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応援メッセージ検索結果

『 書評者 : toshi-ko 』 『 ソート順 : タイトル 』 という条件で検索したよ!
68 件見つかりましたわ。そのうちの 41 〜 50 ( 表示数=10冊 ) 件を表示しますわ。

[image:amz] タイトル 僕らA.I.
シリーズ
著者 川上亮
イラストレーター BUNBUN
レーベル 富士見ミステリー文庫
書籍コード ISBN4-8291-6278-3
発行年月日 2004-11-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
toshi-ko ちっ、こんな所にも、無表情系、妹キャラがいたか・・・。

そして、姉さんが下着姿で、主人公のベットに・・・。

・・・ありえない。

主人公視点で描く、姉、妹、ネタばれとのコンゲームは、なかなか見事です。
麻由 リリコと僕とイクミという3つの身体をチカという意識が渡り歩く。そして、父の資料を漁るうちに、4つの意識のうちどれか1つが消えなければいけないことが分かり--。

--不覚にも泣きそうになりました。しかもあとがきで。
あとがきは作者とその祖母の旅を書いたものですが、合間に色々と旅をすることになった背景について描写されているので、非常に中身のある話となっています。背景の重々しさが漂いますが、あくまで優しく温かい雰囲気は心に沁みます。ラストの一文は、本編を服婿の本を締めくくるのにふさわしいモノです。非常に素晴らしい後書きでした。

……えっ、本編? いやだな、別に地雷じゃないですよ? ちょっと構成に疑問を覚えなくはないですが。ラストの展開には驚かされました。
ひさ 僕と姉と妹の家族愛の物語。多分ミステリしてます。自分が望んでいたものとは違って
いたのですが、それでもとにかく結末が色んな意味で胸に残る物語だったので。それから
著者あとがきは本編のテーマとかなり接点があるので、出来れば一番最後に読んで欲しい。
まるお あとがきがいい話です。ので、そこを立ち読みして「良い」と思ったのなら、そんないい話を書く作家の長編なんですから、買って読んでみてください。

同作家の『ラヴ★アタック!』や、別名義で出してる『ショットガン刑事』シリーズなんかもオススメです。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル 南青山少女ブックセンター 1
シリーズ 南青山少女ブックセンター
著者 桑島由一
イラストレーター 湖湘七巳
レーベル MF文庫J
書籍コード ISBN4-8401-1104-9
発行年月日 2004-06-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
toshi-ko なんですかこれは、「○○先生○○ま!」ですかこの設定は?

同作者の「神様家族」と対を成す作品。

奇跡の代わりに、自分の努力だけで男性恐怖症克服プロジェクトに挑む主人公が、


酷い目に遭います・・・。orz


注目は、コスプレ書店ですよ、先生!
ネタばれ○ンミラとか、ネタばれスク水とかにコスプレして本を売るのは、イチオシです。
極楽トンボ 男嫌いの少女ばかりが働く書店で働かされることになってしまった男子高校生の受難。
コメディ分が主体なのですが、それ以外に山椒がきいててピリリと辛いです。でもとりあえずファブリーズ。
なお書店裏事情暴露小説ではないです。
煉紅 まず主人公の名前で笑いました。その名前は反則です。
内容としては主人公が何の因果か女子校の男性恐怖症克服プロジェクトの人間教材に
なり受難の日々を送るといったもので大半がコメディ調で進みますがそれだけで
終わらせないのが桑島先生の実力だと思わせられます。
(ハンドルを捨てて、今は名無し) まるでマシュマロのようにやわらかで口当たりがよく、いくら食べても胃もたれせずにすぐ消化でき、あとには爽快感だけが残ります。
これぞ究極のライトノベル!
石野休日 これぞ文体革命!

英語で言うと、

ライティング・スタイル・レボリューション!
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル 南青山少女ブックセンター 2 乙女のリハーサル
シリーズ 南青山少女ブックセンター
著者 桑島由一
イラストレーター 湖湘七巳
レーベル MF文庫J
書籍コード ISBN4-8401-1175-8
発行年月日 2004-11-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
toshi-ko 何でもいいが、宮○あきらさんの「BAKUDAN」なんて、マニアックすぎてわからんちゅうねん。

同作者の「神様家族」と対を成す作品。

奇跡の代わりに、自分の努力だけで男性恐怖症克服プロジェクトに挑む主人公が、


酷い目に遭います・・・。orz


今回は、書店でアイドルのサイン会ですよ、先生!
なんか、マイナーアイドルの苦労とか、苦悩とか伝わって来ちゃうよ。orz
極楽トンボ 1巻でもラブコメだけに終わってないかな?という部分はあったのですが、それがより鮮明になりました。
この切なさというか痛みというかこの山椒成分が桑島作品の真価だと思います。
私の場合、この巻のエピソードでシリーズの好感度が大幅に上昇しました。
あとなんも説明になってませんがイラストとの相乗効果にやられた、と言っておきます。
煉紅 男性恐怖症の女の子たちとその克服プログラム人間教材の主人公の受難の日々第二段。
基本はコメディ、でもスパイスとしての苦悩や切なさが効いていて桑島先生の実力。
ラストに近づくにつれどんどんのめり込みます。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:bk1] タイトル 天槍の下のバシレイス 1 まれびとの棺 上
シリーズ 天槍の下のバシレイス
著者 伊都工平
イラストレーター 瑚澄遊智
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2839-6
発行年月日 2004-10-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
玲朧月 今回の対象作品中で、発売を心待ちにしていた作品。そのわりに発売日まで発売されることを知らなかったというお間抜けぶりはけっして自分が間抜けなだけではない。
その原因の20%くらいは電撃hpに短期集中連載されていた時とは題名が改定されていたからである。普段から情報収集を怠らなければそんあことはないだろうということはわたsには当てはまらない。なぜならば発売日に手にとる楽しみのために事前情報はあまり仕入れないからである。

前置きはさておき、「天槍の下のバシレイス」である。
カテゴリーとしては「斜陽の人類世界」(というカテゴリーがあるのか知らないけど)を中心にした群像劇といったところだろうか。

主人公たちに目立つ特殊能力がないという意味ではあまりライトノベルっぽくない。文明が緩やかに後退しつつある世界。現代よりも昭和40年ごろに近い生活水準の中で、ごく普通に存在する超技術「高度虚像物質」(ディノス)、多脚機動砲台、質量刀。
これらの超技術でもって挑むのは異文明の産物である"塔"と巨大生物群"剛粧"
…あ、挑んでるわけじゃないか。実は防衛闘争であったりする。
話の筋だけならば戦闘を中心にして進みそうだが、でも戦闘がメインというわけではない。
むしろ日常の話が中心で、そのなかに異常(ネタばれ)を織り込んでストーリーを展開させていく。物語に強く引き込まれる感覚を感じたのは久しぶりだった。

そういえばこの作品、シリアス?なストーリーのわりには、やたらネタばれの描写に力がはいっているような気がする。挿絵も多いし。
みづき 著者である伊都公平氏のデビュー作、第61魔法分隊シリーズは第1巻では「イナカの町で繰り広げられる国家間レベルの陰謀、戦い、何より愉快な警備隊の日常」というものでしたた。
2巻以降はタイトルである「第61魔法分隊」自体が全く活躍、というより機能しません。メンバー一人一人がそれぞれ単独で動き回り、群像劇になってしまった。まあそれはそれで面白かったのですが。

そんなこんなでなんとか終止符を打ったデビュー作「第61魔法分隊」に続いて放たれたのがこの「天槍の下のバシレイス」。元の連載時のタイトルは「西方世界剣魔攻防録」という第61魔法分隊と同様のセンスが前面に出まくった誤解をあえて招くようなファンタジック溢れるタイトルでしたが編集の賢明な判断で改題。ちなみに僕は前タイトルが好きでした。ロゴもカッコイイし。いや本当に編集の判断は皮肉もなしで賢明だとは思いますが。

話がズレましたが、本作「バシレイス」は「魔法分隊」1巻での「イナカ町で繰り広げられる愉快な警備隊の日常」をやり直したものだと僕は思っています。
また、その「やり直し」はファンタジー世界から現実世界へと舞台を変えることにより、より読者に親密感と感情移入を促しやすくし、ただのやり直しで済ませていません。

とりあえず話は変わりますが主人公、川中島敦樹嬢は名前も男らしく性格も男らしく表紙でセーラー服、口絵に半裸絵まで描かれているというのに性別がよく間違われますが立派な現役女子高校生です。

電撃文庫の主人公キャラクターの中でも抜きん出て男というより漢らしいと思いますが……。
mikazuki 榊版ガンパレードマーチ、ディバイデッド・フロントときたので少年少女戦場もの第3弾。

本作を含むこれら三作の世界観における共通点。

・現代に近い近未来、あるいはそれに類する時代の日本を舞台としている。
・日本を含む世界は異界からの怪獣型の侵入者の脅威にさらされている。
・それらの侵入者と隔離された地域での戦闘を行っている。
・主人公たちは少年や少女で既存の軍隊、またはそれに類する組織に編入され侵入者との戦闘を職務としている。

3作だけとはいえこれだけ共通のフォーマットを使っているというのは興味深いことだと思います。
もちろんこのフォーマットに対する説明付け、設定付けはそれぞれ工夫されていますが。
戦争を描くことを避けつつ戦場を作り出すために有効な舞台設定ということでしょうか?


この天槍の下のバシレイスはその中でも学園もの的な部分が強く、ミリタリー色は希薄です。
主人公たちは普通の高校に通っていて、そこでの級友たちとのふれあいが魅力の一つ。
反面、世界設定から連想するような戦場の雰囲気、閉塞感、死の予感といったものはあまりなく、それが人によっては長所であり短所でもあるかもしれません。
わりと気構えなく楽しめるのであまりハードな戦場ものには尻込みする人にもオススメできます。

こういうやりかたもありかなと思いまして、一つの作品単体としてだけでなく作品横断的にオススメをしてみました。
toshi-ko 脚付き戦車は、漢の浪漫!?

コミュニケーション不能な謎の生物との戦いを描いた話はいろいろあるが、だから同じものがあるからダメって言う判断で読まないのは後悔すると思うシリーズ。

とにかくこの作品のウリは、多脚砲台や、連装刀と言った、巨大生物と戦うためのギミックがユニークという点でしょうかねぇ。

使用者の思い通りに大きさの切り替る連装刀や、足の付いた戦車はなかなか面白いギミックだと思えます。

やはり、戦車は六脚であるべきです。

ただこのシリーズは、生き残りをかけた戦いでなく、戦いが日常となった世界での少年少女の日常を描いている点が他と違う視点ではないでしょうかねぇ。

あと、戦場が神戸なので、地元の人にはなかなか楽しめるのではないでしょうか?
HAYA 近未来、突如世界に出現した未知なる文明、そして生物。それと戦うは、ハイテク兵器で武装した高校生たち。そんな感じの設定。こういう話は、設定から入る方が多いと思うのですが。
個人的には、やはり主人公の敦樹という少女の魅力が、すばらしいと思います。ネタばれ。物語の軸はここにあり、だからこそ、危機的状況の中でも日常を大切に、楽しく生きている人たちをあえて描いているのだ、と思います。
彼女の男気あふれる戦いっぷりも、またそれをサポートする個性的な仲間達も上手に描かれています。
前作の『第61魔法分隊』とは、仲間メンバー一人一人に焦点を当てていく群像劇という点では似ているのですが、この作品は主人公の魅力を中心に据えているという点で、成功している、と思いました。
ふらつき 謎の生物の襲来に緩慢と滅んでいく人類。その世界で戦う少年少女を描く話。といったところでしょうか。

本来ならば非常にシリアスになるこの設定ですが、この作品では味付けが違います。
戦闘に身をおく少年少女にも学校はあり、それぞれの日常があるのです。また、そんな世界のクラスメイトもそれぞれの普通と何ら変わらない日常を送っているのです。
多脚砲台や連装刀のかっこよさに目がいきがちで、もちろんそれもかっこいいのですが、実際にはこの作品の真の魅力は主人公たちの日常にあります。思い思いに日常をすごす戦うべき少年少女たち。また、それを支えるというよりは囲む、変なクラスメイト(主人公たち以上にライトノベル的変人ですらあります)。人類が滅ぼうとしていても、そこにはテストに悶え、恋に悩む、今の世界に生きる僕らと何ら変わらない高校生がいます。

戦闘と日常。むしろ戦闘の中にある日常の物語です。
えっと、なぜか百合分がほのかに配合です。
狩田英輝 浪速の高機動百合夫婦漫才第一弾。巨大生物におそわれ、分断された黄昏の世界を日本一漢らしい女子高生が眼鏡っ子の奥さん連れて鉄板担いで駆け巡ります。
日常生活の細やかな描写と、ゲテモノ兵器のオンパレードの対比がたのしいですね。
極楽トンボ 他の人もおすすめされてるし、もはや時間がとれないので一言だけ。
設定にすっころびました。
あと日常の描写に力を入れてるところもなんか気に入りました。
応援メッセージ・イラスト部門
玲朧月 人物がうまい・かわいいのはライトノベル系では必須だと思うが、その上できちんと人物を描き分けられて、その上メカもうまい人となると実はかなり少ないと思う。
瑚澄遊智さんはその少ない中の一人だと思う。
メカ物を描いているところを知らなかったのだが、この作品で初めてみた多脚砲台のメカ・デザインや小物類の設定は、十二分に世界感を膨らませてくれていると思う。
ライトノベルにおいて挿絵の要素はかなり比率が高いと思うが、たまに首をかしげるイラストと内容があっていないと感じられるものがある。その逆に互いに作品世界を膨らませてくれる"幸せな出会い"の一つだろう。
ちなみに裏表紙は二巻表紙登場のデフォルメキャラが描かれている。これに気づくのはずいぶん遅れました。

一巻では読者サービス(笑)が多いのが特徴。
中でも駿逸なのがP51。…すっごくネタばれっぽい敦樹とちょっとギャグ気味の佐里がかわいい。

[image:amz] タイトル 天槍の下のバシレイス 2 まれびとの棺 下
シリーズ 天槍の下のバシレイス
著者 伊都工平
イラストレーター 瑚澄遊智
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2847-7
発行年月日 2004-11-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
みづき 世界各地に突如現れた「塔」と同時に現れた「剛粧」という生物によって東西を分断された日本を舞台に繰り広げられる、学生たちを主人公とした防衛戦の物語。

上巻では世界観設定に様々な疑問が生じましたが、この下巻ではそれらを解消し、同時に主人公、川中島敦樹にとって昔の仲間の仇である「幽霊剛粧」との決着がつけられます。

冷静で生真面目な敦樹と、幽霊剛粧との戦闘が最大の見せ場ですが。

軍神大回転!咲き乱れる百合の花畑!

となんだか別の意味でぶっ飛んでます。というか会って1年程度なのに何あの夫婦っぷり。

作者が意識しているのかそれとも天然なのか判別がつきませんが、妙に多い女子キャラクター。文体さえ変わればプロット同じ、セリフ同じでも完全に萌え作品になるんだろーなー……。
toshi-ko 脚付き戦車は、漢の浪漫!?

今回のメインは、多脚砲台同士のバトルでしょう。
これはもう、キャタピラでは絶対不可能ですし、砲台を固定しないのも納得がいくだけの熱さがここにありますね。

確かに、連装刀を切替え切替え戦う敦樹もなかなかなのですが、

ビルは登るわ、ジャンプはするわ、挙げ句の果てに砲台同士でクロスカウンターしてみたりと、

ちょっと想像絶するバトルにやっぱり戦車は脚だよなぁと納得してしまいます。

今回は大阪を舞台に派手な戦闘を行うので、地元の人にはなかなか楽しめるのではないでしょうか?
玲朧月 二巻である。今のところ(2005年5月現在)続編の様子は見られないので、もしかしたら最終巻。いちおうストーリー的には切れても良い内容ではあるが、でもいろいろと作られている設定がもったいないと思う。
前巻とは変わってやや戦闘が多くなる。
前半一章分は書き下ろしで、白井先生メインの話。日常描写かと思いきや、重要な設定がいくらか示唆(伏線)されている。

そして後半は打って変わって怒涛の戦闘シーン。
最大の敵であるファンタズマとの遭遇戦により文彦が重傷、防災団は戦力を減らし、その上とある事情から敦樹と佐里は二人でファンタズマ率いる剛粧5000匹との決戦を余儀なくされる。
ここでいくつもの謎やネタばれ意外な正体が怒涛のごとく提示され圧倒されるが、それを遥かに上回る迫力を見せ付けるのが多脚砲台のネタばれ
単独で剛粧の群れを圧倒どころかものともしない威力をみせつける。
それだけの性能を持つネタばれと互角に戦うファンタズマとの戦闘がやはりこの巻最大の見せ場だろう。

様々な設定や謎が明かされてはいるが、それ以上に魅力的なキャラたちの今後の話をぜひ読みたい作品である。
只一人 少年少女の戦争モノ。
日常と戦闘が非常に上手く書き分けられていると思います。
どちらの描写も細かく、わかりやすく。
こういうジャンルに必要な「書き分け」が出来ている+魅力的なキャラクター。
続編を期待しています。
狩田英輝 難波の高機動人情百合夫婦浪漫第二弾。
激闘偏ですが、なぜだか百合の花咲き乱れています(^^;
応援メッセージ・イラスト部門
玲朧月 一巻と並べてみると一枚の絵を二冊に切り分けたことがわかります。配色もほぼ同じ。ロゴなどの配置もちょうど逆になるようになってます。
これはデザイナーの手腕? それともイラストレータの注文?(あるいは逆)
ディノス制御の巨大鍵の中身がキ-ボードなどのデバイスになっているのが見えます。
なるほど、あの大きさはそのために必要だったのカー!?

一巻では読者サービス(笑)が多かったのに比べ、ストーリーが緊迫する二巻ではメカやシリアスな挿絵がほとんど。その中で口絵はやや落ち着いた日常のシーンになってます。この辺の緩急のつけ方が好み。

[image:bk1] タイトル 我が家のお稲荷さま。 2
シリーズ 我が家のお稲荷さま。
著者 柴村仁
イラストレーター 放電映像
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2726-8
発行年月日 2004-07-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
toshi-ko 我がイラスト買いに悔無し!!

イラスト担当の放電映像さんの絵だけで購入した1巻よりも、シナリオボリューム的にパワーアップした感じがします。

まあ、コンビニ経営する恵比寿を筆頭に、変な神様、妖怪が登場するほのぼのホームコメディ風、呪術バトルアクションなこのシリーズも、全体のシナリオ面での読み易さや、テンポという面でかなり力をつけたなぁと感心させられました。

そして前回は役割分担がよく分からなかった、高上兄弟も、妖怪担当の弟と、ラブコメ担当の兄と言う役割がしっかりしてきてキャラ使いの巧さが上がってきたような気がします。

今後の成長に期待できる新人さんと、個人的に認識できた巻です。
ひさ 物語の内容も組み立て方も、前巻よりずっとレベルアップしているような
感触で楽しめました。日常風景でも非日常風景でも、どこかのんびり流れて
しまう雰囲気が凄く好きです。あと冷静でしっかり者と思ってたコウちゃんが
実は天然さんだったのか〜と掴めたのも収穫。この巻の彼女が可愛くて可愛くて。
応援メッセージ・イラスト部門
第弐齋藤 「あそびにいくよ!」シリーズと「我が家のお稲荷さま。」シリーズの刊行スケジュールをみれば応援したくもなる。

あそびにいくヨ! 1 2003/10/25

我が家のお稲荷さま1 2004年02月

あそびにいくヨ! 2 2004/02/25

あそびにいくヨ! 3 2004/05/25

我が家のお稲荷さま2 2004年07月

あそびにいくヨ! 4 2004/08/25

我が家のお稲荷さま3 2004年10月

あそびにいくヨ! 5 2004/11/25

我が家のお稲荷さま4 2005年04月

あそびにいくヨ! 6 2005/04/25
toshi-ko もう、キツネミミとか書かせたら、蝶、サイコー!!

[image:bk1] タイトル 我が家のお稲荷さま。 3
シリーズ 我が家のお稲荷さま。
著者 柴村仁
イラストレーター 放電映像
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2831-0
発行年月日 2004-10-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
toshi-ko 今回のね、お稲荷さまはね、男性バージョンばっかり活躍するんですよ。

赤いキャップを被って、

おまえは、テ○ー・ボ○ードか!!

ってな具合に。

そして、包帯でグルグル巻きにされた少女が送られてきて、

はっ、これが噂の、「白い恋人」かなのかと、感激したり。

でもね、今回の主役は、お兄さん(高上昇)なんですよ。
文化祭では、空弦に肩車させられたり、振り回されて、挙句の果てには、誘拐までされてしまうですよ。

なんて言うかあれだ、少しぐらい、いい思いをさせてやってもいいじゃないですか?
応援メッセージ・イラスト部門
ぎをらむ 構図に特徴があって、例えば二人のキャラを60度とか120度傾けて配置したり、完全に180度相対させたりしていますね。この構図と、光が全面から当るようなハイライトを使う画風がうまく合っているんじゃないかと思います。臨場感と浮遊感が同居しているような感じです。

[image:bk1] タイトル 推定少女
シリーズ
著者 桜庭一樹
イラストレーター 高野音彦
レーベル ファミ通文庫
書籍コード ISBN4-7577-1995-7
発行年月日 2004-09-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
東雲長閑 「ぼく少女」が出てくるだけの小説ならば沢山あるが、「推定少女」は小説自体がぼく少女だ。
ぼくという一人称は日本語にしかないし、主人公の巣籠カナは絶対にぼく少女でなくてはならないので、
「推定少女」は日本語でしか読むことはできない。
「ぼく少女」が好きな方はもちろん、「ぼく少女」に興味が無い方にもお勧めだ。
読み終わったとき、あなたは自らの内なる「ぼく少女」に気づくはずだ。
そして、特に現在サバイバル真っ只中の若い方に勧めたい。
きっと生きる支えになるから。
第弐齋藤 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet』と対になってる。

日常をsurviveする少女たちの物語。
家出少女と全裸の死体と田舎町に落ちてくるUFOと悪の宇宙人とデザートイーグルと穂村弘。
toshi-ko 「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」がミステリーなら、こちらはSFをモチーフに、社会を風刺した問題作。

子供たちは、体に不釣り合いな拳銃をぶっ放し、転がりながら、社会という戦場を生き残らなくちゃいけないんです。

これは、そんな少年少女の不安定な感情と、社会の中で成長して行く様を描いた作品です。
ぎをらむ 最初に読んだ時は「なんて無茶苦茶な話なんだろう」と思ってしまったのですが、その後色々な物語論を調べれば調べるほど、「推定少女」は語り尽くせないほどの記号とキーワードが散りばめられた珠玉の作品だと思うようになりました。
この作品の登場人物たちは様々な旅をします。その1つ1つの旅の目的と意味を感じ取って下さい。
最初と最後にちょこっと登場する「お兄ちゃん」をどう解釈するかなんてのも面白いと思います。
極楽トンボ 15歳少女によるボクっ娘一人称小説で物語としてはちょっと不思議系。
物語にきちんとした整合性を求めるよりも、このあいまいさそのものが思春期特有の危うさであると思ったほうがたぶんいいと思います。多感な思春期の少女の気持ちをうまく描いていると思います。
ただ、何度も読むといろいろ隠されたキーワードが出てくる、かも。
もふけ 男の子じゃなく、女の子が女の子を拾っちゃってざます。
その女の子二人が生リアルで傍若無人で良い味出して逃避行。
後書きまでひっくるめて一つの物語。
ぐるぐるぐるぐる。
何か一つだけ紹介しようと思って本棚を眺めたら、何故かこれになってました。
読み終わった後、頭の左下の方にこびりついてけっこう離れなくなる、不思議な作品です。
間違いなくとは言えないけど、お薦めしたかった。
麻由 大人にはなりきれないし、子供扱いされたくもない、中途半端な年頃の少年少女の物語。
ふわふわと地に足がついていなくて、大人らしいずるさを拾得していないから余裕がない。
だから、いつも精一杯戦場を生きている。そんな、多感な『ぼく』少女の物語です。
大人と言うより、主人公と同年代の人に読んで欲しい、という感じ。『ぼく』少女巣籠カナに共感できる人は多いと、個人的には思う。
ひさ 十代の少女×少女の絡みから沸き立つ感情の匂い……みたいなものを描くのがとにかく
上手い作家さんだな〜と認識が固まった作品がこれ。実はストーリー展開にはそれ程
惹かれなかったのですが、その分少女達の感情表現にはぐいぐい惹き込まれてしまい
ました。多分既に過ぎ去ってしまった世代よりも、同世代の方が色々"くる"と思う。
まよねえずごはん 一人称が「ぼく」の15才女子と、なぜかゴミ箱に全裸で捨てられていた、拳銃つきの記憶喪失娘との、逃避行。

前半は、なぜ「ぼく」こと、巣籠カナは逃げなければならなかったのか、そして、記憶喪失娘こと「白雪」は何者か、という謎を解決する物語に見えた。
しかし後半、何がホントで、どれが嘘か、混沌とした状況の中で、大人への嫌悪、無力な自分、そんな感情の奔流が描かれる。

「おとなになりたくない」とか「15才のときのの自分に謝れ!」だとか、青臭いだけ青臭い。でも、10代って青臭いもんじゃん。いまだそこから抜け出せない自分がいたりもするわけですが。というわけで、枯れたおとなよりも中高生に読ませて、悩んでもらいたい。大人になるってなんだ、愛ってなんだと。

余談ですが、ネタばれ。そこも含めて悩むもよし。
煉紅 何というか不思議な話です。
思春期特有の心の動きをそのまま文章にしたらこんな感じになるかなという感じです。
一人称『ぼく』な少女カナと何故か全裸でデザートイーグル持って気絶していた
記憶喪失な少女白雪の逃避行。この物語は最後まで読まないと・・・いや、読んでも
何だか良く分からないかもしれないけれど、どこか共感できるそんな作品です。
TD 「あんまりがんばらずに、生きていきたいなぁ」
そんなことを宣う15歳の少女『巣籠カナ』の視点から見た世界と、その世界に迷いこんできた異世界の物語。
ジャンルとしてはSF。
だけど、物語のキモはSFとしての状況やギミックの描写よりも、15歳という独特の時期特有の心理描写にあると思います。
かゆくてあまくてうそのようででもほんとでちょっとだけ、苦い。心理描写を堪能してください。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル 涼宮ハルヒの暴走
シリーズ 涼宮ハルヒ
著者 谷川流
イラストレーター いとうのいぢ
レーベル 角川スニーカー文庫
書籍コード ISBN4-04-429205-1
発行年月日 2004-10-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
toshi-ko 夏、秋、冬をテーマにした短編集。

短編集なので、ザ・スニーカーに連載された物+書下ろしが基本なのだけど、あえて季節をテーマに3作品に厳選した所がポイントです。

しかも、ネタばれに絞っている所が、蝶、サイコー!

エンドレスエイト
訳して「終わりのない8月」なんて言うかそのまんまで素敵すぎです。

射手座の日
秋のコンピューター研の逆襲を描いたシミュレーションバトルがネタばれ独壇場です。

雪山症候群
雪山で遭難するエピソード。ネタばれ大ピンチです。

しかし、ネタばれに切り替りつつあるのは仕方ないのでしょうかねぇ。
困難を振りまく人と、萌キャラだけどあんまり役に立たない人と、困難を共に乗越え解決に導く人の内、

誰に一番惹かれるかと言えば・・・。
ぎをらむ 短編「エンドレスエイト」はなぜ「終わらない8月」なのに「エンドレスオーガスタ」ではないのでしょうか。それはエンドレスを∞(無限、メビウスの輪)とかけているからではないかと思います。つまり「エンドレスエイト」は「∞」=「8」なのです。
ひょっとするとただの私の思い込みかもしれませんが、こういう謎かけ、大好きです。
極楽トンボ 他の人の感想もあがっているのでごちゃごちゃ書くのはやめにします。

長門がすべて。ええそれだけですとも。
……あれ、前作と感想が一緒だ!?
シリーズ全体を通してキョンの戯れ言垂れ流しとかも好きですととってつけたようにフォローしておきます。
(ハンドルを捨てて、今は名無し) 循環する時間と閉じられた空間を巡る二つの物語を能天気なエピソードで繋ぐ構成がお見事。
不条理が醸す不安と恐怖のなかで世界の数学的原理のみが唯一の寄る辺。じりじりと迫る焦燥感がたまりません。
練馬 スニーカー掲載分に書き下ろし一本をくわえた短編集。
贅沢を言うなら、「エンドレスエイト」は「消失」より先に読んだ方がいいかもしれません。
退屈→消失のように短編のなかに長編の伏線を仕込んでおく事がある谷川さんですが、今回は「雪山症候群」などという露骨に先がありそうな話まで仕込んであり、単純に話を楽しむ以上に長編のことを考える燃料にもなりそうです。
応援メッセージ・イラスト部門
リッパー 夏休みのお話があるので、女の子たちの水着姿と浴衣姿がカラー絵で拝めます。萌へ。

[image:amz] タイトル 涼宮ハルヒの消失
シリーズ 涼宮ハルヒ
著者 谷川流
イラストレーター いとうのいぢ
レーベル 角川スニーカー文庫
書籍コード ISBN4-04-429204-3
発行年月日 2004-08-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
ミズノトリ この作品の見所は三つです。
第一の見所。ハルヒが消えた世界のネタばれ
ネタばれが、ごくありふれた普通の存在になってしまう。
このギャップが強烈かつ凶悪です。
第二の見所。この事件を引き起こした人物は、どうしてこのようなことをしたのか。
これまで完璧と思われていたネタばれも、実は完璧な存在ではなかった。
第一の見所が「一度目の逆転」とすれば、こちらは「二度目の逆転」でしょうか。
この作品の主役はまさにネタばれです。
そして第三の見所、世界を元に戻すために奮闘する主人公・キョンの姿。
彼の『選択』を、ぜひ読んでいただきたい。
ラノベ読みならば、誰もが少なからず共感するところがあるのではないでしょうか。
いちせ ……長門の眼鏡。
練馬 「学校を出よう」2巻につづき、時間移動を書かせた谷川さんの強さを見せつけてくれた一品。
「憂鬱」「溜息」から張っていた伏線を見事に生かしきってくれました。
時間移動的な流れの美しさだけでなく、主人公の行動にも注目。覚悟と実行、多分シリーズ前半のキモです。
後、贅沢言うなら「暴走」に収録された「エンドレスエイト」(作品内時系列では消失以前の話)を読んでからの方がより楽しめるかも。
toshi-ko ネタばれなんだと認識してしまう、長門ファンのための一冊。

すばらしい!!

いきなり、ハルヒが学校にいないという設定になり、その代わり一巻で消えた朝倉さん登場。
ハルヒがいないので、朝比奈さんも、長門とも関係をリセットされてしまうという状況に、キョンは・・・。という内容。
全てがリセットされてしまったために、普通の文芸部員な長門さんがメイン。

時々うっとおしい古泉のしゃべりも、少ない目でなかなか読み易かったし、混乱するキョンが走り回ってる感じがすごく伝わってきて、作者の底力を見せられた感じがしました。
天戸 司郎 「そこのまだ一冊しか『消失』を買っていない君。
せめて最低あと一冊は買わないと、長門有希に対して失礼だと思わないか?」

と言わせしめた作品。というか、私はそう言われました(転載許可取得済み)
これだけでも一部の方には十分なメッセージのようですが、普通の人のためにお薦めのポイントを。

ハルヒシリーズ長編としては大きな山場であり、過去の長短編の伏線を絡めつつ物語を大きく展開しており、外せません。
繰り返し使われたため時間移動も新奇性という点では辛いですが、この作者は時間移動を安心して見ていられるので、この作品においては「構造上、不可思議に見えるところは、時間移動モノだからきっと後で説明されるさ」と任せきって、大きく展開する物語に集中できます。
山場であるので当然主人公に大きな見せ場が出てくる訳ですが、キョンの選択は、正しいかどうかはさておいて、とても気持ちのよいもので、普通である事は誰にとっても最も価値のある事なのではない、という事を思い出させてくれます。
極楽トンボ 他の人の感想もいっぱいあがっているのでごちゃごちゃ書くのはやめにします。

長門がすべて。ええそれだけですとも。
まよねえずごはん 長門はさておき(とか言うと刺されるのかなぁ……)、主人公キョンが覚悟を決めてしまった、腹をくくってしまったという、たぶん結構かなりのクライマックス。

一応シリーズ支持。どちらかというと長編支持。短編読まなくてもそれなりに楽しめます。
コモリケイ 憂鬱、溜息、退屈と面白いながら、まぁ深く考えてもしょうがないやと思っていたハルヒシリーズでびっくりした作品。
今までの滅茶苦茶(に見えた)話が、伏線として回収されたのにびっくり。変わってしまった世界を取り戻すため、巻き込まれただけの傍観者から、覚悟を決め自分で選択し能動的に動きだしたキョンが格好よかったです。
長門さんが可愛いのは言わずもがな。
神無月 この作品は私の中ではシリーズ中1,2を争うほどの出来だと思っております。
今まで起こってきたことに積極的ではなかった主人公が積極的である様は、普段は見れないような彼女たちの行動は、私にとてもよい作品を与えてくれました。
私は思わずこの作品を、一気に読んでしまいました。

涼宮ハルヒの消失は、主人公であるキョンが正しく主人公であるといって良い作品で、読んでいる私も驚きの連続でした。
確かに敵がその人であることは予測できるのかもしれません。
しかし、そこまでに積み重ねてきたものがそれをそうだとは思わせない結果でした。
応援メッセージ・イラスト部門
紙様 メガネ属性の偉い人には殺されそうですが「消失」巻の長門さんは恐ろしい破壊力を有してます。
某北のミサイルよりも恐ろしいと僕は思う(オイ)
特にp97のシャツの袖をぎゅっと摘むイラストとかはサイコーです。
練馬 あえて言う。長門は眼鏡ない方がいい。
後、この節目の巻で、ネタばれ一巻のハルヒの鏡写しの構図で入れた表紙イラストはなかなか面白いです。