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A君(17)の戦争6 すべてはふるさとのために
著者 |
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豪屋大介 |
絵師 |
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伊東岳彦&モーニングスター |
ISBN |
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4-8291-1547-5 |
page |
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419p |
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トビー(偽)
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この巻というよりは、シリーズに対しての投票。
この根底に流れ続けるフィクションへの不審と、それに溺れるものたちへの苛立ちはなんなのだろう。
はやく終わりが見たい。 この、おちゃらけていて、それでいてひどく切実で、作者も内輪ボケをいれなければやってらんねーような、なんとも不可思議な物語の結末が。 |
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荒城の月
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まず、萌え&燃えなキャラたち。燃えます。 守るべき人々を賭けた戦争。燃えます。 お金やら兵の補充やらリアルでお遊びでない描写。燃えます。
この作品の見所はひたすら「戦争」にあり! |
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天井
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戦記ものとメタ・ファンタジーが見事な調和を遂げている作品です。 僕には半分もわかりませんが濃いネタも散りばめられているようですね。
戦記として読むもよし、世界の裏側を見るメタ・ファンタジーとして読むもよし、オタクネタを楽しむもよしの、お買い得なシリーズです。
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はろmk−II
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放蕩オペラハウスというアニメのキャプチャで有名なHPで知った本シリーズ。異世界に飛ばされた一人の少年が世界を救うというベタが3乗くらいな展開(まあ、救うのが魔族なのはちょっと変化球ですが)ながら、ベタでは終わらせないモノを持つ。
何より、特筆すべきは、「戦争のリアルな描写」だろう。
その好例として、「戦場の描写」がある 先ず、おファンタジアな世界観(本文より)に反して、戦術がある。包囲とか伏兵とかは勿論、モンスターの役割に沿った部隊編成(ゴブリン=歩兵、ドラゴン=戦闘機など)とその軍事行動。更に、下手すれば事実の羅列で無味乾燥になりがちな戦術も、両軍双方の思惑を描写することで分かりやすい。 次に、戦争が戦場に留まらず戦略までもカバーしてるのが良い。つか、戦時国債だの徴兵だのをここまで詳しく書いてるのは、ゲームでも無かろうと思われる。 オマケに出てくる人物が中々好人物(クセはあるが)揃いで、戦闘シーンが格好いいというのも見逃せないところだろう。
また、オタクネタや軍事ネタ(こちらは殆ど分かりませんでしたが)も入ってて、エンターテインメントという点では抜かりが無い・・・のだが戦争に関する描写が面白すぎるせいか、日常のシーンとかはイマイチ退屈に思えてしまうのが難点。お陰である事情から日常シーンの連続となった4巻は、各個のネタでクスリとはしたものの正直面白くは無かったり(個人的に)
何やら最新刊とかの流れだと、世界を創った神との最終決戦が締めであるようだが、個人的にはそんな大層なことしなくていいから楽しい戦争をやってくれと思わないでもない。 |
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水上
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今、一番楽しみにしてるシリーズかも。(笑
今巻の作戦、ムッソリーニ救出作戦と真珠湾攻撃が混じってるな。(笑 コールサインが「アカギ、カガ、ソウリュウ、ヒリュウ、ショウカク、ズイカク」だったり、「シュトルヒ、アラド、ハインケル」だったり。 ……でもオチはユンカース・カ○ヒア。なんでだよ。(笑
しまいにはブラックホーク・ダウンネタまで来るか。(爆笑
しかし >立て万国のお姫様ぁ、椎の木ばやしをなぎ倒し、 >追い散らかすぞぉ、愚民どもぉ
と歌いながら戦場を突き進むシレイラ姫、面白すぎる。この姫さまは凄い。(笑 |
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crosis
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「とても気になる作品です」
主人公、小野寺剛士(17)がある日異世界に飛ばされて「魔王」となってしまう。 けっこうありふれた設定から始まる作品だが、とてもおもしろい。
キャラの関係が徐々に発展していくのは、物語が進んでる、って感じで楽しいし 戦争描写の場面では、とてもメリハリが利いていて面白いし また決して、主人公の思いのままにならないところもいい。
そして、この作品を読んでいて一番表に出されているのは、やはり「テーマ」だと思います。 キャラクターたちも生き生きしてとても魅力にあふれているのですが そこに作者もまた、「キャラ」として成り立っている。 文体は、途中で作者が茶々入れたりする、などの奇妙な文体であり そしてその文体によって作者は作品の世界に入ってゆき、物語を解説したりします。
とても興味深かったのが、「ライトノベルは成長物語」と作者が言い切ってしまったということ。 確かにこの作品には主人公を成長させる仕掛けが所々に配置されていますが こうもあからさまに創作者の意図をあらわにするのには驚きました。
今後の展開がとても気になる作品です。
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rustynail
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文章にくせがあるもののキャラクターが魅力的です。 台詞にこめられた”熱さ”に思わず涙ぐんじゃいました。 |
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Surreal
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この巻、というよりはシリーズ全体として。
オタ批判やありがち設定のありがちさ加減を語るために敢えてその設定を採用している、など、作者の主張が思い切り前面に押し出されている点は、やや鼻につく点もあり、割引が掛かるのは否めないが、「どうやって判るように書いてやろうか」という姿勢はあちこちに感じるし、もちろん話として面白く読めるのは確か。
この先完結まで、言いたい事をどれだけ書ききってくれるか、その上でどういう評価が出来るものか、それ自体が楽しみの一編かも。
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マー
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とにかく「面白い!」の一言に尽きるこのシリーズ。ライトノベル系では初めてと思われる、戦争を真正面からとらえた作品。戦場でのリアルな描写もさることながら、両者の戦略面での大胆な思考や、随所にちりばめられたギャグは、テンポがいいので見ていて飽きません。作者に皮肉が効きすぎている嫌いもありますが、作品としてはそれを補ってあまりある良作です。戦争を大まかに知りたい、ということであればこの作品はかなり勉強になると思います。とにかくおすすめの作品です。 |
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hokuto
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戦争モノ!
文体がとても軽く、それでは内容も軽いのでは? と思わせておきながら、 実はしっかりと重厚な構成を用意している作品。
オタク要素が鼻につく人もいるかもしれませんが、 それだけでこの作品を敬遠するのはもったいないです。 「戦争とどんなものか?」の一つの答えを 手軽に知る事ができる良作だと思います。
これは偏見かもしれませんが、小説をよく読む人なら 主人公に共感できる部分も多いのでは。 (ちなみに私はかなりそうでした)
逆に戦争ものにイマイチ手を出しにくい人も、 「主人公が周りの女の娘にモテモテ〜しかもみんな美少女」 といった萌え要素もキチンとあるので(笑) それを取っ掛かりにするのも良いかも。
テーマがテーマなので、今後の展開が 非常に気になる作品であります(特にラスト) |
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T.L
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少しひねくれた感じですし主人公に感情移入はあまりできないかもしれませんが、流して読んで面白かった次も買おう、って気にさせられた作品です。 |
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may
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某御大が書いているんじゃないかという噂もありましたが、そんな事は別として、ファンタジーの戦記物が好きな人間なら一度は読むべきです。お勧めではなく義務です。最強主人公、ご都合主義とは対極にある作品ですね。 |
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