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Dクラッカーズ7−1 王国−the limited world−
著者 |
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あざの耕平 |
絵師 |
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村崎久都 |
ISBN |
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4-8291-6227-9 |
page |
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313p |
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hokuto
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適度な巻数で完結した名作の最終巻前編。 最初はわりと地味な印象だったのに、3巻あたりから 盛り上がってきて、今ではもうイチオシなシリーズです。
話を盛り上げる手段というのもいろいろありますが 私の場合、絶望のどん底からの這い上がり→逆襲 というのはかなり燃えるシチュエーションです。
この巻はまさにそれで、そこに至る心理描写から 次巻へのヒキまでぬかりがありません。
ドラッグに拒絶反応さえ起こさないなら 自信をもって薦められる巻(シリーズ)ですね。
テーマのわりに犠牲者がむやみに出ないのも ポイント高かったり(笑) |
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IZU
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Great!初めの低いテンションから後半は一気に引きずり込まれました。これぞラノべと言える名作です! |
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たろん
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Dクラッカーズ全体に投票したいところですが、各巻ごとの集計なので、この巻を推します。 主人公たちが悶々と悩みつづける前半、そこから、千絵の再登場、景との接触、放送局の戦いと一気に盛り上がる後半。 作者の術中にはまったと思いつつも、非常に楽しい読書体験でした。 ドラゴンマガジンやファンタジア・バトルロイヤルに掲載された短編の先を待ち、単行本の発売に狂喜した私にとって、待った甲斐があったというものです。 また、美少女探偵こと海野千絵の活躍も印象に残るものでした。初登場のときには、富士見お得意のユーモア路線ですかと思ったものでしたが、その千絵がこの巻では物語の鍵を握るキャラクターにまで成長していたのはうれしい驚きでした。
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R-F
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「私は――私たちはねっ。私たちは、勉強会して、お花見して、旅行に行って、温泉に入るの。みんなでそうするのっ。去年のいまごろ、この場所に集って、支え合って、一緒に戦った仲間全員でそうするのっ。そして、去年と同じように、一人残らず大笑いしながら新しい年を迎えるのよっ。誰がなんと言おうと、どんな邪魔をされようと、絶対にそうするの!」 ――Dクラッカーズは、千絵の物語だった。大切なものを喪ってしまった仲間たちの中で、ただかつてそこにあったものを取り戻すために、それだけのために、誰からも疎んじられながらも、たった一人で戦い抜いた彼女の強さ。彼女がいなければ、決してこの物語は成立しなかった。 ただ切なく、熱く、駆け抜ける結末への前哨戦。息をつく間も与えられず、ただひとつだけの結末へ向けて。上下巻の上巻を単巻で評価するのは無粋というものだが、クライマックスの名に相応しい圧倒的傑作。 |
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ヤマタ
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胸が高鳴る。息を呑む。叫び出したくなるほどの興奮。 本を読むという静的行為でこんな高揚感を味わったのはちょっと記憶にない。それぐらいにパワーがあって、魅力的で、素晴らしくステキな話でした。 台詞の一つ一つが心にとび蹴りを食らわし、地の分の湧き出る登場人物たちの想いの一文一文が魂にアッパーカットを食らわしてくれやがりました。
最高!
今まで読んだ物語の中で、その言葉が一番似合う、きっとそれがこのDクラッカーズ7−1王国−the limited world− |
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CAX
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もし1作品しか投票出来なかったとしたら、私は非常に迷ったでしょう。 しかし、それは『Dクラッカーズ』の“どの巻を投票しようか?”と迷うだけで、『Dクラッカーズ』と、他の作品とを比較して迷うということは、多分なかったと思います。それくらい、『Dクラッカーズ』という作品にのめり込んでしましました。
「いや、自分、Dクラだけスから。景さん命スから」
『Dクラッカーズ』 葛根市の若年層で密かに流行している「カプセル」と呼ばれるドラッグ。その「カプセル」は、単なるドラッグではなく、天使や悪魔を呼び出すなどと噂されていた。 そんな葛根市へ7年振りに戻ってきた、米国帰りの帰国子女の姫木梓は、幼なじみの物部景に再会することを楽しみにしていた。しかし、その当人である景は、通っている高校の中では「カプセル」に関わっているのでは人物では?と噂されている「図書館の住人」だった。 そんな時、梓の友人が高校の屋上から飛降り自殺を。その自殺を契機に巻き起こる「カプセル」に関する謎と、“ウィザード”と呼ばれる謎の人物との関係は!? 富士見ミステリー文庫が産み出した、傑作ネオ・アクション・サスペンスが幕を開ける。
あざの耕平『Dクラッカーズ』7-1 王国―the limited world― ISBN:4-8291-6227-9 http://www.kadokawa.co.jp/fujimi/mystery/search.php?pcd=200310000044
仲間達の中で、唯一想いを失わなかった千絵。 己が信じているモノを追い求めて、単身でアンダーグランドに身を投じる。 その執念が、想いが、千絵の手の中にあるアイテムを引き寄せ、千絵は心の中にあった推論を確信へと変える。 そして、あの聖なる夜から一年後の同じ日、再び「無慈悲な女王」へ挑む為、大切な仲間を取り戻す為、己の信じるモノを護りぬくため、親友の前に姿を現す。 その親友の大切な人を取り戻す為・・・。彼らが作り出した「王国」へと踏み込む決意をする!
2冊に分冊になった、完結巻の1冊目。 この物語の主役とヒロインは景と梓ですが、この巻に関しては海野千絵、千絵ちゃんが主役と言い切っても間違いないでしょう! この巻での千絵ちゃんの活躍は感動の一言です。私が『ルパン三世』の次元の声などで有名な声優、小林清志さんの渋い声が出せるのであれば、アニメ『勇者王ガオガイガー』の次回予告のように、「これが勝利の鍵だ!」と海野千絵のイラストを指差して街中で叫びたいです(過剰暴走)。 この7-1の前半の主役は間違いなく千絵ちゃんですが、後半は千絵ちゃんも含めた、東葛根高校の最強カルテットが主役です。このカルテットの連携には痺れます!! 千絵 → 梓 → 景 → 水原、このラインが繋がった時の瞬間は素晴らしいの一言。笑いを超えた、感動を突き抜けた、読んでいて拳を握りしめてガッツボーズをしたくなるような「興奮」がある。カタルシスの解放というか、カタルシスの爆発があります。「あぁ〜、『Dクラッカーズ』を読んでいて良かった!」と思った瞬間でもあります。 富士見ミステリー文庫が産み出した最高傑作である『Dクラッカーズ』。 もし、この感想を読んだことがキッカケで、『Dクラッカーズ』を読んでくれる方が居たとしたなら、これほど嬉しいことはありません。是非、本屋で見かけたら、いや今すぐ本屋に行って、購入せよ! 「無慈悲な女王」からの命令です(笑)。 購入した方達にはこの言葉を授けましょう。
「苦しゅうない。」
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兵庫もすけ
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らぶりー千絵ちゃん奮闘記。 今までは比較的、蚊帳の外にいた彼女ですが、王国の誕生により世界が反転。一人、閉ざされた王国の鍵を求めて孤軍奮闘します。 もうね、熱い。萌えじゃなく燃えなD−クラッカーズシリーズでも最高に燃えな展開です。 この巻だけの為に1巻から6巻までをお薦めできてしまうよ俺は。
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仮面の男
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シリーズものなのでどれに投票しようか迷いましたが、 一番印象に残った巻に、一票を。
私も割と長い間、ライトノベルを読んできていますが、 これほどまできちんと伏線を回収し、爽やかに〆た作品 は非常に珍しいものです。
最初の数巻はややぐだぐだですが、3巻辺りから徐々に 面白くなってくるので、もし最初の1巻で止めた方がい れば、最後まで読み切ってしまうことをお奨めします。 |
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kaiei
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富士見ミステリー文庫で最高のシリーズと言っても過言ではない 「Dクラッカーズ」。 この7-1 王国−the limited world−は 「最終決戦前編」というべき巻で、Dクラッカーズ最高の盛り上がりを見せる巻です。 Dクラッカーズはもともと後半からエンジンがフル回転し始める作品 で、巻を追うごとに読者としても熱が入ります。 この巻最大の功労者は「海野千絵」。 彼女の行動、魂をえぐるような台詞の数々に打ちのめされます。 そしてものすごい引き。すごいところで終わっています。 7-2で見事に終わってくれているので安心してお読みください。 富士見ミステリー文庫ということであまり注目されないのが本当に 残念な作品です。 完結していますので未読の方はぜひ。
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京の学生
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最終巻前編です。いや、もうなんていうかラストに向けての盛り上がりがたまりません。1巻から通しでばーーっと読んでみましたがもう止まらなくなっていました。ということですぐに後編へ^^; |
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冬月 藍
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この巻はとにかく切なさいっぱいです。 ひとりがんばる千絵の思いがひしひしと伝わってきます。梓達の関係がどんどん崩れていくところは、読んでいて本当に辛いです。 そして千絵のセリフには胸を打たれます。 梓と景が再会するシーンはほんのりと笑えます。 全体を通してしんみりした感じなのにこのシーン以降スピードが増します。 千絵の「裏切り者制裁コンボ(キス)」はサイコーです。よくやった。 とにかくいい話です。 |
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しょーと
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この巻について述べるならまず 「海野千絵最高!!!」でしょう。最強にして最高にして最萌(?)、海野千絵の魅力大爆発です!かっこいい女です。 前半のやきもきさせるとこ、そして 思い出してからの疾走感がまた最高!7−1,7−2に分かれたのがちと残念かなあ、二冊一緒に読むといいね。 |
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t-snow
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これを読むために投票遅らせていたのですが、それだけの価値はあった作品。1巻はいまいちですが、それ以降はぐんぐんと物語に引きずり込まれました。現代を舞台にした中高生向けの話としては、今まで読んだ中でも一位を争えるくらい。 この巻は千絵のための巻。切り離された彼女が孤軍奮闘する様はひたすらに熱い。台詞がビシビシと心に響きます。最初嫌いだったキャラをここまで好きになったのははじめてかもしれない。その点でもすごい作品。 |
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