はじめましての方ははじめまして、ご存知の方はこんにちは、葉山透です。
ライトノベルファンパーティ、開催おめでとうございます。去年に引き続き参加させていただきたいと思います。
私がライトノベルと出会ったのは、まだライトノベルという言葉もないころでした。
一番鮮烈に覚えているのは、緑の背表紙のソノラマ文庫。(以下敬称略)
高千穂遥「クッラッシャージョウ・シリーズ」、菊地秀行「エイリアン・シリーズ」、夢枕獏「キマイラ・シリーズ」。
そのほかにも、ハヤカワ文庫の栗本薫「グインサーガ」、コバルト文庫の氷室冴子、新井素子。他にも、アシモフ、ラリー・ニーブン、星新一……。
挙げていくとキリがありませんが、
「本ってなんて面白いんだろう!」
と私に教えてくれたのは、まぎれもなく今、ライトノベルと呼ばれているこの分野です。
どのシリーズも、先が出るのが楽しみでならず、今のようにインターネットもなかったので、書店の店員さんから発売予定日を教えてもらい、指折り数えて発売日を待って、入荷日にはお小遣いを握り締めて、電車に乗って一時間かかる街の大きい本屋さんまで買いに行ってました。中学生の頃です。
それから二十年近く経ち、小説は読むもので書くものではないと思っていた私が、ふとしたきっかけで小説を書き始めたとき、まっさきに書きたいと思ったのは、というか書いていたのは、一般書籍ではなくこのライトノベルというジャンルでした。
三つ子の魂百までも、です。
ですから、自分が読んでいた時の気持ちそのままに、自分が大好きなものをつめこんで書いています。
自分の作品が、誰かにとっての「読書の入り口」になり「徹夜しても読むのをやめられない本」になれたら、これ以上の幸せはありません。
「9S〈ナインエス〉」シリーズは、ハリウッド映画のような迫力と緊迫感ある展開&アクションにSFを入れた現代モノ。
(コメディ風味のサイド・ストーリー「ないんえす?」も、電撃hpで展開中)
「ルーク&レイリア」シリーズはインディ・ジョーンズのような冒険と、楽しいキャラと、アルセーヌ・ルパンのような爽快で優しい読後感を目指したファンタジックミステリー。
お好きなほうから、手にとってみてください。
また、どちらか片方でしか葉山透をご存じない方は、もう一つのシリーズも読んでみてくださると嬉しいです。
公式サイトではFlash形式での作品の紹介や、イラストレーターさん書下ろしのイラスト公開などもおこなっています。
イラストレーターさん、出版社さんのご厚意で、Flash、壁紙など、豪華なものになってますので、ぜひご覧になってみてください。
http://www.lafi.net/
★作品
「9S〈ナインエス〉I〜V」(電撃文庫)
「ルーク&レイリア1 金の瞳の女神」(富士見ミステリー文庫)
「ルーク&レイリア2 アルテナの少女」(富士見ミステリー文庫)
「ルーク&レイリア3 ネフィムの魔海」(富士見ミステリー文庫)
★雑誌掲載&今後の刊行予定
・4月18日発売 電撃hp35号「ないんえす? ただいま乙女の修行中」(9Sが表紙です)
・6月18日発売予定 電撃hp36号「ないんえす?(第四話)」掲載予定
・「9S〈ナインエス〉」第6巻、夏ごろ刊行予定。
他にもいくつか、新しい企画が進行中です。
今年はさらなる飛躍の年にしたいとおもっています。よろしくお願いいたします。
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