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応援メッセージ検索結果

『 書評者 : toshi-ko 』 『 ソート順 : タイトル 』 という条件で検索したよ!
68 件見つかりましたわ。そのうちの 31 〜 40 ( 表示数=10冊 ) 件を表示しますわ。

[image:bk1] タイトル カレとカノジョと召喚魔法
シリーズ カレとカノジョと召喚魔法
著者 上月司
イラストレーター BUNBUN
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2829-9
発行年月日 2004-10-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
いわし あらすじを読む限り、
昔行った召還魔法のせいで緊張感と恐怖心を失った「カレ」こと水瀬遊矢と
その召還魔法の影響で運動神経抜群な「カノジョ」こと白銀雪子が
失われた感覚を取り戻すために、怪奇事件に挑む毎日を送っている話。
のはずで、事実その通りでもあるんですが…。

この本の最大の魅力は「予想外の展開」だと思います。
まさか、あの人があーでこーなってそうなるとは。(読みにくくてスイマセン)
言ったらつまらないので詳しくは語りませんが面白いです。
終盤は途中でやめられなくて一気に全部読ませてしまうパワーがある気がします
平和 きっかけは、新人さんの新規開拓でした。
デビュー前には第4回電撃hp短編小説賞で最終選考に残っていたのですが、残念なことにそちらの情報は知りませんでした。
それが今では、積極的に応援したい作家さんの一人です。

登場キャラクターの魅力的な描写・話の構成の仕方が、新人とは思えないほど上手いと感じました。特に、後半は時が過ぎるのを忘れて読み進めました。
ジャンル分けするなら「ラブコメ」になるのでしょうけれど、それだけじゃない魅力があります。展開の読めない期待感を求めている方にお勧めしたい一冊です。
煉紅 昔行った召喚魔法で恐怖と緊張を失った水瀬遊矢や彼を好いている『荒雪姫』こと
白銀雪子など魅力的なキャラがいい作品です。
またキャラだけでなく先を予測出来ない展開も読む人をどんどん作品へと引きずりこん
でいきます。
ネタばれによってこれからの話がどうなっていくか分か
らず期待できます。
toshi-ko 暴力型貧乳ヒロインが中心で、悪魔との契約で失われたカレの感情を取戻すべく、怪奇事件に挑むと言うお話。ややミステリー的な雰囲気が特徴。

やはり、全て腕力で解決しようとしかねないカノジョと、ふだんのほほんとしているが、妙に鋭い勘と推理力で事件を解決に導くカレの絶妙なるコンビネーションがこの物語の魅力でしょう。

夫婦漫才、恐妻の手綱をうまく操る良き夫風味と言ったトークはなかなかです。

そして何となく、ネタばれ西尾維新風味と言う感じがします。
最近こういうのって流行ってるんでしょうかね?

胸に行くはずの栄養が、足に回っているとしか思えない位の蹴り技が見事です。
kaiei 彼の失われた緊張と恐怖を取り戻すために、彼女が悪魔探しに頑張るお話。
……読み始めた当初はほのぼしたコメディとばかり思ってたのですが、
大間違いでした。(いや、表面上はその通りなのですが)
後半の熱い展開とラスト当たりのリールゥにやられました。
いやあ、素晴らしいの一言です。
只一人 白状すると、タイトル買いしました。
すみません。
内容は、後半のどんでん返しがすさまじい作品。
伏線無しで明かされる秘密に、圧倒されました。
うーん、やっぱり悲しい系のお話なのでしょうか。
麻由 ミステリのライトさもそこそこに面白いが、なんと言ってもラストの締めが素晴らしいです。
事件の集結と共に、それなりの完成度で綺麗に纏まるかと思いきやラストのどんでん返しに驚き。そのシーンは新人とは思えないほどに秀逸なできばえ。いやぁ、驚かされました。
極楽トンボ ちゃぶ台をひっくり返すような予想外の展開に驚愕せよ。

恋愛要素としては、なんかかわいい。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル ゼロの使い魔
シリーズ ゼロの使い魔
著者 ヤマグチノボル
イラストレーター 兎塚エイジ
レーベル MF文庫J
書籍コード ISBN4-8401-1105-7
発行年月日 2004-06-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
toshi-ko ツンデレ、あります。
メイドもでます。

だがやはり、メインは、出る所出てる人と、まな板の戦いでしょうか?

まだまだ、罵られる事に抵抗のある、初々しい主人公が魅力的です。

あれ?
極楽トンボ 主人公が召喚されるところまではよくある異世界ものなんですが……
よりにもよってネタばれとして召喚されちゃうあたりが変わってます。
しかも相手は貴族なので、言われ放題やられ放題。
どうなる主人公!?

という具合なのですが、実のところ1巻はまだ序章といったところでしょうか。
練馬 美少女に虐げられたい現代オタクのM性を見事に表した問題作、というわけではありません。
このシリーズ、基本的にラブコメですが、その他にも、意地とプライドとか貴族の義務、統治者側の責任とかが意外に結構入っています。
シリーズ一巻目でまだまだ序盤ですが、その傾向は感じ取れると思います。
sai1970 最初読んだときに感じるのは典型的な異世界召還ものということか。
勇者としてではなく使い魔(あまり役に立たなそうな)として召還されるあたりが新鮮か。
ヒロインが勝気な美少女というのはお約束。
主人公がかなり頼り無い感じなのもお約束。
でもってヒロインの危機には隠されたパワーを発揮して活躍というのもお約束。
とても読みやすく、続きが気になるシリーズ。
煉紅 主人公が突如異世界に使い魔として召喚され美少女に虐げられる話です。(つっこまないで下さい)
使い魔として全然役にたたのそうな主人公ですが実は・・・
と実に王道的な話で読みやすく続きが気になる作品です。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル ゼロの使い魔 2 風のアルビオン
シリーズ ゼロの使い魔
著者 ヤマグチノボル
イラストレーター 兎塚エイジ
レーベル MF文庫J
書籍コード ISBN4-8401-1144-8
発行年月日 2004-09-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
toshi-ko 異世界に召喚された上に、使い魔となってしまった才人の冒険、第2弾。

ヒロインがちょっと生意気で、主人公に至っては下僕扱いな上、さらに犬扱いとさらに状況が悪化。

伝説の使い魔なのに、犬扱いかよ・・・ヤマグチさんも好きだなぁ・・・。

前回が魔法学校物だったのに、いきなり国際情勢が飛び出してきて、貴族の名誉と誇りとか、守るべき物を思い戦う戦士たちの漢っぷりにも王道ながら感激いたしました。

ワクワクするような冒険や、陰謀がお好きな方にはなかなかお薦めな2巻じゃないでしょうか?

いやむしろ、「私は貴方の犬です、ののしってください」な方にお薦めか?
極楽トンボ 前作よりも主人公の扱いは悪化。ああ、どうなる主人公。
しかしだんだん恋愛ものとしてあちこちにニヤリとさせられる場面が出てきました。
ぼちぼちエンジンがかかってきた感じです。
それと国の陰謀なども出てきて、物語的にも目の離せないことになってきました。
sai1970 ヒロインに鞭でシバキまわされる主人公というのもライトノベルでは珍しいかも。
そんな主人公の情けない部分と、ヒロインを背に剣1本で何万人もの敵と戦えると
嘯く主人公のカッコ良い部分の落差が激しいのも面白い。
ツンデレ度が上昇してきた第2巻。
煉紅 主人公が突如異世界に使い魔として召喚され美少女に虐げられる話の第二巻。
なにやら才人の状況が悪化してますがそこは主人公やるときはやります。悲惨な状況の
せいかより格好良く見える。
物語の方もなにやら国家的な問題も絡んできて目が離せなくなります。
そしてルイーズと才人の関係もどんどん目が離せなくなります。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル ゼロの使い魔 3 始祖の祈祷書
シリーズ ゼロの使い魔
著者 ヤマグチノボル
イラストレーター 兎塚エイジ
レーベル MF文庫J
書籍コード ISBN4-8401-1196-0
発行年月日 2004-12-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
toshi-ko なっ、なんですか!?このベタベタのラブコメ展開は?

ツンデレヒロインルイズの態度が、本格的にデレデレ方向に切り替り、「なっ、なんだこいつ、熱でもあるのか?」みたいな豹変ぶりに、主人公はとまどうし、俺もとまどうし、ああっなるほど、

「これが、ツンデレ萌えってやつか・・・。」

なんて納得しながら、まさか、前回のラストからは想像できない展開には参りました。

その上、すっかり忘れられていたメイドのシエスタがいきなり猛アタックを開始するわけだけど、まさかベタベタのネタばれメイドだったなんて・・・。

と言う事で、ツンデレご主人さまVSネタばれメイドの攻防に板挟みになって、なんだかうらやましいのかうらやましくないのか・・・。

しかし、そんなコメディパートよりも、シリアスパートの戦闘シーンは実にすばらしい。
もうね、ドラゴンとネタばれの夢の対決に、漢の浪漫を感じました。
極楽トンボ ラブコメ成分全開っ!!
同時に物語も急転直下!! いやー存分に楽しませてもらいました。
完全にこのシリーズの本領発揮です。この作品を語るならばここまではたどり着いておきたいところですね。
sai1970 第3巻はヒロインが主人公に徐々に引かれ始め、ラブコメ分とツンデレ分が急上昇で
萌え萌えなんですが、後半の戦闘シーンは熱くて格好良く燃え燃えです。
ネタばれが出てきたら男子たるもの燃えない訳にはいかないでしょう。
もりやん 正直言って、バカにしていました。1巻から楽しく読んではいたものの、「ああ、要するに異世界召喚もの+ラブコメね」と思っていました。
とんでもない。これは異世界ファンタジーの革命かもしれない。

異世界ファンタジーにおいては、主人公は「元の世界」より「異世界」を愛するのが常道です。それはとりもなおさず「ここではないどこか」への欲望をくみとっているゆえですが、この作品は、ルイズへの恋心を借りて才人の異世界への愛着を描きつつも、同時に強く「元の世界」への憧憬をも描き出しています。
ネタばれ
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル ゼロヨンイチナナ
シリーズ ゼロヨンイチロク
著者 清水マリコ
イラストレーター toi8
レーベル MF文庫J
書籍コード ISBN4-8401-1221-5
発行年月日 2005-02-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
第弐齋藤 他愛のない会話が続くのは『嘘つきは妹にしておく』のテイスト。
耳を傾けるのも悪くない。
極楽トンボ いつものおとぎ話調なちょっと不思議な物語。
清水マリコさんファンなら当然買い。
……としか表現しようがないです。
なお、イラストとの親和性がすごく高いです。
toshi-ko どこかメルヘンで、ちょっと怖い不思議な童話の雰囲気を持った、独特の世界観が魅力的な作品です。

うーん、初恋ってどんな感じで、どんな味がしたのだろうか?

そんな甘く切ない感覚を思い出さしてくれそうな、そんなお話です。

もちろん、ネタばれは、別腹です!?
永山祐介 明智くんが主人公で、年上のお姉さんに憧れるお話。高校一年生らしい可愛らしさというか、明智くんの浮かれっぷりが見ていて微笑ましい。最後、明智くんは「微妙だな」と表現しましたが、僕はなかなか良い「恋愛物」だったと思います。その台詞も、そこまでの流れを思うとなかなかジーンと来るものが。
あと密かに明智くんちの弟と妹との関係が良かった。なかなかちゃんとお兄ちゃんしてますね。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル ゼロヨンイチロク
シリーズ ゼロヨンイチロク
著者 清水マリコ
イラストレーター toi8
レーベル MF文庫J
書籍コード ISBN4-8401-1107-3
発行年月日 2004-07-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
有里 ライトノベルの体裁で出ているけれど、冒頭の文章の雰囲気からして児童文学的な匂いがする。
清水マリコ版『光車よ、まわれ!』。(と、最初にいったのは第弐齋藤さんなんですが)
ライトノベル的大団円に落ち着かないところが、この作品の魅力だが、読み手を選ぶかも。
第弐齋藤 有里さんがすでにおっしゃってますが「光車よ、まわれ!」です。
童話の薄暗さをもつライトノベル。
あるいはライトノベルの薄っぺらな明るさをもつ童話。
ぴすかす 前二作の「嘘」とはちょっと違う不思議に溢れている話です。
私は、このいい意味でのもやもやした読後感が気に入ってます。
スカッとする話も良いですが、こういう読後感を味わうのも良いですよ。
蛇足ですが、本作を読んで中学生日記の「地底人伝説」を思い出しました。
極楽トンボ 既に他の方がおっしゃってますが、確かに童話チック。
明確な回答もなく、なにかいろいろ積み残したまま続いていく物語。
それが言葉に出来ない持ち味となって表れています。
これは一度体験してみないことには説明しがたい感覚かもしれません。
toshi-ko どこかメルヘンで、ちょっと怖い不思議な童話の雰囲気を持った、独特の世界観が魅力的な作品です。

突然失踪した母と、それと併せて登場する意地悪でイタイキャラ、遠山トオの登場で、徐々に0416を巡る、不思議でちょっと不気味な物語に巻き込まれる様が、何ともノスタルジックで懐かしさを感じさせてくれます。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル ネザーワールド -ロビン-
シリーズ ネザーワールド
著者 東佐紀
イラストレーター 唖采弦二
レーベル 集英社スーパーダッシュ文庫
書籍コード ISBN4-08-630207-1
発行年月日 2004-09-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
toshi-ko 前作を下回るページ数で、前作を上回るクオリティに圧巻!!

登場人物を一新、前回に引き続いて登場するのは、赤髭と、クイーンのみで、改変種<エンハンスド>たちを主題としたちょっと切ないボーイ・ミーツ・ガールだったりするわけ・・・。

主人公のロビンを研究所を脱走したエンハンスド、ヒロインのフローラも同じくエンハンスドの失敗作と設定し、それぞれに役割を持たせる事で、キャラを立たせる事に成功したと思われます。
そして、彼らを追掛ける賞金稼ぎ<白薔薇>のフランソワ&シャルロットも、超強烈なインパクトで登場する辺り、前回以上のキャラ設定にはちょっと笑わされてしまいました。
まあ、何せ前回に引続きクイーンが登場するわけですから、これくらいのインパクトがなきゃ主役を持って行かれちゃいますからね。

今回の見せ場はなんと言っても、<ティー・パーティー号>VS<ル・シーニュ号>の地下鉄バトル。
と言っても、銃撃戦ではなく、地下の迷路でのゲームバトル、ポイントの切替えや、迷路内での駆け引きを駆使しての追いかけっこは何とも言えない楽しさがありました。
さりげなく記憶の隅にあった、「鉄1〜電車でバトル!〜」なんかを思い出しましたが・・・。

とにかく、地下鉄をメインに、ページ数が減ったが冒険してる感じが、前作以上にパワーアップしておりとてもすばらしかったです。
前作を読んでなくても、この巻から読んでも大丈夫な所もおすすめ。
応援メッセージ・イラスト部門
有里 表紙イラストにひと目ぼれ。独特の柔らかなタッチがとても素敵。
このイラストレーターの人には、これからもっと活躍してほしいです。
toshi-ko この緻密な描写が地下都市の雰囲気を醸し出してくれるので、好きです。
ぎをらむ 主観的な配色、淡い光の表現、繊細な目の表情と鬼気迫るような緻密な背景。色々特徴を挙げることができますが、一番魅力的なのは、キャラがイラストの「世界に居る」ことだと思います。
この人のイラストでなければ開くことができない世界があって、キャラもそこが自分の居場所であることを知っているような、そこから物語が湧きあがってくるような、そんな気にさせてくれます。

[image:amz] タイトル ネペンテス
シリーズ
著者 清水マリコ
イラストレーター toi8
レーベル MF文庫J
書籍コード ISBN4-8401-1158-8
発行年月日 2004-10-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
rokugomarunisai 著者初の短編集は、雑誌連載時『蝶はすぐ死ぬ』を加筆、改題したもの(それにしても清水マリコはタイトルが巧い。勿論それだけではないが)。『嘘つきは妹にしておく』『君の嘘、伝説の君』路線とはひと味違い、どこか甘やかで、そして残酷という、一種の童話を編み出すことに成功している。
強調して強調しすぎることはないだろうが、清水マリコをMF文庫Jで書かせた編集者には拍手を送りたい。
ネタばれ
mikazuki かくも美しい現実と虚構の狭間の物語。
清水マリコさんのオリジナル作品は共通して疎外されたものたちがテーマになっています。
現実に疎外され虚構の世界に心を寄せた人間が現実と虚構をつないでしまったとき。
それを描いたこの連作短編はとくに美しく、時に残酷で冷たい。
それでいて作品全体からやさしさを感じるのは清水マリコさんの温かみのある文章のせいでしょうか。

嘘シリーズやゼロヨンシリーズよりも暗黒童話的な色合いが強く、バロックシンドロームが好きだった人にもお勧めです。

表題のネペンテスとは食虫植物ウツボカズラのこと。
甘い密を分泌し、おびき寄せた虫を罠に落とし込みゆっくりと消化していくのです。
登場人物たちもまた甘く香るネペンテスに引き寄せられた虫たちなのでしょうか?
toshi-ko プチ不条理だったり、少女耽美ホラーな短編集。

04シリーズや、嘘シリーズとは全く違う作品なのでしょうが、04シリーズのトオが登場しているだけで何らかの関連性をイメージさせられてしまう所がこの作品の特徴でしょう。

オリジナルの創作童話の独特な雰囲気が、清水マリコさんの真骨頂!?

登場するヒロインがなんかイタイ系ばかりで、主人公に至っては、シスコンで、ネタばれなんだか西尾維新作品を読んでるみたいな雰囲気にさせられてしまいました。
極楽トンボ 清水マリコさんの他シリーズに比べ、暗黒面に舵を取った連作短編集。
とはいえ、基本的に清水マリコさんの作品はどれかひとつ実際に体験してみて、そこで肌に合えば他のどの作品に手を出してもまず後悔することはないと思います。
まずはどれでもいいからチャレンジすること。

暗黒童話系(と言ってしまっていいのかな?)のお話が好きな人にもぜひおすすめしたいところです。
各務桜花 舞台を同じくした短編集。主役もほぼ同じで、特別な力を持つことがトラウマになっている少年と少女。
それぞれで起こる出来事は、日常どころか完璧に非日常なのだけれど、それでも、どこにでもありそうな都市伝説を絡ませたりすると、近く感じられてしまったり。
日々の中にある、不安など、微妙な要素を描くのが上手い作家さんだとは思っていましたが、これは特に良く現れていて、お気に入りの作品です。
そうそう、「ゼロヨン」シリーズを読んでおくと、ちょっとニヤリとできます。
リッパー 嘘つきの話と「ゼロヨンイチロク」のいいとこ取りみたいなところがあって、とても良い雰囲気。

怖い話が多い中に不意に主人公の妹が無邪気に兄を慕ってる描写があったりして、これがまたえらく効果的なのでありますよ。 よーし、お兄ちゃん、まみのかわいらしさに萌え転がっちゃうぞー(←まんまと妹萌えにのせられる人)。

…ということで、副題は「いぬみみは妹につけておく」でいいですか?
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル ホーンテッド!
シリーズ ホーンテッド!
著者 平坂読
イラストレーター 片瀬優
レーベル MF文庫J
書籍コード ISBN4-8401-1148-0
発行年月日 2004-09-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
練馬 戯言シリーズが嫌いな人とかにはウケが悪いかも知れませんが、最後の終わり方は結構凄いです。
大抵の人は意表を疲れること間違いなし。
騙されたい人とかにとてもオススメ。
草三井 ひかりちゃんが好きです。
大好きです。
この思い込みの激しさっぷり、その内容の黒さ、ビジュアル、なにもかも好きです。
好きです好きです。ピンポイントで好みのツボに垂直落下です。大好きです。
お友達にはなりたくありませんが(笑)
toshi-ko 主人公が嘘つきで、墓穴掘りだったり、人類最強キャラがでて来りするあたり、これは、西尾維新さんのオマージュではないかと推測しています。でも、人類最強がババア。orz

「クビシメロマンチスト」を彷彿させる雰囲気の作品で、私は、「クビシメロマンチスト」が苦手です。
でも、この妙な不条理感や、賛否両論分れそうな、独特な著者センスに、敬意を評したい。
煉紅 まず、主人公がイイ性格してます。嫌いな人はとことん嫌いになりそうですが
自分はこういう性格は大好きです。またラスト近くでの主人公の台詞にはある種
感動すら覚えます。
また、ネタばれには度肝を抜かれます。
きょういち 癖はあるけど面白い。奇妙なノリと戯言風味で突っ走る、平坂さんのホーンテッドシリーズは全四巻で完結ということでお手軽です。ここらで一つ手を出してみてはいかがでしょうか?
ヒロインよりもゲストの方が萌えるという、ヒロイン不遇のお話です。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル ホーンテッド! 2 コトコトクライシス
シリーズ ホーンテッド!
著者 平坂読
イラストレーター 片瀬優
レーベル MF文庫J
書籍コード ISBN4-8401-1197-9
発行年月日 2004-12-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
極楽トンボ 1巻の時点では割と戯れ言シリーズ的な印象を強く受けた作品でした。
が、これが2巻になったらいきなり冒頭からひっくり返るような衝撃が!!
それこそ1ページ先の展開が見えないものすごいジェットコースターラブコメぶりを発揮してます。
1巻を読んでホーンテッド!を語る事なかれ、必ず2巻までは読むこと! そうしないとこの作品の真価は見えません。
練馬 一見して展開全部読みきれるかと思ったら、その読んだ展開は恐らく全て外れる事になるであろう、そんなお話。
読者の意表を突きまくり、予想の斜め上を突き進むラブコメ。
更に、全巻に引き続きラストで明らかになる事実がまた凄い。ある意味ROOM1301も真っ青?
toshi-ko 文字修飾を用いた文章がウリのシリーズ第2巻。
なぜか今度はラブコメです。

ラブコメということで、キャラを追加しまくってます。
その中で普通は、委員長をイチオシしそうですが、わたしはあえて、先生がイチオシです。

先生が凄いんです!?

イラストをみた瞬間に、ネタばれと思ってしまいました。orz

特に、先生の語る、奥深きメッセージには、感激させられてしまいます。
煉紅 登場するキャラのどれもが一癖も二癖もあり読んでいて実に楽しいです。
そんなキャラが動き回るのだから先を読ませてくれません。
ただのラブコメかと思ったらあら?てことが幾度か・・・。
実に良い作品です。
リッパー ラブコメ大爆発ぅぅぅ。…いや、あの1巻から、まさかこんな続きが出るとは。
女の子がかわいいのは勿論ですが、何気に男の子キャラがおいしい話なのです。うふ。

言動や心理描写が全然信用できない主人公ですが、一番信用できないのは作家・平坂読のキャラクタのような気がします。面白いけど、みんな騙されちゃ駄目だ。ぼくは信じない。
しゃんテン 1巻2巻あわせて読んで、ものすごく薄気味悪い読後感だったのを覚えている。
読んでいるときはあんなに大笑いしたのに。
ネタばれでも、妙なさわやかさがある。余計に不気味。
西尾維新さんに似て非なる作風。この作者が此れからどんなものを書いていくのか注目してみたい。
応援メッセージ・イラスト部門