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作品評  /  イラストへの評を見る。
バッカーノ! 1931 The grand punk railroad 特急編

著者 : 成田良悟
絵師 : エナミカツミ
ISBN : 4-8402-2459-5
page : 269p


rikei /
  ・・・鈍行編も合わせて、ですがこっちのほうが面白かったので。

バッカーノ!は「パルプフィクション」を小説で判りやすく底抜けに
楽しくして、なんか凄い人もいるような作品群だと思います。

映画好きでもそうじゃなくても楽しめる娯楽作。

読了後に「ああ面白かった!」と思うために読む作品。

意外と女性受けしそうな気がするのでタイトルやイラスト、レーベルに
ひきぎみな方は是非、ちょっと本が読みたいな、というときに思い出し
て読んでみてほしい。
( rikeiさんの紹介ページへ )


枕返し /
  鈍行編にも投票しましたがこちらにも。
こちらの特急編は鈍行編で語られなかった事件の裏側が舞台です。
鈍行・特急を読み終えたときの充実感はたまりません。
( 枕返しさんの紹介ページへ )


宇乃字 /
  チンピラ、テロリスト、ギャング、情報屋、バカップル、暗殺者などなど次々と登場する人物たちが、絡まりあって響きあい連鎖していく群像劇。 鈍行編と表裏で、大陸横断鉄道の列車を舞台に展開していくのだけど、表の鈍行編で提示されていた謎が、明らかになり繋がっていく気持ちよさ。
実質セットで1票を、票自体は爽快感がある特急編に。
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kaiei /
  「鈍行編」で明かされていない謎が
「これでもか!」とばかりに次々に明かされていく過程は見事の一言。
「鈍行編」で受けた感じとはかなり違った展開を見せる、
「特急編」。
読んだ時にはこの構成に脱帽しました。

はじめからおわりまでワクワクドキドキ感を貴方へ。
成田良悟が繰り出すエンターテインメントを見逃すな。
( kaieiさんの紹介ページへ )


CAX /
  「あえて言おう。『バッカーノ!』に投票したと!(笑)」
「さらに言おう。『鈍行編』にも投票したと!」

ハリウッドのB級アクション映画的な極致であり、A級エンターテイメントして仕上がった、ライトノベルの傑作と言えるだろう。
多数のキャラクターが入り混じり、激しくシーンが切り替わり物語が展開していくが、それぞれのキャラクターの個性がハッキリしていて、混乱無く読める。著者である成田良悟の構成力、筆力のおかげだろう。

成田良悟
バッカーノ! 1931 特急編 The grand punk railroad(ISBN:4840224595)
http://shop.mediaworks.co.jp/ds_index.php?isbn=4-8402-2459-5



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うさぎや /
  鈍行編も含めて2冊でひとつの話。しかも一部重複していますが、視点が違うので何も気になりません。「かゆいところに手が届く」って感じで(笑)。この構成やスピード感がたまりません。
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本文に騙された名無しさん /
  鈍行編にも投票したいけど、とりあえずこっちにだけ。この二つは、二つで一つ。
視点も錯綜しているし、いくつかのストーリーが同時進行しているけれど、それでも上手くまとまっている。その才能を、まず評価。
個性的なキャラクターもまた素晴らしい。「萌え」は少なく、「燃え」が多い。「燃え」を書ける作家は少ないし、新人に限ればさらに少ない。ライトノベル界には、こういう人材こそが必要だ。たらたらエロゲみたいな話を書いてる場合じゃないですよ。
そして、なんと言っても速筆ぶり。速筆なのは良いことです。三ヶ月連続刊行マンセー。
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きのこ公爵 /
  上巻でなぞだった側面が描写されていて、ジグソーパズルを完成させたかのような爽快感でした。スピーディーな展開で、読んでいるうちにぐいぐい引き込まれて、あっという間に読み終わってしまいました。
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フジモリ@三軒茶屋 /
  「鈍行編」を表舞台とすると、「特急編」はまさしく舞台裏の作品。
なにごとも舞台裏が面白いというのはひとつの真実で、「バッカーノ!」シリーズのなかでは一番好きな作品です。
愛に生きるレイルトレーサーが素敵(笑)。
これ読むともう一回「鈍行編」が読みたくなります。
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加持リョータ /
   鈍行編では描かれなかった全てが明らかになる。
 これが鈍行編から間が開きすぎていたら、駄作になっていたかもしれません。
 今から読む人は続けて読むことをお勧めします。
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猫目・葉月 /
  『鈍行編』の穴がどのように埋められるのか? こちらの疑問と期待に過剰なまでに応えてくれました。ぶっとびましたよ。あれほど錯綜した出来事を、よくもまあ書き上げたものです。これを読んだ時「この先、成田良悟作品はすべて買う」と決めました。
最強にして恐怖の具現、「線路の影をなぞる者(レイルトレーサー)がとにかく凄い。
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hokuto /
  エンターテインメントとして非常に面白い作品。

同じ「面白い」小説でも、感動したり・悲劇に涙したり・
ラブラブでムズムズしたり・主人公の思考に鬱になったり
などなど様々な読後感が得られますが、
成田さんのは問答無用で「楽しめる」作品ですね。

誤字脱字さえ気にしなければ(大事)、いっちゃったキャラや
視点切り替え・ミスリードなどで最後まで飽きさせる事なく
楽しめる事でしょう。

本人も謳っている通り、まさにB級映画なノリですね(笑)

この特急編は、シリーズを順番に読んでいるのが前提なら
イチオシの作品です。何はなくともレイルトレーサー。

単体でならバッカーノ1巻かバウワウでしょうか・・・
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Stella /
  要するに解決編なんだけど、パズルがぴたぴたと合うような、そんな感じがしました。
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亜井上夫 /
  ぶっちぎりのノリ、破天荒なキャラ、複雑を極めた構成。
どれもすばらしいですが、これらは皆さんも上げることでしょうから、
ここでは記述する必要もないでしょう。
昨年度出した作品はどれも好きですが、あえて一作あげるとこの特急編。
鈍行編をすべて、ミス・ディレクションに使って、特急編、開始早々でネタをばらす剛毅さ。やられました。
構成の他にも、すばらしいテクニシャンかと思います。
後は、人間の深みを描ける描写力があればとも思いますが、
この軽さ、軽妙軽快さが成田良悟の持ち味。
ある意味、真の「ライトノベル」。
読後は心も軽くなります。
結構人が死ぬ話なのですが(笑)
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神無月 /
  鈍行編と対を成す一冊。
話の内容としては鈍行編を読んでいないと全くわからない状態で鈍行編の謎解きとして存在するため鈍行編を先に読むことをお勧めです。
しかし、鈍行編の後に読むと驚きの連続、構成力の高さに目を張ります。
バッカーシリーズでお馴染みの泥棒バカップルも健在でとにかくお勧めの一冊です。
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荒城の月 /
  かっこいいよ、ジャグジー!
僕も、君みたいに、人のためにあそこまでできる男になりたい。

あと、あのチェス君とレイルトレイサーのあのシーン……これ、冗談抜きで怖かったんですけど(汗)
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椅子 /
  これは外せません。クレアを筆頭にそれぞれキャラが立っていて内容自体も非常にスピード感があり一気に読ませる魅力のあるものでした。
イラストで避けている人にも是非読んで欲しいです。
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丹織 /
  初めて読んだ成田作品は「バウワウ!」なのですが、一冊を推すならまずこの「特急編」。
成田氏の売りはなんといってもずば抜けた構成力で、1931はその極みかと。
あれだけの多人数のキャラを容易に動かしていく群像劇は、とても勢いだけで書かれたとは思えないほど。

起承転結でいうなら、鈍行編は「起承転」特急編では「結!結!結!」。爽快なまでの「線路の影をなぞる者」の過剰な暴れっぷりには、勢いの分だけ「!」が付きます。
何も考えずに流れを楽しむ、娯楽に特化した形態。『馬鹿』とはこの作品のためにある褒め言葉ですな。

B級映画っぽい病みつきになりがちなのが魅力。最近ので例えるならば『キル・ビル』あたりだろか。

去る者は追わず、読む奴は引きずり込む。
『バッカーノ』を――楽しめ。
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狼狽売り /
  本来の所は「鈍行編」とセットにすべきだろうが
枠がないのでしかたなしにこちらをチョイスすることにする。
所謂ピースが嵌っていく面白さが味わえるためである。
螺旋階段のようなストーリーの舞台に列車を選んだのは
興味深い。
( 狼狽売りさんの紹介ページへ )