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応援メッセージ検索結果

『 書評者 : ひさ 』 『 ソート順 : タイトル 』 という条件で検索したよ!
54 件見つかりましたわ。そのうちの 11 〜 20 ( 表示数=10冊 ) 件を表示しますわ。
べるのー、ぼくたちいつまで働いてればいいわけ?
24時間戦えますか? つまり休憩はなしですの……労働基準法違反ですの(怒)
うーくそ、そのうちスト起こしてやるー

[image:amz] タイトル さよならトロイメライ Novellette-ノヴェレッテ-
シリーズ さよならトロイメライ
著者 壱乗寺かるた
イラストレーター 日吉丸晃
レーベル 富士見ミステリー文庫
書籍コード ISBN4-8291-6285-6
発行年月日 2004-12-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
ひさ ミステリ要素薄まった方が楽しめたってのはどうかと思うのだけど、この短編集は
シリーズ通してキャラの立て方が最も際立って上手いという印象だったので。四角
関係万歳! LOVE寄せ万歳! 冬麻が今後誰と深く繋がってゆくのか気になる所。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル そして、楽園はあまりに永く されど罪人は竜と踊る 5
シリーズ されど罪人は竜と踊る
著者 浅井ラボ
イラストレーター 宮城
レーベル 角川スニーカー文庫
書籍コード ISBN4-04-428905-0
発行年月日 2004-08-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
おむらよしえ 記憶喪失の少女、アナピヤを拾った二人組みの咒術士は、彼女のふるさとへ旅立った。しかし、そこに隠された真実はあまりに過酷だった……。
絶望系コメディ。と言いたくなるほど過酷な事実ががんがん出てくる。でもどこか面白い。
しゅぺるたー 科学的に考えられた「呪式」が織り成す戦闘と独特の調子で飛ばすシリーズ5冊目。
記憶喪失の少女アナピヤの記憶を探す旅も終わりとなる。
これでもかと迫り来る世界の悪意。
そこに待つのは希望か絶望か。
麻由 毎回主人公達が散々な目に遭うシリーズですが、今回はその極み。
叩いて叩いて叩き潰しても一つおまけに叩きのめす、残酷で救いのない展開が続きます。終盤のアナピヤの言葉一つ一つが重くて痛い。結局救われなかった彼女。そしてただひたすら虚しくなるラスト。
それでも面白いと思えるのは、ひとえに作者の力なんだろうなぁ。
東雲長閑 本作で浅井さんはエロゲーを中心とするおたく文化をめった斬りにしている。
他者が作ったものを読んだりするのは、コミュニケーションの一種だと思うが、
おたく同士が閉じた共通認識に従って、縮小再生産を繰り返しているという批判として読むと、耳が痛い。
作者の主張に同意するにしろ反論するにしろ、おたくが如何に生きるべきか考えるとっかかりとして読んで欲しい。
奈望梨義仁 すごい、です。ライトノベルの常識を鼻歌交じりで超越したシリーズです。グロイ、エロイ、ヒドイ。ヒロインがネタばれライトノベルなど他に存在しないでしょう。さらにそういったグロイエロイシーンを丁寧に描写しているところなど尋常ではないと思います。ある高校の図書館では閲覧禁止処分にしています。その尋常でなさが、このシリーズの魅力でしょう。
さらに、登場人物が交わす会話のテンポの良さと、面白さ。よくもまあこんな台詞が思いつくと感心するばかりです。地の文は一人称形式のため、これが会話同様に面白い。心穢れた主人公のアホ思考は爆笑物です。
正義は勝てず、主人公は挫折を繰り返し、最後に嘲うのは策謀家。脇役に与えられた使命は死、ハッピーエンドは概念的に消失し、理論と科学が主体。道徳は極めて現実的に踏みにじられ、ヒーローヒロインとて、命の保障は一切無い。そんな本です。
極楽トンボ ものすごく独特な描写がウリの戦闘アクション。化学式が飛び交う戦闘はそうそうないと思われます。

ですが、今作に関してはキーワードは「鬱」これに尽きます。
うわー救われない……この救われなさはシリーズ全てに通じる持ち味ですが、今作では特に際だってますね。
ギギナとガユスによる漫才的な皮肉の応酬があってすらこの読後感。いやはや。
練馬 シリーズ通してダークな雰囲気が漂ってますが、この巻はもう極めつけ。読んだら「鬱」一直線です。
ここまで凄い描写をしたライトノベルは多分はじめてでしょうしこれからも当分出ないと思います。読んでる最中に一体何処までいくのか底が見えません。あまりのキツさに読んでる分量を錯覚しそうになります。
特徴的なテクノマジックの描写など、人によってはとっつきにくい面もあるかもしれませんが、是非一度読んでみて欲しい作品です。もう「凄い」ですから。
ひさ 大よそ全てが凶悪。アナピヤの仕掛けも凶悪ならば、幾度も希望とか可能性を
ちらつかせておいて、その直後に幾度も絶望のどん底に叩き落す容赦の無さも
凶悪。答えは分かり切っているのに、それでも「面白い!」と言わせられる程に
惹かれてしまう。そういうハマったら抜けられない中毒性も凶悪なのかな?
永山祐介 あまりにも救われない話。それでも途中で読むのを止められない。
最後のシーンも寂寥感が増すばかり。続き、非常に楽しみですが、非常に恐ろしくもあり。
浅木原忍 あまりに過酷。あまりに悲惨。あまりに残酷。あまりに鬱。読み終えたあと本気で死にたくなる逸品。
作者自身の心配すらしたくなりそうな代物。実際これ以降長編出てないしなぁ……
雨空陽明 この小説の魅力は三つある。
化学系魔法を多用した濃厚な戦闘描写。
喧嘩と冗談の境界線上をいく主人公と相棒の罵り合い。
そして幸せな描写で安心している読者を叩き落す鬱展開だ。しかも一瞬希望を見せておきながらそれを握り潰すという作者の手腕には恐れ入った。
次の長編でもこれと同等かそれ以上の鬱展開を期待したい。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:bk1] タイトル とある魔術の禁書目録 3
シリーズ とある魔術の禁書目録
著者 鎌池和馬
イラストレーター 灰村キヨタカ
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2785-3
発行年月日 2004-09-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
F2@Death March中 思いっきり少年マンガの王道を行くかのようなストーリーが続くシリーズの第3巻。作者の御坂美琴への愛が満載な1冊でもある。てゆーか、巻を追うごとにインデックスの存在感が薄くなっているのが間違いないこのシリーズだが、そんなことはお構いなしにノリで読めてしまうのがいいところ。
ネタばれ
紙様 え〜、ヒロインが真のヒロインに交代した話(オイ)

2巻でスルー伝説を打ち立てた人気キャラ御坂美琴を中心に据えた物語です。
話の展開的にはいつもの少年漫画のそれと同じノリ。文章のアクの強さも同様。
それでもこの3巻に引き込まれるのはやはりヒロインが美琴だからということに尽きます。
助けてほしいけど、巻き込みたくない。けれど……といった美琴の葛藤にグッときました。
あと狙ったようにやってきた膝枕のイラスト。もう白旗ッス(笑)

……そこ、「ビリビリ出てればどーでもいいんだろう」とか言うな。事実だから(マテ)
練馬 もう理屈そっちのけで感情で読むべき話。「don't think,feel」です。
納得できないけど、でもどうしようもなさそうなことに「そんなのは嫌だ」と大声で叫び(作中で実際にそう叫ぶわけではありません)、そして、出来る出来ないの問題そっちのけで「自分の納得行く方法で」見事にことを成し遂げる主人公の姿はまさに少年漫画のヒーローさながら。
とてつもなく熱い作品です。
toshi-ko あらゆる超常現象を打消す腕を持つ主人公が、自販機で再開した御坂美琴のシスターズを助ける為に、超能力者との争いに巻込まれる、熱血アクションストーリー。

「誰だって、何時だって、ヒーローになれるチャンスを求めているんだ。」

少年向け週刊誌の王道もビックリな、ヒロイン変更のウルトラCに魅せられ感激です。
t-snow いくら相手側に事情があろうとも、そこで人の心が踏みにじられているのならば、どんなに無謀でも「そんなん許せるか」と立ち向かう主人公の言動の熱さにしびれるのがこのシリーズ。
その中でも、真のヒロインであるレールガンっ娘の御坂美琴をヒロインに据えた三巻は、他の巻よりも一枚も二枚も抜きんでた熱さを持っています。
最近ツンデレが世に溢れていますが、ツンだけだったりデレだけだったり、紛い物なのにツンデレ認定されているキャラも多いのが現状。そんな中、美琴は意地の張り方もそれが崩れた時のしおらしさも素晴らしい、とてもよいツンデレキャラです。やはりツンデレはこうでなくては。
ひさ なんか個人的な好みで待望のビリビリ小娘こと御坂美琴が目立っていて、や
っとキターと小躍りしてたのばかり印象に残ってるのですが〜。実際当麻と
絡ませると現時点のインデックスより美味しい存在なのは間違いないし。
もっとも推す理由はそれだけじゃなくて、一方通行のバトルやら御坂妹達の
秘密やらが物語中で面白く噛み合っていたからこそ。
高空昴 少年漫画的熱血ストーリー第三弾。
「やっぱ主人公はこうじゃないとな!!」そう思わされるシリーズであります。
考えるな、感じろ──かの名優ブルース・リーの名言を形にしたような感覚派アクション小説。
第三巻は特にお気に入りです。

正直、シリーズ全体の完成度は決して高くありません。
文章は「一流」と呼ばれる作家さんに比べれば荒削りだし、設定面にも「アラ」があるでしょう。けれど、それらを押し流して「面白い」と結論させる勢いに満ちています。新人作家の作品というのはきっとこうあるべきなのではないでしょうか。
「とにかく熱い話が読みたいぜ!!」という方は是非一読を。
面白いですよ。


「まずはその幻想からぶち殺す」
主人公に決め台詞があるのもとってもグッドですw
只一人 シリーズで最高傑作と思える第三巻です。
全体を通していえることですが、このシリーズの主人公の行動は、所々矛盾している節があり、理屈を付ければいくらでも突っ込みどころがあります。
しかし、この主人公は、数多のライトノベルの登場人物の中で、飛びぬけた「熱さ」を持っています。
理屈がいらないほどに真っ直ぐな主人公の信念。
それが上手く描写されていて、なおかつ「お約束」を使いこなしている……それが「とある魔術の禁書目録」の味ではないでしょうか。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル ぱんもろっ! だーれ・が《謎の宇宙巫女》よっ!
シリーズ ぱんもろっ!
著者 日下弘文
イラストレーター 水月悠
レーベル 富士見ファンタジア文庫
書籍コード ISBN4-8291-1667-6
発行年月日 2004-11-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
ひさ 不条理系。細かい事にツッコミ入れても無駄無駄無駄ァーな内容。でもこの物語、
主人公である神威靜姫が実に活き活きと魅力的に描かれているように見えたのです。
更に靜姫の一人称でキャラクター性を強調しているので、靜姫が元気に動き回る
だけで楽しさが込み上げて来る。読了後、素直に「楽しかった」と言えた作品。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル まおうとゆびきり 2 ぱぱとよばないで
シリーズ まおうとゆびきり
著者 六甲月千春
イラストレーター 椎名麻子
レーベル 富士見ファンタジア文庫
書籍コード ISBN4-8291-1687-0
発行年月日 2005-02-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
t-snow 前半を中心に全編に散りばめられた小ネタが素晴らしいです。
ゼビウス、生物学、ドクロちゃん、などなど幅広いジャンルから集められた大量のネタは、ツボにはまりさえすれば大いに笑わせてくれます。
1巻でちょっとたるかった戦闘も2巻では減少し、物語も楽しめるようにはなっていますが、あくまでメインは小ネタ。笑えるライトノベルとしてお勧め。
ひさ 小ネタが凄いんです。知ってるか知らないかで印象は違って来るような
気もするのですが、小ネタで攻めてる時は勢いも凄いので流されてしま
えば充分楽しめる思う。勿論それだけではなくて、前巻で躓いた敵との
戦いは邪魔にならない程度に控えめに抑えてたし、硝子とパパとの噛み
合わない触れ合いやその結末の描き方もなかなか良かったし。あとは女
の子同士でいちゃつく描写が実に上手い。これは結構大きいです。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:bk1] タイトル アプラクサスの夢
シリーズ A/Bエクストリーム
著者 高橋弥七郎
イラストレーター 凪良
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2700-4
発行年月日 2004-06-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
紙様 登録第1号のメッセージはこの作品に送りたいと思います。
この作品は「灼眼のシャナ」でお馴染みの高橋弥七郎先生のデビュー作「A/Bエクストリーム」の第3弾に当たります。
さて、「A/B」は燃える男のアクションです。キーワードは「爆発」「破壊」「銃火器」。
自分たちのやりたいように生きる自由気ままな7人の物語です。
決して正義の味方ではない。けれども自分の内なる声に従い自由かつ飄々と生きる7人の生き様は見ていて清々しいものがあります。
「燃え」と「萌え」の両立で僕らのハートをがっちりキャッチし続ける高橋弥七郎先生。その先生の原点である「A/B」、シャナとは一味違ったドラマはファンならば必読です。
toshi-ko 僕が、世界の中心で、続刊を叫びたい作品の一つ。
もう一つは、ネタばれ・・・。orz

これぞまさに、弥七郎の夢<ドリーム>。

弥七郎さんの夢が、愛が、浪漫がいっぱい詰め込まれた一冊。

2年の歳月を経て、ついにシリーズ復活!?

激しい銃撃戦に、手に汗握る空中戦に、漢の浪漫に、友情に、熱くなれ!?

復活だよね?続刊だよね?
続刊でいいんだよね・・・?
半々's 「さあ皆さん、ラズルタズルの始まりです」
が本当である事を祈りたい。

それにしても、これはひどく渋い。 渋すぎるきらいすらある。
全員で祝杯を挙げるような盛況さとはまったく裏の、ただ一人で上げる祝杯の寂寥感が読後にじんわり残る一品。 幾分に渋すぎる。
kaiei 重厚な設定のSFアクション大作……いや、痛快娯楽アクション小説がA/Bエクストリームです。
このシリーズのファンとしては久々の復活が嬉しい限りです。
アンディとボギーは素晴らしいコンビだし、ディビジョンは飄々としてるし、
ヴァンプはひょうきんだし、と相変わらずです。
ファントム相手に繰り広げられる、ディビジョン商会の面々の戦いっぷりをお楽しみください。

どうかこのシリーズがもっともっと続きますように(笑)
ひさ 「A/Bエクストリーム」の続編。続き出た事が奇跡と言うべきかどうか。専門分野の
プロフェッショナル達が織り成す痛快アクションストーリー。でも完璧ではなく、
むしろ些細な失敗から危機に陥ったりする辺りに愛嬌を感じさせてくれるキャラクター
達が、この物語の大きな魅力なのではないかと思う。果たして二度目の奇跡はあるのか?
ベリル A/Bエクストリームシリーズは痛快娯楽アクション小説である。
激しい銃撃戦と軽快な会話がこの小説の魅力の一つであると思う。
それに今回はハードボイルド的なかっこよさが最高だ。
ストーリーはスマートで、登場人物たちは格好良い。
シャナのシリーズとは毛色の違う面白さだ。

っていうか、続刊バンザイ!
応援メッセージ・イラスト部門
toshi-ko 一度、死にかけたシリーズに、再び命を吹き込んだ、数々のメカデザインに感激!?
そして、3DCGによるブラックゴーストに圧巻!!

やっぱり、ハードなSFには、メカニックデザインが不可欠です。

先生、ありがとう!!

[image:amz] タイトル カエルと殿下と森の魔女 緑竜亭繁盛記
シリーズ
著者 橘柑子
イラストレーター 堤利一郎
レーベル ファミ通文庫
書籍コード ISBN4-7577-2130-7
発行年月日 2005-01-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
まつもとかなめ 原初の樹海「闇の森」のほとりにあって、人間のみならず人外も客として訪れる旅籠兼酒場「緑竜亭」。そこの一人娘で、「戦う看板娘」の二つ名を持つ少女リュンにより語られる、「緑竜亭」の騒動の物語です。無口で料理にしか興味がない父に代わって、「緑竜亭」を切り盛りするリュンの悩みの一つが、何かにつけて喧嘩して店の者を壊す常連客、不死人アンバーと狼人の少年ブラック。今日もまた、喧嘩を始めたこの二人を抑えようとリュンが奮闘しているところに、美形の騎士が一夜の宿を求めてやってきますが、彼は一匹のヒキガエルと山ほどの厄介事を引き連れてきたのでした。

ネタばれ大立ち回りを演じるリュンの姿はまさに「戦う看板娘」。この二つ名を本人は嫌がってますが、ネタばれリュンが、ただの少女でいられるはずもありません(笑)。彼女の「友達」もただものではないですし。何はともあれ、リュンの勢いのよさと啖呵が心地よい話です。
極楽トンボ 樹海「闇の森」のほとりにたつ酒場・緑竜亭。人間も人外も訪れるいつもにぎやかな酒場で起こる騒動の数々が実にテンポよく愉快に、そして魅力的に書かれるファンタジー小説です。
ノリとしてはTRPGなんかに出てくる酒場のノリをものすごーくよくした感じかな。ボケツッコミの軽快なこと!
主人公である酒場の看板娘・リュンがすごい魅力的。

とにかく一度読み始めたらあっという間に最後までたどり着くテンポのよさが素晴らしいです。
ひさ 読み手の気持ちでは多分知りたいと思う部分、外したら物足りなくなる描写、それをあえて
カットしてでも主人公リュンの視点のみに徹底している所が個人的には凄く良かった。物語の
テンポも軽快だし、キャラ同士の掛け合いも面白いし、何よりリュンの存在が忘れられない程
印象に残る。彼女の魅力を最大限に引き出ている一人称文章の描写はなかなかお見事。
t-snow この作品の魅力はなんといっても主人公のリュンにあります。
「スレイヤーズ」のリナインバースを常識人にしてちょっと可愛げをつけた「戦う看板娘」リュン。そんな快活な彼女の一人称で綴られる文章はとにかくテンポがよくて、もう文章読んでいるだけでも幸せ。
獣人や不死者といった脇を固めるキャラクターも、リュンの印象で霞むことのない我を持っていて、リュンとの掛け合いで楽しませてくれます。
ここ1年の新人さんの作品の中では最もイチオシです。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:amz] タイトル キリサキ
シリーズ
著者 田代裕彦
イラストレーター 若月さな
レーベル 富士見ミステリー文庫
書籍コード ISBN4-8291-6292-9
発行年月日 2005-02-00
備考
書店 amz絵 / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
麻由 えっ、これ本当にあの『L・O・V・E!』な富士ミスから出たんですか? と思ってしまうくらい、ミステリーしている小説。それくらい、終盤の謎解きは驚きの連続。ファンタジー要素を混ぜ、論理的に構築された真相には感嘆しました。L・O・V・E! はあまりないけど、オススメです。
紙様 富士ミスにしては珍しいミステリー。つか「富士ミスなのにミステリー」というのが最大のミステリー(笑)
いささかファンタジーな手法が多いのも確かですけど、それでも最後まで読者を騙し続け最後の最後で真相を一気に解き明かす様は見事。
皆で一緒に騙されよう(笑)

しかし「L・O・V・E」という観点から見れば結構恐ろしい作品でもある。まあ「愛」と言い切るのも無理はないかと思うけど、あんな「愛」は嫌だなあ……
煉紅 富士ミスには珍しくしっかりとミステリーな作品です。
多少ファンタジーな要素が含まれていますが論理的に組み立てられた真相には
驚かさせられます。読み終わった後は騙されたという気分になれます。
個人的にはネタばれに驚かされました。
ゐんど 「デスノート」+「ハサミ男」?
本格ライトノベルミステリを読みたい方に、是非!
極楽トンボ 「おいおいこれLOVEじゃないですよ?ミステリですよ?」
とばかりに、富士見ミステリにあって異彩を放つ本格ミステリ作品です。
ほんとうに最後の最後になるまでひっくり返されることを覚悟してください。

ですからこれはキャラクター萌えするよりは物語を見たい方に、
さらに言うとミステリを読みたい方におすすめします。
ひさ まあ「またLOVE重視なのか」と表紙イラストに騙されたわけですが。富士見ミステリー
文庫で真っ当にミステリしてるのも含めて、二重三重四重に驚かされました。練り込まれた
物語の謎に、思い描いていたものを全て覆された真相語りでの心地良い"してやられた"気分
に諸手を上げて降参。参りました。歪み切ってるけれど一応LOVEの形はあります。
月季 そしてまた驚愕した。何て見事なミステリなんでしょ?!!
「L・O・V・E」のオビに正直少し引きましたが、買って正解!!な逸品。
途中までは目星もついてたし、正直当てる自信はあった。が、その自信は後半に進むにつれてあっけなく崩されたのでした……作者の方が一枚も二枚も上手でした、脱帽。
リッパー さすが、殺人許可証(コロシノライセンス)を持つ男。
リッパーさんは"富士見ミステリー文庫の片隅でミステリを叫ぶ"田代裕彦氏を応援しています。

# 富士見ミステリー文庫では殺人事件を書くのに編集部の許可がいるのです。詳しくは壱乗寺かるた氏の著作あとがき、および木ノ歌詠氏のブログ(下記)を参照のこと。
http://ta-eis-heauton.blog.ocn.ne.jp/konouta/2005/04/post_9c33.html
永山祐介 他の人が皆ミステリ視点で書いている(というか富士見にしてはミステリ、とかが散見される)ので、他の方向のコメントを一つ。

主人公の、姉への思いの向き方は、なかなかに狂気が入っていて良い感じです。ネタばれ歪んだ関係性が仄見えるのは良かったなあ。ちなみにLOVE寄せはなされていないよーに感じます。
雨空陽明 読み進めるうちに「え?」「ええっ!」「なんだってー!?」と三段階の驚きが楽しめるサンペンスミステリ系ライトノベル。
願わくば富士見「ミステリー」文庫ももっとこういう本を出してもらいたいものだ。
コモリケイ なかなかに性根の歪んだミステリでした。
ライトノベルとしても、ミステリとしても面白かったです。最後の方はもうあっけに取られんばかりに、想像の上を行く真相が浮かび上がってきました。これを「L・O・V・E」だと言う底意地の悪さに感服。
柚熊猫 心情的には極端で、「love」というにはどろどろしすぎなのですが。
話の仕掛けと落とし方が楽しいです。きちんとミステリー。
ある意味ネタばれですが、けっしてラブコメディではありません。
うそくさい爽やかさにあふれたラストまで、一気読み推奨。
神無月 LOVEに見せかけて普通にミステリーをしている作品でした。

多少謎解きの部分で解りにくい部分はあるものの、謎解きまでに張られた伏線をきちんと回収していく感覚はとても爽快なものでした。

後は、個人的には意外と主人公が好みでした。
多分、余り戸惑わず、理知的であるようで基本的には人間のような感じであるからだと思います。

個人的には、続いて欲しい作品の一つです。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:bk1] タイトル キーリ VI はじまりの白日の庭 下
シリーズ キーリ
著者 壁井ユカコ
イラストレーター 田上俊介
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2779-9
発行年月日 2004-09-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
おむらよしえ 孤独な少女キーリが、いろいろとなげやりだけど本質は「いいひと」な青年と出会い、旅に出る話です。二人の関係が変わっていく様子がもどかしく楽しいシリーズです。
静かな話が好きな人におすすめです。短編よりは長編の方がいい味が出ているような気がするので、この上下巻は特におすすめです。
かげつ 幽霊の視える少女と不死人の青年とラジオに取り付いた幽霊の三人旅第6弾。
(5巻の続きではありますが)
アクションなシーンも多いですが、シリーズ通して切ないような空気が漂っています。

なお、長生きしているわりにはというか長生きしてるからなのか、主役の片割れハーヴェイは甲斐性皆無です。
かゆいところに手が届かないラブロマンスがお好きな方にはたまらんのではないでしょーか。

あと、置き去りにされがちな兵長さんですが、今回結構活躍してたのでうれしい感じです。
ひさ 単純にハーヴェイのルーツを辿るエピソードに魅せられたのが一つ。あとはキーリと
ハーヴェイ。この上下巻を通して、相変わらず面倒臭て回りくどいながらも数歩前進
かな。これまでに比べると飛躍的な進歩だと思う。特にラストシーンではいいもの
見させてもらいましたと。多分しばらくこれ以上は望めそうもないだろうけど。
もりやん ハーヴェイ過去編、下巻。膨大な過去を持っているのに、一番大事な思い出からは隔絶されている存在、不死人。でも、確かに過去があってその上に現在がある。ネタばれでも、その過去が現在に繋がっていないように、現在と未来がきっちり繋がっている保証もない。でも、それでも何か信じるものがなければ、人は「いま」に帰ってくることができないのだ。
そんなわけで(どんなわけで?)なんだかんだとキーリにほだされつつあるハーヴェイが少し素直になったようなならないような話でした。
練馬 「微ラブ」。これがこの作品に漂う雰囲気です。
ラブいようでラブくないような、でもラブいような。
ラストでは結構ラブいカンジになってます。

シリーズとしては、幽霊が見える少女のキーリが、この世に残ったイロイロな思いに触れていったりするお話。
所々の言い回しがうまいです。

後、最早完璧にキーリの保護者になったラジオに宿った幽霊の「兵長」がなんだかかわいいです。
応援メッセージ・イラスト部門

[image:bk1] タイトル シュプルのおはなし Grandpa's Treasure Box
シリーズ シュプルのおはなし
著者 雨宮諒
イラストレーター 丸山薫
レーベル 電撃文庫
書籍コード ISBN4-8402-2660-1
発行年月日 2004-04-00
備考
書店 amz / bk1絵 】
応援メッセージ・小説部門
東雲長閑 今時の読者はすれてしまっているので、ベタな話をベタにやると、しらけてしまう。
「シュプルのおはなし」の場合、主人公シュプルが幼子な所がミソである。
風船売りの娘との恋だったり、マフィアの抗争だったりと、話自体はとてもベタなのだが、
主人公が子供なので、そこはかとなくおかしい、という捻りがあるが故に素直に感動できるのだ。
ひさ 本来なら"おじいちゃんがシュプルに御伽噺を聞かせる"とした方が自然
な流れになる筈の所を、たとえ無理が生じてもあえてそれを逆転させて描
いている部分。新人作家さんの挑戦意欲が強く感じられて良かったと思う。
連作短編のシリーズとしてネタが途切れず長く続けられそうな設定も○
応援メッセージ・イラスト部門