公らが背負った運命ゆえの哀しい人生の書き方が上手いです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | そのとき君という光が | |
シリーズ | そのとき | |
著者 | 高殿円 | |
イラストレーター | 小田切ほたる | |
レーベル | ビーンズ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-04-445010-2 | |
発行年月日 | 2004-08-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
葉月あき | ひょんなことから悪神の呪いを受けてしまった、商魂たくましい少女・フランの奮闘記。 前巻までは微妙にギャグも多めな内容だったのですが、この巻からシリアス方向に舵が切られて俄然盛り上がってきた印象。 登場人物それぞれの焦燥や苦悩、そして憎悪といった感情が上手く描写されていたと思います。 特に終盤のミルドレッドの狂笑、そしてフランの回想にはなんともやるせない気持ちにさせられました…。 |
練馬 | 1巻より確実に面白い2巻を間違いなく凌駕する3巻目。 巻が進むごとに加速度的に面白くなっていきます。 今回は、フランよりむしろミルドレッドとその親友エルゼリオが中心っぽいお話。 特に、ネタばれエルゼリオの姿は泣けます。 「銃姫」読んでる男性読者にも超オススメです。 |
極楽トンボ | 2巻まではコメディ分も多めでしたが、明らかにこの巻からシリアス方向にシフトしてます。 登場人物達の持つ過去の負債などとはどう向き合っていくのか? そういう面がガチで描かれます。 くー、やっぱり高殿作品はいいなあ! |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | てくてくとぼく 旅立ちの歌 | |
シリーズ | てくてくとぼく | |
著者 | 枯野瑛 | |
イラストレーター | GOW | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1636-6 | |
発行年月日 | 2004-08-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
玲朧月 | 機械人形が存在することが罪とされる街で、元は旅人であった発条職人の少年とそのパートナーであった犬型自動人形"てくてく"の物語。 元は高度な文明を持った星(地球であるらしい)において、何らかの理由で海が干上がり文明は退化した世界で、発条職人をする少年は、ある少女から修理を依頼される。 それはその街では最大の罪とされる自動人形であった…。すこしずつ物語にひきこまれていく。普通に面白いといってはなんか失礼だけれども、でもほかに表現するのに良い言葉がない。 子供に読み聞かせるとよい、そういう作品。 続きがぜひ読みたい。 |
極楽トンボ | すいません、自動人形には弱いんです。 多くはネタバレ防止のため語りませんが、 流れ者とそこに根付くものの感覚の差に言及していたのが印象的でした。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | とある魔術の禁書目録 | |
シリーズ | とある魔術の禁書目録 | |
著者 | 鎌池和馬 | |
イラストレーター | 灰村キヨタカ | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2658-X | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
ハサン | とにかく真っ直ぐな感じがイイ! |
SETO | 文章全体に勢いがあり一気に読めるスグレモノ |
toshi-ko | あらゆる超常現象を打消す腕を持つ主人公が、ベランダに引っかかっていたシスターを助けた為に、魔術師たちとの争いに巻込まれる、熱血アクションストーリー。 「誰だって、何時だって、ヒーローになれるチャンスを求めているんだ。」 を、絵に描いたような主人公の熱血っぷりには、少年向け週刊誌の王道を彷彿させられ感激です。 |
煉紅 | 熱血少年漫画を小説にしたような勢いで一気に読み進められます。 巻が進むにつれ影が薄くなっていくヒロインではあるがさすがに一巻では影は濃い。 しかし一巻の時点でも御坂の印象は絶大です。 |
R・B | 清々しいくらい王道な少年漫画的小説。 小難しいものを読んだ後だと特に清々しく感じられます。 ハッピーエンドしか認めないという主人公の叫びに共感できる方、この本を手に取るべきです。 |
こま | ある意味王道なシリーズでとても大好きですw テンポがいいというかノリがいいというか。 読んでいて気持ちいいです。おすすめですよん |
かげつ | なんか、ベタな感じに始まったな〜というのが読み始めの感想でしたが・・・実に熱かったです。 少年漫画的、と皆さんが言うのが良くわかります。 さらに、すこーし変化球なラストがいい感じで、まさか続編を出すとは思わなかったというのが個人的感想。 (びっくりしたという意味で) |
極楽トンボ | ど直球な、少年漫画をそのまま小説にしてみましたというノリのひたすら展開と台詞の熱い物語。 主人公も熱血です。 この直球ぶりがすばらしい。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
煉紅 | 少年漫画的勢いのある作風に良く合っていて、よいアクセントになっていると思います キャラとしては月詠小萌先生があれが先生かと笑えます。 |
タイトル | ぴよぴよキングダム | |
シリーズ | ぴよぴよキングダム | |
著者 | 木村航 | |
イラストレーター | 竹岡美穂 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1159-6 | |
発行年月日 | 2004-10-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
BAW WAO | シリーズで支持するので1巻目にコメントします。(二巻迄刊行中) 今年TVアニメ化が決定(ぺとぺとさん)している作者さんの別シリーズ作品です。 ひよこ形異星人の婚約戦に巻き込まれた少年少女のボーイミーツガール系で 設定も展開も掛け合いも面白く、一気に読ませて読了感も良いです。 人称が男⇒女になった途端、話が常に暴走するのは仕様なんでしょうか? 私はこのシリーズの方が好きなので、別シリーズアニメ化で、こちらの刊行が後回しになるだろうという現実に 号泣しながら、ハンケチを噛み破る勢いで抗議します。ムキー。 可愛いボーイミーツガール系を読みたい方に一押しします。 |
極楽トンボ | ものすごい勢いで疾走する不器用な少女(ツンデレ)とやっぱり不器用だけど実はけっこう熱い少年の恋愛物語。 とにかく物語の疾走感、これにつきます。 |
t-snow | 「恋の儀式」を行うために宇宙からヒヨコがやってきた! というSFだったり、不器用な少年の恋愛物語だったりもするんですが、 そんなのは全部どうでもよくて、後半の女の子視点の一人称につきます。 勝気で照れ屋な少女の、ノンストップで流れるように暴走し続ける思考を叩きつけた文章は、ちょっと他ではお目にかかれないし素敵すぎです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
BAW WAO | やわらかく、透明感のある画風の絵師さん。 MF文庫では珍しく、この方を起用した編集さんには賞賛です。作品の可愛いさ面を倍増させてます。ひよこ万歳です。 多少の殺伐感も、微笑ましい印象に変えてしまう癒し系の絵師さん。というところかと思います。 今後もボーイミーツ系で出会いたい絵師さんです。 |
タイトル | ぴよぴよキングダム 2 ときのしおり | |
シリーズ | ぴよぴよキングダム | |
著者 | 木村航 | |
イラストレーター | 竹岡美穂 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1207-X | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | シリーズの2巻目。 SF分が大幅上昇してます。疾走感は相変わらずすさまじいです。そんでもって2巻の最後は・・・いやいやそれは読んでのお楽しみ。 |
麻由 | シリーズとして好きなので2巻にメッセージ。 ある日ヒヨコ型宇宙人が頭の上にやってくるという青春ラブコメSF(こう書くとジャンルごった煮みたいだ……)です。2巻ではSF増量してますが、個人的な見所はなんと言ってもヒロイン・あかりの一人称です。 1巻以上に突っ走って突っ走って突っ走って突っ走った文体が素敵。パワフルすぎて展開も暴走している気がしますが、このオーバーヒートした文章は読んでいて非常に燃えます。女の子視点なのに燃え。 イラストも作品に合っていて良作。次出て欲しいけど、作者の別作品がアニメ化だから遅くなりそうな悪寒。 |
練馬 | ひよこ型宇宙人と少年少女の織り成すSFラブコメ。 二巻にはいってSF色が驚くほど濃くなり、ラブコメ分が激増してます。 そしてなんと言ってもヒロインである天下無敵のイレギュラー女磐座あかりのエネルギー! 一人称文体をフルに利用して怒涛の勢いで突っ走ります。 その衝撃のしめ方もあり、かなり続きが気になる作品の一つです。 |
黒雨 | ライアーソフトの『Forest』のライターがこれ書いてるってのを知って即買い。木村航=茗荷屋甚六。 というわけで、読みました。いや、うん。すげぇ楽しい。 1巻においては、その『Forest』で見せた片鱗は見せず、ごく普通にもがく人間模様を描ききった良作。作りが普通なのにも関わらず、心を鷲掴みにしてならないほどに直接的な文体は、思考パターンがかぶればかぶるほど、引きずり込まれるかと。そう言った意味では、とても危険な小説だ。正直、クライマックスは、こっぱずかしくなる位に普通で、こっぱずかしくならせる技量でカバーされた展開。それはそれと、この展開が直接的だからだけで恥ずかしいのではなく、それをさらに「こっぱずかしく」させた技量は流石。 2巻になって『Forest』で見せたあの、あれを、あれを。あの文章が出た瞬間、少年のように心躍った。正直に言えば、黒雨は中学生の頃に戻っていた。中学生の頃、わくわくしながら本のページをめくっていた、あの頃へ。 その文章というのが、2巻の第3幕。このとても素晴らしい出来をどう表現しようもない。これが、これ自体で完成されているからだ。賛辞を送ることは出来るが、賛辞で飾ることは許されない。この物語の展開を、抽象で表現しきるというのは素晴らしい。展開上は、とてもおいしい展開なのだ。そのおいしさを、極普通なエンターテイメントも書けるくせに、書かない。物語は、展開しているのに、書かれていないんだ。 そして、落としどころをすっとぼける辺りも技量だと思います燭世巻の終わり。すごく続きが気になる。 1巻と2巻での構造も凄くよいのですよ。 2巻っていったら、続刊ですよね。まぁこれも続刊っちゃ続刊ですよ。続刊のくせに、2巻は遡ってるんですよね。遡りながら進んでるんですよね。うん、なんか無茶苦茶言ってる気がしますが、それが成り立ってる辺りが木村航恐るべしって事で。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | さよなら、ぺとぺとさん | |
シリーズ | ぺとぺとさん | |
著者 | 木村航 | |
イラストレーター | YUG | |
レーベル | ファミ通文庫 | |
書籍コード | ISBN4-7577-1900-0 | |
発行年月日 | 2004-06-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
おむらよしえ | 妖怪がクラスに3人くらいはいる世界の話。ちょっと好きと思うと触ったいきものに「ぺとっ」てしまうぺと子。ふにゃ〜としたぺと子にめろめろなもてもてシンゴの日常生活は、妖怪あふるるものだった。 まあ男の子がもてもてではあるのですが、けっこー冷静な視点から描いているので楽しく読めます。これで女の子がきゃぴきゃぴしてる(死語)とよくある話なのですが、そうではないところがポイント。女の子がちゃんと物考えている感触が受け取れます。おすすめです。 |
いちせ | はふぅ〜。ラストは感動ぉ〜。 |
極楽トンボ | 人に比べれば少ないとはいえ妖怪がごく普通に社会で生活していて、学校でも人と妖怪が肩を並べて勉強している、そんな世界が舞台のお話。 気に入った相手に触ると、「ぺとっ」とくっついてしまう妖怪、ぺとぺとさんをはじめ、いろんな妖怪が出てきます。 ちなみに性別はやたら女の子に偏ってますが、おむらよしえさんも紹介されているように男に媚びる部分がまったくなく自然体なので、ただの萌え小説だとは思わないように。 読んでいるとなんともいえない不思議感覚に浸ることができます。 |
練馬 | イラストから推測すると萌え系だし、実際そういう側面もなきにしもあらずで、結構ほわほわしたノリでいきますが、人間と妖怪の間のちょっとした確執なども描かれており、なかなかどうして一筋縄ではいきません。 イラストで敬遠してた人は読んでみると多分抱いていた印象が変わると思います。 丁度アニメ化も決まり、もうすぐ続刊も出るのでこの機会に一つお試しください。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
おむらよしえ | このイラストなしにこの話はありえない、というよい例です。 |
タイトル | まぶらほ〜もっとメイドの巻〜 | |
シリーズ | まぶらほ | |
著者 | 築地俊彦 | |
イラストレーター | 駒都え〜じ | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1650-1 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | 実は私、まぶらほは「メイドの巻」「もっとメイドの巻」しか読んでません。 まぶらほ登場キャラによる外伝、の続編。 仮想戦記でもあります。 繰り返します、仮想戦記なのです。いや本当に、異様に戦闘がこだわってます。 そして出てくる既存のキャラはことごとくメイドです。その設定が実におもしろい! 秘密結社MMM(もっともっとメイドさん)とか、メイドさんの階級が軍曹とかいて「ハウスメイド」とルビを振ってあったりとにかく遊び心だけで出来ている感じ。 ばか笑いしたい方や、メイド好きな方に。 単発で読まれても全く支障はありません。実際私がそうだったんで保証します! |
ぎをらむ | 雑誌掲載の時は「仮装戦記」とか「特別編」と呼ばれる番外編。 銃器の描写に関しては素晴らしいものがあります。登場する銃器類は私の知る限りすべて実在するものであり、その設定はとても正確です。銃器だけなら香港映画やハリウッド映画よりこだわっていると思います。ミリタリーマニアな方はだまされたと思って読んでみてください。 しかしメイド服に対抗するものをパジャマにしてしまったのが本当に惜しい。ちなみに私は小コスプレ主義より大コスプレ主義を支持します。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | よくわかる現代魔法 jini使い | |
シリーズ | よくわかる現代魔法 | |
著者 | 桜坂洋 | |
イラストレーター | 宮下未紀 | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630221-7 | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
おむらよしえ | 森下こよみは童顔で身体が小さく、何をやってもうまくいかないので自信がない。家で見つけた「魔法」を教えてくれる学校に興味を引かれていってみたが……。 「現代魔法」の設定は、ファンタジー好きとしてまだまだだと思いますが、話自体は楽しく読めました。こよみは結局「ひとつの魔法」しか使えないおちこぼれなのですが、それはそれなりに役に立つという、一風変わった立ち位置だし、なんといっても姉原弟とのいちゃいちゃがたのしい(笑)。自分にできること、自分のやりたいことを見据えて生きていこうという話になっています。 |
有里 | 今回の主人公は、妙な言葉使いのコンピュータおたく少女・坂崎嘉穂。 いろいろモトネタがありそうな嘉穂たんの発言が楽しい。モトネタ集はどこにあるのだー? ネタばれ |
極楽トンボ | 現代魔法シリーズ第4弾。 今回の主役はコンピュータおたく少女の坂崎嘉穂です。 物語の展開もさることながら、作品全体にちりばめられた元ネタをいくつ発見できるかも楽しみの一つとなっています。ネタばれ あとは現代魔法使いの姉原美鎖に弟子入り中で、コンピュータについてはかなり高レベルの能力を持つとはいえあくまで一般人の端くれである嘉穂が、どのように考えて荒事に対していくのか、その考え方に注目です。 個人的には3巻についでお気に入りのお話でした。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | よくわかる現代魔法 ゴーストスクリプト・フォー・ウィザーズ | |
シリーズ | よくわかる現代魔法 | |
著者 | 桜坂洋 | |
イラストレーター | 宮下未紀 | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630204-7 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
おむらよしえ | 森下こよみは童顔で身体が小さく、何をやってもうまくいかないので自信がない。家で見つけた「魔法」を教えてくれる学校に興味を引かれていってみたが……。 「現代魔法」の設定は、ファンタジー好きとしてまだまだだと思いますが、話自体は楽しく読めました。こよみは結局「ひとつの魔法」しか使えないおちこぼれなのですが、それはそれなりに役に立つという、一風変わった立ち位置だし、なんといっても姉原弟とのいちゃいちゃがたのしい(笑)。自分にできること、自分のやりたいことを見据えて生きていこうという話になっています。 |
有里 | 『よくわかる現代魔法』シリーズ3冊目。 1冊をきっちり補完する内容。1冊目の欠点を美点に変換してしまった、実にお見事な続編。 2冊目の『ガベージコレクター』→1冊目『よくわかる現代魔法』→3冊目『ゴーストスクリプト・フォー・ウィザーズ』の順で読むといいんじゃないかな。 今回の主人公はタカビーな銀髪紫の瞳の美少女魔法使い・一之瀬弓子クリスティーナ。姉原美鎖のコードによって6年前の世界に送り込まれたタライ娘・森下このみが10歳の弓子と出会い、弓子の杖を狙う魔法使いギバルテスと戦うというのが今回の物語。 美鎖が6年前に作ったというクリスマスショッパーというワーム型ウィルスの真相も明らかにされる。 最終決戦の場所は、デバートの屋上。昭和30年代生まれにはノスタルジーを感じさせる場所だけれど、若い人はどうなんだろう? 今の子も屋上の遊園地で遊ぶのかな? なおあちこちで言及されているように、今回弓子は「パンツはいてない」のだが、そのエピソードすら意味のあることなのだ。お見事。 |
練馬 | 考えようによってはタイムパラドックスの起こりようが無い、一風変わった時間移動物。 今回の主人公は一ノ瀬弓子クリスティーナ。 「ぱんつはいてない」で一時話題になったけど、単なるネタで終らせず一つの大きな複線にしつつ、自分の生き方に対するプライドなどを模索していくお話です。 |
極楽トンボ | 現在4巻まで出ている中では個人的にはもっとも評価の高い「現代魔法3巻。 超きっつい性格のお嬢様で古典魔法遣いでもある一之瀬弓子クリスティーナが今回は主役。 この話で「ほーっ」と思ったのは「ぱんつはいてない」のエピソードです。 ただの読者サービスかと思いきや伏線になっていようとは! それとここに来て、1巻ではどうもぱっとしなかった主役(のはず)であるこよみの真価が発揮されます。いい話だったです、本当に。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | よくわかる現代魔法 ガーベージコレクター | |
シリーズ | よくわかる現代魔法 | |
著者 | 桜坂洋 | |
イラストレーター | 宮下未紀 | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630184-9 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
有里 | このシリーズは、まずこの2冊目の『よくわかる現代魔法 ガーベージコレクター』から読むことをお勧めする。 渋谷を舞台にした現代魔法合戦。複数の登場人物が交錯する様子が、ゲーム『街』を思い起こさせる。あのゲームが好きだった人は読むといいと思う。雰囲気はSF寄りの石田衣良か伊坂幸太郎かという感じ。 脇役の大人たちがいい味を出している。 |
おむらよしえ | 森下こよみは童顔で身体が小さく、何をやってもうまくいかないので自信がない。家で見つけた「魔法」を教えてくれる学校に興味を引かれていってみたが……。 「現代魔法」の設定は、ファンタジー好きとしてまだまだだと思いますが、話自体は楽しく読めました。こよみは結局「ひとつの魔法」しか使えないおちこぼれなのですが、それはそれなりに役に立つという、一風変わった立ち位置だし、なんといっても姉原弟とのいちゃいちゃがたのしい(笑)。自分にできること、自分のやりたいことを見据えて生きていこうという話になっています。 |
極楽トンボ | 1巻目を読んだときには、設定としてはおもしろいけど正直ちょっと微妙かなあ? という感想を持ってました。それがこの2巻で目の離せないシリーズ、という認識に。 そう言う意味でシリーズの中でもとても大事な位置づけの巻です。 有里さんのおっしゃるようにこのシリーズは2巻から読むか、もしくは鉄の意志で2巻までは一気に読み進めるのが吉。 独特な魔法に関わる設定と、そこに関わるエピソードがかみ合ってきた感じです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | アリソン III 下 陰謀という名の列車 | |
シリーズ | アリソン | |
著者 | 時雨沢恵一 | |
イラストレーター | 黒星紅白 | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2681-4 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
F2@Death March中 | アリソンの最終巻。 このシリーズは緊迫感のあるシーンが結構あるはずなのに、何故か「ほのぼのした」という言葉がしっくりくる。アリソンとヴィルのキャラクター性がそういったものを感じさせるのだと思う。心温まるお話が読みたい人にお勧めの作品。 しかし、時雨沢氏の作品は巻を重ねるごとにあとがきを読むのが大変になるなぁ。 |
しゅぺるたー | 正統派冒険小説。 話としてはシリアスな場面が結構見られるのだが、黒星紅白氏の絵がそのドキドキ感を中和するというか加速させてるというか。 非常に安定した質で突き進む作家さんであるので、安心して読むことが出来るのがすごく良い。 ちょっと時を経った続編、「リリアとトレイズ」にも期待。 |
煉紅 | 王道的な冒険小説アリソンの最終巻。 いままでの伏線を見事にまとめ上げた実によいできだとおもいます。 状況としては緊迫しているはずなのにアリソンとヴィルのお陰かほのぼのとした 感じがします。 ラストは意外だけれどの何だかなるほどと思う終わり方です。 |
いわし | 「キノの旅」が大人気となった時雨沢先生の長編シリーズも、今巻でひとまず完結。 巨大な大陸が一つだけある世界。その大陸は東西で二つの勢力に分けられていて 長い間、戦争を繰り返していた歴史を持ちます。その東側、ロクシエに暮らす 学生のヴィルと、軍人で飛行機のパイロットなアリソンのアドベンチャー・ストーリー…。 ストーリー全体に関わる大掛かりな仕掛けも毎回用意されていますし、 アリソン・ヴィルの2人の微妙な関係とか、アクションシーンの緊迫感とか、 見所もたくさんあります。この作品に限ったことではありませんが「メインキャラクターが魅力的」というのは やはり物語を楽しむ上で欠かせませんよね。アリソンとヴィルのナイスコンビっぷりが良いです。 …完結といっても事実上の続編が出るんですよねこのシリーズ。まだまだ楽しみ残ってました。 |
極楽トンボ | 王道的冒険小説。 すんばらしい! こういうのこそ基本です。 ひねくれた作品もいいけれど、時にはこういう素直な作品を読んで心の洗濯をしないと。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
煉紅 | 時雨沢作品には黒星さんの絵が非常に良く合っています。 この絵が緊迫した状況でもほんのりとほのぼのとした感じを生み出す 要素の一つだと思います。 |
タイトル | イコノクラスト! 1 | |
シリーズ | イコノクラスト! | |
著者 | 榊一郎 | |
イラストレーター | OKAMA | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1146-4 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | 異世界に飛ばされてヒーロー扱いされるというのはライトノベルではよくありがちですが、その裏事情や突然飛ばされた者の置かれる異常な状態をきっちりとギャグ抜きで描写するとどうなるのか。 それをやったのが今作です。 1巻はまだ序の口なんですが、それでもすでに救いのなさげな部分がちらり。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | イコノクラスト! 2 | |
シリーズ | イコノクラスト! | |
著者 | 榊一郎 | |
イラストレーター | OKAMA | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1208-8 | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | ヒーローというものが現実にはどう扱われているのか。異世界からの召喚というのはどれほど異常か。 1巻でもそういった描写はもちろん随所に出てはきました。が。 いやはやこの2巻で本領発揮。かなりエグいです。まっすぐな話が好きな人はこの巻で読むのやめちゃうじゃないか?ってくらいエグい。 なにがどうエグいとはもうしませんのでぜひご自分の目でお確かめを。個人的にはいろいろ読んだ榊作品の中では心情的には一番エグいかも。 |
ぎをらむ | 榊一郎さんはハートフルな作家だと言われます。人の心の脆さ、弱さ、醜さを隠さずに描き、でもそこから逆説的に人には信じる力もあるのだ、救い救われることができるのだと説いていきます。 その榊一郎さんが人の心の裏側だけを1巻通して書いたらどうなるのか、その答がここにあります。とにかく暗い。救いがない。読んでいてきついものがあります。しかもこのシリーズ、今のところ到底ハッピーエンドに終わりそうにありません。 けれども、私は榊一郎さんが100%救いのない話を書くとは思えないのです。これだけエグい話でも、きっと最後には何か救いの欠片が用意されているのではないか?そうした一縷の望みをもって、この絶望的な物語を読んでいます。 |
ポパイ | 異世界に召還され救世主扱いされる…。 とてもよくある話のようですが、この話はそれだけではありませんでした。 召還した側の人間たちの思惑が一、二巻ともにすごいです。 汚い大人とでも言えばいいのでしょうか? 彼らに操られる主人公は、しかし自分は操られているとは思わない。 この話で一番強いのは、主人公でも人間を滅ぼそうとする「代行者」でもなく、 彼らではないでしょうか? しかし一番印象に残ったのは、この二巻ラストの戦闘シーンでした。 自分は本を読む時、登場人物に感情移入しながら読むのですが、 そのおかげで少しトラウマになっています。 早く次巻が読みたい本の一つです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | カオスレギオン 05 聖魔飛翔篇 | |
シリーズ | カオスレギオン | |
著者 | 冲方丁 | |
イラストレーター | 結賀さとる | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1677-3 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
紙様 | 「軍勢ファンタジー」カオスレギオンシリーズ最終巻にして第2部完結編。 長編第1巻およびゲームをベースにした『本編』へとつながる物語です。 この巻は主人公であるジークの活躍は少なめ。それゆえに他のキャラクターの描写が深くなされていたと思います。 特に第2部もう一組の主人公グループとも言えるレオニスとトール、そしてレティーシャは今までの集大成を見せてくれたのではないかと思います(まあレティーシャは最後まで謎でしたがw) 理想と愛と友情の交錯するカオスレギオンの物語はここで一度幕を閉じます。 しかし、この本を読み終えたあと残った「何か」が消える前にもう一度シリーズの原点「聖戦魔軍篇」を読んで欲しい。読んだ人でも読んだことの無い人でも。 この「05」は終わりであり、始まりの物語でもあるのだから…… |
toshi-ko | ついに蜂起したドラクロアの軍勢と戦うため、そして聖王庁への反乱の疑いを持たれた聖地シャイオンに和平の使者として、ジークとノヴィアは別れて旅をする決断をする、第2部感動の完結編。 なんて言うか、熱くて感動した。でも、今までのより薄いです。 とにかく脇役も、カッコよかった。 ノヴィアを聖地に送るため、命を懸けたガルムの人達に感動。 ジーク様よりも、レオニス、トール、ノヴィアが、ついでにレティーシャも大活躍!? でも、おいしい所はジーク様がかっさらってますが・・・。 聖地を襲うドラクロアの軍勢を迎撃つ、聖地の軍勢の想像を絶する血みどろの戦いにはなんとも言えない感じにさせられました。 |
極楽トンボ | 既にオススメは他の方に十分されているので補足だけ。 このカオスレギオンは、刊行時にはおそらく1巻で終わる予定だったのが好評だったのかはたまた他の理由か1巻時で最終的なエンディングまで描写されたものの、適当に端折ったりあるいは全く描写されなかったエピソードを丁寧に追い直す形で続刊が刊行されています。 従って時間軸だけで言うなら0、2,3,3,5,1という順番になるのですが1を除いた他の巻の方が圧倒的にいい出来になっています。 よってこのシリーズについて判断するには2巻までは読んでからにしましょう。 1巻だけで判断するとまちがいなく損します。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | カオスレギオン 04 天路哀憧篇 | |
シリーズ | カオスレギオン | |
著者 | 冲方丁 | |
イラストレーター | 結賀さとる | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1628-5 | |
発行年月日 | 2004-07-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | ジークとノヴィアと共に、全てが終わり、全てが始まる場所、海を目指す少女、キリをメインに据えた第4巻。 いつもの通り、厚いページ数にはひいてしまいますが、ノヴィアとキリの最初は喧嘩ばかりしていたけど、どんどんお互いを理解して仲良くなって行く友情をテーマにしたお話です。 とにかく感動です。 |
極楽トンボ | 一言だけ。 キリーっ!!!! ……と、叫びたくなるくらいキリの描写にやられました。 魂持っていかれましたですええ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | カレとカノジョと召喚魔法 | |
シリーズ | カレとカノジョと召喚魔法 | |
著者 | 上月司 | |
イラストレーター | BUNBUN | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2829-9 | |
発行年月日 | 2004-10-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
いわし | あらすじを読む限り、 昔行った召還魔法のせいで緊張感と恐怖心を失った「カレ」こと水瀬遊矢と その召還魔法の影響で運動神経抜群な「カノジョ」こと白銀雪子が 失われた感覚を取り戻すために、怪奇事件に挑む毎日を送っている話。 のはずで、事実その通りでもあるんですが…。 この本の最大の魅力は「予想外の展開」だと思います。 まさか、あの人があーでこーなってそうなるとは。(読みにくくてスイマセン) 言ったらつまらないので詳しくは語りませんが面白いです。 終盤は途中でやめられなくて一気に全部読ませてしまうパワーがある気がします |
平和 | きっかけは、新人さんの新規開拓でした。 デビュー前には第4回電撃hp短編小説賞で最終選考に残っていたのですが、残念なことにそちらの情報は知りませんでした。 それが今では、積極的に応援したい作家さんの一人です。 登場キャラクターの魅力的な描写・話の構成の仕方が、新人とは思えないほど上手いと感じました。特に、後半は時が過ぎるのを忘れて読み進めました。 ジャンル分けするなら「ラブコメ」になるのでしょうけれど、それだけじゃない魅力があります。展開の読めない期待感を求めている方にお勧めしたい一冊です。 |
煉紅 | 昔行った召喚魔法で恐怖と緊張を失った水瀬遊矢や彼を好いている『荒雪姫』こと 白銀雪子など魅力的なキャラがいい作品です。 またキャラだけでなく先を予測出来ない展開も読む人をどんどん作品へと引きずりこん でいきます。 ネタばれによってこれからの話がどうなっていくか分か らず期待できます。 |
toshi-ko | 暴力型貧乳ヒロインが中心で、悪魔との契約で失われたカレの感情を取戻すべく、怪奇事件に挑むと言うお話。ややミステリー的な雰囲気が特徴。 やはり、全て腕力で解決しようとしかねないカノジョと、ふだんのほほんとしているが、妙に鋭い勘と推理力で事件を解決に導くカレの絶妙なるコンビネーションがこの物語の魅力でしょう。 夫婦漫才、恐妻の手綱をうまく操る良き夫風味と言ったトークはなかなかです。 そして何となく、ネタばれ西尾維新風味と言う感じがします。 最近こういうのって流行ってるんでしょうかね? 胸に行くはずの栄養が、足に回っているとしか思えない位の蹴り技が見事です。 |
kaiei | 彼の失われた緊張と恐怖を取り戻すために、彼女が悪魔探しに頑張るお話。 ……読み始めた当初はほのぼしたコメディとばかり思ってたのですが、 大間違いでした。(いや、表面上はその通りなのですが) 後半の熱い展開とラスト当たりのリールゥにやられました。 いやあ、素晴らしいの一言です。 |
只一人 | 白状すると、タイトル買いしました。 すみません。 内容は、後半のどんでん返しがすさまじい作品。 伏線無しで明かされる秘密に、圧倒されました。 うーん、やっぱり悲しい系のお話なのでしょうか。 |
麻由 | ミステリのライトさもそこそこに面白いが、なんと言ってもラストの締めが素晴らしいです。 事件の集結と共に、それなりの完成度で綺麗に纏まるかと思いきやラストのどんでん返しに驚き。そのシーンは新人とは思えないほどに秀逸なできばえ。いやぁ、驚かされました。 |
極楽トンボ | ちゃぶ台をひっくり返すような予想外の展開に驚愕せよ。 恋愛要素としては、なんかかわいい。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | スカイワード | |
シリーズ | スカイワード | |
著者 | マサト真希 | |
イラストレーター | 橘由宇 | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2692-X | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
Greed | 男の体でも女の体でもない、中性体。そのために差別を受け続ける主人公アケルと、暴走舞巫女姫(紹介文そのままですいません・・・)ナナのファンタジー作。 ライトノベル読み始めてから1年弱のド素人なので、前文含めて上手い事は言えませんが・・・こう、読み終わったとき、素直に微笑むことができる。少しだけ優しくなれる。そんな作品だと思います。 2巻・3巻は絶望的な話になってきますが、だからこそその後の展開で1巻のような終わり方になるよう、個人的には期待してたり・・・。 まぁ、いずれにしても手を出して損する事は無いと思いますので、お勧め! マサト真希先生、これからも頑張ってください! |
麻由 | 主人公が『中性体』という特殊な存在なので(両性具有とはちょっと違うみたいです)どんな作品だろうと思いましたが、いやはや実に爽快な物語でした。 ということで実に王道的なジュブナイル。終盤のカタルシスも、それまでにアケルを始めとした主要3人の鬱屈とした部分を不足なく書いているからこそのモノ。空を翔けるシーンは実に気持ちよかったです。あとナナが舞を踊るシーンの描写は絶品。後半からは目が離せない展開で非常に面白かったです。 |
煉紅 | 中性体であるがゆえ差別を受けるアケルと神の託宣を受け取る事の出来ない舞巫女姫 ナナとの出会いの話。 前半部はキャラがいきいきとしてキャラ同士のやり取りが実に楽しいです。 飛空リュージュでの飛翔シーンは読んでいると実に爽快な気分になれます。 とてもこれがデビュー作とは思えないです。 |
かげつ | 最近航空ものによく手を出してるなーと思いつつ読み出した1冊。 一言で言うと自分の居場所探しな話ですが。 ネタばれ 続編ではやや重たい展開となってますが、自分の居場所を掴みかけた3人がどうなっていくのか期待しています。 |
極楽トンボ | これも他人様の紹介文にのっかって補足だけ。 1巻は疾走感あふれる勢い優先の小説です(文体に好みが分かれるかも) 2巻は主人公のアケルがいろいろ苦悩していて物語り自体はちょっと失速気味かな?と思わせておいて 3巻で一転、なんかとんでもないことになってます。 まさか戦争を真正面から描写する方向に行くとは思いませんでした。 というわけで3巻まで進んだ時点でかなり先行きの気になるシリーズです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ストレイト・ジャケット 6 ラクエンのサダメ 〜THE MIRAGE〜 | |
シリーズ | ストレイト・ジャケット | |
著者 | 榊一郎 | |
イラストレーター | 藤城陽 | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1595-5 | |
発行年月日 | 2004-03-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
ぎをらむ | 人間が魔法を使いすぎることで魔族になってしまう世界のお話。 では人間にとって魔法とは何なのか。魔族とは何なのか。この巻でその重要なヒントが出てきます。ある意味、シリーズのターニングポイントでしょう。 ファンタジーを通して科学文明を痛烈に批判する作品だと思います。 |
極楽トンボ | 榊作品はだいたいどのシリーズでも、きれい事以外の負の部分を必ずきっちり描写してくる面がありますが、そのダークサイドが比較的表に出てくるシリーズです。 いろいろオススメすべき点はありますが、あえて魔族の描写!これに絞ってオススメしておきます。 魔族は人の理性が飛んだ電波な状態になっていることがほとんどなんですが、その魔族の口から出てくる素敵発言の数々は語録を作りたくなるほどです。 人間の血を吸収して、その血を高い圧力で打ち出していろんなものをなます切りにする「まっかっかびぃーーむっ!!」なんかもう降参ですええ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ゼロの使い魔 2 風のアルビオン | |
シリーズ | ゼロの使い魔 | |
著者 | ヤマグチノボル | |
イラストレーター | 兎塚エイジ | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1144-8 | |
発行年月日 | 2004-09-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | 異世界に召喚された上に、使い魔となってしまった才人の冒険、第2弾。 ヒロインがちょっと生意気で、主人公に至っては下僕扱いな上、さらに犬扱いとさらに状況が悪化。 伝説の使い魔なのに、犬扱いかよ・・・ヤマグチさんも好きだなぁ・・・。 前回が魔法学校物だったのに、いきなり国際情勢が飛び出してきて、貴族の名誉と誇りとか、守るべき物を思い戦う戦士たちの漢っぷりにも王道ながら感激いたしました。 ワクワクするような冒険や、陰謀がお好きな方にはなかなかお薦めな2巻じゃないでしょうか? いやむしろ、「私は貴方の犬です、ののしってください」な方にお薦めか? |
極楽トンボ | 前作よりも主人公の扱いは悪化。ああ、どうなる主人公。 しかしだんだん恋愛ものとしてあちこちにニヤリとさせられる場面が出てきました。 ぼちぼちエンジンがかかってきた感じです。 それと国の陰謀なども出てきて、物語的にも目の離せないことになってきました。 |
sai1970 | ヒロインに鞭でシバキまわされる主人公というのもライトノベルでは珍しいかも。 そんな主人公の情けない部分と、ヒロインを背に剣1本で何万人もの敵と戦えると 嘯く主人公のカッコ良い部分の落差が激しいのも面白い。 ツンデレ度が上昇してきた第2巻。 |
煉紅 | 主人公が突如異世界に使い魔として召喚され美少女に虐げられる話の第二巻。 なにやら才人の状況が悪化してますがそこは主人公やるときはやります。悲惨な状況の せいかより格好良く見える。 物語の方もなにやら国家的な問題も絡んできて目が離せなくなります。 そしてルイーズと才人の関係もどんどん目が離せなくなります。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ゼロの使い魔 3 始祖の祈祷書 | |
シリーズ | ゼロの使い魔 | |
著者 | ヤマグチノボル | |
イラストレーター | 兎塚エイジ | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1196-0 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | なっ、なんですか!?このベタベタのラブコメ展開は? ツンデレヒロインルイズの態度が、本格的にデレデレ方向に切り替り、「なっ、なんだこいつ、熱でもあるのか?」みたいな豹変ぶりに、主人公はとまどうし、俺もとまどうし、ああっなるほど、 「これが、ツンデレ萌えってやつか・・・。」 なんて納得しながら、まさか、前回のラストからは想像できない展開には参りました。 その上、すっかり忘れられていたメイドのシエスタがいきなり猛アタックを開始するわけだけど、まさかベタベタのネタばれメイドだったなんて・・・。 と言う事で、ツンデレご主人さまVSネタばれメイドの攻防に板挟みになって、なんだかうらやましいのかうらやましくないのか・・・。 しかし、そんなコメディパートよりも、シリアスパートの戦闘シーンは実にすばらしい。 もうね、ドラゴンとネタばれの夢の対決に、漢の浪漫を感じました。 |
極楽トンボ | ラブコメ成分全開っ!! 同時に物語も急転直下!! いやー存分に楽しませてもらいました。 完全にこのシリーズの本領発揮です。この作品を語るならばここまではたどり着いておきたいところですね。 |
sai1970 | 第3巻はヒロインが主人公に徐々に引かれ始め、ラブコメ分とツンデレ分が急上昇で 萌え萌えなんですが、後半の戦闘シーンは熱くて格好良く燃え燃えです。 ネタばれが出てきたら男子たるもの燃えない訳にはいかないでしょう。 |
もりやん | 正直言って、バカにしていました。1巻から楽しく読んではいたものの、「ああ、要するに異世界召喚もの+ラブコメね」と思っていました。 とんでもない。これは異世界ファンタジーの革命かもしれない。 異世界ファンタジーにおいては、主人公は「元の世界」より「異世界」を愛するのが常道です。それはとりもなおさず「ここではないどこか」への欲望をくみとっているゆえですが、この作品は、ルイズへの恋心を借りて才人の異世界への愛着を描きつつも、同時に強く「元の世界」への憧憬をも描き出しています。 ネタばれ |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ゼロの使い魔 | |
シリーズ | ゼロの使い魔 | |
著者 | ヤマグチノボル | |
イラストレーター | 兎塚エイジ | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1105-7 | |
発行年月日 | 2004-06-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
toshi-ko | ツンデレ、あります。 メイドもでます。 だがやはり、メインは、出る所出てる人と、まな板の戦いでしょうか? まだまだ、罵られる事に抵抗のある、初々しい主人公が魅力的です。 あれ? |
極楽トンボ | 主人公が召喚されるところまではよくある異世界ものなんですが…… よりにもよってネタばれとして召喚されちゃうあたりが変わってます。 しかも相手は貴族なので、言われ放題やられ放題。 どうなる主人公!? という具合なのですが、実のところ1巻はまだ序章といったところでしょうか。 |
練馬 | 美少女に虐げられたい現代オタクのM性を見事に表した問題作、というわけではありません。 このシリーズ、基本的にラブコメですが、その他にも、意地とプライドとか貴族の義務、統治者側の責任とかが意外に結構入っています。 シリーズ一巻目でまだまだ序盤ですが、その傾向は感じ取れると思います。 |
sai1970 | 最初読んだときに感じるのは典型的な異世界召還ものということか。 勇者としてではなく使い魔(あまり役に立たなそうな)として召還されるあたりが新鮮か。 ヒロインが勝気な美少女というのはお約束。 主人公がかなり頼り無い感じなのもお約束。 でもってヒロインの危機には隠されたパワーを発揮して活躍というのもお約束。 とても読みやすく、続きが気になるシリーズ。 |
煉紅 | 主人公が突如異世界に使い魔として召喚され美少女に虐げられる話です。(つっこまないで下さい) 使い魔として全然役にたたのそうな主人公ですが実は・・・ と実に王道的な話で読みやすく続きが気になる作品です。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ゼロヨンイチロク | |
シリーズ | ゼロヨンイチロク | |
著者 | 清水マリコ | |
イラストレーター | toi8 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1107-3 | |
発行年月日 | 2004-07-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
有里 | ライトノベルの体裁で出ているけれど、冒頭の文章の雰囲気からして児童文学的な匂いがする。 清水マリコ版『光車よ、まわれ!』。(と、最初にいったのは第弐齋藤さんなんですが) ライトノベル的大団円に落ち着かないところが、この作品の魅力だが、読み手を選ぶかも。 |
第弐齋藤 | 有里さんがすでにおっしゃってますが「光車よ、まわれ!」です。 童話の薄暗さをもつライトノベル。 あるいはライトノベルの薄っぺらな明るさをもつ童話。 |
ぴすかす | 前二作の「嘘」とはちょっと違う不思議に溢れている話です。 私は、このいい意味でのもやもやした読後感が気に入ってます。 スカッとする話も良いですが、こういう読後感を味わうのも良いですよ。 蛇足ですが、本作を読んで中学生日記の「地底人伝説」を思い出しました。 |
極楽トンボ | 既に他の方がおっしゃってますが、確かに童話チック。 明確な回答もなく、なにかいろいろ積み残したまま続いていく物語。 それが言葉に出来ない持ち味となって表れています。 これは一度体験してみないことには説明しがたい感覚かもしれません。 |
toshi-ko | どこかメルヘンで、ちょっと怖い不思議な童話の雰囲気を持った、独特の世界観が魅力的な作品です。 突然失踪した母と、それと併せて登場する意地悪でイタイキャラ、遠山トオの登場で、徐々に0416を巡る、不思議でちょっと不気味な物語に巻き込まれる様が、何ともノスタルジックで懐かしさを感じさせてくれます。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ゼロヨンイチナナ | |
シリーズ | ゼロヨンイチロク | |
著者 | 清水マリコ | |
イラストレーター | toi8 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1221-5 | |
発行年月日 | 2005-02-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
第弐齋藤 | 他愛のない会話が続くのは『嘘つきは妹にしておく』のテイスト。 耳を傾けるのも悪くない。 |
極楽トンボ | いつものおとぎ話調なちょっと不思議な物語。 清水マリコさんファンなら当然買い。 ……としか表現しようがないです。 なお、イラストとの親和性がすごく高いです。 |
toshi-ko | どこかメルヘンで、ちょっと怖い不思議な童話の雰囲気を持った、独特の世界観が魅力的な作品です。 うーん、初恋ってどんな感じで、どんな味がしたのだろうか? そんな甘く切ない感覚を思い出さしてくれそうな、そんなお話です。 もちろん、ネタばれは、別腹です!? |
永山祐介 | 明智くんが主人公で、年上のお姉さんに憧れるお話。高校一年生らしい可愛らしさというか、明智くんの浮かれっぷりが見ていて微笑ましい。最後、明智くんは「微妙だな」と表現しましたが、僕はなかなか良い「恋愛物」だったと思います。その台詞も、そこまでの流れを思うとなかなかジーンと来るものが。 あと密かに明智くんちの弟と妹との関係が良かった。なかなかちゃんとお兄ちゃんしてますね。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | タクティカル・ジャッジメント 4 ろくでなしのリアクション! | |
シリーズ | タクティカル・ジャッジメント | |
著者 | 師走トオル | |
イラストレーター | 緋呂河とも | |
レーベル | 富士見ミステリー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-6249-X | |
発行年月日 | 2004-03-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | わかりやすく言うと、逆転裁判・小説版。 刑事裁判で不敗を誇り、「デスク・ブレイカー」の異名を持つ(性格にはかなり問題もある)若手弁護士が、絶体絶命有罪の危機から依頼人を無罪へと導きます。 まず作中で裁判制度を多少わかりやすくアレンジしてはいるものの、内容自体はかなり本格的。具体的な刑法の条項もガンガン飛び交います。 しかし小難しいことは考えず、あくまでもエンターテイメントとして楽しめるところが重要ですね。 「異議あり!」 小説でこれを楽しみたければ、迷わず手にとってほしいシリーズです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | タマラセ 彼女はキュートな撲殺魔 | |
シリーズ | タマラセ | |
著者 | 六塚光 | |
イラストレーター | 日向悠二 | |
レーベル | 角川スニーカー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-04-470701-4 | |
発行年月日 | 2004-11-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
いわし | 第9回スニーカー大賞<優秀賞>受賞作です。 流行の(?)ひらがなorカタカナ四文字なタイトルですが、 "タマラセ"とは「魂裸醒」と書き、「神を黙らせるもの」が語源らしい 作中に出てくる超能力、というか霊体を武器化したもの…です。 しかし、よくある能力バトルものと侮るなかれ。 漂う独特の雰囲気とテンポの良さは素晴らしいものがあります。 主人公の三鶴城大助こと「三助」は自宅の隣に引っ越してきて 同学年に編入した「八坂井夏月」と仲良くなり平和な日常を 送っていたハズなのに、いつの間にかタマラセの力に目覚めてしまって… みたいな所から物語は始まりますが、この主人公がいい性格してます。 「ツインテールの悪魔」「人間枯葉剤」などの異名を持つ 九里浜純(女の子です)といい、キャラクターは魅力的ですし心情描写も いい味出てます。舞台がとてつもない田舎にあるのが、この雰囲気を作っている 要因だったりするのでしょうか。イチオシです。 |
極楽トンボ | とにかく話が軽快で、実にテンポがいいですね。 気持ちよーく読めます。 細かいストーリーについては他の方のオススメ文を参照のこと。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ダーク・バイオレッツ 7 神の書物 | |
シリーズ | ダーク・バイオレッツ | |
著者 | 三上延 | |
イラストレーター | GASHIN | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2636-9 | |
発行年月日 | 2004-03-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
痴漢 | このシリーズは最高です(・∀・)b 毎巻、常世の者やら幽霊さんと戦闘するホラーものです 最終巻になり展開も大詰め、皆挫けずも頑張ります ネタばれ とにかくこの作品は絶対オススメですヽ(´ー`)ノ |
まつもとかなめ | 幽霊を見ることができる「紫の目」を持つ神野明良と、幽霊に触れることができる「紫の手」を持つ御厨柊美の二人の高校生が主人公のホラーで、舞台となるのは、この世と「常世」を結ぶ「門」が存在するという街「神岡町」です。 幽霊ばかりが乗っていた「行き先のないバス」に捕らえられそうになったことがきっかけで出会った明良と柊美は、やがてそのバスの「乗客」が神岡町で起こっていた連続殺人事件の被害者であること、同様の事件が終戦直後に起こっていたこと、そして明良の祖父と柊美の祖母がその事件を解決したことを知ります。そして、祖父の残した「武器」を見つけ出した明良は、柊美とともに事件の解決に乗り出します。 しかし、このバスの事件は「始まり」に過ぎませんでした。明良と柊美、そして彼らとともに「常世」の秘密を知る人々は、「常世の門」の向こうより現れる「常世の怪物」との戦いを強いられるようになります。それは次第に激しさを増し、やがて一つの惨劇が神岡町を襲います。その裏に潜む「紫の者」の忌まわしき過去を知った明良と柊美たちは、大きな代償を払いつつそれに立ち向かうことになるのでした。 なお、このシリーズは1〜4巻が各巻完結の本編、5巻が短編集、6〜7巻が上下巻構成の本編ラストになっています。 |
ひさ | 柊美はもう悲劇にしか進み様がなくて、彼女の全ての事情を知ってそれでも 尚抗おうとする明良との触れ合いが暖かくも切なくて痛々しくて……。最終章 である6、7巻の盛り上がりと、その先に待っていたエピローグの描き方はもう 素晴らしいとしか言い様が無くて。きっとこの結末は幸せなものだったと思いたい。 |
極楽トンボ | 伝奇もの、というより感覚的にはよりホラーな方向に行ってる作品。 限定的な能力を持って、常世の者と立ち向かっていきますが、その先に待っているものは…… 謎が徐々に明らかになる後半の展開、そしてエピローグには思わず涙したくなります。 どちらかといえば静かに書かれる「痛み」から目をそらすことが出来ません。 |
kaiei | 伝奇ホラーアクションシリーズ、最終巻。 いやあもう、主人公とヒロインの二人の行く末がどうなるのか本当に最後までドキドキしっぱなしでした。 絶望系カップル、と言っても良いくらいの悲壮さが漂う二人でしたが、最終巻まで辿りつきました。 ラストが余韻を残す素晴らしいものになっています。 ぜひご一読あれ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ディバイデッド・フロント 2 僕らが戦う、その理由 | |
シリーズ | ディバイデッド・フロント | |
著者 | 高瀬彼方 | |
イラストレーター | 山田秀樹 | |
レーベル | 角川スニーカー文庫 | |
書籍コード | ISBN4-04-429302-3 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
ハサン | 終わらない戦い。諦めない人々。感動した! |
おむらよしえ | 高瀬彼方さんは、最近「いたい」描写で有名になったかと思いますが、彼の場合は「いたい」だけではなく、それを乗り越えるようなつよさが見受けられるが、私の好きな理由だと思います。 打ち負かされても、それだけではないところが必ずある。そして、この作品はそれがよく出た作品だと思います。 救いのない戦いに理不尽に放り込まれた。そんな中で、自分だったらどう生きるか。登場人物たちの絶望と希望を味わってみませんか? 最終巻が最近出版されました。これも含めてよかったです。 |
かげつ | 憑魔に取り付かれるという天災にも似た不幸により、老若男女関係なしに隔離戦区へ閉じ込められて戦闘を強いられるという絶望的状況。 そんな中でラブバトルやらドつき漫才やらを繰り広げつつ、強くなりたい、大切な人を守りたい、と悩みながら足掻く彼らの姿に惹きつけられます。 |
mikazuki | 世界中に忽然と出現した憑魔と呼ばれる怪物たち。 大量破壊兵器等をもって一度に大量に殺すと、その反動で出現範囲が広まってしまう。 そのために人類がとった対抗手段とは、隔離戦区と呼ばれる一定の範囲内に憑魔を隔離し、増えすぎないよう、殺しすぎないよう、その中だけで戦うこと。 主人公たちは人体に寄生する共生憑魔を体内に持つため隔離戦区に送り込まれ、そこで明日の見えない戦いを続けている。 決して勝利の見えない戦い。 それでも生きることをあきらめずに。 絶望的な状況の中でもくじけず、明るく強くせつなくそして儚く生き続ける彼らの姿は胸を打ちます。 榊ガンパレ小説にならぶ少年少女戦場もの。 息を飲む戦闘シーンや若者たちらしい青春真っ盛りのやりとりもいいですが、各登場人物の心理描写に非常にページを割いているのもこの作品の特徴です。 |
BAW WAO | シリーズで支持します。全3巻です。 絶望的な状況下で、無理矢理戦わされる少年少女達の物語。 心理描写が上手い作家さんなのでキャラクター達の絶望・葛藤・逃避・克服が 鮮明に、これでもかと読者に痛く迫ります。 題材はダークですが、明るく、タフに、前向きに進もうとする話ですので爽快感と燃えもあります。 上記キーワードが、引っ掛かった方は、是非お手に取ってみて下さい。 |
練馬 | 「北関東隔離戦区」の中で、化け物相手に絶望的な戦いを繰り広げる少年少女のお話。複数のキャラの一人称視点から成り立っています。 設定が設定なので、高瀬さん御得意の悩んだり凹んだりといったややネガティブな心理描写が炸裂します。戦闘時などは、もうどうしようもなく怯えきってる状態にもなったりしますが、それを真っ向からねじ伏せて戦いに赴く様などは、まさに鬼才と呼ぶに相応しい名シーンです。 とにかく戦闘時にしろ、恋愛などの日常時にせよ、この人の心理描写は凄いです。 |
ぎをらむ | 多分、私が今まで読んだスニーカー文庫の中で最も重く、熱く、迫力のある作品です。 現実は本当につらく厳しくて、容赦なくて、救いようがありません。それでも人間は生きていけるのだ、生きていかなければならないのだ、という高瀬彼方さんの強烈なメッセージが込められています。 絶望的な状況の中でも人として最後まで手放してはいけないものは何だろうか?、一番大事なものとは何だろうか?それを自分は持っているだろうか?と考えさせられます。 |
千秋 | 2004年度のライトノベルで最も面白かった作品は何か? と聞かれたら、私は『BLACK BLOOD BROTHERS』とで少し悩んだ末に『ディバイデッド・フロント』シリーズと答えるでしょう。それくらい面白かった。 生きるとはどういうことか。そんなことはよくわかりませんが、この作品を読めば明日から少しだけ頑張って生きていけるような気がします。 作中の登場人物たちが立ち向かうのは、どうもしようもないくらいの絶望的な状況。そんな状況が本当に私たちに訪れることは決してありませんが、代わりに私たちの周りには理不尽で納得できないことがいっぱいあります。 私たちはそういうものたちと戦って、日々生きています。だけど、ときには疲れてしまいます。 この作品はそんなときに読んで欲しい。この作品の中で登場人物たちは疲れたり、諦めそうになっても戦いつづけます。そういう姿を見れば、何か励まされるものがあるはず。 3巻のあとがきに書いてありましたが、この作品は私たち読者に向けられた戦歌(バトル・ソング)だと思います。是非ご一読を。 |
ひさ | 期間対象外で完結巻の3巻は入ってませんが、是非全3巻まとめて読んで欲しい。 隔離戦区の下で決して終わる事の無い化物との激戦を繰り広げ、一日一日を 精一杯生き抜く少年少女達の物語。とにかく主要登場人物一人一人の感情描写 が半端でなく濃密。ここまでキャラクターの心に深く深く踏み込んでいる物語は 他に見た事が無い。当然気持ちの伝わり方や感情移入度の高さも半端じゃないです。 |
極楽トンボ | 特殊な事情から北関東隔離戦区という戦場に押し込められ、未来の見えない戦いを強要された少年・少女達の戦いの記録。全3巻です。投稿期間には入ってませんが完結。 絶望感に打ち負かされ、挫折を味わい、後ろ向きになったりしながらもやがて立ち上がる登場人物達の内面が圧倒的な筆致を持って書かれています。 ほんとーに鬼気迫るかのような内面描写に関しては、すごい!の一言です。 とにかく一読の価値あり!! 寡作なこともあっていまひとつ知名度に書けるものの、その実力は一級品。 ぜひご一読あれ。 |
高空昴 | 「頑張ろう」 そういう気持ちを呼び覚ましてくれる作品です。 立ち向かうという行為を力強く描いた作品です。 絶望があります。悪夢があります。恐怖と苦痛なんか在り来たりです。そんな世界観と、そこで生きる登場人物たちが見せるものは、ただ一つの事柄。 不屈。 屈しないということ。 最終巻を含めて、胸の底から熱くなりました。 「明日の自分は今日の自分より確実に強い」 主人公・英次の言葉のような生き方ができればいいなあ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
ぎをらむ | この巻の248ページの挿絵には衝撃を受けました。普通、挿絵は見開きか左側のページにあって、右側のページにあることは珍しいという程ではないですがあまりありません。ですが248ページの挿絵は本当に効果的に右側に配置されていて、キャラに感情移入することができました。私がこの1年読んだ中でベストの挿絵だと思います。 |
タイトル | デュラララ!! | |
シリーズ | デュラララ!! | |
著者 | 成田良悟 | |
イラストレーター | ヤスダスズヒト | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2646-6 | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
おむらよしえ | 東京は池袋に集まる若者たち。ある者は普通も高校生、ある者は情報屋、あるものは人身売買しているチンピラ、そしてあるものは……頭のない「化物」。 「バッカーノ!」シリーズでアメリカの若者たちの群像劇を描いた作者が書いた、単発もののまたしても群像もの。上手い!この人は群像ものがとても合っていると思います。いろいろなキャラクターの一部をぽっと見せて次にいく、という書き方がものごとに深入りしないこの世代の雰囲気をよく出しています。今回は池袋が舞台で、少しごたごたした感じが街の雰囲気に合っていると思います。たまに入るチャットのシーンが重要。 |
有里 | 現代の池袋を舞台にした、「頭のない存在」の物語。石田衣良作品に似ているのは舞台だけ。もっとブチきれてます。なにしろ「ヒロイン」が海外から渡ってきたデュラハン(妖精)で首のないライダーという設定。なんだよ、そりゃ。 でも作者が描きたかったのは、もうひとつの「頭のない存在」だったんじゃないかと思いますが。 ネットでチャットや掲示板に入り浸っている人じゃないと理解しにくいかもしれませんが、ネットをやっている人には結構リアルな話なんじゃないかと思います。ネットの実態をリアルに描いた作品として評価。 |
いわし | 成田良悟先生が打ち出した3つ目のシリーズ。 ストーリー面は他の方が語られているので省略しますが、 やはりいつも通り、今までに無いキャラクター(奇人変人多し)の連発です。 このシリーズは成田先生の他の作品と比べても結構遊びが入っていますね。 電撃文庫の他作品の名前が平気で出てきたり、どこかで見た事のある名前のキャラが… 成田先生は後書きで叩かれる事も覚悟の上、とおっしゃってますが、 自分は全然アリだと思いますよ。 俺たちに出来ない事を平然とやってのける遊馬崎さんにシビれて憧れます。 |
waka | 登場人物ひとりひとりに魅力があり、素直に「格好良い」と思うことができた作品。 また、あの集結の仕方、あの歪んだ恋には見事だと思わざるを得なかった。 |
永山祐介 | 弟に歪んだ愛情を注ぐ姉、「あるもの」に対して応えのない愛情を注ぐ弟。その弟を付回す、電波なストーカー娘。首なしライダーと闇医者の奇妙な、微妙な関係。日常からの逸脱に憧れる高校生の、日常と非日常。「人間が大好き」と公言するどこか論理のずれた情報屋。みなどこか狂っていますね。 でも、そんな狂った連中が織り成すラブストーリーだったりします。 |
黒雨 | 『バッカーノ!』のシリーズ一巻目しか読んでいなかったのですが、ずっと注目してたんですよ、成田良悟には。 というのも受賞したときの誰だったかのコメントがひどかったのです。大賞をとってもいい出来だったと思うのに。なんで大賞を取れなかったのかというと、審査員の一人のコメント「禁酒法時代を舞台にってのは……」とか言ってるのが凄くダメだなと思っていました。待てと。電撃文庫の包容力に禁酒法時代は含まれないのかと。すごくやりやすい素材じゃないかと。中高生向けということを考慮したとしても、禁酒法という存在というのはラノベとってとても面白い題材だろうが、と。そう憤慨して成田良悟を応援しようと思った、第何回目かの電撃ゲーム大賞の事だったのです。 いつのまにか、成田良悟は冊数こなして、ほどほどに人気が。応援とか以前に読むのが追いつかなくなりました。でも注目はし続けてました。 というわけで、成田良悟なんです。買ったんです。大学の文学部生協に置いてあったから。誰だよ、あそこに入れた奴。と思わなくもないですが。 内容に関しては、池袋を舞台としたドタバタなんですが、成田良悟は一見関係なさそうに思えるそれぞれの登場人物のストーリーを、一つの物語として収束させるのはすごく長けています。ライトノベル読んでる昂揚感感じます。 |
TD | 物語としては『池袋ウエストゲートパーク』成田良悟風味、という感じで、現代の池袋を舞台にしたおかしな連中の話です。 この現代の、ってのがクセもので。この話ではケータイやインターネットが重要なファクターとして活用されています。そのため3年後や5年後、あるいは10年後に読み返すと、技術的な面でまた違った感慨が抱けるかもしれません。 ネタばれ |
極楽トンボ | 細かい部分は他の方のオススメにおまかせして、と。 作品内でのネットの描写のされ方が上手く、実際にあってもおかしくないような感じでした。臨場感も出てましたね。 奇人変人のオンパレードです。だーれも普通の人がいません。 それもまたよし。 |
只一人 | この本の著者、成田さんの凄いところは「複数のキャラクターの書き分け」が異常に上手いところです。 どんな脇役でもちゃんとキャラが立っています。 一人一人が印象に残り、もう出てこないと思ったら、ひょんなところで出てくる面白さ。 ストーリーもきちんと完結していて、最高です。 |
麻由 | まさか、まさか首から上のないヒロインに萌える日が来るとは………! 池袋、という現実にある都市を舞台にしながら、世界の雰囲気は成田作品の中でも最高にイっちゃってます。歪んで狂って、でも一途に誰かを愛する登場人物達は激ツボ。 作品の仕掛けも遊び心十分でもう本当に最高。 あれはリアルタイムで読んでいる人向けの楽しみだけど。ともあれ既に2巻も出ております故、オススメでございます。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | トウヤのホムラ | |
シリーズ | トウヤのホムラ | |
著者 | 小泉八束 | |
イラストレーター | 海苔 | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1679-X | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | 第16回ファンタジア長編小説大賞準入選受賞作 | |
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
煉紅 | 複雑な人物関係の描写が個人的に好きな作品です。 水と樹の神の一族に生まれた火の神の少年東哉のひねくれ具合など人物も魅力的です。 古代神話が好きな人には特に勧めたい作品です。 |
ひさ | 動きの激しいアクションシーンがメインで描かれていますが、より印象に残って いるのは東哉と麻里の複雑で奇妙な関係を描いた部分。お互い好意らしきものは 全く抱いていないように見えて、実はそうだと悟らせないよう巧妙に隠している ような部分も微かいだけど感じられる(特に麻里の方)。今の所は打算的な関係 の方が目立っていますが、いつ伏せている感情が見えてくるのか今後が楽しみ。 |
極楽トンボ | ダーク系主人公、になるのかな? 今までの富士見ファンタジア文庫にはちょっとなかったタイプで、内面だけでなく外部との力関係も屈折しまくってますね。だがそれがイイ! 話としては日本神話的です。 この屈折ぶりがどう転んでいくのかが楽しみ。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | かくて災厄の旅ははじまる トワイライト・トパァズ 1 | |
シリーズ | トワイライト・トパァズ | |
著者 | 佐々原史緒 | |
イラストレーター | 瑚澄遊智 | |
レーベル | ファミ通文庫 | |
書籍コード | ISBN4-7577-2057-2 | |
発行年月日 | 2004-11-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
かげつ | 厄介ごとに巻き込まれた師匠のためにがんばるおちこぼれ主人公、というとわりとありがちに見えますが・・・実に地道です。漂う生活感が持ち味です。(たぶん) そしてメインは家族愛!家族だからこそのしがらみや対立、葛藤があちこちで繰り広げられていきますが、どんな風に収束していくのか楽しみです。 千年賢者アダマスと始祖ドーナことオニキスちゃんの友情物語が気になる方は前々作「サウザント・メイジ」もど〜ぞ。 |
極楽トンボ | 有能だけど問題ありまくりな師匠にふりまわさる弟子。いつまでも続くと思っていたこの日常はある日突然終わりを迎える…… 一見地味な部分がありますが、まずはなんといっても師匠に振り回されつつ健気に頑張る 弟子・トパァズを思わず応援したくなります。 脇を固めるキャラもいきいきと動くし、魔法などの世界設定もおもしろい。 こう書くとコメディ色が強そうですが、そういう中に主人公の葛藤などもきっちり詰め込まれていてお笑いだけに終わらない部分にまた好感が持てるのです。 作者の既刊である「サウザンド・メイジ」シリーズとは、世界設定がかなり深くつながっている、ようです。実は私は未読なのです。 どうも読んだ方が良さそうですが、読まなくても大丈夫な作りになってるのでご安心を。 |
ひさ | 同著作「サウザント・メイジ」シリーズの続編。前作のオニキスに代わる新たな苦労人・ トパァズ視点の一人称文章で容易く感情移入させられたりとか。魔導力もへっぽこなせいか 妙に愛着も沸いてしまい、「頑張れ女の子、負けるな女の子」とついつい応援したくなる。 |
kaiei | 前シリーズから年代が数百年下った時代の新しいサウザント・メイジシリーズ。 アマダスちゃんのボケっぷりが健在で嬉しい限りです。 今度の主人公の女の子はもう現実的で健気で非常にかわいいです。ネタばれ 時代が下ってもどこかコミカルで実は真面目な作品で、すごく楽しめます。 |
狩田英輝 | 前作「サウザント・メイジ」から500年。再び始まる硬玉の賢者と、その子孫と、振り回されるかわいそうな女の子の物語(笑) 一行に世界を描き出す作者の腕前に酔ってくださいな。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | かくて流転の定めはつづく トワイライト・トパァズ 2 | |
シリーズ | トワイライト・トパァズ | |
著者 | 佐々原史緒 | |
イラストレーター | 瑚澄遊智 | |
レーベル | ファミ通文庫 | |
書籍コード | ISBN4-7577-2097-1 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | 有能だけど問題ありまくりな師匠にふりまわさる弟子の奮闘記その2。 この辺からシリアス色が強くなるんですが、それでも殺伐になりすぎない程度にコメディがうまく挿入されていて気持ちよく読み進めることが出来ます。 ああ、この健気なトパァズが報われる日は来るのでしょうか? |
狩田英輝 | 舞台や、登場人物などが少しずつ「サウザンド・メイジ」と交錯して、めぐる時の円環が回り始めます。 その一方でのアダマスちゃんの叱られ萌えっぷりがたまりません。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
ひさ | 他の作品の挿絵も総じて好きなイラストレーターさんなのですが、特に これに照準を合わせた理由は……トパァズの胸がイイ!(口絵参照のこと) |
タイトル | バッカーノ! 1933 下 THE SLASH 〜チノアメハ、ハレ〜 | |
シリーズ | バッカーノ! | |
著者 | 成田良悟 | |
イラストレーター | エナミカツミ | |
レーベル | 電撃文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8402-2850-7 | |
発行年月日 | 2004-11-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
かげつ | ものすごくわかりやすい。 このシリーズを読むたびに思う感想です。 人物の内面が浅いわけでもなく、話の筋が先に読めるというわけでももちろんなく、ジェットコースターのような怒濤の展開なのに、 それぞれの思考と感情がすとんと落ちてくる気がするんです。奇人変人大集合なのに。 あと、毎回溢れんばかりのラブにもやられてます。 ネタばれ |
麻由 | 膨大な登場人物に錯綜しまくるストーリー。ともすればしっちゃかめっちゃかになりそうな展開を、分かりやすく面白く仕立て上げられるのは成田良悟ならでは。もう職人芸ですね、ここまでくると。 ということで(良い意味で)相変わらずのバッカーノ!です。カップル多数成立ににやにやしました。ここまで多種多様な登場人物がいるのに嫌いな奴がほとんどいないのも珍しいことだなぁ。 |
いわし | 今回も大勢のキャラクターが相変わらずのバッカーノ(イタリア語で"馬鹿騒ぎ")です。 1930年代編もいよいよ大きく話が動いてきましたね。 自分は第1巻以来フィーロのファンなので、やっと話に絡んでくれたことが嬉しくもあり、 その活躍の少なさが少し悲しくもありました。 予想もつかない展開と、そのスピード感、脇役愛。どれをとっても自分のツボです。 しかしネタばれなぁ…自業自得とも言えるけど。 シリーズ全体通してオススメです。 未読の方はとりあえず第三巻くらいまで読んでみてはいかがでしょう!騙されたと思って。 |
紙様 | キレた連中のバカ騒ぎ、「バッカーノ!」の醍醐味がギュッと詰まった一冊。 大勢のキャラ(ほとんどが変人)が所狭しと動き回るし、舞台も場面も二転三転するのに不思議とすんなり追っていける。成田作品特有の「多視点による物語の構成」という観点で見てもかなり高いレベルで仕上がっているのではなかろうか? ネタばれ |
極楽トンボ | よくもまあこれだけ大勢の登場人物が動き回れるものだ、と。 しかもそろいもそろって癖だらけ! すごいの一言。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | フィリシエラと、わたしと、終わりゆく世界に 1 ゆき、ふりつむ | |
シリーズ | フィリシエラと、わたしと、終わりゆく世界に | |
著者 | 今田隆文 | |
イラストレーター | 水上カオリ | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1615-3 | |
発行年月日 | 2004-05-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
かげつ | 生まれたばかりのアンドロイド、人間の滅びた社会、崩壊する世界。 仲間との交流を通して少しずつ芽生えていく感情。 斬新なところは無いかもしれませんが、大好きです。 |
R・B | 間違いなく今期最大の不運に見舞われた作品の一つ。 これが富士見から出なければこんな目には遭わなかったろうに…… 透明感があってすらすらと読み進められる。 キャラクターの個性もはっきりしていていい。 この続きを読みたかった…… |
極楽トンボ | 打ち切りなんて嘘だーっ!!!(涙 |
ミル兄さん | いい作品なんですよね。 どっかで続き出ませんかねぇ・・・ |
まるお | 続きが読みたいです、ホントに。 |
玲朧月 | 読み終わった瞬間に「好みの作品なんだけど……でも一般受け(売れる)するのかな」と思った作品。 様々な描写が丁寧すぎて、一巻でキャラもストーリーも立て切れなかったように感じられたのだ。 単行本よりもむしろドラゴンマガジン本誌や増刊バトルロイヤルでしばらく連載してからならば続いたのではないかなどと想像をしてしまう… 本誌か増刊に掲載された短編も収録されないだろうし… |
TD | 丁寧な描写、静謐な世界、昨今の流行りからいくと起伏に欠けた、でもとてもとても繊細な物語。 打ち切るなんて、なんて勿体ないことを…… |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | フルメタル・パニック! つづくオン・マイ・オウン | |
シリーズ | フルメタル・パニック! | |
著者 | 賀東招二 | |
イラストレーター | 四季童子 | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1659-5 | |
発行年月日 | 2004-10-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
おむらよしえ | シリーズ長編最新刊。実は傭兵の相良宗介と、ふつーの高校生「だった」千鳥かなめ、そしてその周囲の人々の話。 はまらせていただきました。ええ。ただのアクション、コメディだったら、ここまではまることは絶対になかったでしょう。かなめと宗介の細かい心の描写がめちゃくちゃいいです。かなめもただ守られている女の子に絶対なろうとしない、キャラクターが一貫していてかっこいいし、宗介はその鈍さと真剣さが不器用で愛しくてたまりません。 読み方としては、長編は順番通り、短編集(タイトルに?と数字がついている)は適宜に読むのがおすすめです。長編を全て読んでからでもかまいません。長編はシリアスめ、短編はコメディめですが、どちらも心の動きがすごく感じ取れていいところがあります。 この巻は、すばらしー!絶賛!です。ここまできて、鬱展開にして長引かせないのが、やはりふるめただと。うむ!このまま、ふるめたらしくいってくれ! |
有里 | うわぁー、噂どおりのシビアな展開。負けるな、みんな! いやもう、テッサちゃんがカッコいいです。 この作品はライトノベルというよりキャラクター小説と呼ぶのが正しい気がしますね。 |
いちせ | きゃ〜〜〜!! うきゃぁ〜、うきゃ〜、うきゃああぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜。とにかく、とにかく、王道万歳っ!! ベタ万歳っ!! いやぁ〜〜〜、定型なストーリー展開なんだけど、だからこそっ、熱いっ、おもしろいっ!! ほんとに、めちゃくちゃ、めちゃくちゃ、くぅ〜〜〜〜。 |
鷹宮 | 一番好きな作品の最新巻。 ここに来てのこの展開には度肝を抜かされました。 自分の中ではシリーズ最高の出来と言っても過言ではないです。 |
黒原はいく | やってくれる……! と言った感じ。正直このシリーズは「結構好き。馴染みで読んでる」位だったのですが、この巻には度肝を抜かれましたね。かなり酷い内容が描かれているのですが、読んでる方は暗くならない。熱さとリアルさのバランスが凄く良い感じです。ネタばれ |
ぎをらむ | 「長編シリーズなんて惰性でだらだら続けてるだけじゃん」なんて思っている人はこれを読め! これまでの十数冊は全てこの巻のための前振りと思えるくらい、劇的にストーリーが動きます。出し惜しみなんて一切なし!フルメタはいつも全力疾走なのです。これぞ長編小説の醍醐味です。 ズタボロになって、何もかも失っても、それでも戦い続けるかなめとソースケに拍手。 |
こま | かっこいいです! 敵も味方も展開も。 続きがめちゃくちゃ楽しみで楽しみでなりません。 |
もりやん | 長編シリーズ急展開。今までの苦しい戦いが遊びに思える、絶望的というのも生温い絶望そのものの戦闘。築き上げられてきた幸福も信頼も、圧倒的な「敵」の攻め手に容赦なく打ち砕かれてゆく。一切の希望を奪われたとき、今まで支えてくれた人たちさえ打ち負かされたとき、まさにそのときが<ミスリル>の、相良宗介の試されるときに他ならない。 『フルメタル・パニック!』は、ロボットものとして明らかに「欠けた」作品だった。主役機たるアーバレストが宗介の信頼を得、その占めるべき位置をようやく占めたのが『終わるデイ・バイ・デイ』だった。僕はやっとフルメタは完成したと思った。間違っていた。フルメタはさらに上を見ていた。 ロボットもののひとつの重要な構成要素は「不屈」であると思う。なぜならロボットは神像だからだ。最強であり絶対であり無敵であるからだ。しかし、ロボットは最強絶対無敵ではない。しかし彼らは最後には勝つ。なぜか。あきらめないからだ。ロボットは一度負けることによって神話に昇華される。 ネタばれもはや「楽しい戦争」はありえない。今後物語がどう転がるにせよ、宗介には本物の苦闘が待っているだろう。危険なだけではない、心をくじく「敵」の待つ戦いが。かなめもそうだ。しかし彼らはあきらめないだろう。立ち向かうだろう。 ガンパレード・マーチやデモンベインが好きな人なら、読むべきだ。 |
永山祐介 | 非常に熱い展開の一冊。今まで、暢気な学生生活を書いているだけだと思っていた短編を、長編側に見事な形でリンクしてます。林水会長が素晴らしい。 一方ミスリル側も非常事態。絶体絶命の中示した、テッサの態度ネタばれが格好良いですね。 |
高空昴 | 人気シリーズ「フルメタル・パニック」長編パートの最新刊です。 最高に面白かった。評価はずばりこの一言です。 正直、富士見ファンタジア文庫の最近の長編物は「物足りない」と感じるものが多かったのですが、このフルメタル・パニックシリーズだけは段違いの力強さを発揮しています。 そしてこの最新刊。 今までで最高の「作品力」を見せつけてくれました。 とにかく急転直下、絶望に絶望を重ねたようなスリルを通り越して恐怖にも近い、そんな容赦のないストーリーが展開されていきます。読んでいてここまで「おいおい、どうすんだよ、いいのかよっ!?」と思ったのは久しぶりです。 そんな状況下で描かれる、主人公達の不屈の戦い。 本作で描かれる「負け戦」の中で「負けない主人公達」の姿には素直に熱くさせられました。主人公の宗介をはじめ、登場人物たちにエールを送らずにはいられません。 ラストでのネタばれ"の覚悟の姿は目頭が熱くなるほどでした。 そう、これが主人公です。 主人公とは「諦めない者」を指す言葉なのだと痛感しました。 断固として行動する主人公、相良宗介の勇姿に目が離せません。 |
極楽トンボ | 「えーマジですか!?」と言うような衝撃がおそったシリーズ最新刊。 ここまで築きあげてきた流れをあっさりひっくり返すその様は感動さえ呼び起こします。 むしろこのために日常を築き上げてきたんでしょうか? ともあれ、この先どうなるのか。 お手並み拝見といったところです。 |
浅木原忍 | 徹底的に、今まで積み重ねてきたものを徹底的に破壊し尽くす1冊。そこにあるのが当然のように思えていた世界が、揺さぶられ突き崩され物語は急加速する。あまりに絶望的な戦いに挑む宗介にただひたすら燃え続ける素晴らしい1冊。この1冊のために今までのフルメタはあったのだ! |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
もりやん | 四季童子氏のイラストは元々素晴らしいクォリティをもっていましたが、今回はちょっとヤバい。テッサがカッコいいのなんのって!『おどるベリー・メリー・クリスマス』では全国1000万のテッサファンが怒号と悲鳴にまみれたでしょうが、それもこの鉄血ぶりに繋がっているのなら黙り込むほかないでしょう。テッサにとって宗介との--もしかしたら、それ以上にかなめとの--関係ほど、心を解きほぐすものはなかったでしょうから。それを失ったテッサの姿は、本編の展開もあってただただ壮絶。 しかし、今回のかなめさんは妙にえっちぃ。ひそかにネタばれもあり、イラスト的にも充実した巻でした。 |
タイトル | フルメタル・パニック!-サイドアームズ- 音程は哀しく、射程は遠く | |
シリーズ | フルメタル・パニック! | |
著者 | 賀東招二 | |
イラストレーター | 四季童子 | |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | |
書籍コード | ISBN4-8291-1605-6 | |
発行年月日 | 2004-04-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
有里 | フルメタル・パニックシリーズのミスリルオンリー短編集。 賀東招二は描写力に優れた作家であることを、いろんな面で示した作品。アーム・スレイブに乗ったときの描写は凄いと思いましたよ。p.189ページとか。 温泉描写については……何もいいますまい……。 シリアスなクルツ君はステキでした。 |
いわし | 本当に戦争やってるシリアスな長編と、学園を舞台にコメディしてる短編が フルメタの軸でしたが、そのどちらとも違う括りの短編集がコレ。 主人公・相良宗介が所属する「ミスリル」という組織の仲間が主役な話が集められています。 基本的には普段の短編のノリに近いんですけどね。 温泉旅館でハイテク機器の力とプロの技術をふんだんに発揮…してどうする? 個人的には長編も短編も、刊行順に読んでいくのがオススメです。 |
練馬 | 本編に比べてほぼコメディ一色の短編集。今回はいつものような宗助の学校生活ではなく、サイドアームズというタイトルの通り、ミスリルのメンバーが主になっており、コメディでもシリアスでもクルツ君が大活躍です。「温泉編」ではいつもと変わらぬ、いやそれ以上の笑いをもたらしてくれます。女性読者からは洒落抜きでウケが悪かったらしいですが。 そして、ASに関する操縦法などの細かく専門的な裏設定も公開されており、そこら辺に対する作者の並々ならぬこだわりがみてとれます。 |
みどりや | 「ソースケ?もう戻ったの?」 「肯定だ。つい先ほどな。なにがあったのかは知らないが--クルツ--おまえの友人を二人つれてきた どちらと出かける。選ぶといい」 「……… やれやれ……。粋な計(はか)らいだとは思うけどな。今日はおまえが死神にみえるぜ」 「それがこの道だ。まだ答えを聞いていないぞ。」 「決まってるだろ」 宗介が脇で良い味を出しています。 「友人」ではなく、あの仏頂面で「おともだち」と言って貰いたかったという気もするが(笑) |
玲朧月 | マオおねーさんのAS操縦講座とかブルーザーおやじさんが面白かったという自分はたぶん少数派。 いいじゃん、かわいいとそういうやつは他の作品でも見れるけど、こういうハードウェア系のものが読めるのはフルメタか笹本作品ぐらいしかないんだから! |
極楽トンボ | 温泉編もあれはあれで必見でした。 が、自分はマオおねーさんのAS操縦講座をイチオシしたいと思います。 あれは書こうと思っても書けるもんじゃないよなあ。参りました。 |
一歩 | シリーズとして推します。これも今更私が推すまでも、ですが。 本編の方はなんだか偉い事になってきていて、正直ちょっとげんなりなのですが。 で、本編と切り離された外伝という事で票はこれで。 なかなか渋い奴らのストーリーに仕上がってて、好きです。 |
応援メッセージ・イラスト部門 | |
ぎをらむ | この人は今でもアナログで描いているように見えるのですが、なかなか描き直しが利かないはずのアナログで、こうした丁寧な色使いができるのは職人技だと思います。背景やメカに使う緑、青の影や、この表紙ならクルツやテッサの髪の補色の部分など、本当に上手いです。 でも入浴シーンだけトーンを丁寧を貼るのはどうかと思いますが。(笑) |
タイトル | ブルー・ハイドレード 〜融合〜 | |
シリーズ | ブルー・ハイドレード | |
著者 | 海原零 | |
イラストレーター | 遠藤将之 | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630191-1 | |
発行年月日 | 2004-06-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | 銀盤カレイドスコープの作者が送り出す、潜水艦ものかつ戦記物……というよりは群像劇。 1巻の時点では各キャラクターの紹介や舞台背景の説明にページを取られてしまい、本格的なエンジン始動は2巻からといった面もあります、が。 自己主張の激しい人間を書かせるとなぜこんなにも魅力的なんでしょうかこの作者さんは。 まず自分が一番かわいい、というそういう主張のもとに突っ走る人物達がよく書けています。 それと潜水艦同士の戦闘シーンが大変熱い! |
練馬 | フィギュアスケートという、小説界全体見渡しても類を見ないような題材でデビューしたと思ったら、今度はラノベ界隈では珍しい部類に入るであろう潜水艦物。だがどちらも面白い! 人類が海の中でしか生きられなくなった世界で、潜水艦に乗る士官見習い達のお話です。 潜水艦という閉鎖空間、またそれ以外でも繰り広げられる、多種多様な思惑が絡み合って事態が進行していく様は緊迫感満点です。 |
ひさ | 黒い色に塗れたどろどろな人間関係……と言ったら言い過ぎかな? でも 極限状況の中で誰もが自分最優先で腹に一物抱えたような、そういう感情 と関係を描く辺りで釘付けになってしまったのも確か。それからこの物語の 見せ場でもある潜水艦戦描写は圧巻の一言。こちらも目が離せませんでした。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ブルー・ハイドレード 〜転移〜 | |
シリーズ | ブルー・ハイドレード | |
著者 | 海原零 | |
イラストレーター | 遠藤将之 | |
レーベル | 集英社スーパーダッシュ文庫 | |
書籍コード | ISBN4-08-630222-5 | |
発行年月日 | 2005-01-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | 潜水艦ものにして群像劇でもあるSF第二弾。 背景説明やキャラ紹介が終わり、物語も本格始動です。 とにかくまずは潜水艦同士の戦闘が熱い! 地上戦とは違った緊張感があります。 それと、トパーズが! ほんっとに性悪女を書かせたら右に出るものはないんじゃないかという気がしてきました。この描写は必見です。 |
練馬 | 最近発刊が相次いだラノベ特集本の中で、「自分の作品について」といった質問に対してこの本の著者である海原さんはこう答えていました。「クソ女の力学」。 銀盤カレイドスコープでもう充分な気もしますが、この本を読めばより一層この答えに納得が行くこと間違いなしです。 こんなにヒロインが邪悪な小説を書く人はそうそういません。 後、この巻では乗組員達の微妙な人間関係も手伝って、潜水艦での戦闘がとてつもなく熱いです! |
応援メッセージ・イラスト部門 |
タイトル | ホーンテッド! 2 コトコトクライシス | |
シリーズ | ホーンテッド! | |
著者 | 平坂読 | |
イラストレーター | 片瀬優 | |
レーベル | MF文庫J | |
書籍コード | ISBN4-8401-1197-9 | |
発行年月日 | 2004-12-00 | |
備考 | ||
書店 | 【 amz絵 / bk1絵 】 |
応援メッセージ・小説部門 | |
極楽トンボ | 1巻の時点では割と戯れ言シリーズ的な印象を強く受けた作品でした。 が、これが2巻になったらいきなり冒頭からひっくり返るような衝撃が!! それこそ1ページ先の展開が見えないものすごいジェットコースターラブコメぶりを発揮してます。 1巻を読んでホーンテッド!を語る事なかれ、必ず2巻までは読むこと! そうしないとこの作品の真価は見えません。 |
練馬 | 一見して展開全部読みきれるかと思ったら、その読んだ展開は恐らく全て外れる事になるであろう、そんなお話。 読者の意表を突きまくり、予想の斜め上を突き進むラブコメ。 更に、全巻に引き続きラストで明らかになる事実がまた凄い。ある意味ROOM1301も真っ青? |
toshi-ko | 文字修飾を用いた文章がウリのシリーズ第2巻。 なぜか今度はラブコメです。 ラブコメということで、キャラを追加しまくってます。 その中で普通は、委員長をイチオシしそうですが、わたしはあえて、先生がイチオシです。 先生が凄いんです!? イラストをみた瞬間に、ネタばれと思ってしまいました。orz 特に、先生の語る、奥深きメッセージには、感激させられてしまいます。 |
煉紅 | 登場するキャラのどれもが一癖も二癖もあり読んでいて実に楽しいです。 そんなキャラが動き回るのだから先を読ませてくれません。 ただのラブコメかと思ったらあら?てことが幾度か・・・。 実に良い作品です。 |
リッパー | ラブコメ大爆発ぅぅぅ。…いや、あの1巻から、まさかこんな続きが出るとは。 女の子がかわいいのは勿論ですが、何気に男の子キャラがおいしい話なのです。うふ。 言動や心理描写が全然信用できない主人公ですが、一番信用できないのは作家・平坂読のキャラクタのような気がします。面白いけど、みんな騙されちゃ駄目だ。ぼくは信じない。 |
しゃんテン | 1巻2巻あわせて読んで、ものすごく薄気味悪い読後感だったのを覚えている。 読んでいるときはあんなに大笑いしたのに。 ネタばれでも、妙なさわやかさがある。余計に不気味。 西尾維新さんに似て非なる作風。この作者が此れからどんなものを書いていくのか注目してみたい。 |
応援メッセージ・イラスト部門 |
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